ダンジョンチケット

夏カボチャ

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12章 新たなる世界・幻想界へ

ダンジョンチケット124

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ネクロは、ベルウッドに対して、ゆっくりと歩みを進めていく。

拓武「何をする気なんだ!ネクロ」

ネクロ「私のしでかしたことですから」

キーメイス「ちょ、ネクロ本気なの?」

ネクロは、そのまま歩みを止めることなく、歩き続けた。

ネクロ「待たせたわね」

ベルウッド「あはは!先ずはお前から養分にして!その後は肥料にしてやる!」

ネクロ「ごめんね」

そう言うとネクロは、頭を下げた。

だが、ベルウッドはやめる気はなかったのだ。

ベルウッドは、手のように成っている、その枝をネクロに対して降り下ろした!

ネクロは、それと同時に!かなり巨大な異空間の穴を開いたのだ!

ベルウッドの攻撃がネクロに直撃しようとした!次の瞬間である。異空間から巨大な腕が現れたのだ。

その腕が既に完全な骨に変わっていたが、そのサイズは、グランガイムに負けずとも劣らない大きさであった。

拓武「な、デカイ!ベルウッドを一握りかよ!」

拓武が驚いている間に、ベルウッドは異空間の中へと引き込まれていく、いや、潰されながら、飲み込まれてと言うのが正しいのだろう。

全てを飲み込んだ後に、異空間は閉じて何事もなかったかのような、静けさが辺りを包み込んだ。

ネクロ「よし!ネクロやりました!」

バーダ「いや、しかしデカイ手だったね?流石に驚いたわ」

バーダ同様に皆が呆気に取られるなか、リトルリザードが声をあげた!

リトルリザード「王よ!急ぎ戻りましょう、もう時間が在りませんぞ」

リトルリザードは、この騒ぎで大分時間を使ってしまっている事を拓武に伝えた。

拓武「わかった、すまないがキーメイス!あれ?キーメイスは何処だ?」

拓武達がベルウッドに気を取られてる間にキーメイスが消えたのだ。

キーメイスが居なければ、既にゲートが閉まるまでに間に合わない。

拓武達がキーメイスを見つけて海岸に帰るまでに大体15分、今から探してもどるとなれば、その時間事態も限られてくる。

ゲートが閉じるまで、残り20分。

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