1 / 40
1、二人の結婚
しおりを挟む
ニナリアは今日結婚する。相手は魔物討伐の功績で辺境領と、子爵位を賜り、そして侯爵家の令嬢を娶ることになった、平民出身の騎士だ。名前は聞いていない。
ニナリアは元平民で、今も扱いは平民の形だけのバートン侯爵家の令嬢だ。病気で亡くなった父が侯爵家の跡取りだったことから父を探しに来た祖父は、ニナリアを潜伏先の家から無理やり、この家に連れてきたのだ。
突然連れてこられて、しばらくは気に入らないと背中を鞭で打たれた。そして最後は従姉の代わりに褒賞として結婚させられる。強引な政略結婚を防ぐため、この国の結婚年齢は18歳からとなっている。ニナリアは18歳になったばかりだ。
「平民出身の粗暴な騎士ですって。平民のあなたにピッタリね。あなたの背中の傷を見たらなんて言うかしら!」
従姉のシェイラはニナリアをいつも嘲笑った。本来ニナリアが直系なので、それを牽制するためだ。
「伯父様が今も跡取りなら、あなたは存在していないのよ」
結婚が決まってから、ニナリアの生活は一変した。メイドの仕事をしていたがそれもなくなった。背中の傷に薬を塗られて手当てをしたが、古い傷跡は消えなかった。背中は傷でボロボロだ。
(もう鞭でぶたれることもない。あの痛みにずっと耐えてきた)
(ずっと考えていた。この家の連中を一番困らせる方法。貴族の世界はもう沢山よ)
美しい花嫁衣装を着たニナリアは、質素な部屋の窓辺に腰かけて、父と母の三人で暮らしていたころの楽しい姿を思い浮かべた。
ノックがしてもニナリアは無視していた。ドアが開いて騎士が入ってくる。少し長い金髪に碧眼の、騎士らしいしっかりした体格の美しい男性だった。相手がこの人ならいいなと思った。ニナリアは立つとすぐに短剣を取り出して、自分の喉元に向けた。
(結婚式の前に命を絶ったら、さぞ困るでしょうね)
もちろん死ぬつもりはない。ニナリアにはやるべきことがあるからだ。
その騎士は驚いたが、静かな声で言った。
「今日一日大人しくしていたら、願いを一つ叶えよう」
この人なら話が分かりそうだ。ニナリアは剣を降ろすと、大人しく従うことにした。子爵家の馬車に乗り、侯爵家から出て教会に向かった。同乗したのは、この騎士だった。上下白の婚礼用の衣装を着ていた。
(この人が結婚相手なんだ)
ニナリアは少しほっとした。
結婚式は無事に終わった。侯爵家の者は誰も出席しなかった。出席者は、子爵家の従者と、子爵の主人である第一王子だけだった。披露宴もなく、終わったらまたすぐに馬車に乗って辺境領へ向かった。ニナリアの荷物は、トランク一つだけだった。中身もスカスカで、ノートと替えの下着が二組とハンカチと清潔な布、ちり紙、生理用品、ピンクの液体と白い粉が入った小さなひも付きの瓶が二つだけだった。
馬車の中で子爵は、ニナリアをじっと見つめた。二人きりだし、ニナリアは恥ずかしくなる。
(なんでこの人は、じっと見つめるのかしら? すごく恥ずかしい)
心の中では、両頬を抑えていた。実際は、両手を膝の上で握って目をつむって耐えているだけだった。
子爵はふと言葉を漏らす。
「美しい」
(え??? なに? 私のこと?)
ニナリアは男の人にそんなことを言われたことがなかった。侯爵家で、ニナリアに言い寄れば立場が悪くなるから、寄ってくる者はいなかった。若いメイドたちとは仲良くなれたけど。
(もういいや、早く言わなきゃ)
妙な雰囲気になる前に、ニナリアは早速願い事を言った。
「私を自由にしてちょうだい」
「子爵領では自由にできる」
(そういうことじゃない)「離婚するってこと」
「この結婚は、国王の命令だ。お前と別れる気はない。それ以外で聞き届けよう」
(は、それじゃあ何も変わらないじゃない)
「じゃあ白い結婚にして。あなたから見れば私はまだ子供でしょ」
「それは義務だ。それ以外で」
「あなた叶える気ないでしょ」(この人、私と本当に夫婦になるつもりなの?)
「俺は19で、お前とそう変わらない」
(19⁉ 意外と若い。外見からもっと上だと思った)
「聖剣のせいだ。俺はソードマスターだから、聖剣に合わせて成長が早くなったようだ」
(ソードマスターは聞いたことがある。聖剣に選ばれた騎士のことだ。それで、国王からの褒賞も格別だったのね)
ソードマスターはこの世に一人いるかいないかの貴重な存在だ。その戦力は一国をも破壊すると言われている。王家が手元に置いておくためだろう。それなら、なおのこと自分では分不相応だ。
「あなたは知らないでしょうけど、私の父は侯爵家の跡取りだったけど、私はただの平民で何の教育も受けていないし、何の価値もないのよ」
「俺も平民だ。貴族の令嬢には興味がない。この結婚は血統の問題だ。お前には侯爵家の血が流れているから問題ない」
(くうう~。こうなったら)
子爵は取り付く島もなかった。ニナリアは背中を向ける。
「仕方ないから、一つのお願いは、背中のボタンをはずしてくれる? きつくて死にそうなの」
「ボタンぐらい、いつでも外す。わざと言わなかったな」
「そうよ。倒れるかと思ったけど、倒れなかった」
ニナリアはハハと笑った。子爵はすぐにボタンを外すと、背中の傷が見える。
「この傷は?」
「初めは祖父が鞭で叩いたのよ。メイドになってからは、メイド長が叩いた。二人とも傷の手当てはしなかった。メイド長は私のことが嫌いだからドレスもわざと小さいものを作って、今日は朝から何も食べさせてもらってないの」
子爵は白の婚礼用の上着を脱ぐと、ニナリアに着せた。持っていた袋から非常用の干した果物を出すとニナリアに渡す。ニナリアは、果物を急いで食べた。子爵は夢中で食べる姿が、リスみたいだと思って笑った。子爵は持っていた水筒も渡した。
「俺は、アレン・ラディーだ」
(結婚式で司祭が言ってたわね)「侯爵家では名前も教えてもらえなかった」
祖父に急に呼ばれて、行った部屋には祖父と叔父夫婦、娘のシェイラがいた。その場で、シェイラの代わりに結婚させられる話を聞かされた。侯爵家はシェイラを王子妃にするつもりだったからだ。
祖父の顔は深いしわが刻み込まれて普段は険しい表情しか見せないが、その時は珍しく喜んで、いやらしく笑った。
『引き取ってちょうど良かった』
(無理やり連れてきたくせに)
ニナリアは思い出して腹が立った。でももう、あの家の人達と顔を合わせなくていい。そう考えるとスッキリした。次の問題は目の前の、一筋縄ではいかないこの人だ。
宿場の簡易の宿屋に泊まることになった。宿のご飯は久しぶりのおいしい食事だった。侍女はいないので自分でお風呂に入って、ゆっくりできた。
部屋はアレンと同室だった。大き目のベッドが一つしかない。ニナリアはベッドの片側に座っていた。アレンは部屋に入ってくると迷わずニナリアの前に来て、軽く口づけをした。アレンはつぶやく。
「この時をどれだけ待ったことか。──体の力を抜け」
それはできなかった。
(だって、流されてしまうから)
でも無駄な抵抗だった。深く口づけをされた後は、そうする他なかった。
ニナリアは元平民で、今も扱いは平民の形だけのバートン侯爵家の令嬢だ。病気で亡くなった父が侯爵家の跡取りだったことから父を探しに来た祖父は、ニナリアを潜伏先の家から無理やり、この家に連れてきたのだ。
