15 / 35
へんた………王太子編ー完結ー
7
しおりを挟む
「はぁ………何故こうもリバーと違い変態のクズに育ったのか。教育を間違えたようだな。こんなもの廃嫡だ、廃嫡」
「そ、そんな………ち、父上、本当に、本当にしてないんです………!信じてください………っ」
自分の信用のなさ故か、リバースに対しての異常な信用に対してか、もうなるようになれ………そう思わなくもなかった。
しかしそれは、まさかこんなことで王太子の資格を取り下げられるとまでは思わなかったからだ。無理だと心の底ではわかっているのにここまで陥れられてはすがってでも、なんとかせねばなるまい。
情けない姿を見せようと少しでももしかしたら誤解なのか?と思ってもらえれば真実を探してくれるものがでるかもしれないと、そう必死なる。そんなことをした証拠などあるはずもないのだからなんとか今だけでも疑いを薄めて調べてもらわなければ………
そんな必死になっているときだった。
「パンツ…………?」
誰かがそんなことを呟いたのは。そして周囲と私が向けた視線の先は距離的に明らかに私のポケットから出た………パンツ…………え、パンツ!?
「へ………なっちが!こ、これは私のでは…………!」
恐らく今日一番パニクった瞬間だった。何せ自分のポケットからパンツが出てきたのだ。しかも明らかに自分のではない小さいパンツが。
「あー!ぼくのぱんつだー!おきにいりのだからどこいったのかとおもったらおにいしゃまがもってたんだね!どろぼうしゃんはだめなんだよ?」
周囲は騙されているが4歳にして悪魔の笑みを見せるリバース。その瞬間犯人が誰かを知る。こんな場面でこんなものを持ち歩いているとばかりに知られれば明らかに私はどうあがいても変態扱いを逃れられないだろう。この悪魔はいつの間に………一体いつから俺を陥れようとしていたのだ?
「は、は………っはははははっ!確かに貴様の物ではないようだな?」
ああ、もうだめだと知る。
「なんであらってないぱんつもってったのー?めいどしゃんこまってたよ?」
貴様がやったんだろうが!と怒鳴りたい……!
「そうかそうか、弟の使いたてがよかったのだな?そうなんだなあああ?」
なのに、頭は冷静なつもりなのに。
「ちが、なんで、え、え、え……?」
動揺を抑えられない。気持ちと頭がついていかない。
「衛兵!このど変態も牢へ連れていけ!ったく何を考えとるんだ!」
何も。父が思うようなことは何も考えてないのに。
「ではご変態様、抵抗ないようにお願いします」
「ご変態!?わ、私は変態じゃなあああああい!」
違うのに!捕まれば最後。認めることなる、この現実を。抵抗、抵抗しなければ。
「最後まで抵抗して情けないこと」
「あんな変態が将来国王になっていたと思うとぞっとするな」
誤解だ。なのに最後まで私は誰ひとり味方にしてもらえず陰口まで言われる始末。抵抗しても誰も助けてはくれない。
パサリ
「なんだ?これは……またパンツ、ですか。誰のです?」
そして………抵抗の末に、また出てくるパンツ。
ま・だ・あ・っ・た・の・か・!
さらに隠されていたパンツが姿を現した。どれだけあの悪魔は私を変態扱いにしたかったのか。
しかもそのパンツは
「私のだ!」
「自分のパンツでも興奮するんですね…」
「ちがあああああああう!」
悪魔が目の前から去ってもあらぬ誤解を受けながら、抵抗虚しく私は牢屋へと入れられるのだった。
何故こうなったのかなんて最後までわかることなく、未来に絶望だけを残して。
その日、絶望に落とされた私は、パンツを投げられる悪夢を見て余計苦しむことになるのだった。主導者にあの悪魔の弟を伴って。
「パンツ……パンツはもういやだ……」
「またパンツパンツ言ってるぜ」
「よっぽど好きなんだろうなぁ」
END
王太子編あとがき
最後は最終兵器パンツにて完結……!
楽しんでいただけましたでしょうか?意外と頭の中では冷静でありながらそれが出しきれず気持ちが追い付かない変態子でした!まあ、状況が悪くなるばかりか最後はパンツですからね!
動揺はとんでもなかったでしょう。
そんなわけでこれにて完結。最後は想像にて!
「そ、そんな………ち、父上、本当に、本当にしてないんです………!信じてください………っ」
自分の信用のなさ故か、リバースに対しての異常な信用に対してか、もうなるようになれ………そう思わなくもなかった。
しかしそれは、まさかこんなことで王太子の資格を取り下げられるとまでは思わなかったからだ。無理だと心の底ではわかっているのにここまで陥れられてはすがってでも、なんとかせねばなるまい。
情けない姿を見せようと少しでももしかしたら誤解なのか?と思ってもらえれば真実を探してくれるものがでるかもしれないと、そう必死なる。そんなことをした証拠などあるはずもないのだからなんとか今だけでも疑いを薄めて調べてもらわなければ………
そんな必死になっているときだった。
「パンツ…………?」
誰かがそんなことを呟いたのは。そして周囲と私が向けた視線の先は距離的に明らかに私のポケットから出た………パンツ…………え、パンツ!?
「へ………なっちが!こ、これは私のでは…………!」
恐らく今日一番パニクった瞬間だった。何せ自分のポケットからパンツが出てきたのだ。しかも明らかに自分のではない小さいパンツが。
「あー!ぼくのぱんつだー!おきにいりのだからどこいったのかとおもったらおにいしゃまがもってたんだね!どろぼうしゃんはだめなんだよ?」
周囲は騙されているが4歳にして悪魔の笑みを見せるリバース。その瞬間犯人が誰かを知る。こんな場面でこんなものを持ち歩いているとばかりに知られれば明らかに私はどうあがいても変態扱いを逃れられないだろう。この悪魔はいつの間に………一体いつから俺を陥れようとしていたのだ?
