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4章クーデルトルン崩壊・ザルバトランの決断
ザルバトランの意向・ガルダの決断
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ガルダ達は1度ザルバトランに向かう事にしたのだ。
ザルバトランに向かう際にクスコと少々意見でぶつかったが、あのままクーデルトルンに向かうのは余りに無謀すぎると何度も話、やっと納得してはくれた。
『ガルダ、頭では理解はしてるんだ、だけどよ…………だけどよ!』
ーークスコの無念さは痛いほど分かるだが、俺はクスコを止める事しか出来ない、もしこの決断が間違ってたとしてもあのまま行かせてやれる訳がない。
そんな中見張り台から大声が聞こえ船に緊張が走る!
『ガルダさん!ザルバトランの港が!』
俺達は皆ザルバトランの港を凝視する、其処にはザルバトラン海軍とザルバトラン帝国の旗を掲げた巨大な軍艦が港を塞ぐように配備されていた!
『な、なんだ!あのバカデカイ船は!』
『ガルダさん!ボートが此方に近づいて来す!手旗信号のようです!』
少しの沈黙、その数秒間であろう一瞬一瞬に緊張が走る、最悪は戦闘に成るやも知れない、ガルダは最悪の事態を想像せざるおえなかった。
『わ』『れ』『は』『は』『な』『し』『を』『の』『ぞ』『む』
『ガルダさん、ザルバトランは対話を望むと言ってきてます!どうしますか?』
『すぐにボートを出してくれ!俺がいくとザルバトランに伝えてくれ!』
ガルダと共にポールとミックがボートに乗りアバルが漕ぎ手とする四人がザルバトランの戦艦に向かった。
『ガルダ、抜かるなよ!まだ味方とは限らんのだから』
『わかってる、安心しろよ?ポール、冷静に進めるさ』
ガルダ達がボートでザルバトラン軍艦を目指し始めると同時にグレモンド達黒月や他の海賊達は別れて海底からザルバトラン海軍の船の下へと進行した。
最悪戦闘に成ることを考えたグレモンド達は静かに海底を進んでいくのであった。
ガルダ達はその動きに気づいてはいたが止めることはしなかった。
ガルダ達が戦艦に到着し船に足を踏み入れるとナムリアドがガルダ達を出迎えたのだ、
『ガルダさん、貴方は今クーデルトルンから指名手配されています、罪状は国家反逆となっています』
『なら?俺を捕まえて?クーデルトルンに引き渡すのか?ザルバトランのナムリアド?』
ガルダがそう言うとポール達の顔付きは一瞬で変わった!
だが、ナムリアドは表情を変えずにじっとガルダを見た後他の者達も全員を見たのだ。
『ガルダさんの回りには信頼が溢れていますね』
そう言うとナムリアドはガルダに対して真剣な面持ちでガルダにある提案をした。
『ガルダさんザルバトランに亡命してきては貰えないですか?』
『やはりそうなるか、しかし俺にも家族がいるんだ、そんな急に言われてもな』
『それに関しては、アメリさん達はこの1件を承認してくれています、ガルダさん次第で決めると』
『段取りがいいことだな、恐れ入った、それで?ザルバトランは何をする気なんだ?わざわざ指名手配された、俺達にそんな話を持ってきたんだ?何かあるんだろ?』
『流石ガルダさんですね、話が早いです、我々はある作戦を計画しています、その為に今一度ガルダさん達に戦場に舞い戻って頂きたいのです』
ナムリアドの言葉にガルダは即答することが出来なかった。
『1度船に戻って考えたい、流石にこの件は即答しかねる、明日の朝に此方から出向くと言うことでどうだろうか?』
『わかりました、確かに話が急すぎましたね。申し訳ない』
こうしてガルダ達は軍艦を後にした。
すぐに黒霧に戻ると船長達を集め軍艦での事を話した。
皆の意見はバラバラでは、あったがガルダに従う気持ちは変わらないことを再確認出来た事はガルダにとっては大きな収穫であった。
クスコはザルバトランに亡命を希望した、そしてクスコ一味はボートに荷を積み込み夜の内にザルバトランの港に待機している軍艦へ足を運んだのだった。
それに対してはガルダがナムリアドに対して手紙をクスコに持たせたので問題は無いだろう。
むしろ問題はガルダ自身の身の振り方にあった。
ザルバトランにいるアメリとコールを連れてこられなければ人質に取られたと変わらないからだ。
『皆、すまないが俺は家族を助けたい、力を貸してくれないか…頼む』
『ガルダ殿?何故に頭を下げるのだ!我らはガルダ殿に従うのである!むしろ命令してくれて構わないのである!』
グレモンドの言葉に海賊達は頷く。
そしてアバル達も頷く。
『我らは【ナイツ】も傭兵を辞めガルダ殿に従う事を選んでおります。御安心を』
セリア達もその考えに賛成していた、ガルダは自分が考るよりずっと多くの者達の上に立っていたんだと改めて気づかされた。
『皆……すまん、もう一度救出作戦につき合ってくれ』
『ガハハハ、任せるのである!次はザルバトランが相手であるな!』
グレモンドは鼻息を荒くするがガルダは首を横にふった。
『今回は隠密作戦だ、バレないようにアメリとコールを救いだしたい』
「ならば、拙者が力を貸してやろう?新米の海賊長殿……」
『誰だ!』
ガルダにすら気配を感じさせない程の実力者が紛れている、ガルダ達が焦る中でグレモンドとミックは眉ひとつ動かさないでいた。
『姿を現しなさい!』
ミックはこの声の主を知っているようであった。
「せっかちですな?只今参ります」
そう聞こえた次の瞬間ガルダの影から人獣が姿を現したのだ!
ザルバトランに向かう際にクスコと少々意見でぶつかったが、あのままクーデルトルンに向かうのは余りに無謀すぎると何度も話、やっと納得してはくれた。
『ガルダ、頭では理解はしてるんだ、だけどよ…………だけどよ!』
ーークスコの無念さは痛いほど分かるだが、俺はクスコを止める事しか出来ない、もしこの決断が間違ってたとしてもあのまま行かせてやれる訳がない。
そんな中見張り台から大声が聞こえ船に緊張が走る!
『ガルダさん!ザルバトランの港が!』
俺達は皆ザルバトランの港を凝視する、其処にはザルバトラン海軍とザルバトラン帝国の旗を掲げた巨大な軍艦が港を塞ぐように配備されていた!
『な、なんだ!あのバカデカイ船は!』
『ガルダさん!ボートが此方に近づいて来す!手旗信号のようです!』
少しの沈黙、その数秒間であろう一瞬一瞬に緊張が走る、最悪は戦闘に成るやも知れない、ガルダは最悪の事態を想像せざるおえなかった。
『わ』『れ』『は』『は』『な』『し』『を』『の』『ぞ』『む』
『ガルダさん、ザルバトランは対話を望むと言ってきてます!どうしますか?』
『すぐにボートを出してくれ!俺がいくとザルバトランに伝えてくれ!』
ガルダと共にポールとミックがボートに乗りアバルが漕ぎ手とする四人がザルバトランの戦艦に向かった。
『ガルダ、抜かるなよ!まだ味方とは限らんのだから』
『わかってる、安心しろよ?ポール、冷静に進めるさ』
ガルダ達がボートでザルバトラン軍艦を目指し始めると同時にグレモンド達黒月や他の海賊達は別れて海底からザルバトラン海軍の船の下へと進行した。
最悪戦闘に成ることを考えたグレモンド達は静かに海底を進んでいくのであった。
ガルダ達はその動きに気づいてはいたが止めることはしなかった。
ガルダ達が戦艦に到着し船に足を踏み入れるとナムリアドがガルダ達を出迎えたのだ、
『ガルダさん、貴方は今クーデルトルンから指名手配されています、罪状は国家反逆となっています』
『なら?俺を捕まえて?クーデルトルンに引き渡すのか?ザルバトランのナムリアド?』
ガルダがそう言うとポール達の顔付きは一瞬で変わった!
だが、ナムリアドは表情を変えずにじっとガルダを見た後他の者達も全員を見たのだ。
『ガルダさんの回りには信頼が溢れていますね』
そう言うとナムリアドはガルダに対して真剣な面持ちでガルダにある提案をした。
『ガルダさんザルバトランに亡命してきては貰えないですか?』
『やはりそうなるか、しかし俺にも家族がいるんだ、そんな急に言われてもな』
『それに関しては、アメリさん達はこの1件を承認してくれています、ガルダさん次第で決めると』
『段取りがいいことだな、恐れ入った、それで?ザルバトランは何をする気なんだ?わざわざ指名手配された、俺達にそんな話を持ってきたんだ?何かあるんだろ?』
『流石ガルダさんですね、話が早いです、我々はある作戦を計画しています、その為に今一度ガルダさん達に戦場に舞い戻って頂きたいのです』
ナムリアドの言葉にガルダは即答することが出来なかった。
『1度船に戻って考えたい、流石にこの件は即答しかねる、明日の朝に此方から出向くと言うことでどうだろうか?』
『わかりました、確かに話が急すぎましたね。申し訳ない』
こうしてガルダ達は軍艦を後にした。
すぐに黒霧に戻ると船長達を集め軍艦での事を話した。
皆の意見はバラバラでは、あったがガルダに従う気持ちは変わらないことを再確認出来た事はガルダにとっては大きな収穫であった。
クスコはザルバトランに亡命を希望した、そしてクスコ一味はボートに荷を積み込み夜の内にザルバトランの港に待機している軍艦へ足を運んだのだった。
それに対してはガルダがナムリアドに対して手紙をクスコに持たせたので問題は無いだろう。
むしろ問題はガルダ自身の身の振り方にあった。
ザルバトランにいるアメリとコールを連れてこられなければ人質に取られたと変わらないからだ。
『皆、すまないが俺は家族を助けたい、力を貸してくれないか…頼む』
『ガルダ殿?何故に頭を下げるのだ!我らはガルダ殿に従うのである!むしろ命令してくれて構わないのである!』
グレモンドの言葉に海賊達は頷く。
そしてアバル達も頷く。
『我らは【ナイツ】も傭兵を辞めガルダ殿に従う事を選んでおります。御安心を』
セリア達もその考えに賛成していた、ガルダは自分が考るよりずっと多くの者達の上に立っていたんだと改めて気づかされた。
『皆……すまん、もう一度救出作戦につき合ってくれ』
『ガハハハ、任せるのである!次はザルバトランが相手であるな!』
グレモンドは鼻息を荒くするがガルダは首を横にふった。
『今回は隠密作戦だ、バレないようにアメリとコールを救いだしたい』
「ならば、拙者が力を貸してやろう?新米の海賊長殿……」
『誰だ!』
ガルダにすら気配を感じさせない程の実力者が紛れている、ガルダ達が焦る中でグレモンドとミックは眉ひとつ動かさないでいた。
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