ダンジョンチケット

夏カボチャ

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12章 新たなる世界・幻想界へ

ダンジョンチケット125

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拓武「キーメイスー!何処だ!」

キーメイス「ご主人様此方!」

キーメイスは少し離れた場所で座り込んでいた。

拓武「いきなり居なくなるから、心配したぞ?」

キーメイス「ごめん、ご主人様其れよりみて、この子、弱ってるみたいなんだ」

キーメイスの手の中に小さな妖精の姿があった。

拓武「妖精だよな?初めて見た」

キーメイス「ご主人様のんき過ぎ!」

キーメイスの見つけた妖精は、かなり弱っていた。
ぐったりとしたまま、息はしているようだが?俺の知る空をスイスイと飛ぶような事は無いようだ。

拓武「皆、来てくれ!」

その声に全員が集まり、キーメイスから、話を聞くとバーダが妖精に手を当てた。

そして何かを感じ取ったかのように、バーダは顔をあげた。

バーダ「理由がわかったわ!キーメイスあんた?此処から海岸までいける?」

キーメイス「大丈夫だよ!海岸にもポイント使ったから!」

拓武は、二人の会話が帰りの会話なのは理解したが、バーダが何をする気なのかが分からなかった。

バーダ「ネクロ!さっきのデカイ手の奴とスケルトンを、ありったけ出しな」

バーダ「ハアァァァァァ!切り開け」

ネクロ「了解!行けー!スケルトンナイツ!ビッグスケルトン!」

異次元の穴から大量のスケルトン、そしてあの巨大な手の主が現れたのであった。

バーダ「この森の 木を全て凪ぎ払う!」

バーダは、木々を倒しながら説明してくれた。

あの妖精は、この島その者だと言ったのだ。
あの人面樹達は、元々島の物ではないらしい。
島に現れて元々生えていた植物を根こそぎ食らい付くし、島までも食らおうとしていたのだ。

バーダ「この島を丸坊主にしてやるよ!ハアァァァ」
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