「は、は………っはははははっ!確かに貴様の物ではないようだな?」
ああ、もうだめだと知る。
「なんであらってないぱんつもってったのー?めいどしゃんこまってたよ?」
貴様がやったんだろうが!と怒鳴りたい……!
「そうかそうか、弟の使いたてがよかったのだな?そうなんだなあああ?」
なのに、頭は冷静なつもりなのに。
「ちが、なんで、え、え、え……?」
動揺を抑えられない。気持ちと頭がついていかない。
「衛兵!このど変態も牢へ連れていけ!ったく何を考えとるんだ!」
何も。父が思うようなことは何も考えてないのに。
「ではご変態様、抵抗ないようにお願いします」
「ご変態!?わ、私は変態じゃなあああああい!」
違うのに!捕まれば最後。認めることなる、この現実を。抵抗、抵抗しなければ。
「最後まで抵抗して情けないこと」
「あんな変態が将来国王になっていたと思うとぞっとするな」
誤解だ。なのに最後まで私は誰ひとり味方にしてもらえず陰口まで言われる始末。抵抗しても誰も助けてはくれない。
パサリ
「なんだ?これは……またパンツ、ですか。誰のです?」
そして………抵抗の末に、また出てくるパンツ。
ま・だ・あ・っ・た・の・か・!
さらに隠されていたパンツが姿を現した。どれだけあの悪魔は私を変態扱いにしたかったのか。
しかもそのパンツは
「私のだ!」
「自分のパンツでも興奮するんですね…」
「ちがあああああああう!」
悪魔が目の前から去ってもあらぬ誤解を受けながら、抵抗虚しく私は牢屋へと入れられるのだった。
何故こうなったのかなんて最後までわかることなく、未来に絶望だけを残して。
その日、絶望に落とされた私は、パンツを投げられる悪夢を見て余計苦しむことになるのだった。主導者にあの悪魔の弟を伴って。
「パンツ……パンツはもういやだ……」
「またパンツパンツ言ってるぜ」
「よっぽど好きなんだろうなぁ」
END
王太子編あとがき
最後は最終兵器パンツにて完結……!
楽しんでいただけましたでしょうか?意外と頭の中では冷静でありながらそれが出しきれず気持ちが追い付かない変態子でした!まあ、状況が悪くなるばかりか最後はパンツですからね!
動揺はとんでもなかったでしょう。
そんなわけでこれにて完結。最後は想像にて!
38
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
恋愛
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
婚約者として五年間尽くしたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!
離婚と追放された悪役令嬢ですが、前世の農業知識で辺境の村を大改革!気づいた元夫が後悔の涙を流しても、隣国の王子様と幸せになります
黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢リセラは、夫である王子ルドルフから突然の離婚を宣告される。理由は、異世界から現れた聖女セリーナへの愛。前世が農業大学の学生だった記憶を持つリセラは、ゲームのシナリオ通り悪役令嬢として処刑される運命を回避し、慰謝料として手に入れた辺境の荒れ地で第二の人生をスタートさせる!
前世の知識を活かした農業改革で、貧しい村はみるみる豊かに。美味しい作物と加工品は評判を呼び、やがて隣国の知的な王子アレクサンダーの目にも留まる。
「君の作る未来を、そばで見ていたい」――穏やかで誠実な彼に惹かれていくリセラ。
一方、リセラを捨てた元夫は彼女の成功を耳にし、後悔の念に駆られ始めるが……?
これは、捨てられた悪役令嬢が、農業で華麗に成り上がり、真実の愛と幸せを掴む、痛快サクセス・ラブストーリー!
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
王国最強の天才魔導士は、追放された悪役令嬢の息子でした
由香
ファンタジー
追放された悪役令嬢が選んだのは復讐ではなく、母として息子を守ること。
無自覚天才に育った息子は、魔法を遊び感覚で扱い、王国を震撼させてしまう。
再び招かれたのは、かつて母を追放した国。
礼儀正しく圧倒する息子と、静かに完全勝利する母。
これは、親子が選ぶ“最も美しいざまぁ”。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
悪役令嬢に転生したと気付いたら、咄嗟に婚約者の記憶を失くしたフリをしてしまった。
ねーさん
恋愛
あ、私、悪役令嬢だ。
クリスティナは婚約者であるアレクシス王子に近付くフローラを階段から落とそうとして、誤って自分が落ちてしまう。
気を失ったクリスティナの頭に前世で読んだ小説のストーリーが甦る。自分がその小説の悪役令嬢に転生したと気付いたクリスティナは、目が覚めた時「貴方は誰?」と咄嗟に記憶を失くしたフリをしてしまって──…
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
勘当された悪役令嬢は平民になって幸せに暮らしていたのになぜか人生をやり直しさせられる
千環
恋愛
第三王子の婚約者であった侯爵令嬢アドリアーナだが、第三王子が想いを寄せる男爵令嬢を害した罪で婚約破棄を言い渡されたことによりスタングロム侯爵家から勘当され、平民アニーとして生きることとなった。
なんとか日々を過ごす内に12年の歳月が流れ、ある時出会った10歳年上の平民アレクと結ばれて、可愛い娘チェルシーを授かり、とても幸せに暮らしていたのだが……道に飛び出して馬車に轢かれそうになった娘を助けようとしたアニーは気付けば6歳のアドリアーナに戻っていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる