蜜空間

ぬるあまい

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四空間目

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「…あ、っ…いや、ぃや」

しかし、そんなことを言われて、再び素直に頷けるほど俺は愚かではない。それはこの一時間で嫌というほど思い知らされた。
嫌な予感しかせず、俺は否定の意を込めて必死に首を横に振る。
だけど神田さんは疑問系で訊ねてきたにも関わらず、俺の意思には全く関係なく行動を移す。

……そう。
いつだって、彼は乱暴者だ。

「遠慮すんなよ、…っ、おら!」
「ッ、!?ひゃ、ッ、ぁああう!」
『…藤島様?』

男ならば少しは興味を持ったことがあるだろう前立腺。そこを遠慮もなく硬いぺニスでゴリゴリ擦られてしまい、俺は声を我慢することも出来ず、悲鳴に近い喘ぎ声を出してしまった。あれだけバレないように頑張っていたというのに、気付かれる瞬間はなんとも呆気ない。

「あ、ッ、あ、ン、ひ、…ッ、そこ、そこぉ!」
『如何なさいました?大丈夫ですか?』
「…っ、ああ、ッ、ん、ダメ、っん」

扉の向こう側ではメシア様が俺の声を聞いて、何事か起きたのだと判断したのだろう。
必死に扉を叩いたり、ドアノブを回したりしているのが、快楽に支配されつつある脳内で、なんとなくだが理解出来た。

…ああ、貴方はやはり俺の救世主様です。
そんな貴方様に汚い声を聞かせてしまってごめんなさい。

「ひゃ、ッ、あッ、ん、…ひ、ふ、ァ、ッう」

でも、もう堕ちちゃう。
神田さんの大きいぺニスに屈服しちゃいます。
……そんな俺を許してくれますか?

『ふ、じしま様…!開けてください』
「……うっせーな」
『…神田、様』
「邪魔すんじゃねえよ、三下が」
『しかし、』
「……殺すぞ」
『…っ、』

俺を除いた二人がそんな重たい雰囲気で会話していたとは露知らず。俺は一人で馬鹿みたいに、上からも下からも涎を垂らしながら、アンアン喘いでいた。

「ひ、っ、ひぃ、ッん!」

強過ぎる刺激に俺はついに堕ちてしまったのだ。

「ん、ゃ、ッ、き、もちぃ…!」

自分の脚で立っていられることも出来なくなり、扉に爪を立てながら、ズルズルと崩れ落ちた。この扉を押さえなければ人が入ってくると分かっていながら、俺は押さえることを止めたのだ。
…いや、正確に言えば止めざるを得なかったとも言う。

「あ、ッ、ん、あ、っ、あ、あぅッ」

神田さんが、膝立ちになった俺の上に跨って、容赦なく腰を打ち付けくるのだから。

「ふ、ぁ、ッ、あ、ん、ひゃァ」

俺は最後の力を振り絞って、指の腹を使って扉に「たすけて」と書いてみた。
しかし、メシア様に海外ドラマの登場人物のような特殊能力があるわけがなく。そんな俺の一世一代の踏ん張りは、誰からも知られることもなく、無駄な努力として消え失せてしまった。

「ひゃ、ッ、ん、あ、ッ、う、ぁ」

だがどういうことだろうか。
俺が扉を押さえることを止めて、ある程度時間が経ったというのに、メシア様もその他の誰も扉を開けてくる気配すらない。
多分だけど、ホモセックスの様子をマジマジと聞かされて、ドン引きした結果が今の現状だと思う。流石にセックス(厳密に言えば強姦)の最中に突入しようと思う勇者は居ないだろう。
……助けなんて、元々なかったんだ。

「かんだ、さん…ッ、あ、もう、…ッ」
「あーあ。お前のエロ声聞かれちまったなぁ」
「……っ、」

誰のせいだ、誰の。

「きっとあいつはお前の声思い出して、夜はシコるんだろうな」
「…、そんな、わけ…なぃ」

俺の声が、メシア様の夜のオカズ…?
馬鹿を言え。そんなことがあるわけない。食中りを起こすぞ。きっと彼には究極のトラウマを植え付けてしまったに違いないだろう。

「もしかしたら今がその最中かも」
「ありえ、ない、ッ、ンぅ」
「そう思うと、…すっげえ腹が立つ」
「あ、ッ、ひゃあ、っ!?」

ツプリと首の皮膚に歯を立てて噛んでくるこの人は、本当に頭がおかしい。
自分が声を出させるように仕向けてきたくせに、なんたる理不尽さ。

「あ、ゃ、ァ、ッ、んあ、っ」
「……あー、クソッ」
「だめ、…ぁ、ッ、ん、痛ぃ」
「このまま食い殺してえ…」

を首をガプガプ噛まれながら物騒なこと言われたものだから、神田さんのその言葉が俺には冗談とは思えなかった。…色々な意味で怖くなり、身体を縮込ませる。

すると、そのせいで穴の締りが良くなったのだろう。耳元で神田さんの唸り声が聞こえてきた。…そのエロボイスたるや。俺が女だったならば、その声だけで一発で孕んでいただろう。子宮があればキュンキュン疼いていたはず。
妊娠する可能性がない男で良かったと、今日初めて心の底から安堵した。

「っ、ふ、ふぅ…ッ、んぅー」
「はっ、…てめえが俺のを食うつもりか?」
「あッ、っひゃぁう!」
「すげえ…締め付け」

子宮はないけれど、尻穴がキュンキュン疼いてしまっていたのか、後ろに銜え込んでいる神田さんのものを食い千切らんばかりに締め付けていたらしい。
ただでさえ大きいぺニスが脈を打ちながら、俺の中で更に大きくなる。

「あー、ッ、あう、あ、ッ、う」

俺の未使用だった穴に遠慮なく種付けしやがったソレは、再び発射準備に取り掛かっているようだ。

「やぁ、ぁあッ、んう、ああん!」

ガチガチに硬くなっており、俺の狭い腸内をゴリゴリと無遠慮に掻き回してくる。青筋を立てた太い物で、腸壁を擦られると堪ったもんじゃない。
上の口よりも、余程素直な俺の下の口は、嬉しそうに神田さんのデカ物をしゃぶっている。

……いや。

「あっ、ん、ッ、そこ、ッ、ひぃ、」
「…あ?ここが好きなのか?」
「ん、んう、ッ、す…すきぃ、…ッ、ン、そこ、好きぃ!」
「クソ…かわいい」

今では上の口もデレモード突入中だ。
文字通り俺は身も心も、神田さんのぺニスに屈服してしまっている。

仕方がない。
雌も雄も気持ちが良いことには勝てない生き物なのだから。

「あ、っ、ああっ、ン、ッうァ」
「……はっ、」
「きもち、…ッ、ね…、そこ、もっとぉ…、」
「ッ、有希」
「ひゃあッ、あ、ああ、あっ、あんッ」

もしかしたら今ならば後ろの穴だけで絶頂に達することが出来るかもしれない。
だけど流石にそこまで堕落するのは怖いので、俺は右手で自分のペニスを扱く。

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