88 / 1,443
第5章 新しいお姉ちゃんと一緒に生きていく
61.事なかれ主義者のしたい事
しおりを挟む
ルウさんと一緒に緊張しながらお風呂に入った後は寝間着に着替えて眠るだけ……なんだけど。
僕の広い部屋についてきたルウさんとホムラが揉め始めた。
「マスターを寝かしつけるのは私の仕事です。新参者は引っ込んでなさい」
「待って? そんな仕事ないよ?」
「お姉ちゃんがお世話するからホムラちゃんはゆっくり休んでていいのよ? マーケットで露天商をするんでしょう? 朝早くに起きないといい所はなくなってしまうわ」
「ルウさんルウさん、お世話はもういいかなーって思うのでホムラを連れて部屋から出てもらえると嬉しいなぁ、って」
「マスターのお世話が終わってから露天商をするので心配無用です。あなたこそ、マスターのお世話をする時間があるなら鍛錬に励むべきでは? 長い間眠っていたのなら体が鈍っているかと思いますが」
「お世話をせずに露天商しに行ってもいいと思うんだけどなぁ?」
「呪いの加護の影響か分からないのだけれど、肉体的に衰えとかはないのよ~。ホムラちゃん心配してくれたのね! ありがとー、お姉ちゃん、嬉しいわ!」
むぎゅっと抱き付かれたホムラを眺めていると、ひょいっと後ろから騒ぎを聞きつけてやってきたタンクトップにパンツ姿のラオさんに抱き上げられた。
そのままベットに問答無用で運ばれ、「おまえ、さっさと寝とけ」と寝かされた。
安眠カバーの効果ですっきり快眠目覚めの良い朝だったが、起きた時にはホムラしかいなかった。
「ローテーションでマスターのお世話をする事になりました、マスター。今日は私です。しっかりお世話させていただきます」
「そういうの、私たちの仕事だと思うんだけどな」
そんな事を朝食の準備をしていた狐人族のエミリーが呟いたけど、ホムラはスルー。
必要ないからお願いしてなかったけど、確かに奴隷の仕事かもね。まあ、そういう事は奴隷を雇った際に断っておいたんだけどね。
とりあえず何か言いたげなエミリーの視線を受け流しておいて、エミリーが準備してくれた朝食を食べる。
「他の皆は今なにしてるの?」
「ノエルは魔道具作りをさせています、マスター。ノルマを達成させるために椅子に縛り付けておいたので勝手に抜け出す事はないでしょう」
「そ、そう。無理させないようにね」
「休息はしっかりと取らせたので問題ないかと、マスター。レヴィア様とセシリア様、ドーラ様は木の世話をしに行きました。ルウ様とラオ様は護衛がてら、ついていっています。私は食後、マーケットに行く予定です。何かご要望はありますか?」
「んー、とりあえず情報収集を継続してお願い。販売の方は定期収入があるからそこまでしっかりしなくてもいいからいろんなところで話を聞いてほしいかな。まだ木の事で騒ぎになっていないんだよね?」
「今の所は話に上がっていません、マスター。ユグドラシルに行ったものが帰ってきていない、と商人の間で話がでているようですが、そこはこの街の領主や国が対応する事だと思われますので、マスターが気に病む事はありません」
「あの木の事で何かしらの厄介事が起こると思うからそういう話がないか、聞いてきて」
「かしこまりました、マスター」
「あとはあの木の事を誰にどこまで話すかをちょっとしっかり考えないとね。まあ、そこら辺は向こうで考えてくるよ」
「かしこまりました、マスター」
無表情でそう言う彼女の口元をハンカチで拭いながら、どっちが世話してるか分かんないな、とか思っていたらエミリーも同感の様だった。
世界樹は今日もニョキニョキニョキニョキ伸ばす予定だ。
まだドランからは見えなかったけど、そのうち見えるようになるだろう。騒ぎになるのは明白だし、面倒事がやってくるまでには周囲の防衛方法を確立しておきたい。
とりあえず、結界の外には地面を鉄で覆った。どういう理屈か分からないけど、土の中から魔物が出てくるので土を覆ってしまえばあいつらは外側から歩いてくるしかない。時々、鉄の上を歩いていると、足元から物音がするのが怖いけど、それ以外は問題ない。
いい加減ドランの屑鉄がなくなるんじゃないか不安になるのであと少ししたらひとまず切り上げようと思う。
「ドーラさん、ラオさんとルウさんは?」
「外の魔物狩りしてる。体が鈍らないように、って」
「ドーラさんはしなくていいの?」
「私は常にしてる」
まあその金属鎧も大きな盾もとても重そうだもんね。
そんな事を思いながら【加工】で鉄の床の範囲を広げ続けながら考える。
世界樹の事を誰にどこまで話をするのか。
少なくとも、ドラン公爵には伝える必要があるだろう。
ドラン公爵に話したら多分この国の王様にも話す必要がある。っていうか、レヴィさんがいる時点で筒抜けな気もするから今更か。
その内、献上品とかした方がいいんだろうな、きっと。
まあ、とりあえず育てろと言われたから育ててるだけだし、木から取った物と引き換えにいろいろしてくれるなら好きにしてくれればいいんだけどさ。
「そういう事は気にしないでいい」
「そうかな?」
「そのために私たちがいる。シズトはシズトがしたい事をしてればいい。シズトは何がしたいの?」
僕のしたい事か。したい事、ねぇ。
「死ぬ時に楽しかったな、って思えるように生きたいかな」
「そう。……頑張って楽しませる。明日のお世話は私。期待してて」
「え、ドーラさんもお世話ローテーションに組み込まれてんの? なんで?」
「それが私のしたい事だから」
ドーラさんは眠たそうな目を細めて、微笑んだ。
僕の広い部屋についてきたルウさんとホムラが揉め始めた。
「マスターを寝かしつけるのは私の仕事です。新参者は引っ込んでなさい」
「待って? そんな仕事ないよ?」
