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谷中
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十数日後の昼時。
東京谷中の一角に米国海軍のジープが止まる。リリィが運転席に座り、ドナルドが助手席で地図を見て困っている。
「このあたりだと思うんだけど、、、」
「なによー、地図もあるのに、、、」
ドナルドが地図を縦にしたり横にしたり、回したり何だりして、必死に探していると、向こうでリリィの声がする。
「おかーさん、ここはどこですか?」
ドナルドが声の方向を見て苦笑。
「オーティスみたいだ」
リリィとドナルドが、道端にジープを止めて、小さな路地に入っていく。路地の両側にには長屋が続いている。真ん中のあたりの井戸のそばで、洗濯をしている3人の年配の女が二人をジロジロ見る。
ドナルドが、ある家の表札を確認する。「吉田」と記載がある。
「ごめんくださーい」
返事がない。
「ごめんくださーい」
洗濯していた年配の女が立ち上がって、近寄ってくる。
「なーにー? 吉田さん、留守だよ」
ドナルドが残念そう。
「あらー、お留守ですかー」
年配の女が驚く。
「あら、あなた、外人みたいな顔してるのに、日本語上手なのねぇ」
ドナルドが笑顔で答える。
「はい。日本語専門の軍人なんです。吉田さんのトモダチなんですよ。奥さんとお子さんに手紙を持ってきたんですが、、、」
年配の女が一層驚く。
「えー!! 吉田さん、生きてるの!??」
年配の女、小走りに洗濯している女達の方に向かっていき、何か言う。洗濯している女達も驚く。
「えー!!」
洗濯女たち、みんなそれぞれの方向に走り出す。
リリィとドナルドが神妙な顔で、長屋の中の畳の上に、座布団を敷いて、あぐらで座っている。
二人の前に、あまりスペースを空けないで、女3人と子供5人が座っている。みんな、リリィとドナルドの前に置いてあるモノを凝視している。
ドナルドが、お茶を飲む。女3人と子供5人、みんなドナルドを凝視する。ドナルドが視線を感じて困った顔になる。
「あのー、、、」
年配の女が答える。
「はい?」
ドナルドが困った顔で、
「やっぱり、この羊羹はいただけませんよ」
リリィとドナルドの前に、それぞれお茶わんが置いてあり、別に羊羹が皿に一個づつ載っている。年配の女が不思議がる。
「なんで?」
「だって、貴重なものなんでしょ? すごく」
年配の女の横に座っていた、ちょっと若い女が手を伸ばす。
「じゃ、あたしがいただこうかな」
年配の女、ちょっと若い女の出した手をピシャリと叩く。
「えぇ、えぇ、貴重ですけどね、あたし達なんか、もう2~3年も食べてないけどね、大家さんが言ってるのよ。「そんなありがたいトモダチが訪ねてきてくれたんなら、あいつのかわりに俺が羊羹出してやろう」ってさ」
ドナルドがなんだかわかんない顔でうなづく。
「はぁ」
年配の女、少し大きな声になる。
「ここは大家さんの顔立ててさ、召し上がってよ」
女3人と子供5人、みんな羊羹を見ている。リリィが英語でドナルドに話しかける。
「みんな、スゴイ羊羹見てるけど、ここはいただくべきじゃないの? これが「メンツを立てる」ってことでしょ?」
ドナルドが日本語で年配の女に尋ねる。
「これは「メンツを立てる」という状況ですか?」
年配の女、楽しそうに笑う。
「ははは。そうそう。あなた、ほんとに日本語うまいねぇ」
ドナルドが微笑する。
「では、いただきましょう」
リリィとドナルドが羊羹を切って、口に入れてモグモグする。洗濯女3人と子供5人、みんなジッと見ながら、一緒にモグモグしている。リリィとドナルドが飲み込むと、洗濯女3人と子供5人も飲み込むような仕草。
すると、玄関の引き戸の向こうでドタバタする音がした。玄関の引き戸のところに、紋付き袴を着た、初老の、ハゲちゃびんで黒メガネをかけた大家が出てくる。イナセな、よく通る良い声。
「おーい、アメリカさん、まだいらっしゃるかぃ?」
女3人が一斉に立ち上がる。
「いらっしゃるよ、こっちこっち、ほら、ここあけて、ここあけて、あっ、さっちゃん、しっかりね。気をしっかりね、、、」
玄関の向こうに立っている大家の横に、いつのまにか吉田さんの奥さんが小さな子を抱いて立っている。
