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3章クーデルトルン
一輪のはな
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中庭に招待客が入り音楽が鳴り始める、優雅な音色は会場を華やかに彩った
『王子、今回はお招き頂き光栄にございます、宜しければ一曲お付き合い頂けませんでしょうか?』
そう王子に話しかけてきたのはまるで花のような可憐で美しい少女だった。
ガルダはすぐにその娘の前にたったがエメルがそれを止めた。
そして王子と少女は楽しそうにダンスを舞っていた、それは見るもの全てが眼を奪われる様な可憐で美しいステップを二人は迷うことなく踊っている、ぴったりと合った呼吸に相手を信頼するステップはまさに会場の華やか差を一層引き立てていた。
『何をする?エメル』
小声でガルダはエメルにいった
『ガルダ?あの御方はナムリアド王子のフィアンセで隣国【帝国ザルバトラン】の姫【ラニス・ザルバ・クルダーラ】様だにゃ』
『な、なんで早く言わない危うく国際問題じゃないか!』
『だからボクは止めたにゃ!ザルバ一族は王族の中でも戦闘を好む傾向がある帝国の一族で最近まで、国同士が敵対関係に合ったのにゃ、最近になりザルバトランの国王が他界なされ新しく国王が即位したのにゃ、それがプリンセス・ラニス様のお父上で現帝国ザルバトランの皇帝【ドルダ・ザルバ・クルダーラ】様だにゃ』
『国王達は互いに争うのではなく、手をとり互いの繁栄と両国の友好を願い互いの国から王子と姫を結婚させる事にしたんだにゃ、そして選ばれたのが第3王子とプリンセス・ラニス様なんだにゃ』
『つまり?政略結婚な訳だな?』
『その言い方…みもふたもないにゃ』
『違うのか?』
『元々この世界国家クーデルトルンと帝国ザルバトランは友好を結んでいたのにゃ!ただ、前ザルバトランの皇帝は6年前にそれを破棄し友好関係を一方的に破棄したのにゃ、元々は許嫁同士だった、ナムリアド王子とプリンセス・ラニスも離ればなれになってしまったんだにゃ』
『なら?今回の結婚は政略結婚ではあるが二人が望んだ物なんだな?』
『その通りだにゃ』
二人が王子の護衛をしつつ話している間にダンスは終わり王子達は一礼をして此方に戻ってきた。
『申し遅れました。私は帝国ザルバトランの姫、ラニス・ザルバ・クルダーラと申します、いきなりの御無礼大変申し訳御座いませんでした。』
『何をおっしゃいますにゃ!私達の様な者にまで御気遣いを頂き光栄の至り!どうかそのような事はおやめくださいにゃせ』
エメルが慌てるのも無理はない、一国の姫が俺達に頭を下げるなど合ってはならないのだ。
そして王子達は楽しそうに会話をしているのを見て少しだがガルダはホッとしていた、このまま無事に終わればいいなと、
その時だった。
ガシャン!
ギャアアアアア
うわぁぁぁぁぁ
クスコの守る裏門から悲鳴が聞こえたのだ
会場はざわめき
『なんだ?どうしたんだ?』
『今のは何ざます?』
『裏門から聞こえたな?』
皆に気づかれたらまずい、そうガルダ達が考えた時にラミアが大きな声で招待客に向かい喋りかけた。
『皆様、一度ゲストホールにお戻り下さい、ゲストホールにて新たな趣向をご覧いただけます』
そう言うとラミア達他の兵達は招待客の移動を先導した。
ラミアのとっさの機転のお陰であっさり避難は終わった。
予め用意していた演奏家達によりゲストホールは換気に包まれていた。
エメルを王子の護衛に残し、ガルダは急ぎクスコの守備する裏門に向かった
『クスコ!大丈夫か』
『ああ、だが部下達が複数、殺られた
『何があった?』
『わからねぇ、いきなり部下の一人が血だらけになったと思ったら次々に血を流し倒れていった、俺は何かに斬られる洋梨感覚を感じ紙一重でかわせたらしいが、横っ腹を斬られちまったらしい、血が止まらねえ』
『今すぐ誰か呼ぶからもう喋るな!』
『頼む!王子を守ってやってくれ、まだガキなんだ!死ぬには若すぎる』
『わかったから、喋るな!クスコ』
そこに王子の命令で医療兵が急ぎ駆け付けたのだ!
