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夏カボチャ

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17章 魔王と冥王

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拓武を追っていくモシュネ達が辿り着いた部屋の中で椅子に座り、本を読む拓武。

「私は付いてくるなと言った筈だが? 言葉が通じなかったのか」

「お前は主様ではない! 主様の姿をしていても別の者であろう、直ぐに主様を解放せよ!」

モシュネの言葉を嘲笑うように顔を押さえる拓武。

「私は私だ! 器が違えど答えは、一緒だ、お前の言う主と私は同一の存在なんだよ」

モシュネ達が身構えた瞬間だった。

「はい、そこまでだ、サタンよ、遊びすぎだ」

「ふふふ、やはり、お前が扉を開けたのだな、アスタロトよ」

「久しいですね。サタン、偉大なる魔王よ」

アスタロトは拓武(サタン)と語り出したのだ。

数分の短い会話が終わるとアスタロトがモシュネ達に「帰りましょう」と口にする。

モシュネは勿論反対したが「今サタンと争えば、冥界の王の魂は永遠に消え去る」と言われ仕方なく納得した。

サタンは、拓武の力に成ろうとしたがその力は余りに強大であり、今の拓武では、受け入れることが出来なかったのだ。

その為、サタンは自分の隠し部屋にある魔導書から力を吸収し、拓武の器を更に広げようと考えたのだ。

しかし、魔導書は、対象を撰べない、寧ろ対象を選ぶように出来ていない。

その為、サタンは一人、拓武の体を部屋に誘導して力を与えようと考えたのだ。

そして、3日が過ぎ頃だった。

拓武が壁の中から姿を現したのだ。

拓武を囲むように皆が集まると拓武は直ぐに皆を集めた。

「心配かけたね。無事にサタンから力を貰うことが出来た。今から本格的に魔界を変えていく!」

3日間の内に拓武はサタンから色々な知識を学んでいた。
其れはまさにサタンから拓武へ力を渡す為の教育であった。
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