ダンジョンチケット

夏カボチャ

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11章認められし者

ダンジョンチケット118

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完全勝利が意味するもの其は、幻想界へのチケットである。

拓武は、ギルガデムとモシュネの前でその力を示したのだ。

更に言うならば、拓武の連れてきた、バーダとネクロ、パワーアップを遂げたキーメイスの存在、何れをとっても認めざる、おえなかったのだ。

ギルガデム『本当に、このたった2日間でお強くなられましたな!我は嬉しくて、涙が出ますぞ!』

拓武『なんせ、必死だったからな、それよりギルガデム?幻想界には、ゲートを通るんだよね?』

ギルガデム『はい、1度、クルガナクルムの領海に出て、ゲートを解放する必要が御座います。しかも解放後は短い時間しか開いていないため、直接、解錠チームと行動を共にして貰う必要が御座います』

ギルガデムの心配は、ゲートを解放した途端に、彼方から敵が来ることであった。
一月以上過ぎてはいるが、今も尚、アイヨロスの生き残りが潜伏している。

今の現状を知るからこその心配であり、海に出れば、助けたくても助ける術が限られるからに他ならない。

拓武『ギルガデム、大丈夫だよ。僕達は、強くなった。そしてまだまだ終わる気はないんだ。和羽をこの手で救いたい、クリュメノスの遺産を全て手に入れれば、何かあると確信したんだ』

ギルガデム『クリュメノス様の遺産をですか?』

拓武『ああ、クリュメノスの記憶があれば、もう一度あの日に戻れるんだ!そしてこの手で、助けないといけないんだ』

ギルガデム『御意、その際は、このギルガデム、命をかけ参戦致しますぞ!』

拓武『ありがとうギルガデム、リトルリザードの方は、上手くいってるかい?』

ギルガデム『其がですな、何ぶん、異世界への、潜入となると、我らリザードマンと違い、リトルリザードは訓練不足でして、実際に手合わせをしましたが、心もとないと言うのが、実情です』

キーメイス『なら!僕達が護衛についてくよ。そうすれば?問題ないよね?』

拓武『そうだな?リトルリザードの偵察兵だけなら?数人集まるか?』

ギルガデム『たしかに、ですが?予定よりも小規模になりますぞ!?』

拓武『元々、偵察だから大丈夫だろう?其よりそれで構わないかい?ギルガデム』

ギルガデム『御意、その方向で進めさせていただきます』

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