ダンジョンチケット

夏カボチャ

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4章リザードマンの王

ダンジョンチケット39

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モシュネは覚悟を決めた!

モシュネ『主様御覚悟!拘束します』

モシュネ『ハアァァァ!【止まれ】』

言葉に魔力を込める事で潜在意識にある拓武本人に語りかけたのだ。

モシュネ『【主様どうかお目覚めを!】

‥‥‥‥『【あはは♪させないよ♪】』

拓武『【モシュネ!‥‥‥‥】』

‥‥‥‥『【おっと逃がさないよ♪あはは】』

モシュネ『く、今の声は!マナコ、急いでくれ』

ギルガデム『モシュネ殿‥‥‥‥すまないが我の腕を蘇生してくれ!』

モシュネ『ほう?やる気になったか』

ギルガデム『ち!片腕だとちと役不足なだけよ!』

モシュネ『まぁよい!ハアァ傷よ!』

ギルガデムの腕の傷が塞がっていくそしてブレインの回復に回ろうとしたときだった。

拓武『お前‥‥‥‥あはは?そうか‥‥‥‥』

拓武が冷たく笑った、次の瞬間

シュッ!ガキン!‥‥‥‥

拓武『?‥‥‥‥』

ギルガデム『二度も見たのだ貴様の攻撃は我が防ぐ!』

モシュネの前に一瞬で現れた拓武にギルガデムは斬りかかっていたのだ!

拓武『お前?なぜわかった?‥‥‥‥』

ギルガデム『お前は弱いところばかり狙うらしいからな!回復に向かうモシュネ殿を狙うとふんだまで!』

拓武『あはは!久々の世界は楽しいやつばかりだ!』

そしてマナコは町につくとグランガイムに事の流れを伝えた

グランガイム『やはりか‥‥‥‥あの時と同じ‥‥‥‥』

キーメイス『あの時?おっちゃんなんか知ってるの?』

グランガイムは口をひらいた

グランガイム『あれは主様がクリュメノス様に転生して間もない頃だった』

グランガイム『我らのように魂を主様に捧げた者を【魂血の民】(こんけつのたみ)と私たちは読んでいた』

グランガイム『主様と共に時代を渡り忠誠を誓い魂を主に刻んで頂いた時から姿をそのままに時間を移動し主様と歩むのが魂血の民だ』

グランガイム『主様はクリュメノス様に転生され冥界のあり方を根本から変えられたのだ、死者の魂を冥界に縛らず【霊界】に行くようにしたのだ、それにより魂の呪縛はなくなり皆が新たな道を進めるようにと。』

キーメイス『そうなの?でもおっちゃん?クリュメノス様になって?なんで冥界を好きにできるの?』

グランガイム『主様が転生する前のことだ【冥界の覇王ハデス】と戦ったんだ一人の女神を救うために』
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