ダンジョンチケット

夏カボチャ

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17章 魔王と冥王

ダンジョンチケット255

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通路の中を見渡すが、カビ臭い臭いと、ひたすらに暗い通路が何処までも続いていて先が見えない。

そんな、埃とカビに包まれた通路に残された道しるべを頼りに拓武を追う。

道しるべは、通路に溜まった埃であった。

拓武の靴の後が確りと刻まれた足跡をひたすらに追うモシュネ達の動きが止まった。

通路の真ん中で足跡が忽然と消えたのだ。

慌てるモシュネ達であったが、直ぐにモシュネが耳を澄ます。

微かに聞こえる、翼の羽ばたく音。

モシュネが上を見上げると先程までの天井と違い、その一部に隙間が在るのを発見した。

「主様は家だ! 飛べる者は付いてこい!」

リザードマン達をその場に残し、数人の魔族とアスタロトを連れて天井の隙間の中に入っていく。

隙間の中は更に通路になっており同じように天井の数ヵ所に隙間が存在していた。

そんな中で、拓武の翼の音が無くなり、モシュネは其処から先の道をどうするべきか悩んでいた。

「音が無くなった、此では先に進めぬ」

「モシュネさん、貴女はもう少し魔力を理解するべきだ、魔力にも残り香のような物が存在するんですよ」

そう言うとアスタロトの目が輝き、アスタロトが天井の隙間の一ヶ所に向かう。

「早く来てください! 急がないと本当に見失いますよ」

アスタロトの後に続くモシュネ達、そんなモシュネ達の存在を気にもせず、突き進む拓武。

そして、拓武はある部屋にたどり着くのであった。
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