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6章クーデルトルン奪還・その先にある景色
ザルバトラン同盟宣言
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ザルバトランの英雄は、あっさりと敗北したのだ。
その事実を前に、カテフは気が遠くなった。
『そ、そんな、我が国の英雄、
雷獣狩りのフィクスが敗れたのか』
カテフの予想は大きく外れ、それに反し、強大な恐怖だけが残る形となった。
そして、皇帝ドルザも同じことを考えざるおえなかった。
『もう、終わりかよ!つまらねえな?』
アンジロックは、まだ暴れ足りないと言わんばかりに、そう口にしたのだ。
『おい!アンジ、もう戦いは終わりだ!』
ガルダは大声で叫んだ。
だが、その声に対して、アンジロックは、嫌悪感を感じていたのだ。
『なんだ!お前?何で私に命令するんだ!』
アンジロックは、別人格でガルダと対面したのは、初めてであり、そんなガルダから命令された事実に腹が立っていた。
『私に命令すんじゃねぇよ!焼き殺すぞ』
ガルダも気付いたのだ、今のアンジロックには、言葉は届かないだろう事に。
『いい加減やめないか?アンジ、やり過ぎだ!』
『なら止めてみろよ!ワン公が!ドロドロにしてやるよ!』
そう言うとアンジロックは、再度毒液を体から作り出し始めたのだ。
『雷だけでも、厄介なのに!何なんだ、あの毒液』
『あれは、アンジロック自身のスキルですよ、ガルダ殿、アンジロックは元々は、毒使いです。しかし、海賊船黒雷に認められ
てからは、アンジロックは毒を封印したのです、其れから性格も変わり、皆はよろこびましたよ!ひょひょひょ』
いきなり影から顔を出したサンロが、そうガルダに伝えた。
『つまり、今のアンジロックが!本当のアンジロックなんだな?』
『そうなりますな?しかし、アンジロックを止めるのはかなり大変ですぞ?』
ガルダは、それを聞き少し笑った。
『やってやるさ、任せとけよ、サンロ』
凄まじくユルく何とも間の抜けた感じであった、サンロは思わず、微笑んでしまった。
『アンジロックも海賊です。お願い致しますぞ、海族長殿』
サンロが二人を見つめる中、ザルバトランの者達の殆どが怯え、ザルバトランの終わりを口にしていた。
『お前さんら黙りな!どっちにしても、ガルダ殿が止められなければ、ザルバトランは助からんでな!』
サンロの言葉に皆は下を向いた。
『ならば!今度こそ!あの化け物を仕留めるまでだ!』
『カテフ、お前を今から、陸軍将軍の任を解く、もしザルバトランが生き残れたならば、下級兵からやり直せ!よいな』
『そんな、御待ちを、皇帝陛下!』
『これは命令だ!変える気はない!』
カテフは、その場で膝から崩れ落ちた。全てを失ったのだ。
そんなカテフと皇帝ドルザの事を忘れて、ガルダとアンジロックは互いに全力を出さねばならないと感じていた。
『アンタさ?かなり強いよね?なんでイイコちゃんしてる訳?』
『いやいや、そんなに強かないはずだ、何回かは敗けを経験してるからな』
『ふーん?まぁ、いいや!取りあえず!〔黒雷〕くだけろぉぉぉぉ!』
いきなりの出来事だった。ガルダとアンジロックの真上から黒い巨大な龍の形をした、雷がガルダ達に向かって襲って来たのだ!
ガルダは雷が到達する前に〔風神の突風〕を使い、自分自身を吹き飛ばした。
『避けるやつ始めてみたよ?でも!尚更やる気でたよ!あはは〔斬雷〕』
いきなり雷の形が剣のようになり、変則的にガルダを襲いだしたのだ!
『ち、何なんだ!さっきと技の感じが違う!』
ガルダは、何とか避けるが更にアンジロックは攻撃を繰り返してきたのだ!
『〔飢雷〕!〔鬼雷〕!〔大寄雷〕!』
『ふざけた!スキルだが、タイミングが見えない、少し不味いな』
アンジロックのスキルは、変則的でありガルダは、その内容を理解する間もなく交わすようにするしか出来なかったのだ!
『終わりだ!〔斬雷〕』
だが、ガルダとは離れた位置に剣の形を雷が現れたのだ。
『ち、ハズレかよ?まぁいいや!次こそ!』
その瞬間にガルダは、アンジロック目掛けて〔風神の突風〕を撃ちだしたのだ!
『悪いが!吹き飛べぇぇぇ!アンジ!』
『クソ!こんなもん!』
『まだまだ!〔風神の鎌鼬〕〔パンプアップ〕〔風神の刃〕』
アンジロックは、全ての攻撃を食らうと凄まじい勢いで吹き飛ばされた。
『ぐはっ、クソが……いてぇな?……はっ!』
アンジロック立ち上がろうと身体を起こした、その目の前には、既にガルダが次の攻撃の構えを取っていたのだ!
『ははは、まいったな、うおぉぉぉ〔毒の爪〕』
『遅せえんだよ!ウオリャァァァ〔風神の爪〕』
ガルダの一撃は、アンジロックを確実に捉えていた。
それに対して、アンジロックは、体勢が悪くガルダを確実に捉えられていなかったのだ。
『くそ、疲れた!アンジが此処まで、やるなんて聞いてないぞ』
ガルダもその場で座り込んだ。
『サンロすまないが、アンジをアスラステアまで運んでくれ』
ガルダの言葉にサンロが直ぐにアンジロックの元に駆けつけた。
ドルザが其処に声をあげたのだ。
『待て!』
ガルダは直ぐに立ち上がった。
全身アンジロックとの戦いでボロボロであり、平然を装うが、ガルダも限界に近かった。
サンロも、先程の避難の際に無理矢理、影に限界より多い人数を入れたために、体力とスキルは、ほぼ限界に達していた。
ガルダ達が構えを取ろうとした次の瞬間だった。
皇帝自らが、瓦礫に降り、アンジロックに駆け寄ったのだ。
『本当に、すまないことをした、部下を無理にでも止めなかった儂の責任だ。本当に申し訳無かった』
ザルバトランの皇帝がアンジロックそして、ガルダとサンロに対して、頭を下げたのだ。
その光景に周囲にいた、兵隊、大臣全ての者が膝をつきガルダ達に頭を下げた。
『ガルダ、ザルバトランをもし、許せるならば、同盟を結んで頂きたい』
『俺達はザルバトランの英雄を殺したんだぞ、許せるのか?』
『戦いとは、時に命を落とすもの、そして、フィクスは戦場で散ったのだ。覚悟が有ろうが無かろうが、戦うとは、そう言う物だ』
ガルダはドルザに対して、手を伸ばした。
ドルザはその手を握り頭を上げた。
『此処にザルバトランと!ガルダは同盟を結んだ!文句のある奴は降りてこい!今度は俺が相手になる!文句のある奴はいるか!』
ガルダの叫び声にも似た大声は、まるで遠吠えのようにザルバトランに響き渡ったのだ。
此処にザルバトランとの同盟が結ばれたのである。
その事実を前に、カテフは気が遠くなった。
『そ、そんな、我が国の英雄、
雷獣狩りのフィクスが敗れたのか』
カテフの予想は大きく外れ、それに反し、強大な恐怖だけが残る形となった。
そして、皇帝ドルザも同じことを考えざるおえなかった。
『もう、終わりかよ!つまらねえな?』
アンジロックは、まだ暴れ足りないと言わんばかりに、そう口にしたのだ。
『おい!アンジ、もう戦いは終わりだ!』
ガルダは大声で叫んだ。
だが、その声に対して、アンジロックは、嫌悪感を感じていたのだ。
『なんだ!お前?何で私に命令するんだ!』
アンジロックは、別人格でガルダと対面したのは、初めてであり、そんなガルダから命令された事実に腹が立っていた。
『私に命令すんじゃねぇよ!焼き殺すぞ』
ガルダも気付いたのだ、今のアンジロックには、言葉は届かないだろう事に。
『いい加減やめないか?アンジ、やり過ぎだ!』
『なら止めてみろよ!ワン公が!ドロドロにしてやるよ!』
そう言うとアンジロックは、再度毒液を体から作り出し始めたのだ。
『雷だけでも、厄介なのに!何なんだ、あの毒液』
『あれは、アンジロック自身のスキルですよ、ガルダ殿、アンジロックは元々は、毒使いです。しかし、海賊船黒雷に認められ
てからは、アンジロックは毒を封印したのです、其れから性格も変わり、皆はよろこびましたよ!ひょひょひょ』
いきなり影から顔を出したサンロが、そうガルダに伝えた。
『つまり、今のアンジロックが!本当のアンジロックなんだな?』
『そうなりますな?しかし、アンジロックを止めるのはかなり大変ですぞ?』
ガルダは、それを聞き少し笑った。
『やってやるさ、任せとけよ、サンロ』
凄まじくユルく何とも間の抜けた感じであった、サンロは思わず、微笑んでしまった。
『アンジロックも海賊です。お願い致しますぞ、海族長殿』
サンロが二人を見つめる中、ザルバトランの者達の殆どが怯え、ザルバトランの終わりを口にしていた。
『お前さんら黙りな!どっちにしても、ガルダ殿が止められなければ、ザルバトランは助からんでな!』
サンロの言葉に皆は下を向いた。
『ならば!今度こそ!あの化け物を仕留めるまでだ!』
『カテフ、お前を今から、陸軍将軍の任を解く、もしザルバトランが生き残れたならば、下級兵からやり直せ!よいな』
『そんな、御待ちを、皇帝陛下!』
『これは命令だ!変える気はない!』
カテフは、その場で膝から崩れ落ちた。全てを失ったのだ。
そんなカテフと皇帝ドルザの事を忘れて、ガルダとアンジロックは互いに全力を出さねばならないと感じていた。
『アンタさ?かなり強いよね?なんでイイコちゃんしてる訳?』
『いやいや、そんなに強かないはずだ、何回かは敗けを経験してるからな』
『ふーん?まぁ、いいや!取りあえず!〔黒雷〕くだけろぉぉぉぉ!』
いきなりの出来事だった。ガルダとアンジロックの真上から黒い巨大な龍の形をした、雷がガルダ達に向かって襲って来たのだ!
ガルダは雷が到達する前に〔風神の突風〕を使い、自分自身を吹き飛ばした。
『避けるやつ始めてみたよ?でも!尚更やる気でたよ!あはは〔斬雷〕』
いきなり雷の形が剣のようになり、変則的にガルダを襲いだしたのだ!
『ち、何なんだ!さっきと技の感じが違う!』
ガルダは、何とか避けるが更にアンジロックは攻撃を繰り返してきたのだ!
『〔飢雷〕!〔鬼雷〕!〔大寄雷〕!』
『ふざけた!スキルだが、タイミングが見えない、少し不味いな』
アンジロックのスキルは、変則的でありガルダは、その内容を理解する間もなく交わすようにするしか出来なかったのだ!
『終わりだ!〔斬雷〕』
だが、ガルダとは離れた位置に剣の形を雷が現れたのだ。
『ち、ハズレかよ?まぁいいや!次こそ!』
その瞬間にガルダは、アンジロック目掛けて〔風神の突風〕を撃ちだしたのだ!
『悪いが!吹き飛べぇぇぇ!アンジ!』
『クソ!こんなもん!』
『まだまだ!〔風神の鎌鼬〕〔パンプアップ〕〔風神の刃〕』
アンジロックは、全ての攻撃を食らうと凄まじい勢いで吹き飛ばされた。
『ぐはっ、クソが……いてぇな?……はっ!』
アンジロック立ち上がろうと身体を起こした、その目の前には、既にガルダが次の攻撃の構えを取っていたのだ!
『ははは、まいったな、うおぉぉぉ〔毒の爪〕』
『遅せえんだよ!ウオリャァァァ〔風神の爪〕』
ガルダの一撃は、アンジロックを確実に捉えていた。
それに対して、アンジロックは、体勢が悪くガルダを確実に捉えられていなかったのだ。
『くそ、疲れた!アンジが此処まで、やるなんて聞いてないぞ』
ガルダもその場で座り込んだ。
『サンロすまないが、アンジをアスラステアまで運んでくれ』
ガルダの言葉にサンロが直ぐにアンジロックの元に駆けつけた。
ドルザが其処に声をあげたのだ。
『待て!』
ガルダは直ぐに立ち上がった。
全身アンジロックとの戦いでボロボロであり、平然を装うが、ガルダも限界に近かった。
サンロも、先程の避難の際に無理矢理、影に限界より多い人数を入れたために、体力とスキルは、ほぼ限界に達していた。
ガルダ達が構えを取ろうとした次の瞬間だった。
皇帝自らが、瓦礫に降り、アンジロックに駆け寄ったのだ。
『本当に、すまないことをした、部下を無理にでも止めなかった儂の責任だ。本当に申し訳無かった』
ザルバトランの皇帝がアンジロックそして、ガルダとサンロに対して、頭を下げたのだ。
その光景に周囲にいた、兵隊、大臣全ての者が膝をつきガルダ達に頭を下げた。
『ガルダ、ザルバトランをもし、許せるならば、同盟を結んで頂きたい』
『俺達はザルバトランの英雄を殺したんだぞ、許せるのか?』
『戦いとは、時に命を落とすもの、そして、フィクスは戦場で散ったのだ。覚悟が有ろうが無かろうが、戦うとは、そう言う物だ』
ガルダはドルザに対して、手を伸ばした。
ドルザはその手を握り頭を上げた。
『此処にザルバトランと!ガルダは同盟を結んだ!文句のある奴は降りてこい!今度は俺が相手になる!文句のある奴はいるか!』
ガルダの叫び声にも似た大声は、まるで遠吠えのようにザルバトランに響き渡ったのだ。
此処にザルバトランとの同盟が結ばれたのである。
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