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三層へ・・・1
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三層に入り、最初に見えたのは砂ばかりの砂漠だった。
砂漠の先には緑の地平線が微かにあり、砂漠のみのエリアでないことがわかる。
「よし、嬢ちゃんを中心に防衛戦だ! 三層の奴らに抜かれんなよ!」
キングの掛け声で、私を中心に陣形が組まれていく、まるで私が物語の主人公にすら感じる素晴らしい光景じゃないのよ。
少し照れながら、浮かれていると早速、三層の手厚いおもてなしが姿を現してくれた。
「王よ、敵が空から来ますッ!」と、見張りのゴブリンが叫ぶ。
三層で最初に姿を現したのは、トンボのような姿のモンスターで、ドラゴンフライだったわ。
ドラゴンフライは、空を4枚の羽で素早く移動。さらに口からは火炎弾を発射してくる昆虫型のモンスターになるわ。
一定の距離までは、さほど速くない速度を維持していたけど、距離が近くなると急に速度を上げ始めるのが感じられる。
「みんな、油断しないで、ドラゴンフライってば、次第に早くなってる。千里眼をしながら、鑑定すると、"地図作成"をやり直さないといけなくなるわ!」
キングに確認するように視線を向ける。
「"地図作成"を続けろ! てめぇ等! 嬢ちゃんが俺等を心配して、仕事にならねぇってよ! 安心させてやんぞ!」
その言葉にゴブリン達が武器を天に掲げ、一気に「うおぉぉーーぉぉぉッ!」と、声をあげる。
「神も勇者も喰らい潰すッ! 俺等の前に現れた事を後悔させんぞ!」
キングは声を荒げると武器を握りしめて走り出す。
"身体強化" "飛翔力強化" "空歩"
幾つかの強化スキルを使用するとキングが空中を駆け出して。
"飛翔力強化"で地面を強く蹴りあげ、"空歩"で、空を掛けていく。キングてば、スゴいじゃん!
次々に空を自在に飛ぶドラゴンフライがキングの握る戦斧で叩き落とされていく。
地上に叩き付けられたドラゴンフライ達はゴブリン達により、次々にトドメを刺されていった。
意外にあっさりと攻略出来るかもしれないわね。
そう考えていた私に向かって、石の塊が凄まじい速度で飛ばされてくる。
「うわっと!」情けない声が漏れる。
「主様、危ないです」
私に向けられた石の塊をクイーンが簡単に自身の体を防御壁へと変えて、ガードする。
「主様を狙うなんてぇ、ホーネットさん、ラクネさん、やってやりなさい!」
「あいよ! 御館様に手を出すなんて、許せねぇ、腕がなるぜ。ホーネット遅れんなよ!」
力強く、ラクネが声をあげると、石の飛んできた方向に、凄まじい速度で駆け出していく。
「ご主人様に手を出すなんて、ムカつくね! って、ラクネちゃん! 早いよ、ヤバいねぇ、ラクネちゃんに負けないくらいにやらないとだねぇー!」
ホーネットは、ラクネの真上を飛行しながら、ラクネに敵の位置を細かく説明していく。
「まったく、二人ったら、まさか、主様を置いて言ってしまうなんて、遠距離攻撃って手段があるでしょうに、作戦の意味がなくなるじゃないですか、困ったもんです」
独り言かしら? 可愛いわね。
クイーンは諦めたように文句を言うと"酸の防壁"と言う防壁スキルを発動する。
「はぁ、守りはバッチリなんで、早く片付けて、戻るといいです」
そんなクイーンの言葉が聞こえている訳もなく、目の前の敵に向かっていく二人の姿に私は軽く笑みを浮かべる。
「主様? なぜ、笑うです?」
クイーンが首を傾げる。
「だって、なんから楽しそうなんだもん。やっぱりワクワクすると止まれないって、やつよね?」
キングも同じ気持ちなんだろうな、あんな風に戦うなんて、なんかドラゴンフライには悪いけど、すごく楽しそうだなぁ。
〘"地図作成"が、六割完了しました。次の座標の"地図作成"を開始しますか? YES/NO〙
YESよ、久々にサポートさんの声が聞けたわね。
すると空中戦を行っていたキングが私のもとに降りて来たの。
「よう、上手く言ってるか? こっちはトンボ狩りに飽き飽きだ」
よく言うわね? かなり楽しそうに見えるけど?
「ウチの子達は、新しい獲物を狩りに向かったわよ?」
「さっきの石を投げてきたやつか!」
「多分ね?」
気づいてたなら、心配くらいしなさいよ! まったく、嫌になるわ。
少し腹が立ちそうな私のもとに、ラクネとホーネットが舞い戻る。
「御館様~! 石を投げてた猿を捕まえてやりました!」
「まぁ他はみんな、一撃で消えちゃったんだけどね」
ラクネとホーネットが戻り、石を投げていた猿のモンスターを地面におく。
「弱すぎでしたよ。こんなやつはアタイ1人で十分でしたよ」
自信満々のラクネがにっこり笑みを浮かべる。
「違うじゃん! ボクがいたからなんだよ? 敵の位置をしっかり伝えなかったら、ラクネちゃん、方向音痴で意味なかったじゃん!」
「やはり、ワタシがいないと、二人はダメダメですね」
「クイーンは、うるせぇんだよ!」
「クイーンちゃん、うるさいのよ!」
「なぁー! アンタ達がうるせぇですよ!」
クイーンも加わり、更に激しく言い争う三人、子供の喧嘩か!
「アンタ達、三人とも、静かにしなさい!」
私は、なんだか親の気持ちを理解したように感じる。
目的の三層"地図作成"は、それからあっさりと終了したわ。
被害は殆どなく、むしろ、三層にドラゴンフライと、キラーエイプがいる事実が明らかになって良かったと思う。
さぁ、早く三層も手に入れないと、頑張るわよ!
砂漠の先には緑の地平線が微かにあり、砂漠のみのエリアでないことがわかる。
「よし、嬢ちゃんを中心に防衛戦だ! 三層の奴らに抜かれんなよ!」
キングの掛け声で、私を中心に陣形が組まれていく、まるで私が物語の主人公にすら感じる素晴らしい光景じゃないのよ。
少し照れながら、浮かれていると早速、三層の手厚いおもてなしが姿を現してくれた。
「王よ、敵が空から来ますッ!」と、見張りのゴブリンが叫ぶ。
三層で最初に姿を現したのは、トンボのような姿のモンスターで、ドラゴンフライだったわ。
ドラゴンフライは、空を4枚の羽で素早く移動。さらに口からは火炎弾を発射してくる昆虫型のモンスターになるわ。
一定の距離までは、さほど速くない速度を維持していたけど、距離が近くなると急に速度を上げ始めるのが感じられる。
「みんな、油断しないで、ドラゴンフライってば、次第に早くなってる。千里眼をしながら、鑑定すると、"地図作成"をやり直さないといけなくなるわ!」
キングに確認するように視線を向ける。
「"地図作成"を続けろ! てめぇ等! 嬢ちゃんが俺等を心配して、仕事にならねぇってよ! 安心させてやんぞ!」
その言葉にゴブリン達が武器を天に掲げ、一気に「うおぉぉーーぉぉぉッ!」と、声をあげる。
「神も勇者も喰らい潰すッ! 俺等の前に現れた事を後悔させんぞ!」
キングは声を荒げると武器を握りしめて走り出す。
"身体強化" "飛翔力強化" "空歩"
幾つかの強化スキルを使用するとキングが空中を駆け出して。
"飛翔力強化"で地面を強く蹴りあげ、"空歩"で、空を掛けていく。キングてば、スゴいじゃん!
次々に空を自在に飛ぶドラゴンフライがキングの握る戦斧で叩き落とされていく。
地上に叩き付けられたドラゴンフライ達はゴブリン達により、次々にトドメを刺されていった。
意外にあっさりと攻略出来るかもしれないわね。
そう考えていた私に向かって、石の塊が凄まじい速度で飛ばされてくる。
「うわっと!」情けない声が漏れる。
「主様、危ないです」
私に向けられた石の塊をクイーンが簡単に自身の体を防御壁へと変えて、ガードする。
「主様を狙うなんてぇ、ホーネットさん、ラクネさん、やってやりなさい!」
「あいよ! 御館様に手を出すなんて、許せねぇ、腕がなるぜ。ホーネット遅れんなよ!」
力強く、ラクネが声をあげると、石の飛んできた方向に、凄まじい速度で駆け出していく。
「ご主人様に手を出すなんて、ムカつくね! って、ラクネちゃん! 早いよ、ヤバいねぇ、ラクネちゃんに負けないくらいにやらないとだねぇー!」
ホーネットは、ラクネの真上を飛行しながら、ラクネに敵の位置を細かく説明していく。
「まったく、二人ったら、まさか、主様を置いて言ってしまうなんて、遠距離攻撃って手段があるでしょうに、作戦の意味がなくなるじゃないですか、困ったもんです」
独り言かしら? 可愛いわね。
クイーンは諦めたように文句を言うと"酸の防壁"と言う防壁スキルを発動する。
「はぁ、守りはバッチリなんで、早く片付けて、戻るといいです」
そんなクイーンの言葉が聞こえている訳もなく、目の前の敵に向かっていく二人の姿に私は軽く笑みを浮かべる。
「主様? なぜ、笑うです?」
クイーンが首を傾げる。
「だって、なんから楽しそうなんだもん。やっぱりワクワクすると止まれないって、やつよね?」
キングも同じ気持ちなんだろうな、あんな風に戦うなんて、なんかドラゴンフライには悪いけど、すごく楽しそうだなぁ。
〘"地図作成"が、六割完了しました。次の座標の"地図作成"を開始しますか? YES/NO〙
YESよ、久々にサポートさんの声が聞けたわね。
すると空中戦を行っていたキングが私のもとに降りて来たの。
「よう、上手く言ってるか? こっちはトンボ狩りに飽き飽きだ」
よく言うわね? かなり楽しそうに見えるけど?
「ウチの子達は、新しい獲物を狩りに向かったわよ?」
「さっきの石を投げてきたやつか!」
「多分ね?」
気づいてたなら、心配くらいしなさいよ! まったく、嫌になるわ。
少し腹が立ちそうな私のもとに、ラクネとホーネットが舞い戻る。
「御館様~! 石を投げてた猿を捕まえてやりました!」
「まぁ他はみんな、一撃で消えちゃったんだけどね」
ラクネとホーネットが戻り、石を投げていた猿のモンスターを地面におく。
「弱すぎでしたよ。こんなやつはアタイ1人で十分でしたよ」
自信満々のラクネがにっこり笑みを浮かべる。
「違うじゃん! ボクがいたからなんだよ? 敵の位置をしっかり伝えなかったら、ラクネちゃん、方向音痴で意味なかったじゃん!」
「やはり、ワタシがいないと、二人はダメダメですね」
「クイーンは、うるせぇんだよ!」
「クイーンちゃん、うるさいのよ!」
「なぁー! アンタ達がうるせぇですよ!」
クイーンも加わり、更に激しく言い争う三人、子供の喧嘩か!
「アンタ達、三人とも、静かにしなさい!」
私は、なんだか親の気持ちを理解したように感じる。
目的の三層"地図作成"は、それからあっさりと終了したわ。
被害は殆どなく、むしろ、三層にドラゴンフライと、キラーエイプがいる事実が明らかになって良かったと思う。
さぁ、早く三層も手に入れないと、頑張るわよ!
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