大家が気難しい顔をして、手刀で空間を切りながら、長屋の中に入っていく。そのあとを、吉田さんの奥さんが子を抱いてついていく。
大家と吉田さんの奥さんがリリィとドナルドの目の前に正座する。うしろの方で、年配の女をはじめ、いろんな人が見ている。玄関の外にも人だかり。
大家が重々しく一礼した。
「えぇー、このたびは、大層なご厚意をいただきまして、御礼の言葉もございません。あたくし、不肖ながら、このあたりの大家を勤めておりますものです。ヤツになりかわりまして、深く深く御礼申し上げます」
大家と吉田さんの奥さん、深々と一礼する。リリィとドナルドが正座しようとすると、大家が止める。
「あ、そのまま、そのまま、どうぞ、どうぞ、、、」
大家、うしろを振り返る。
「おぃ、新しいお茶ぁおつぎしな」
年配の女、そそくさと出てきて、リリィとドナルドの茶わんを持っていく。大家、芝居がかった動きをやめて、リラックする。
「で、やつは元気ですか?」
ドナルドが困ったような顔をしている。
「はい。すごく元気です。あのー」
大家が不思議そうな顔になる。
「はい?」
ドナルドが続ける。
「こんなに、たくさんの方の前で話していいんですか?」
ドナルドは吉田さんの奥さんに尋ねるが、大家が引き取る。
「いいんです、いいんです。みんな、家族みたいなもんですから」
ドナルドが合点したようにうなづく。
「そうですか。私ね、ハワイでヨシダさんから江戸文化を学びました」
大家が不思議そう。
「江戸の文化?」
ドナルドがうなづく。
「はい。つまり、みなさんのような方々のお話です」
大家が微笑する。
「へぇー、そう?」
ドナルドがうなづく。
「はい。ヨシダさんに落語を聞いて、たくさん話をうかがいました。そして、今日みなさんとお会いできて、「あぁ、これが吉田さんの話していた世界なのか。これが江戸っ子なのか」と、感銘を受けています」
大家が破顔する。
「へー。そりゃ、うれしーや。よぉし!」
大家、うしろを向いて大きな声を出す。
「おぃ、酒と肴、じゃんじゃん持ってきな。お代はおいらが持つ。全部持つっ!」
横に座っている吉田さんの奥さんが困惑する。
「大家さん、大家さん、そんなことしてもらっては困ります」
大家さんがイナセな、よく通る良い声で、満場に聞かせるように話す。
「ご新造さん、何も言わないでくんな。おいらの気持ちだぁ!」
年配の女がすっとんきょうな声を出す。
「あらー、ケチで聞こえた大家さんが、あんなこと言ってるよー」
大家よく通る良い声を出す。
「てやんでぃ、ケチってのはな、本当に使うべき時のためにムダ遣いしないことでぃ」
大家の後ろに座っている女たちがはやし立てる。
「よっ、大家さん」
「よーっう!」
みんなの笑い声が起こる。リリィとドナルドも笑っている。
たくさんの笑い声が起こっている。
吉田さん宅の狭い玄関で、年配の女がどじょうすくいを踊っている。
部屋の中からリリィとドナルドがおちょこで日本酒を飲みながら見ている。二人の前にはお盆に載って魚の塩焼きに、たくあん、コブじめ。
大家さんも吉田さんの奥さんも見ている。
年配の女は踊りながら玄関から外に出ていく。外には大勢の人がいて、ヤンヤの喝采。
ドナルドが吉田さんの奥さんに尋ねる。
「奥さん、小学生の子どもさん、あるでしょ?」
吉田さんの奥さん、驚く。
「はい。よくご存知で。この子と、こんど小学生になるのが一人」
ドナルドが好意に満ちた微笑で尋ねる。
「小学生のお子さんを、クリスマスに招待させてくれませんか?」
吉田さんの奥さん、驚く。
「え? お邪魔じゃありませんか?」
ドナルドが好意に満ちた微笑で
「いえいえ、ぜひ来てください。アレでしたら、大家さんもご一緒に」
大家、驚く。
「へ? そりゃ、楽しそうだけど、クリスマスってなに?」
吉田さんの奥さんが説明する。
「キリスト様の亡くなった日なんですって。ほら、昔やってたじゃないですか。三越とか松坂屋で」
大家が少し昔を思い出すように上を見上げる。
「あぁー、やってたね。昔ね。あれがクリスマスなんだ」
ドナルドが説明する。
「アメリカでは、家族みんなで祝うんですよ。大家さん、お孫さんは?」
大家がドナルドを見る。
「小さいのが3人いるけど、面白そうだけど、いいのかぃ? おいらみたいなのが伺っても」
ドナルド、好意に満ちた微笑を返す。
「ぜひ。ほら、奥さんだけだと心細いかもしれないから」
大家が合点する。
