楽しくて異世界☆ワタシのチート生活は本と共に強くなる☆そんな私はモンスターと一緒に養蜂場をやってます。

夏カボチャ

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3章 素敵なハニーフォレスト

パンの祭りです1

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 私の一攫千金は流れたけど、祭りの準備は刻一刻と進んでいく。

 ライパンを目指す多くのパン職人達の話が私の元に舞い込んできたわ。

 今回のパンの審査には私も審査員の一人に選ばれたから当然と言えば当然ね。

 ライパンの街の中心にある大きな広場から繋がる大通りは5方向に向けて伸びていて、その全てにパン職人達が自慢のパンを焼いていく事になるわ。

 パンは一口サイズか、一口サイズに切り分けた物が並べられる事になり、多くの人がパンを味わえるように考えられているわ。

 審査は私を含む50人程で行い、1通路(エリア)を10人で5日間で回る予定になるわ。
 その間は一般の人にも無償で試食のパンが配られるのよ。

 因みにマドラッドの小麦は6割り程度を無償提供となり残り、後の4割分がベジルフレア王国が2割、ザカメレア王国が1割、参加者が1割と言う形で負担となるの。その4割の代金が賞金となり上位3名に均等に振り分けられる事になるわ。

 小麦はマドラッドの全面負担だけど、ペンネは「構わぬ、去年の麦を腐らせては罰があたるでな」と言ってくれたわ。

 マドラッドは今年も豊作みたいだから安心ね。

 最初の戦闘を考えると驚く事ばかりだけど、今思えば、あの戦いがあったからペンネとも知り合えたんだと思うと嬉しいじゃない。

 それから数日があっという間に過ぎて行き祭りまで2日となる。

 ライパンでは祭りを前に出店が並び、前夜祭のような賑わいを見せていたわ。

 そうなれば出てくるのが酔っぱらいやイチャモンをつけたりする厄介な人種よね、ルフレ達、警備隊がライパンを回ってるけど、中々居なくならないのが現状ね。

 そんな話をルフレから聞いた私は手助けをしようと考えたんだけど……

「任せなさいルフレ。私が何とかするわ!」

「カミル、嬉しいが君は審査員側だ、余り目立つ行動はよくないよ」とルフレに止められたの、正論だから返す言葉が見つからないわ。

 そんな時、メリア御姉ちゃんが口を開いたの。

「なら私が妻として、何とかするわ。ボランティアなら文句無いわよね?」

 明るく微笑んだメリア御姉ちゃんに嫌な影を感じる私は当然、やり過ぎに注意するようにだけは伝えたわ。

 それから直ぐにメリア御姉ちゃんは行動を開始したの……メリア御姉ちゃんの所属していたギルド“シャラムのメンバーがライパンの警備にあたり、次々に可哀想な人達が続出したの。

「流石に凄いわね……酔っぱらいに同情するわ、可哀想に……」

 私の言葉に頷くルフレ。

 取り敢えず治安は守られたけど、警備隊より恐ろしいギルド“シャラム”の名はライパン中に広まったわ。

 私の出る幕は無さそうだけど……やり過ぎな気がしてならないわね?
 
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