『クスコさん?早く止血スキルを』
『はい!すぐにスキル〔凝血〕』
クスコの出血はすぐに止まったが流れた血の量はかなりのものだった
『王子、今回はお招き頂き光栄にございます、宜しければ一曲お付き合い頂けませんでしょうか?』
そう王子に話しかけてきたのはまるで花のような可憐で美しい少女だった。
ガルダはすぐにその娘の前にたったがエメルがそれを止めた。
そして王子と少女は楽しそうにダンスを舞っていた、それは見るもの全てが眼を奪われる様な可憐で美しいステップを二人は迷うことなく踊っている、ぴったりと合った呼吸に相手を信頼するステップはまさに会場の華やか差を一層引き立てていた。
『何をする?エメル』
小声でガルダはエメルにいった
『ガルダ?あの御方はナムリアド王子のフィアンセで隣国【帝国ザルバトラン】の姫【ラニス・ザルバ・クルダーラ】様だにゃ』
『な、なんで早く言わない危うく国際問題じゃないか!』
『だからボクは止めたにゃ!ザルバ一族は王族の中でも戦闘を好む傾向がある帝国の一族で最近まで、国同士が敵対関係に合ったのにゃ、最近になりザルバトランの国王が他界なされ新しく国王が即位したのにゃ、それがプリンセス・ラニス様のお父上で現帝国ザルバトランの皇帝【ドルダ・ザルバ・クルダーラ】様だにゃ』
『国王達は互いに争うのではなく、手をとり互いの繁栄と両国の友好を願い互いの国から王子と姫を結婚させる事にしたんだにゃ、そして選ばれたのが第3王子とプリンセス・ラニス様なんだにゃ』
『つまり?政略結婚な訳だな?』
『その言い方…みもふたもないにゃ』
『違うのか?』
『元々この世界国家クーデルトルンと帝国ザルバトランは友好を結んでいたのにゃ!ただ、前ザルバトランの皇帝は6年前にそれを破棄し友好関係を一方的に破棄したのにゃ、元々は許嫁同士だった、ナムリアド王子とプリンセス・ラニスも離ればなれになってしまったんだにゃ』
『なら?今回の結婚は政略結婚ではあるが二人が望んだ物なんだな?』
『その通りだにゃ』
二人が王子の護衛をしつつ話している間にダンスは終わり王子達は一礼をして此方に戻ってきた。
『申し遅れました。私は帝国ザルバトランの姫、ラニス・ザルバ・クルダーラと申します、いきなりの御無礼大変申し訳御座いませんでした。』
『何をおっしゃいますにゃ!私達の様な者にまで御気遣いを頂き光栄の至り!どうかそのような事はおやめくださいにゃせ』
エメルが慌てるのも無理はない、一国の姫が俺達に頭を下げるなど合ってはならないのだ。
そして王子達は楽しそうに会話をしているのを見て少しだがガルダはホッとしていた、このまま無事に終わればいいなと、
その時だった。
ガシャン!
ギャアアアアア
うわぁぁぁぁぁ
クスコの守る裏門から悲鳴が聞こえたのだ
会場はざわめき
『なんだ?どうしたんだ?』
『今のは何ざます?』
『裏門から聞こえたな?』
皆に気づかれたらまずい、そうガルダ達が考えた時にラミアが大きな声で招待客に向かい喋りかけた。
『皆様、一度ゲストホールにお戻り下さい、ゲストホールにて新たな趣向をご覧いただけます』
そう言うとラミア達他の兵達は招待客の移動を先導した。
ラミアのとっさの機転のお陰であっさり避難は終わった。
予め用意していた演奏家達によりゲストホールは換気に包まれていた。
エメルを王子の護衛に残し、ガルダは急ぎクスコの守備する裏門に向かった
『クスコ!大丈夫か』
『ああ、だが部下達が複数、殺られた
『何があった?』
『わからねぇ、いきなり部下の一人が血だらけになったと思ったら次々に血を流し倒れていった、俺は何かに斬られる洋梨感覚を感じ紙一重でかわせたらしいが、横っ腹を斬られちまったらしい、血が止まらねえ』
『今すぐ誰か呼ぶからもう喋るな!』
『頼む!王子を守ってやってくれ、まだガキなんだ!死ぬには若すぎる』
『わかったから、喋るな!クスコ』
そこに王子の命令で医療兵が急ぎ駆け付けたのだ!
『クスコさん?早く止血スキルを』
『はい!すぐにスキル〔凝血〕』
クスコの出血はすぐに止まったが流れた血の量はかなりのものだった
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