「あぁ、そーか、そーか。あんた、アメリカさんのくせに、よく気がつくねぇー」
ドナルド、笑う。
東京谷中の一角に米国海軍のジープが止まる。リリィが運転席に座り、ドナルドが助手席で地図を見て困っている。
「このあたりだと思うんだけど、、、」
「なによー、地図もあるのに、、、」
ドナルドが地図を縦にしたり横にしたり、回したり何だりして、必死に探していると、向こうでリリィの声がする。
「おかーさん、ここはどこですか?」
ドナルドが声の方向を見て苦笑。
「オーティスみたいだ」
リリィとドナルドが、道端にジープを止めて、小さな路地に入っていく。路地の両側にには長屋が続いている。真ん中のあたりの井戸のそばで、洗濯をしている3人の年配の女が二人をジロジロ見る。
ドナルドが、ある家の表札を確認する。「吉田」と記載がある。
「ごめんくださーい」
返事がない。
「ごめんくださーい」
洗濯していた年配の女が立ち上がって、近寄ってくる。
「なーにー? 吉田さん、留守だよ」
ドナルドが残念そう。
「あらー、お留守ですかー」
年配の女が驚く。
「あら、あなた、外人みたいな顔してるのに、日本語上手なのねぇ」
ドナルドが笑顔で答える。
「はい。日本語専門の軍人なんです。吉田さんのトモダチなんですよ。奥さんとお子さんに手紙を持ってきたんですが、、、」
年配の女が一層驚く。
「えー!! 吉田さん、生きてるの!??」
年配の女、小走りに洗濯している女達の方に向かっていき、何か言う。洗濯している女達も驚く。
「えー!!」
洗濯女たち、みんなそれぞれの方向に走り出す。
リリィとドナルドが神妙な顔で、長屋の中の畳の上に、座布団を敷いて、あぐらで座っている。
二人の前に、あまりスペースを空けないで、女3人と子供5人が座っている。みんな、リリィとドナルドの前に置いてあるモノを凝視している。
ドナルドが、お茶を飲む。女3人と子供5人、みんなドナルドを凝視する。ドナルドが視線を感じて困った顔になる。
「あのー、、、」
年配の女が答える。
「はい?」
ドナルドが困った顔で、
「やっぱり、この羊羹はいただけませんよ」
リリィとドナルドの前に、それぞれお茶わんが置いてあり、別に羊羹が皿に一個づつ載っている。年配の女が不思議がる。
「なんで?」
「だって、貴重なものなんでしょ? すごく」
年配の女の横に座っていた、ちょっと若い女が手を伸ばす。
「じゃ、あたしがいただこうかな」
年配の女、ちょっと若い女の出した手をピシャリと叩く。
「えぇ、えぇ、貴重ですけどね、あたし達なんか、もう2~3年も食べてないけどね、大家さんが言ってるのよ。「そんなありがたいトモダチが訪ねてきてくれたんなら、あいつのかわりに俺が羊羹出してやろう」ってさ」
ドナルドがなんだかわかんない顔でうなづく。
「はぁ」
年配の女、少し大きな声になる。
「ここは大家さんの顔立ててさ、召し上がってよ」
女3人と子供5人、みんな羊羹を見ている。リリィが英語でドナルドに話しかける。
「みんな、スゴイ羊羹見てるけど、ここはいただくべきじゃないの? これが「メンツを立てる」ってことでしょ?」
ドナルドが日本語で年配の女に尋ねる。
「これは「メンツを立てる」という状況ですか?」
年配の女、楽しそうに笑う。
「ははは。そうそう。あなた、ほんとに日本語うまいねぇ」
ドナルドが微笑する。
「では、いただきましょう」
リリィとドナルドが羊羹を切って、口に入れてモグモグする。洗濯女3人と子供5人、みんなジッと見ながら、一緒にモグモグしている。リリィとドナルドが飲み込むと、洗濯女3人と子供5人も飲み込むような仕草。
すると、玄関の引き戸の向こうでドタバタする音がした。玄関の引き戸のところに、紋付き袴を着た、初老の、ハゲちゃびんで黒メガネをかけた大家が出てくる。イナセな、よく通る良い声。
「おーい、アメリカさん、まだいらっしゃるかぃ?」
女3人が一斉に立ち上がる。
「いらっしゃるよ、こっちこっち、ほら、ここあけて、ここあけて、あっ、さっちゃん、しっかりね。気をしっかりね、、、」
玄関の向こうに立っている大家の横に、いつのまにか吉田さんの奥さんが小さな子を抱いて立っている。
大家が気難しい顔をして、手刀で空間を切りながら、長屋の中に入っていく。そのあとを、吉田さんの奥さんが子を抱いてついていく。
大家と吉田さんの奥さんがリリィとドナルドの目の前に正座する。うしろの方で、年配の女をはじめ、いろんな人が見ている。玄関の外にも人だかり。
