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お兄ちゃん編1-1
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正直、監禁されるんじゃないかと思ったけど、慧斗君はちゃんと家まで送ってくれた。ゆっくり休んで、また月曜にって言って見送ってくれた。
親の顔を見れる気がしなかったけど、その親は旅行中で日曜まで帰ってこない。お兄ちゃんはいるけど、今日は帰ってくるのが遅いって言ってた。
奈緒也お兄ちゃんは優しい。昔は勉強も教えてもらったし、一緒にゲームしたりもしたけど、今は社会人で忙しい。それが少し寂しくも感じてたけど、距離感がわからなかったりもする。
尤も、前世の記憶を取り戻した今、どうしたらいいかわからないことがいっぱいある。生活することは問題ない。でも、気持ちの問題がある。私は希々花で希々花じゃない。
不安はいっぱいある。それでも今日は疲れて早くに眠りに落ちて、ぐっすりのはずだったんだけど……
「んっ……!」
何だろう? 体が変。
目を開けたくないのに、まだ眠っていたいのに引き上げられる。
「ゃっ……なに……?」
体が熱い。この感覚を知ってる。
慧斗君に教え込まれた快感。でも、ここに慧斗君はいない。
それとも夢の中だから? あんなことしちゃったから、エッチな夢を見てる?
「ひ、ぁあっ!」
体を突き抜けていくこの感じ。夢だとは思えないほど鮮烈。
慧斗君にも執拗にいじられたクリトリスを熱い物が這って、吸われる。
中にも指を入れられて掻き回されてる。
そこがひくひくして、奥が指以上の物を欲しがってるのがわかる。こんなの夢じゃない。
だって、もう夢から覚めてる。
「ぁ、んんっ!」
目を開けて、視界に入ってくるのはぼんやりと明るい自分の部屋の天井。
夢は終わってるはずなのに、感覚はやまない。
中をかき回されて水音が響いてるし、吸われると頭が真っ白になりそうになる。
「は、ぁっ……ぃやっ! やあぁっ!」
誰かがいる。誰かが私の足の間にいる。怖い。怖い。どうしよう……!
今日はお母さんがいないけど、ちゃんと戸締まりしたっけ? ううん、お兄ちゃんが帰ってきてなかったからお兄ちゃんがしてくれたはずだけど、お兄ちゃんも抜けてるところあるし……
お兄ちゃんは無事? 殺されてたりしないよね……?
「やだっ……やだぁっ!」
「希々花、落ち着いて」
パニックになった私に優しい声がかけられる。
ぱっと部屋が明るくなって、お兄ちゃんの顔が飛び込んできた。
ふわふわで色素が薄い髪、可愛い系でまだ学生だって言っても疑われなさそうだけど、社会人。
ゲームではモブだった希々花のお兄ちゃん。
「おにい、ちゃん……?」
「うん、お兄ちゃんだよ」
お兄ちゃんは無事だった。にっこり微笑んでる。
でも、何でお兄ちゃんが私のベッドの上にいるんだろう?
何で私のパジャマははだけているんだろう?
何でお兄ちゃんの指が私の中に入ってるの……?
「お兄ちゃん、何で……?」
「希々花を愛してるからだよ」
当然のことのようにお兄ちゃんは言うけど、意味がわからない。
「だって、私達……」
「兄妹じゃないよ」
私が言う前にお兄ちゃんが言った。
兄妹じゃない? お兄ちゃんじゃない?
「母さんは希々花が大人になるまでって言ってたけどさ、俺は本当のお兄ちゃんじゃない」
「うそ……」
「嘘じゃない。本当は従兄なんだよ。まだ希々花が赤ちゃんの時、俺の両親は事故でね……それからはこの家に引き取られて本当の兄妹のように育ててもらった」
衝撃的な状況で衝撃的なことを言われて理解が追い付かない。
私が希々花であって、希々花じゃないから余計に混乱する。
だって、記憶の中でお兄ちゃんはお兄ちゃんだった。だから、急に従兄だって言われてもお兄ちゃんはお兄ちゃん。どう呼んだらいいかもわからない。
「初めて見た時から小さくて可愛くて俺は希々花に夢中だった」
写真の中、私と映ってるお兄ちゃんはいつも笑顔だった。いつだって優しかった。自分のおやつをくれたりした。
だから、希々花はお兄ちゃんが好きだった。もちろん、それはお兄ちゃんとして。
「でも、希々花ももう大人になっちゃったね」
「ひゃあぁっ!」
お兄ちゃんの声がちょっと暗くなったと思ったら急に快感が突き抜けた。
お兄ちゃんが指を動かして、クリトリスを吸ってきたせい。
「お兄ちゃ、やめっ……」
「ちゃんとイかせてやるからな」
「あっ、だめぇっ! だめなの……!」
ぐちゅぐちゅって音が大きくなって、お兄ちゃんは溢れ出す物を全部吸い尽くそうとしてるみたいで、感じたらダメだって思うのに絶頂が近いのがわかる。
「我慢しなくていいからな」
「っん、あぁぁぁっ!」
我慢、できなかった……
的確に責められて、体はあっという間に絶頂を極めてしまった。
体が痙攣して、はーはー息を吐いて、ベッドに埋まりそうな気になるほど自由がきかない。
そう言えばお兄ちゃん、それなりに女の子と付き合ったことあったっけ……そう思うと胸がチクリと痛むけど、そんなことを考えてる場合じゃなかった。
「希々花……次はお兄ちゃんので気持ち良くなろうな」
「ひっ……」
ぐったりする私をよそにお兄ちゃんは服を脱いでて、見てしまった……!
慧斗君しか比較対象がないけど、男性としては小柄な方のお兄ちゃんの股間にある全く優しさを感じないサイズのおちんちん。エロゲーキャラ恐るべし。
お兄ちゃんは力が入らない私の足を持ち上げて、開いてそれを宛がってくる。やばい。慧斗君の時みたいに流されちゃいけない。
本当の気持ちがわからなくなっても私には慧斗君がいるし、お兄ちゃんじゃないって言われてもお兄ちゃんだし……
「お兄ちゃん、やだ……お願いだから……」
馴染ませるみたいにおちんちんをぬるぬる擦り付けてくるお兄ちゃんを見上げて懇願する。お兄ちゃんは昔から私が嫌がることはしなかった。その甘さが兄としての愛じゃなかったと思うと複雑な心境だけど。
困り顔になったお兄ちゃんはわかってくれたと思いたい。
親の顔を見れる気がしなかったけど、その親は旅行中で日曜まで帰ってこない。お兄ちゃんはいるけど、今日は帰ってくるのが遅いって言ってた。
奈緒也お兄ちゃんは優しい。昔は勉強も教えてもらったし、一緒にゲームしたりもしたけど、今は社会人で忙しい。それが少し寂しくも感じてたけど、距離感がわからなかったりもする。
尤も、前世の記憶を取り戻した今、どうしたらいいかわからないことがいっぱいある。生活することは問題ない。でも、気持ちの問題がある。私は希々花で希々花じゃない。
不安はいっぱいある。それでも今日は疲れて早くに眠りに落ちて、ぐっすりのはずだったんだけど……
「んっ……!」
何だろう? 体が変。
目を開けたくないのに、まだ眠っていたいのに引き上げられる。
「ゃっ……なに……?」
体が熱い。この感覚を知ってる。
慧斗君に教え込まれた快感。でも、ここに慧斗君はいない。
それとも夢の中だから? あんなことしちゃったから、エッチな夢を見てる?
「ひ、ぁあっ!」
体を突き抜けていくこの感じ。夢だとは思えないほど鮮烈。
慧斗君にも執拗にいじられたクリトリスを熱い物が這って、吸われる。
中にも指を入れられて掻き回されてる。
そこがひくひくして、奥が指以上の物を欲しがってるのがわかる。こんなの夢じゃない。
だって、もう夢から覚めてる。
「ぁ、んんっ!」
目を開けて、視界に入ってくるのはぼんやりと明るい自分の部屋の天井。
夢は終わってるはずなのに、感覚はやまない。
中をかき回されて水音が響いてるし、吸われると頭が真っ白になりそうになる。
「は、ぁっ……ぃやっ! やあぁっ!」
誰かがいる。誰かが私の足の間にいる。怖い。怖い。どうしよう……!
今日はお母さんがいないけど、ちゃんと戸締まりしたっけ? ううん、お兄ちゃんが帰ってきてなかったからお兄ちゃんがしてくれたはずだけど、お兄ちゃんも抜けてるところあるし……
お兄ちゃんは無事? 殺されてたりしないよね……?
「やだっ……やだぁっ!」
「希々花、落ち着いて」
パニックになった私に優しい声がかけられる。
ぱっと部屋が明るくなって、お兄ちゃんの顔が飛び込んできた。
ふわふわで色素が薄い髪、可愛い系でまだ学生だって言っても疑われなさそうだけど、社会人。
ゲームではモブだった希々花のお兄ちゃん。
「おにい、ちゃん……?」
「うん、お兄ちゃんだよ」
お兄ちゃんは無事だった。にっこり微笑んでる。
でも、何でお兄ちゃんが私のベッドの上にいるんだろう?
何で私のパジャマははだけているんだろう?
何でお兄ちゃんの指が私の中に入ってるの……?
「お兄ちゃん、何で……?」
「希々花を愛してるからだよ」
当然のことのようにお兄ちゃんは言うけど、意味がわからない。
「だって、私達……」
「兄妹じゃないよ」
私が言う前にお兄ちゃんが言った。
兄妹じゃない? お兄ちゃんじゃない?
「母さんは希々花が大人になるまでって言ってたけどさ、俺は本当のお兄ちゃんじゃない」
「うそ……」
「嘘じゃない。本当は従兄なんだよ。まだ希々花が赤ちゃんの時、俺の両親は事故でね……それからはこの家に引き取られて本当の兄妹のように育ててもらった」
衝撃的な状況で衝撃的なことを言われて理解が追い付かない。
私が希々花であって、希々花じゃないから余計に混乱する。
だって、記憶の中でお兄ちゃんはお兄ちゃんだった。だから、急に従兄だって言われてもお兄ちゃんはお兄ちゃん。どう呼んだらいいかもわからない。
「初めて見た時から小さくて可愛くて俺は希々花に夢中だった」
写真の中、私と映ってるお兄ちゃんはいつも笑顔だった。いつだって優しかった。自分のおやつをくれたりした。
だから、希々花はお兄ちゃんが好きだった。もちろん、それはお兄ちゃんとして。
「でも、希々花ももう大人になっちゃったね」
「ひゃあぁっ!」
お兄ちゃんの声がちょっと暗くなったと思ったら急に快感が突き抜けた。
お兄ちゃんが指を動かして、クリトリスを吸ってきたせい。
「お兄ちゃ、やめっ……」
「ちゃんとイかせてやるからな」
「あっ、だめぇっ! だめなの……!」
ぐちゅぐちゅって音が大きくなって、お兄ちゃんは溢れ出す物を全部吸い尽くそうとしてるみたいで、感じたらダメだって思うのに絶頂が近いのがわかる。
「我慢しなくていいからな」
「っん、あぁぁぁっ!」
我慢、できなかった……
的確に責められて、体はあっという間に絶頂を極めてしまった。
体が痙攣して、はーはー息を吐いて、ベッドに埋まりそうな気になるほど自由がきかない。
そう言えばお兄ちゃん、それなりに女の子と付き合ったことあったっけ……そう思うと胸がチクリと痛むけど、そんなことを考えてる場合じゃなかった。
「希々花……次はお兄ちゃんので気持ち良くなろうな」
「ひっ……」
ぐったりする私をよそにお兄ちゃんは服を脱いでて、見てしまった……!
慧斗君しか比較対象がないけど、男性としては小柄な方のお兄ちゃんの股間にある全く優しさを感じないサイズのおちんちん。エロゲーキャラ恐るべし。
お兄ちゃんは力が入らない私の足を持ち上げて、開いてそれを宛がってくる。やばい。慧斗君の時みたいに流されちゃいけない。
本当の気持ちがわからなくなっても私には慧斗君がいるし、お兄ちゃんじゃないって言われてもお兄ちゃんだし……
「お兄ちゃん、やだ……お願いだから……」
馴染ませるみたいにおちんちんをぬるぬる擦り付けてくるお兄ちゃんを見上げて懇願する。お兄ちゃんは昔から私が嫌がることはしなかった。その甘さが兄としての愛じゃなかったと思うと複雑な心境だけど。
困り顔になったお兄ちゃんはわかってくれたと思いたい。
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