呼ばれた異世界で勇者になれると思ったら世界の敵でした 〜飛ばされたダンジョンで最恐になって他の勇者を見返します〜

雪代

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第二章

14三年前のあの日

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 あの後様々な冒険者達と話しながら彼は自分のスキルの事や今後どうするかを話した

「不死ね‥」

「はい、俺はもう死ねません。しかも死ぬ事に対して恐怖も感じないし、発狂なども出来ません」

「何度も死んでレベルアップしてたって事?」

秋野さんは心配そうに尋ねて来てくれる。そりゃそうだよな久しぶりに会った奴が化け物みたいになってたらそりゃ驚くよな

「心配しなくても俺は平気だから」

「でも!!」

「本人が平気て言ってんだからいいんだよ」

「ミランダさん!!」

ああ彼女はミランダて名前なのか。この人さっきから俺を見ている目が怖い。まるで人間じゃない者を見ているような‥

「あんたは人間なんだね?」

「はい」

当たり前だ。不死になろうが死ぬ事に抵抗がなかろうが俺はれっきとした人間で勇者で怪物だ

「‥その目いいね。気に入った、ようこそ!!アタシのギルドポープへ!!アタシはここのギルマスのミランダ・ポープてんだ。よろしくね勇者西条」

「はい、よろしお願いします」

目が優しそうになった。どうやら俺の本質を見極めようとしていたらしいが焦ったぁぁ

「良かったね!!西条さん!」

「はい!」

「それじゃ今後の話をしようか」

「災禍ですね」

やっと本題だ。俺は災禍を倒す為に呼ばれた勇者だ。三年間も洞窟にいたお陰でレベルだってスキルだって強力な物を沢山持っているこれなら

「秋野、あんたから話しな。あの戦いに詳しいのはあんただろ」

「うん、あのね。西条くん」

秋野さんの目が真剣な物に変わる。

「まずは、ごめんなさい!!!」

「え、災禍を倒せなかった事ですか?」

「うん‥」

確かに災禍に勇者達が負けた話を聞いた時は何をしてるんだとは思ったけど‥

「秋野さんも戦ったんですか?」

俺はロバートさん達から秋野さんの名前は知っているけど、どんな勇者かは知らないと言っていた。だから俺はてっきり戦っていない物だと

「あのね‥災禍に一度は勝てたの。舞島くんが物凄く頑張ってくれて」

「え?勝った?」

勝ったのになんでこんな事に?

「あのね、災禍は顕現ていう力を持っているの」

「顕現‥あ!」

俺にもあるぞ。それ!顕現しますかてやつ

「最初の災禍の姿はおっきなキラキラ光る石だったの。ただ浮遊しているだけだったんだけどね、出現したから倒すように王様に言われて皆んなで行ったんだよ」



 ~三年前~

「よし、みんな平均レベル20これで最初の災禍は問題ないでしょ」

「問題ない。じゃないつーの!!!!」

「そうですよ‥ここ一ヶ月程ほとんど寝ていませんし!真っ暗な洞窟を行ったり来たり‥いい加減にしてください!!」

西条くんが舞島くんに飛ばされてから海界さんは私以外と話す時は常に機嫌が悪いし、舞島くんはそんな私達はお構いなしに色んなダンジョンに連れ回すしで勇者達の中は物凄く悪くなっちゃったの

「これで満足かよ」

「ああ、満足だよ?いつまで怒ってるのさ?災禍を飛ばしたんだから本当は称賛されてもいいも思うんだけど僕」

「まあまあ!二人とも、喧嘩は駄目だよ?」

「あのさ?秋野が一番足引っ張ってるて自覚はあるの?体力以外にステータス伸びないし、スキルも一つも覚えない。固有スキルの存在が分かったのに覚えるのは確率で魔力消費をなくすとかクリティカルが少し出やすくなるとかのゴミばっかり」

「うぅ‥」

「おい!!舞島お前いい加減にしろよ」

「何が?本当のことじゃんか。あ、あと弱い癖にレベルが上がりにくい所もマイナスね」

「うぅ‥」

私の覚える物はお世辞にも強いとは言えないし、ステータスも体力以外少ないまんま。そのせいでチームの足を引っ張ってる自覚はあったの。だから色々雑用とかしてたんだけど、舞島君的にはどうやら私をチームから外したいらしくて

「はぁ‥本当に使えない。勇者ならもっと強くなってよ。海界は五月蝿いしムカつくけど物凄く頼りになるタンクだし、ナズナはサボり癖があるけど蘇生とか出来るし、優秀なバフも使える。相田はたまに急に不機嫌になるけどデバフや闇魔法が強力なだから問題ない」

「それ、褒めてるの?貶してるの?」

「つーか自分が強いからって調子のりすぎ。この前さ村の人達をNPC呼ばわりしたの聞いてマジ痛々しくてさ。あれ?勇者舞島君は高校生にもなって厨二病なのかとか思っちゃったよアタシ」

「ち、五月蝿いな」

私だけが辛いのなら我慢出来るけど他の人達にも被害を出しているし、それに舞島君は特に街や村の人達の評判が悪くて勇者達には人の心がない人間の皮を被った化け物達て噂もたっちゃうし。そのせいで相田さんはかなり辛そうだったの

「‥そろそろ手伝いの時間だからオレはもう街に戻る」

「はいはい、意味のない偽善事業お疲れ様」

「あ!わ、私もごめんね舞島君!また明日」

そう言って海界と秋野は街の方に走って行った

「‥‥‥勇者を何だと思ってるんだよあいつら。僕達は災禍を倒すだけでいいのにさ」

「あれれ~?もしかしてかまって貰えなくておこなのかなぁ?」

「やめなってナズナ」

「チッ、あんたらもどっか行けば?相田は最近魔族の吟遊詩人の男といい感じらしいじゃん」

「‥‥デュリナスは関係ないでしょ」

そう言って相田は村の方に歩いて行ってしまった

「ナズナはどうするの?僕はこれからまたレベル上をさる気でいるけど」

「あ~イキリ坊主と二人とか無理だから他の冒険者達とレベル上げるわ~。んじゃadieu(アデュー)」

そのままナズナも街に向かって歩いって言った。一人残された舞島はそのままダンジョンの中に入る。

「はぁ‥人として終わってるよねあいつら。いつまでも怒り続けるチャラ男に、役に立たない足手纏いの女、少し怖い思いもしただけでヒステリックを起こす女、すぐに人を馬鹿にする女。やれやれどっちが子供なんだか」

舞島はそう言いながらどんどんモンスターを倒していった














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