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夏カボチャ

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3章王の帰還

ダンジョンチケット25

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モシュネ達のいきなりの申し出に俺は戸惑った。

拓武『ちょっとまってくれ、いきなりすぎるだろ!』

モシュネ『主様は立派な御方です、何を迷う必要がありましょう?』

キーメイス『そうだよ、あ、ちがった、そうですよ。ご主人様はスゴく優しくて僕につよくなるって約束してくださいました』

ブレイン『まぁ、落ち着きましょう、いきなりの事ですから』 

マナコ『さよう、王とていきなりでは決めかねる事もありましょう』

モシュネ『そうですね、主様。大変失礼をいたしました』

拓武『いや、いいんだ』

そんな話をしながら久々の太陽と木々の香り土の感触を俺は懐かしく思いながら時を過ごした。

だが、夜になり事件は起こったのだ

燃え上がる神殿そして無数の人影辺りは真っ赤に染まっていた

村人1『さがせ、さがせ』

村人2『こっちには見当たらない』

村人1『ならあっち側をさがすぞ』

村人3『だが、本当に舞い戻ったのか?邪神の王は死んだんじゃ?』

村人2『それを確かめるためにきてんだよ、いいからさがせ』

拓武達を探しに村人達がやってきたのだった。

拓武『いったい、なんなんだ?あれは人?獣か?』

モシュネ『主様、あれは獣人族の猫耳族の1つですね』

拓武『猫耳族?獣人なんかもいるんだな?流石異世界って感じだな?キーメイス達にもビックリしたけどさ』

拓武『それにしてもマナコが察知してくれたから助かったがアイツ等は敵なんだよな?』

モシュネ『はい、少なくとも好意があるようには見えませんし、この国に猫耳族は居なかったはずです』

ブレイン『しかしなぜ?猫耳族が?ここら一帯は確かリザード族の住み処のはず』

モシュネ『王を失ってからこの国【クルガナクルム】はかわったのだろうな』

モシュネ『主様?あやつらを排除致しますか?』

拓武『いや、まてモシュネ何か聞こえないか?』

拓武がそう言った途端だった森から叫び声が聞こえたのだ

村人3『ぐぁぁぁぁ』

村人2『ぎゃぁぁぁぁぁ』

村人1『お、お前ら、こんな事して只ですむと!ぐぁぁぁぁ』

……『ケッ、ヨワイクセニ!ヨク、シャベル、ネコドモダ、』

拓武『アイツはいったいなんだ?』 

拓武達の目にはいったのはとても巨大なワニのような獣人の姿だった。

……『カギナレナイ!ニオイスル、ドコダ!』

拓武達の匂いをかぎわけたのか迷わず此方にむかってきたのだ!
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