大家が重々しく一礼した。
「えぇー、このたびは、大層なご厚意をいただきまして、御礼の言葉もございません。あたくし、不肖ながら、このあたりの大家を勤めておりますものです。ヤツになりかわりまして、深く深く御礼申し上げます」
大家と吉田さんの奥さん、深々と一礼する。リリィとドナルドが正座しようとすると、大家が止める。
「あ、そのまま、そのまま、どうぞ、どうぞ、、、」
大家、うしろを振り返る。
「おぃ、新しいお茶ぁおつぎしな」
年配の女、そそくさと出てきて、リリィとドナルドの茶わんを持っていく。大家、芝居がかった動きをやめて、リラックする。
「で、やつは元気ですか?」
ドナルドが困ったような顔をしている。
「はい。すごく元気です。あのー」
大家が不思議そうな顔になる。
「はい?」
ドナルドが続ける。
「こんなに、たくさんの方の前で話していいんですか?」
ドナルドは吉田さんの奥さんに尋ねるが、大家が引き取る。
「いいんです、いいんです。みんな、家族みたいなもんですから」
ドナルドが合点したようにうなづく。
「そうですか。私ね、ハワイでヨシダさんから江戸文化を学びました」
大家が不思議そう。
「江戸の文化?」
ドナルドがうなづく。
「はい。つまり、みなさんのような方々のお話です」
大家が微笑する。
「へぇー、そう?」
ドナルドがうなづく。
「はい。ヨシダさんに落語を聞いて、たくさん話をうかがいました。そして、今日みなさんとお会いできて、「あぁ、これが吉田さんの話していた世界なのか。これが江戸っ子なのか」と、感銘を受けています」
大家が破顔する。
「へー。そりゃ、うれしーや。よぉし!」
大家、うしろを向いて大きな声を出す。
「おぃ、酒と肴、じゃんじゃん持ってきな。お代はおいらが持つ。全部持つっ!」
横に座っている吉田さんの奥さんが困惑する。
「大家さん、大家さん、そんなことしてもらっては困ります」
大家さんがイナセな、よく通る良い声で、満場に聞かせるように話す。
「ご新造さん、何も言わないでくんな。おいらの気持ちだぁ!」
年配の女がすっとんきょうな声を出す。
「あらー、ケチで聞こえた大家さんが、あんなこと言ってるよー」
大家よく通る良い声を出す。
「てやんでぃ、ケチってのはな、本当に使うべき時のためにムダ遣いしないことでぃ」
大家の後ろに座っている女たちがはやし立てる。
「よっ、大家さん」
「よーっう!」
みんなの笑い声が起こる。リリィとドナルドも笑っている。
たくさんの笑い声が起こっている。
吉田さん宅の狭い玄関で、年配の女がどじょうすくいを踊っている。
部屋の中からリリィとドナルドがおちょこで日本酒を飲みながら見ている。二人の前にはお盆に載って魚の塩焼きに、たくあん、コブじめ。
大家さんも吉田さんの奥さんも見ている。
年配の女は踊りながら玄関から外に出ていく。外には大勢の人がいて、ヤンヤの喝采。
ドナルドが吉田さんの奥さんに尋ねる。
「奥さん、小学生の子どもさん、あるでしょ?」
吉田さんの奥さん、驚く。
「はい。よくご存知で。この子と、こんど小学生になるのが一人」
ドナルドが好意に満ちた微笑で尋ねる。
「小学生のお子さんを、クリスマスに招待させてくれませんか?」
吉田さんの奥さん、驚く。
「え? お邪魔じゃありませんか?」
ドナルドが好意に満ちた微笑で
「いえいえ、ぜひ来てください。アレでしたら、大家さんもご一緒に」
大家、驚く。
「へ? そりゃ、楽しそうだけど、クリスマスってなに?」
吉田さんの奥さんが説明する。
「キリスト様の亡くなった日なんですって。ほら、昔やってたじゃないですか。三越とか松坂屋で」
大家が少し昔を思い出すように上を見上げる。
「あぁー、やってたね。昔ね。あれがクリスマスなんだ」
ドナルドが説明する。
「アメリカでは、家族みんなで祝うんですよ。大家さん、お孫さんは?」
大家がドナルドを見る。
「小さいのが3人いるけど、面白そうだけど、いいのかぃ? おいらみたいなのが伺っても」
ドナルド、好意に満ちた微笑を返す。
「ぜひ。ほら、奥さんだけだと心細いかもしれないから」
大家が合点する。
「あぁ、そーか、そーか。あんた、アメリカさんのくせに、よく気がつくねぇー」
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