蜜空間

ぬるあまい

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五空間目

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「ッ、ん、ん、ッぐぇ」

ジュチュ、チュッ、チュパッ
口の中からも、胸元からも、卑猥な音が鳴り続ける。

「ん、ぶッ、っ、ぐ、ァ、ッふゥ!!」

急に喉奥まで入ってきた凶悪物。苦しくて嘔吐けば、飲みきれなくなった唾液が口の端から零れて、ダラダラと首筋から胸元にまで垂れ落ちるのが物凄く不快。
唾液と神田さんの先走り汁の所為で、俺は汁塗れだ。

もうこれ、パイズリ関係ねえじゃん。
完璧イラマじゃん。

「ぐ、ぇ、ッ、っ、ふ、ふ、ッ、ンぶっ」

精液が溜まりに溜まっているであろう、重量感のある神田さんの睾丸が、申し訳程度に寄せられ続けている俺の胸にペチペチ当たる。陰毛が顔に付きそうなくらい、喉奥までぶち込まれているが、太くて長いため、ギリギリ顔には当たらないので、それは良かった。

……いや、全然良くねえよッ。

「ッ、ふひ、っ、ン、ぷ、ァ、ふぐゥ」
「…有希の口、すげえいい」
「うううッ、っ、ううぐぅ!!!」
「温かいし、柔らかくて、…さいこー」
「ッ、うう、ッ、ふうっ」

なんという侮辱。これ訴えたら、絶対大金もらえるレベルだろ。

というか。
…うわあ、口の中……ねちゃねちゃしてきて、気持ち悪い。何だよ、コレ。くっそマズイ上に、臭いし、食感なんか、最悪じゃん。射精せずにこれなんだから、このまま口の中で出されたら、どうなるんだ。俺、ショック死しそう。

「ん、ッ、うう、ン、ぷ、ふァ!?」

どうこの状況から逃げようか考えていると、答えが出る前に、ズドンと口の中の質量が増えた。それに伴って、分泌される汁の量も増えて、すっごく苦しい。
…え?…えっ?まさか、このまま出す気か…?ち、違うよな?

「はっ、…飲んで、くれるよな?」

その、まさかだよ!!
やだやだ!!絶対に、いやだッ!!!

「んんっ、んんッ、んふ、ッッ!!」

その気持ちを固定されている頭を強引に動かして、否定の気持ちをおもいっきり込めて横に振る。

「飲めよ」
「……ッ!?」

しかし、即座に一蹴された。

「うえ、ッ、ふ、ぷは、ッ、ん、ふ、ぇ」

それでも俺は嫌だという気持ちを全身で表現した。
感情が高まってボロボロと涙は流れるし、デカ物で塞がれた口からは嗚咽が漏れるし、手なんかは震えている。

「………くそ、かわいい…」

しかし鬼畜生で、普通の人とは違った感性を持つ神田さんには俺の拒絶など意味などなく、むしろなぜか更に煽る結果となってしまったようだ。
…だってその証拠に、俺の口の中で大きくなりやがった。

「ひぐ、ッ、ひッ、ン、んぇ」

可愛いってなんだよ。褒め言葉なのか、それとも貶しているのか。というか、今日だけでこの人に俺は何回可愛いって言われただろうか。可愛いがゲシュタルト崩壊だよ。

「んぷ、ッ…ふ、ふぅ、ッンぶっ」

…いや、そんなことはどうでもいい。
それよりも今は、現在進行形で徐々に大きくなっていく、この凶悪物をどうすべきかだ。

「ふ、ひぃ、ぐ、ッんぷァ」

だけど、どうするもこうするもこんな状態では俺には何も出来ない。後頭部を掴まれて動けないし、口の中から追い出そうと舌先に力を入れて先端部分を強く押せば、それが気持ち良いのか、余計にドプドプと先走り汁が溢れ出す。

「……まあ、いいか」
「ん、ん、ッ、ぷ、ンむ…っ?」
「流石に初心者に飲めって言うのは、鬼畜過ぎたよな」

そうです、やっと分かってくれましたか。
だけどそれを言うならば、初心者にイラマをぶちかます前に気付いて欲しかったです。

だけど、これで口内射精は免れた。早く口の中のねばねば、どろどろを吐き出して口を洗いたい。

「、ッ、ん、く、…ぷ、ァ……、は、っ」

ずろろ…と、何とも形容しがたい感覚と音を立てながら、ゆっくりと俺の口の中から凶悪物が抜かれた。

「は、っぁ、はあ、ッ、ふ…は」

げほげほと軽く咳き込む俺。そうすれば口の中に溜まりに溜まっていた、俺の唾液やら神田さんが分泌した先走り汁やらが、ピチャッとタイルの上に落ちる。

ハァハァと足りなかった呼吸を必死に繰り返しながら、息を整える。その時の俺は、完全に「助かった」と油断をしていた。………だが、それは違った。

「……ッ、は…、出すぞ」
「……ふへ……?」

しゅっ、しゅっ、と擦る音。
ぐちゅ、ちゅぐ、と間近で聞こえてくる水音。
そして、神田さんの吐息混じりのクッソエロイ声が聞こえてきて。

ハッ!と俯いていた顔を上げた瞬間…。

「、ッ、ぷ、ァ…!?」

白い液体が俺の顔面に飛び散ってきたのだ。

「、う、ぇ……」

ドロォ、っと粘り気のある液体が額から頬へ、頬から首元へ、垂れ落ちる。
臭いは最悪だし、感触も最悪だ。そもそも、今日何回も射精した人の量ではないと思う。どんだけ大量の精液を出すつもりだ。こんなに出されたら、女の人は一発で孕んじゃうよ。

「……、ぅ」

手の甲で拭うものの、そんなことで拭い切れる量ではないため、汚れた箇所を増やすだけの結果で終わってしまった。

「タオル、取ってください」

そして出来れば気を遣って濡れたタオルを寄越してください。
顔中に精液パックを施した俺を穴が開くほどジッと見つめていた神田さんにそうお願いしてみたら、彼は思い立ったかのように立ち上がった。気を遣って濡れたタオルを持ってくるのだろうと思っていたのだが………、俺の元へ戻って来た神田さんが持ってきたのは、濡れたタオルでも、乾いたタオルでもなく、…何故か携帯電話だった。

「…、は、っ!?」

持ち込み禁止のはずの携帯をなぜ?と、と呆気に取られていた間に。
…パシャリと音を立てて写真を撮られた。

「ちょ、ちょっと!馬鹿じゃないですか、消してくださいッ」

こんな体型で、こんな顔だ。ただでさえ写真を撮られるのが嫌なのに、ザーメン塗れの姿を撮られるなんて、最悪じゃないか。

「こら、っ!…それ、寄越してください!」
「絶対やだ」
「………ッ、!」

何て奴だ……信じられない。
大体そんな物を撮ってどうするというんだ。悪用するにも需要もない上に、誰の損得にもならない。使いようもなければ、ただ目が腐るだけじゃないか。自分のSDカード内を汚物塗れにする気か?

必死に抵抗して、罵倒して虐げてやりたいのだが。動けば動く度に、怒鳴れば怒鳴る度に、ぶっ掛けられた精液が口に入って来ようとするため、強く動けない。

「……うー、ッ」
「その顔も、いいな」

カシャッ

「ッ、!?」

いいな、って何だよ。いいなって。
……ハァ。もう何でもいいや。写真を消すよりも先に、このきったない面を洗い流そう。くさくて、きもちわるくて、辛い。

出すもの出して上機嫌なのか、口笛を吹きながら携帯を扱う神田さんを無視して、俺は顔を洗い、そしてついでに身体も数回洗いなおしたのだった。

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