突然連れてこられて、しばらくは気に入らないと背中を鞭で打たれた。そして最後は従姉の代わりに褒賞として結婚させられる。強引な政略結婚を防ぐため、この国の結婚年齢は18歳からとなっている。ニナリアは18歳になったばかりだ。
「平民出身の粗暴な騎士ですって。平民のあなたにピッタリね。あなたの背中の傷を見たらなんて言うかしら!」
従姉のシェイラはニナリアをいつも嘲笑った。本来ニナリアが直系なので、それを牽制するためだ。
「伯父様が今も跡取りなら、あなたは存在していないのよ」
結婚が決まってから、ニナリアの生活は一変した。メイドの仕事をしていたがそれもなくなった。背中の傷に薬を塗られて手当てをしたが、古い傷跡は消えなかった。背中は傷でボロボロだ。
(もう鞭でぶたれることもない。あの痛みにずっと耐えてきた)
(ずっと考えていた。この家の連中を一番困らせる方法。貴族の世界はもう沢山よ)
美しい花嫁衣装を着たニナリアは、質素な部屋の窓辺に腰かけて、父と母の三人で暮らしていたころの楽しい姿を思い浮かべた。
ノックがしてもニナリアは無視していた。ドアが開いて騎士が入ってくる。少し長い金髪に碧眼の、騎士らしいしっかりした体格の美しい男性だった。相手がこの人ならいいなと思った。ニナリアは立つとすぐに短剣を取り出して、自分の喉元に向けた。
(結婚式の前に命を絶ったら、さぞ困るでしょうね)
もちろん死ぬつもりはない。ニナリアにはやるべきことがあるからだ。
その騎士は驚いたが、静かな声で言った。
「今日一日大人しくしていたら、願いを一つ叶えよう」
この人なら話が分かりそうだ。ニナリアは剣を降ろすと、大人しく従うことにした。子爵家の馬車に乗り、侯爵家から出て教会に向かった。同乗したのは、この騎士だった。上下白の婚礼用の衣装を着ていた。
(この人が結婚相手なんだ)
ニナリアは少しほっとした。
結婚式は無事に終わった。侯爵家の者は誰も出席しなかった。出席者は、子爵家の従者と、子爵の主人である第一王子だけだった。披露宴もなく、終わったらまたすぐに馬車に乗って辺境領へ向かった。ニナリアの荷物は、トランク一つだけだった。中身もスカスカで、ノートと替えの下着が二組とハンカチと清潔な布、ちり紙、生理用品、ピンクの液体と白い粉が入った小さなひも付きの瓶が二つだけだった。
馬車の中で子爵は、ニナリアをじっと見つめた。二人きりだし、ニナリアは恥ずかしくなる。
(なんでこの人は、じっと見つめるのかしら? すごく恥ずかしい)
心の中では、両頬を抑えていた。実際は、両手を膝の上で握って目をつむって耐えているだけだった。
子爵はふと言葉を漏らす。
「美しい」
(え??? なに? 私のこと?)
ニナリアは男の人にそんなことを言われたことがなかった。侯爵家で、ニナリアに言い寄れば立場が悪くなるから、寄ってくる者はいなかった。若いメイドたちとは仲良くなれたけど。
(もういいや、早く言わなきゃ)
妙な雰囲気になる前に、ニナリアは早速願い事を言った。
「私を自由にしてちょうだい」
「子爵領では自由にできる」
(そういうことじゃない)「離婚するってこと」
「この結婚は、国王の命令だ。お前と別れる気はない。それ以外で聞き届けよう」
(は、それじゃあ何も変わらないじゃない)
「じゃあ白い結婚にして。あなたから見れば私はまだ子供でしょ」
「それは義務だ。それ以外で」
「あなた叶える気ないでしょ」(この人、私と本当に夫婦になるつもりなの?)
「俺は19で、お前とそう変わらない」
(19⁉ 意外と若い。外見からもっと上だと思った)
「聖剣のせいだ。俺はソードマスターだから、聖剣に合わせて成長が早くなったようだ」
(ソードマスターは聞いたことがある。聖剣に選ばれた騎士のことだ。それで、国王からの褒賞も格別だったのね)
ソードマスターはこの世に一人いるかいないかの貴重な存在だ。その戦力は一国をも破壊すると言われている。王家が手元に置いておくためだろう。それなら、なおのこと自分では分不相応だ。
「あなたは知らないでしょうけど、私の父は侯爵家の跡取りだったけど、私はただの平民で何の教育も受けていないし、何の価値もないのよ」
「俺も平民だ。貴族の令嬢には興味がない。この結婚は血統の問題だ。お前には侯爵家の血が流れているから問題ない」
(くうう~。こうなったら)
子爵は取り付く島もなかった。ニナリアは背中を向ける。
「仕方ないから、一つのお願いは、背中のボタンをはずしてくれる? きつくて死にそうなの」
「ボタンぐらい、いつでも外す。わざと言わなかったな」
「そうよ。倒れるかと思ったけど、倒れなかった」
ニナリアはハハと笑った。子爵はすぐにボタンを外すと、背中の傷が見える。
「この傷は?」
「初めは祖父が鞭で叩いたのよ。メイドになってからは、メイド長が叩いた。二人とも傷の手当てはしなかった。メイド長は私のことが嫌いだからドレスもわざと小さいものを作って、今日は朝から何も食べさせてもらってないの」
子爵は白の婚礼用の上着を脱ぐと、ニナリアに着せた。持っていた袋から非常用の干した果物を出すとニナリアに渡す。ニナリアは、果物を急いで食べた。子爵は夢中で食べる姿が、リスみたいだと思って笑った。子爵は持っていた水筒も渡した。
「俺は、アレン・ラディーだ」
(結婚式で司祭が言ってたわね)「侯爵家では名前も教えてもらえなかった」
祖父に急に呼ばれて、行った部屋には祖父と叔父夫婦、娘のシェイラがいた。その場で、シェイラの代わりに結婚させられる話を聞かされた。侯爵家はシェイラを王子妃にするつもりだったからだ。
祖父の顔は深いしわが刻み込まれて普段は険しい表情しか見せないが、その時は珍しく喜んで、いやらしく笑った。
『引き取ってちょうど良かった』
(無理やり連れてきたくせに)
ニナリアは思い出して腹が立った。でももう、あの家の人達と顔を合わせなくていい。そう考えるとスッキリした。次の問題は目の前の、一筋縄ではいかないこの人だ。
宿場の簡易の宿屋に泊まることになった。宿のご飯は久しぶりのおいしい食事だった。侍女はいないので自分でお風呂に入って、ゆっくりできた。
部屋はアレンと同室だった。大き目のベッドが一つしかない。ニナリアはベッドの片側に座っていた。アレンは部屋に入ってくると迷わずニナリアの前に来て、軽く口づけをした。アレンはつぶやく。
「この時をどれだけ待ったことか。──体の力を抜け」
それはできなかった。
(だって、流されてしまうから)
でも無駄な抵抗だった。深く口づけをされた後は、そうする他なかった。
49
あなたにおすすめの小説
追放された地味なメイドは和菓子職人の記憶に目覚める 〜王子たちの胃袋を『あんこ』で掴んだら、王宮で極甘に溺愛されています〜
あとりえむ
恋愛
「起きなさい、この穀潰し!」
冷たい紅茶を浴びせられ、無実の罪で男爵家を追放された地味なメイド、ミア。
泥濘の中で力尽きようとしたその時、彼女の脳裏に鮮やかな記憶が蘇る。
それは、炊きたての小豆の香りと、丁寧にあんこを練り上げる職人としての誇り……
行き倒れたミアを救ったのは、冷徹と恐れられる第一王子ミハエルだった。
バターと生クリームの重いお菓子に胃を痛めていた王族たちの前に、ミアは前世の知恵を絞った未知のスイーツ『おはぎ』を差し出す。
「なんだ、この食感は……深く、そして優しい。ミア、お前は私の最高のパートナーだ」
小豆の魔法に魅了されたミハエルだけでなく、武闘派の第二王子やわがままな王女まで、気づけばミアを取り合う溺愛合戦が勃発!
一方で、有能なミアを失い、裏金のカラクリを解ける者がいなくなった男爵家は、自業自得の崩壊へと突き進んでいく。
泣いて謝っても、もう遅い。
彼らを待っていたのは、処刑よりも皮肉な「全土小豆畑の刑」だった……
これは、一粒の小豆から始まる、甘くて爽快な逆転シンデレラストーリー。
あなたの心も、あんこのように「まあるく」癒やしてみせます。
【完結】教会で暮らす事になった伯爵令嬢は思いのほか長く滞在するが、幸せを掴みました。
まりぃべる
恋愛
ルクレツィア=コラユータは、伯爵家の一人娘。七歳の時に母にお使いを頼まれて王都の町はずれの教会を訪れ、そのままそこで育った。
理由は、お家騒動のための避難措置である。
八年が経ち、まもなく成人するルクレツィアは運命の岐路に立たされる。
★違う作品「手の届かない桃色の果実と言われた少女は、廃れた場所を住処とさせられました」での登場人物が出てきます。が、それを読んでいなくても分かる話となっています。
☆まりぃべるの世界観です。現実世界とは似ていても、違うところが多々あります。
☆現実世界にも似たような名前や地域名がありますが、全く関係ありません。
☆植物の効能など、現実世界とは近いけれども異なる場合がありますがまりぃべるの世界観ですので、そこのところご理解いただいた上で読んでいただけると幸いです。
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
【完結】氷狼魔術師長様と私の、甘い契約結婚~実は溺愛されていたなんて聞いていません!~
雨宮羽那
恋愛
魔術国家アステリエで事務官として働くセレフィアは、義理の家族に給料を奪われ、婚期を逃した厄介者として扱われていた。
そんなある日、上司である魔術師長・シリウスが事務室へやってきて、「私と結婚してください」と言い放った!
詳しく話を聞けば、どうやらシリウスにも事情があるようで、契約結婚の話を持ちかけられる。
家から抜け出るきっかけだと、シリウスとの結婚を決意するセレフィア。
同居生活が始まるが、シリウスはなぜかしれっとセレフィアを甘やかしてくる!?
「これは契約結婚のはずですよね!?」
◇◇◇◇
恋愛小説大賞に応募しています。
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます( . .)"
モチベになるので良ければ応援していただけると嬉しいです!
※この作品は「小説家になろう」様にも掲載しております。
※表紙はAIイラストです。文字入れは「装丁カフェ」様を使用しております。
※小説内容にはAI不使用です。
辺境伯夫人は領地を紡ぐ
やまだごんた
恋愛
王命によりヴァルデン辺境伯に嫁ぐことになった、前ベルンシュタイン公爵令嬢のマルグリット。
しかし、彼女を待っていたのは60年にも及ぶ戦争で荒廃し、冬を越す薪すら足りない現実だった。
物資も人手も足りない中、マルグリットは領地の立て直しに乗り出す。
戦しか知らなかったと自省する夫と向き合いながら、少しずつ築かれていく夫婦の距離。
これは、1人の女性が領地を紡ぎ、夫と共に未来を作る「内政×溺愛」の物語です。
全50話の予定です
※表紙はイメージです
※アルファポリス先行公開(なろうにも転載予定です)
第四王子の運命の相手は私です
光城 朱純
恋愛
闇の魔力の持ち主が世界を滅ぼすと、見下される国カイート王国。
生まれてきた者は隠され、貶められ、蔑まれ、まともな生活を送ることは許されなかった。
圧倒的なその力に、いつ呑み込まれるかわからない闇の魔力の持ち主を救えるのは、聖の魔力の持ち主のみ。
そんな国に生まれ落ちた第四王子は闇の魔力を持つ。
聖の魔力を持って生まれた相手に恋をして、側にいることが叶えば、その愛はとどまることを知らない。
やがて運命の相手との力は国を守り、民を助ける。
聖と闇。その二つの魔力を持つ者がお互いを信じ結ばれた時、その力は何倍もの大きさになって国に繁栄をもたらすだろう。
闇魔法の使い手である第四王子。聖魔法の使い手の侍女エラ。運命の相手との立場を超えた恋愛のいく末はーー。
表紙はイラストAC様からお借りしました
妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付
唯崎りいち
恋愛
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる