ダンジョンチケット

夏カボチャ

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2章三つの試練

ダンジョンチケット12

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ブレインは動けなかった

目の前でマナコが倒された。

ブレイン『な、ありえない?』

拓武?『ありえるのさ、だってお前の仲間だろぅ?これ?』

拓武の足元には倒れたマナコが確かにいる、ブレインは必死に状況を整理し情報を一瞬でまとめようとしたがブレインにすら理解の範疇(はんちゅう)を越えていたのだ。

ブレイン『貴様は誰だ!?この人間の中で何をしている、』

拓武?『笑えるな、知識が武器なんだろ?自分で考えなよ。』

ブレインは急ぎ拓武の身体抜けようとしたが既に道は閉ざされていた。

ブレイン『な、クソ抜け出せないだと!』

ブレイン『……この化け物め……どんな手を使った!』

拓武?『諦めたのか?早すぎだろ』

ブレイン『私をナメるなー!!』

ブレインは自分の魔力を膨張させはじめた

ブレイン『出口など無くとも!貴様の身体ごと粉々にすればすむ話だ。』

ブレイン『これで終わりだ!愚か者が死んで後悔しろ、ははは』

拓武?『それは困るな、我主の大切な身体だ』

そう言うと拓武は大きく息を吸い、

口をひらく『ひれ伏せ』


ブレイン『ぬわぁぁぁ』

ブレインは自ら地べたに沈んでいく

ブレイン『ありえない、ぬぁぁぁ』

拓武?『我主に永遠の忠誠を貴様なら理解しただろう?』

ブレイン『……ぬかせ、貴様などに私が、』

拓武?『まだわからぬか、それは残念だ』

拓武はニッコリと笑った。

そしてブレインの心臓部に拓武は手をあてた。

ブレイン『ま、まて!?』

拓武?『もう……おそい』

グシュ……

拓武の手にはブレインの心臓が確りと握り締められていた。

ブレイン『ガハッ……化け物が……』

ブレインは死に行くなかにはじめて恐怖と絶望と言う感情を理解した。

拓武?『我主の供物となれ愚か者』

そう言うと拓武はブレインとマナコの心臓をかじり喰い血を1滴飲み干した。

拓武?『まったくもってどうしようもない奴らだ。』

赤い光『可笑しいな?青ちゃんも緑ちゃんもまだ出てこないし?中はいきなり見えなくなるし退屈だなー』

赤い光はフラフラしながら二人が出てくるのを待っていた

二人が帰らないことを知らずに……



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