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3章クーデルトルン
旋律のワルツ
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クスコの血が何とか止まったが流れた血が多すぎる。
医療兵が必死に魔法スキルによる治療を行う!
『〔凝血〕〔異種血合〕〔血流増産〕』
『〔ヒーリア〕』
〔凝血〕血液を固めたり形を変えたりする魔法スキルである。
〔異種血合〕違う種族同士の血液をひとまとめにし同じ血液に作り替えるスキルであるただし最大で3種類までしか混合できない。
〔血流増産〕対象の血液の流れや量を操作できるスキルただし、相手が血を流していない場合には使えないまた血流の操作が難しく難易度の高いスキルである。
〔ヒーリア〕対象の傷や怪我などを治す為のスキルただし血液や病などを復活させたり治したりは出来ないあくまでも傷や怪我のみに作用する。
『とりあえず、これでクスコさんは、安心です。』
『何とか一命をとり止めました、すぐに医務室へ運びます、他の方は残念でしたがクスコさんが無事だったのは奇跡です』
そう言うと医務室へ、クスコは運ばれていった。
ガルダもすぐに王子の元に向かおうとしたが、ある違和感に気づいたのだ!
『誰だ!姿を見せろ!クスコの部下達を殺ったのはテメェか?
『黙りか、なら?敵だよな!〔絶対嗅覚〕いくぞ!グオォォォォォ、』
「ギャアアアアア」
ガルダは立て続けに攻撃を繰り返した!
「ぬわぁぁぁ、聞いてないぞ!」
「ぐわあ、楽な仕事のはず…ギャア」
『残りはテメェ一人だな!姿をみせな!』
「ぬ、わかった、投降する」
そう言い姿を現したのはカメレオンの獣人だった。
『何故こんな事をした!?答えろ!』
「俺達は傭兵だ、楽な仕事があるから一口噛まないかと誘われたんだ、仕事内容は護衛の始末とターゲットの誘拐もしくはもう一人の暗殺だ」
『ターゲットとは誰だ!誰に雇われた!答えろ!』
「ひぃ、ターゲットはプリンセス・ラニスもし誘拐が失敗したら王子の方を消すって話だったんだよ、俺等は金を半分渡されて仕事の後にもう半分貰う筈だったんだよ!それで知ってることは全部だ!』
カメレオンの獣人がそう話した直後だった。
「ぎゃあ」
カメレオンの頭が胴体から離れ転がっていく
『お手柄だね狼さん流石だねビックリしたよ』
そこにはラミアが立っていた。
『何故?こいつの首をはねた?』
『なんでって敵だからだよ?』
ラミアはあっさりそう答えた。
『一ついいか?ラミア』
『なあに?』
『裏門は完全に塞がっていた、そして、柵には登られないように一本一本に外側に棘が無数についている、コイツ等は何処からきたとおもう?』
『私も少し離れてたから何とも言えないよ?』
『正門の他の兵はどうした?』
「あああ、狼さん勘良すぎだよ?」
『ラミアお前!』
ラミアはニッコリと笑った
「正解だよ、狼さん、表の連中は先にあの世に向かったみたいよ?」
『キサマ!何故だ!』
「言う必要ある?今から死ぬのに?」
ラミアはガルダとの距離を一気に縮め双剣を使い仕掛けてきた!
「あはは?ホラ!ホラ!ホラ!さっきまでの威勢はどうしたの?」
『普通に強いじゃねえか?なんでこんな回りくどい真似を』
「王族が憎いからさ!」
『ぐわあ、くそが』
「ホラホラ?早く何とかしないとミンチになるよ!」
『くそ、こんなところで…』
「なんだよ?狼さん期待外れすぎ?マジにないわ」
ラミアがとどめをさすために近づいてくる、そして片方の双剣をしまうとガルダの頭をつかみもう片方を首に刃を近づけた時だった!ガルダは笑った
『〔風神の爪〕ヌオォォォォォ!』
ラミアの身体が一瞬で胴体と下半身に切断された!
「かはっ、な…なんれ…」
『ラミア、お前は強かったよ多分俺が戦ってきた中でもうかなりの強敵だった』
「狼……しゃん…するいよ…』
『ラミア、何故こんな事をしたのか俺には分からんが、もう眠れ、戦いは終わったんだ』
ラミアはニッコリ笑いながら涙を流した。
「あひがとう……狼…しゃん……また……やろうにぇ」
ラミアはそのまま眠るようにして息絶えた。
そして王子やクスコ、エメルには襲撃者のカメレオンの事だけを伝えラミアの事は伝えなかった、何が彼女を狂気に走らせたのかはわからないが間違いなく彼女の今まで王国に尽くした功績は立派であり死んでからとはいえそれを無にする気が起きなかった。
世界の理が弱肉強食であるように死んだ者は皆同じなのだ、今日の強者が明日の弱者に成りうる、戦場になった時点で善悪などないのだ。
そして、ラミアの双剣は形見として俺が貰うことになったのだ。
ラミア・ベアル・クーリンガーゼに安らかな眠りを心から願う。
御粗末
医療兵が必死に魔法スキルによる治療を行う!
