楽しくて異世界☆ワタシのチート生活は本と共に強くなる☆そんな私はモンスターと一緒に養蜂場をやってます。

夏カボチャ

文字の大きさ
302 / 310
4章 輝く未来

私達は楽しいんです3

しおりを挟む
 サンデアと共に会場内に戻ると私は自身の目を疑ったわ……

 シュビナとソルトがソファーに腰掛け酒を飲み、そんなソルトを挟むように左右に若い女性が腰掛けていたの。

 私は訳が分からず混乱したわ、そんな中、女性からグラスにワインが注がれる。

 ソルトは無言でそれを飲み干し、女性が再度、ワインを注ぐ。

「ちょ、シュビナ! なにしてんのよッ!」

 私の声にシュビナが不敵に笑い、ソルトが慌てて振り向く、それと同時に二人の女性が席を立ち姿を消したの。

「サンデア女王陛下……これは……はっ……っ!」

 サンデアに訳を話そうとした瞬間、ソルトがシュビナを睨みつける。

はかったなシュビナッ!」

「勘違いするな? 声を勝手に出したのはソルト、お前だ。俺は約束通り、酒にも触れず語る事もしなかっただろ?」

 二人の会話から喋らずに酒をどちらが飲めるかの勝負をしていたみたいね?

 ただ……シュビナの表情がそれだけじゃないと語っているのがよく分かるわ。

「さて、ソルト……男同士の約束誓いを果たして貰おうじゃないか?」

 そう語るシュビナに苦渋くじゅうの表情を浮かべるソルト。

 そんなにヤバイ事を条件にしたの、てか、目的が違う方向に向かってる気がするんだけど……

 ソルトに向けられるシュビナの視線は凄まじく、誰もが目を向けられたなら、畏縮いしゅくしてしまうだろう、それほどの視線がソルト一人に向けられる。

「本気なのかよ!」そう声に出すソルトに対してシュビナは視線を向けたまま微動だにしない。

 只ならぬ雰囲気が二人を包み込む。

「はぁ、わかった……もしもの時はバトラングで一生面倒見て貰うからな!」

 ソルトの言葉にシュビナが軽く口を緩める。

「嗚呼、友よ。その時は今の何倍もの富と大海原を自由に突き進む最強の船を約束しようじゃないか」

 シュビナはそう言うと視線をサンデアに向けたの。

「サンデア女王、確りと向き合ってやってくれて、偽りなき答えを信じている」

 その瞬間、周囲が一斉に事態に気づき視線をサンデアとソルトに向けたわ。

 そして、ソルトが自身の顔面を両手で叩くき、真っ直ぐにサンデアの元へと歩みを進め、片膝をつける。

「女王陛下……いや、サンデア。俺は貴女を愛している。罪深き事と知りながらもこの気持ちを偽りだ等と自分に嘘はつけない。貴女を心より愛しています」

 突然の求婚に一斉にざわめき出す会場、そんな中、サンデアは涙を流しながら、ソルトを見つめていたの。
しおりを挟む
感想 24

あなたにおすすめの小説

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました

いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。 子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。 「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」 冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。 しかし、マリエールには秘密があった。 ――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。 未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。 「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。 物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立! 数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。 さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。 一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて―― 「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」 これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、 ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー! ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!

ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。 ※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。

処理中です...