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夏カボチャ

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18章 霊界と天界

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 天界では、ヘラクレスの勝利を確信していたゼウスが、酒の神バッカスと共に前祝いの酒を楽しんでいた。

 ゼウスの酒が進む最中、ヘラクレスの死と天馬隊全滅の報告が耳に入るとゼウスは怒り狂い、持っていた金のグラスから酒が蒸発し、金のグラスはどろどろに溶けて床に流れ落ちた。

「冥界王ぅぅぅ! 我が娘に続き息子までも、赦せぬ、赦せぬぞォォォ!」

ーーーー
ーー
 ゼウスの怒りを他所に拓武達は天界の神ヘラクレス討伐を皆で祝っていた。

「主様、見事な戦いぶりでした。このムネモシュネ、感服致しました」

 そう言い飲み物を拓武のグラスに注ぐ。

 拓武の力が有ればこその勝利であることは明白であり、更に神を討ち取った事実は魔族達の心を掴んで離さなかった。

 そんな時、魔界のゲートが作動し動き出したのである。

 拓武達は直ぐに警戒したが、ゲートから姿を現したのは、バティーンとナノであった。

 知界、幻想界、冥界のゲートが繋がり、魔界とそれが繋がったのだ。

 スルト達が魔界に現れると魔族の王達は、その巨大な姿に度肝を抜かれた。

 そんなスルトと拓武が互いに会話する姿は圧巻であり、拓武の存在を更に強き王として再確認するのであった。

「久々だね。スルト王」

「本当だな、しかし本当に魔界を手にするとは驚いた。我等も拓武の力を信じていたが、正直、勝てると思わなんだ」

 スルトとナノを含む皆が拓武の周りを囲み笑い合うなかで拓武がある計画を語った。

「俺は、霊界と天界を越えて月界を目指そうと思う」

 その言葉に皆がざわめき、拓武の顔を見つめる。

 拓武はサタンの記憶の中で知った事を語るのであった。
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