『〔凝血〕〔異種血合〕〔血流増産〕』
『〔ヒーリア〕』
〔凝血〕血液を固めたり形を変えたりする魔法スキルである。
〔異種血合〕違う種族同士の血液をひとまとめにし同じ血液に作り替えるスキルであるただし最大で3種類までしか混合できない。
〔血流増産〕対象の血液の流れや量を操作できるスキルただし、相手が血を流していない場合には使えないまた血流の操作が難しく難易度の高いスキルである。
〔ヒーリア〕対象の傷や怪我などを治す為のスキルただし血液や病などを復活させたり治したりは出来ないあくまでも傷や怪我のみに作用する。
『とりあえず、これでクスコさんは、安心です。』
『何とか一命をとり止めました、すぐに医務室へ運びます、他の方は残念でしたがクスコさんが無事だったのは奇跡です』
そう言うと医務室へ、クスコは運ばれていった。
ガルダもすぐに王子の元に向かおうとしたが、ある違和感に気づいたのだ!
『誰だ!姿を見せろ!クスコの部下達を殺ったのはテメェか?
『黙りか、なら?敵だよな!〔絶対嗅覚〕いくぞ!グオォォォォォ、』
「ギャアアアアア」
ガルダは立て続けに攻撃を繰り返した!
「ぬわぁぁぁ、聞いてないぞ!」
「ぐわあ、楽な仕事のはず…ギャア」
『残りはテメェ一人だな!姿をみせな!』
「ぬ、わかった、投降する」
そう言い姿を現したのはカメレオンの獣人だった。
『何故こんな事をした!?答えろ!』
「俺達は傭兵だ、楽な仕事があるから一口噛まないかと誘われたんだ、仕事内容は護衛の始末とターゲットの誘拐もしくはもう一人の暗殺だ」
『ターゲットとは誰だ!誰に雇われた!答えろ!』
「ひぃ、ターゲットはプリンセス・ラニスもし誘拐が失敗したら王子の方を消すって話だったんだよ、俺等は金を半分渡されて仕事の後にもう半分貰う筈だったんだよ!それで知ってることは全部だ!』
カメレオンの獣人がそう話した直後だった。
「ぎゃあ」
カメレオンの頭が胴体から離れ転がっていく
『お手柄だね狼さん流石だねビックリしたよ』
そこにはラミアが立っていた。
『何故?こいつの首をはねた?』
『なんでって敵だからだよ?』
ラミアはあっさりそう答えた。
『一ついいか?ラミア』
『なあに?』
『裏門は完全に塞がっていた、そして、柵には登られないように一本一本に外側に棘が無数についている、コイツ等は何処からきたとおもう?』
『私も少し離れてたから何とも言えないよ?』
『正門の他の兵はどうした?』
「あああ、狼さん勘良すぎだよ?」
『ラミアお前!』
ラミアはニッコリと笑った
「正解だよ、狼さん、表の連中は先にあの世に向かったみたいよ?」
『キサマ!何故だ!』
「言う必要ある?今から死ぬのに?」
ラミアはガルダとの距離を一気に縮め双剣を使い仕掛けてきた!
「あはは?ホラ!ホラ!ホラ!さっきまでの威勢はどうしたの?」
『普通に強いじゃねえか?なんでこんな回りくどい真似を』
「王族が憎いからさ!」
『ぐわあ、くそが』
「ホラホラ?早く何とかしないとミンチになるよ!」
『くそ、こんなところで…』
「なんだよ?狼さん期待外れすぎ?マジにないわ」
ラミアがとどめをさすために近づいてくる、そして片方の双剣をしまうとガルダの頭をつかみもう片方を首に刃を近づけた時だった!ガルダは笑った
『〔風神の爪〕ヌオォォォォォ!』
ラミアの身体が一瞬で胴体と下半身に切断された!
「かはっ、な…なんれ…」
『ラミア、お前は強かったよ多分俺が戦ってきた中でもうかなりの強敵だった』
「狼……しゃん…するいよ…』
『ラミア、何故こんな事をしたのか俺には分からんが、もう眠れ、戦いは終わったんだ』
ラミアはニッコリ笑いながら涙を流した。
「あひがとう……狼…しゃん……また……やろうにぇ」
ラミアはそのまま眠るようにして息絶えた。
そして王子やクスコ、エメルには襲撃者のカメレオンの事だけを伝えラミアの事は伝えなかった、何が彼女を狂気に走らせたのかはわからないが間違いなく彼女の今まで王国に尽くした功績は立派であり死んでからとはいえそれを無にする気が起きなかった。
世界の理が弱肉強食であるように死んだ者は皆同じなのだ、今日の強者が明日の弱者に成りうる、戦場になった時点で善悪などないのだ。
そして、ラミアの双剣は形見として俺が貰うことになったのだ。
ラミア・ベアル・クーリンガーゼに安らかな眠りを心から願う。
御粗末
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