「お姉ちゃんがお世話するからホムラちゃんはゆっくり休んでていいのよ? マーケットで露天商をするんでしょう? 朝早くに起きないといい所はなくなってしまうわ」
「ルウさんルウさん、お世話はもういいかなーって思うのでホムラを連れて部屋から出てもらえると嬉しいなぁ、って」
「マスターのお世話が終わってから露天商をするので心配無用です。あなたこそ、マスターのお世話をする時間があるなら鍛錬に励むべきでは? 長い間眠っていたのなら体が鈍っているかと思いますが」
「お世話をせずに露天商しに行ってもいいと思うんだけどなぁ?」
「呪いの加護の影響か分からないのだけれど、肉体的に衰えとかはないのよ~。ホムラちゃん心配してくれたのね! ありがとー、お姉ちゃん、嬉しいわ!」
むぎゅっと抱き付かれたホムラを眺めていると、ひょいっと後ろから騒ぎを聞きつけてやってきたタンクトップにパンツ姿のラオさんに抱き上げられた。
そのままベットに問答無用で運ばれ、「おまえ、さっさと寝とけ」と寝かされた。
安眠カバーの効果ですっきり快眠目覚めの良い朝だったが、起きた時にはホムラしかいなかった。
「ローテーションでマスターのお世話をする事になりました、マスター。今日は私です。しっかりお世話させていただきます」
「そういうの、私たちの仕事だと思うんだけどな」
そんな事を朝食の準備をしていた狐人族のエミリーが呟いたけど、ホムラはスルー。
必要ないからお願いしてなかったけど、確かに奴隷の仕事かもね。まあ、そういう事は奴隷を雇った際に断っておいたんだけどね。
とりあえず何か言いたげなエミリーの視線を受け流しておいて、エミリーが準備してくれた朝食を食べる。
「他の皆は今なにしてるの?」
「ノエルは魔道具作りをさせています、マスター。ノルマを達成させるために椅子に縛り付けておいたので勝手に抜け出す事はないでしょう」
「そ、そう。無理させないようにね」
「休息はしっかりと取らせたので問題ないかと、マスター。レヴィア様とセシリア様、ドーラ様は木の世話をしに行きました。ルウ様とラオ様は護衛がてら、ついていっています。私は食後、マーケットに行く予定です。何かご要望はありますか?」
「んー、とりあえず情報収集を継続してお願い。販売の方は定期収入があるからそこまでしっかりしなくてもいいからいろんなところで話を聞いてほしいかな。まだ木の事で騒ぎになっていないんだよね?」
「今の所は話に上がっていません、マスター。ユグドラシルに行ったものが帰ってきていない、と商人の間で話がでているようですが、そこはこの街の領主や国が対応する事だと思われますので、マスターが気に病む事はありません」
「あの木の事で何かしらの厄介事が起こると思うからそういう話がないか、聞いてきて」
「かしこまりました、マスター」
「あとはあの木の事を誰にどこまで話すかをちょっとしっかり考えないとね。まあ、そこら辺は向こうで考えてくるよ」
「かしこまりました、マスター」
無表情でそう言う彼女の口元をハンカチで拭いながら、どっちが世話してるか分かんないな、とか思っていたらエミリーも同感の様だった。
世界樹は今日もニョキニョキニョキニョキ伸ばす予定だ。
まだドランからは見えなかったけど、そのうち見えるようになるだろう。騒ぎになるのは明白だし、面倒事がやってくるまでには周囲の防衛方法を確立しておきたい。
とりあえず、結界の外には地面を鉄で覆った。どういう理屈か分からないけど、土の中から魔物が出てくるので土を覆ってしまえばあいつらは外側から歩いてくるしかない。時々、鉄の上を歩いていると、足元から物音がするのが怖いけど、それ以外は問題ない。
いい加減ドランの屑鉄がなくなるんじゃないか不安になるのであと少ししたらひとまず切り上げようと思う。
「ドーラさん、ラオさんとルウさんは?」
「外の魔物狩りしてる。体が鈍らないように、って」
「ドーラさんはしなくていいの?」
「私は常にしてる」
まあその金属鎧も大きな盾もとても重そうだもんね。
そんな事を思いながら【加工】で鉄の床の範囲を広げ続けながら考える。
世界樹の事を誰にどこまで話をするのか。
少なくとも、ドラン公爵には伝える必要があるだろう。
ドラン公爵に話したら多分この国の王様にも話す必要がある。っていうか、レヴィさんがいる時点で筒抜けな気もするから今更か。
その内、献上品とかした方がいいんだろうな、きっと。
まあ、とりあえず育てろと言われたから育ててるだけだし、木から取った物と引き換えにいろいろしてくれるなら好きにしてくれればいいんだけどさ。
「そういう事は気にしないでいい」
「そうかな?」
「そのために私たちがいる。シズトはシズトがしたい事をしてればいい。シズトは何がしたいの?」
僕のしたい事か。したい事、ねぇ。
「死ぬ時に楽しかったな、って思えるように生きたいかな」
「そう。……頑張って楽しませる。明日のお世話は私。期待してて」
「え、ドーラさんもお世話ローテーションに組み込まれてんの? なんで?」
「それが私のしたい事だから」
ドーラさんは眠たそうな目を細めて、微笑んだ。
131
あなたにおすすめの小説
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身、動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物や魔法、獣人等が当たり前に存在する異世界に転移させられる。
彼が送るのは、時に命がけの戦いもあり、時に仲間との穏やかな日常もある、そんな『冒険者』ならではのスローライフ。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練とは如何なるものか。
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる