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5章アスラステアの王ナビカ
炎のボルガナと氷のセリア
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アルアとマナカの引き分け、ドドメルとアンジロック戦の敗北。
ナビカの予想を遥かに越える内容となったのだ。
ナビカの考えでは、ガルダ以外は、あっさりと勝負がつくと踏んでいた分、この結果は、ナビカを興奮させる物となっていたのだった。
そして次の試合でガルダ側が勝利を納めれば、最終戦無しで勝敗が決まる。
全てを終わらせるべく、セリアが新しいリングに足を踏み込んだ。
先の2戦で、リングがボロボロに成ってしまったため、やむ無く新しいリングに変更になったのだ。
そのリングは先程とは違い森の中に作られていた。
セリアは、速攻で勝負を決めるため、冷気を体内に圧縮し始めていた。
そして、セリアの相手は、あのラッソの隣にいた男であった。
『アンタみたいな!生意気そうな奴を倒せるなんて俺は幸せだ!』
セリアを挑発するように、その男は声をあげたが、セリアはそれに対して、有り得ないほど明るい笑顔を作り一言。
『キモいわよ?無駄にナルシストが!』
皆が固まった!
余りに楽しそうな笑顔を浮かべながら。セリアから出た一言は、破壊力抜群だった。
『は、は、は、お前マジに潰すぞ!アァ?』
『いいから、名乗りなさい?名前も名乗らず、ヤられたいなら別だけど?』
セリアは、まるで下っぱを見るような眼で男を見たのだ。
『上等だ!ゴラァ!黒炎のボルガナ・アーベルツだ!今から泣かせてやるから!覚悟しな?年増が!』
その一言がセリアのやる気を引き出したのだ。
『年増……ですって、この私が!クソガキが!上等じゃねぇか!吠え面欠かせてやるからな!アァ!』
二人の間には、目には見えない火花が散っているようであった。
ガルダはグレモンドに質問をした。
『なあ?グレモンド、セリア大丈夫か?なんかあった当初に戻ってるが?』
『大丈夫である!セリアは、普段は優しいのだ!ガハハハハ!』
そんな事は、お構いなしに、セリアとボルガナの戦いが始まったのだ!
ボルガナは、両手に炎を作ると辺り一面を炎をで焼きつくし、リングの周囲を炎で囲んだのであった。
『焼き尽くせ!〔ソウルフレア〕あはは!全部燃やし尽くしてやんよ!』
リングにまで、炎の熱が押し寄せてきたのだ!
『俺は!炎に耐性があるからな!年増は熱いの苦手だろうが!ギブアップしな!じゃないとマジに焼け死ぬぞ!』
段々と温度は上がりリングの上が熱で、ぼやけ始めた。
『なによ、ガッカリだわ?黒炎が聞いて呆れるわ、只の火遊びじゃない!』
そう言うとセリアは、体内に圧縮していた冷気を一気に解き放ったのだ。
『〔アイスドーム〕!〔アイスブリザード〕!凍り付け!〔アイスクリーム〕!』
セリアは一瞬で炎事全てを凍らせた。
そのままリングにいた、ボルガナをブリザードで足止めし、一気にアイスクリームで凍らせたのだ。
『頭は冷えたかな?ボウヤ?』
セリアは勝利を確信しだが、ナビカは勝利宣言をしなかったのだ!
『ちょっと?どういうつもりよ?勝敗が分かりきってるのよ?それとも?本当の殺し合いをさせたいのかしら?』
ナビカは少し困った顔でセリアを見つめた。
『そう成らないように、止める努力はするが、ボルガナに火を付けちまったみたいだからな?』
その言葉にセリアとガルダ達は、ボルガナの方を振り向いた。
ボルガナの凍り付けになっていた身体から段々と湯気が生まれ包んでいた氷にひびが入り始めたのだ。
そのひび割れから吹き出す蒸気は、凄まじい熱を発し、辺りを歪めていたのだ!
『ち、本気で凍り付けにするんだったわ!ハアァァァ!〔アイスクリーム〕』
再度スキルを掛けようとしたセリアの腕を、ボルガナが氷を突き破り掴んだのだ!
『年増!頭が冷えたぜ!だがな、俺の怒りまでは冷えないらしい!燃えろ!〔周炎〕ヒャッハー!』
セリアの腕から全身に凄まじい炎の渦が襲いかかり瞬く間にセリアが、炎に包まれたのだ。
セリアはアイスドームを発動したが、凍る事なく、無惨に消えていく。
『無駄だ!辺りの水分は全て蒸発してんだ!大気に水分がないなら!お前の氷は使えない!勝ち目はないんだよ!』
セリアは何とか抜け出そうとしたが、スキルが使えないこの状況下では、それすら叶わなかったのだ。
セリアがリングに倒れた。
そのときだった。
リングに真っ黒い刃が飛び込んできたのだ!
