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しおりを挟むあれから3時間半かかって家に着きました。
爺ちゃん家は相変わらずでかい。
ご先祖様が地主で地域一帯爺ちゃんの土地らしい。
家の裏側にある山も爺ちゃんのものらしい。
家は2階建縁側付きの日本家屋で庭には大きな池がある。
大きな蔵も3個程あって、中には何が入ってるのか忘れた。
確か、壺とか茶器、あとは掛軸とかだったかな?
自宅を出たのが朝早くだったので今は16:00くらいでしょうか?
少し日が傾いてきたかな?
「ただいま!」
「ご無沙汰しております!今年もお邪魔します!」
「ただいまぁ!」
父さんと母さんが爺ちゃんの家に着いたので、ご挨拶中です。
「ふふふ、千世子さん"ただいま"で良いのよ。」
「そうじゃな、おかえり秋歳、千世子さん、そして千歳元気そうでよかったのう。」
婆ちゃんと爺ちゃんは元気そうですね。
「さぁさぁ疲れたでしょう。早く上がってゆっくりしてね。」
「おぅそうじゃな、スイカが冷えてるから縁側で食べよう。」
「千歳スイカ食べような!」
「わーぃ!すいかすいか!」
「ふふっちーちゃんよかったね。」
スイカも大好物です!
種無しも良いけど種有りスイカで種を飛ばすのって下品だけど、案外楽しいんだよね。
爺ちゃん家にお邪魔して、2階に荷物を運び込むと居間に向かった。
「千歳や爺ちゃんの家は遠かったか?」
「爺ちゃんの家遠いけど良いところだね!」
「そうじゃろそうじゃろ。」
爺ちゃんに良いところだねと言うと、喜んでくれた。
「みんなースイカ切ったわよ!」
「お義父さん、ちーちゃん、秋歳さんもいらっしゃーい。」
「「「はーい」」」
スイカを持って婆ちゃんと母さんが縁側にやって来た。
呼ばれたので、食べに向かいます。
黄昏時で空が茜色に染まってとても綺麗だ。
虫の鳴き声と夏特有のなんとも言えない切なさを感じて少ししんみりしてしまった。
「スイカ美味しいねぇー。」
「そうだな千歳。久しぶりのスイカは甘くて美味しいな。」
「何たって儂が丹精込めて作ったスイカだからうまいじゃろ!わっはっは!」
爺ちゃんは趣味で農家をやっていたらしい。
案外美味しくて評判は良いらしい。
このスイカ食ったら納得だな。
「そう言えば、秋歳たちはいつまでいられるんじゃ?」
「あー、長期休暇取ったから一応8月31日まではいられるかな。緊急のオペとかが入ったら帰らないと行けないかもだけどね。」
「ほうかほうか、ゆっくりしていくと良い。千歳もゆっくりしていくんじゃよ?」
「はーい!」
「そうじゃ、8月3日に村の祭りがあるんじゃった。秋歳も久しぶりに手伝ってくれよ?」
「お?刻神さまの祭りってもうそんな時期か、いいよ手伝う。」
刻神さまってなんだ?
前に、爺ちゃんの家に来た時は祭り時期過ぎた後だったからな。
そう、ここで気がついたかもしれないが、過去に戻ったのに時間は過去と同じようには流れて行かないらしい。
おそらく俺の行動がタイムパラドックスを起こしているんじゃないかと思っている。
「よし、そろそろ蚊取り線香に火をつけるかの。夕飯にもなるしそろそろ居間に行くかの。」
「そうだね、俺も行くよ。」
爺ちゃんと父さんはそう言って立ち上がった。
もうそんな時間か、話してると時間が進むのははやいな。
「僕はもう少し庭みてる!」
「千歳気をつけるんだよ。庭には出ないように、約束だからね。」
「うん!約束!」
池に落ちたら危ないからな。
古井戸もあるし気をつけないと。
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