グレモンドの〔三日月〕であった。
『何の真似だ!グレモンド!』
グレモンドはボルガナを睨み付ける。
『ちっ』
『ナビカ殿、勝負はついた。急ぎ妻を病院に連れていくがかまわないであるか』
グレモンドの言葉にナビカは頷いた。
『急ぎ連れていってやれグレモンド』
セリアとグレモンドはそのままその場をあとにしたのだった。
ナビカの予想を遥かに越える内容となったのだ。
ナビカの考えでは、ガルダ以外は、あっさりと勝負がつくと踏んでいた分、この結果は、ナビカを興奮させる物となっていたのだった。
そして次の試合でガルダ側が勝利を納めれば、最終戦無しで勝敗が決まる。
全てを終わらせるべく、セリアが新しいリングに足を踏み込んだ。
先の2戦で、リングがボロボロに成ってしまったため、やむ無く新しいリングに変更になったのだ。
そのリングは先程とは違い森の中に作られていた。
セリアは、速攻で勝負を決めるため、冷気を体内に圧縮し始めていた。
そして、セリアの相手は、あのラッソの隣にいた男であった。
『アンタみたいな!生意気そうな奴を倒せるなんて俺は幸せだ!』
セリアを挑発するように、その男は声をあげたが、セリアはそれに対して、有り得ないほど明るい笑顔を作り一言。
『キモいわよ?無駄にナルシストが!』
皆が固まった!
余りに楽しそうな笑顔を浮かべながら。セリアから出た一言は、破壊力抜群だった。
『は、は、は、お前マジに潰すぞ!アァ?』
『いいから、名乗りなさい?名前も名乗らず、ヤられたいなら別だけど?』
セリアは、まるで下っぱを見るような眼で男を見たのだ。
『上等だ!ゴラァ!黒炎のボルガナ・アーベルツだ!今から泣かせてやるから!覚悟しな?年増が!』
その一言がセリアのやる気を引き出したのだ。
『年増……ですって、この私が!クソガキが!上等じゃねぇか!吠え面欠かせてやるからな!アァ!』
二人の間には、目には見えない火花が散っているようであった。
ガルダはグレモンドに質問をした。
『なあ?グレモンド、セリア大丈夫か?なんかあった当初に戻ってるが?』
『大丈夫である!セリアは、普段は優しいのだ!ガハハハハ!』
そんな事は、お構いなしに、セリアとボルガナの戦いが始まったのだ!
ボルガナは、両手に炎を作ると辺り一面を炎をで焼きつくし、リングの周囲を炎で囲んだのであった。
『焼き尽くせ!〔ソウルフレア〕あはは!全部燃やし尽くしてやんよ!』
リングにまで、炎の熱が押し寄せてきたのだ!
『俺は!炎に耐性があるからな!年増は熱いの苦手だろうが!ギブアップしな!じゃないとマジに焼け死ぬぞ!』
段々と温度は上がりリングの上が熱で、ぼやけ始めた。
『なによ、ガッカリだわ?黒炎が聞いて呆れるわ、只の火遊びじゃない!』
そう言うとセリアは、体内に圧縮していた冷気を一気に解き放ったのだ。
『〔アイスドーム〕!〔アイスブリザード〕!凍り付け!〔アイスクリーム〕!』
セリアは一瞬で炎事全てを凍らせた。
そのままリングにいた、ボルガナをブリザードで足止めし、一気にアイスクリームで凍らせたのだ。
『頭は冷えたかな?ボウヤ?』
セリアは勝利を確信しだが、ナビカは勝利宣言をしなかったのだ!
『ちょっと?どういうつもりよ?勝敗が分かりきってるのよ?それとも?本当の殺し合いをさせたいのかしら?』
ナビカは少し困った顔でセリアを見つめた。
『そう成らないように、止める努力はするが、ボルガナに火を付けちまったみたいだからな?』
その言葉にセリアとガルダ達は、ボルガナの方を振り向いた。
ボルガナの凍り付けになっていた身体から段々と湯気が生まれ包んでいた氷にひびが入り始めたのだ。
そのひび割れから吹き出す蒸気は、凄まじい熱を発し、辺りを歪めていたのだ!
『ち、本気で凍り付けにするんだったわ!ハアァァァ!〔アイスクリーム〕』
再度スキルを掛けようとしたセリアの腕を、ボルガナが氷を突き破り掴んだのだ!
『年増!頭が冷えたぜ!だがな、俺の怒りまでは冷えないらしい!燃えろ!〔周炎〕ヒャッハー!』
セリアの腕から全身に凄まじい炎の渦が襲いかかり瞬く間にセリアが、炎に包まれたのだ。
セリアはアイスドームを発動したが、凍る事なく、無惨に消えていく。
『無駄だ!辺りの水分は全て蒸発してんだ!大気に水分がないなら!お前の氷は使えない!勝ち目はないんだよ!』
セリアは何とか抜け出そうとしたが、スキルが使えないこの状況下では、それすら叶わなかったのだ。
セリアがリングに倒れた。
そのときだった。
リングに真っ黒い刃が飛び込んできたのだ!
グレモンドの〔三日月〕であった。
『何の真似だ!グレモンド!』
グレモンドはボルガナを睨み付ける。
『ちっ』
『ナビカ殿、勝負はついた。急ぎ妻を病院に連れていくがかまわないであるか』
グレモンドの言葉にナビカは頷いた。
『急ぎ連れていってやれグレモンド』
セリアとグレモンドはそのままその場をあとにしたのだった。
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