俺は普通に暮らしたいだけだ!

結城 晃

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4月

8話

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「なぁ、真央。買出しって言うからにはお前が夕飯作るのか?」

「うん、そーだけど。母さんよりはあまり上手くできないなぁ~」

母さんの料理美味しいくて、俺も母さんの真似して同じ様に作ってるはずが全然美味しさが違うんだよなぁ~。
料理って不思議。

「俺の家は専属シェフがいるから、母親の手料理は食べた事ない。」

流石お坊ちゃん。

「俺の家は一般家庭だから専属シェフなんて人はいないからわからないけど、それはちょっと寂しいね。」

専属シェフの料理ってコース料理なのかな?
きっと美味しいだろうなw

「あ、そうだ、昴はこの後の予定はどんな感じ?」

「俺のこの後は、家に帰って筋トレして寝るだけだけど」

アスリートみたいな事してるなw

「因みに、ご飯は食べないの?」

「家のご飯は堅苦しいテーブルマナーとかでめんどくさいからプロテインとサプリを飲む。」

みたいじゃなかった、アスリートだったw
食に疎いのはダメだ。
美味しいものを食べさせないと、この子将来プロテインばっかり飲みそう。

あ、そうだ!
家には確か、青椒肉絲とハンバーグが小分けにされて冷凍庫にあったはずだ。
解凍すれば直ぐに出せるから

「荷物持ちのお礼で(母さんの)ご飯食べていく?」

あー、でも専属シェフがいる家庭で育ってるから味覚肥えてるよね。
一般家庭なんて食べれたものじゃないか。
よし、今のは無かった事にしよう
「やっぱり「お前が作るなら食べたい!」なしに、、、え、俺の手料理なの?」
「あぁ、真央の手料理が良い」
「昴の家のシェフより美味しくないと思うけど?」
「それは、俺が決める」

昴さんや、目の輝きが先程と全然比べ物にならないくらい違う様に見えるのは、気のせいであろうか?

「不味くても、文句言わないならいいぞ」

「俺の為に、真央が作るんなら何も文句はいらないさ」

そんなキラキラした目で期待されると頑張らないといけない気がする。

「因みに、昴が苦手な食べ物と、アレルギーってある?」

「…苦手では無いが臭いがキツい物と蟹が食べるのが面倒い物は好まない、アレルギーは多分無いと思う。」

苦手な食材は無さそうだ。

「わかった、じゃあ簡単に作れるカレーにしよう!」

嫌いな人はきっといないだろうw

「楽しみにしてる」

とりあえず、作る物は決まったからスーパーに入って材料を買い物カゴに入れていく。

カレー粉は、なんといってもゴール◯ンカレーの中辛一択だよね!

携帯を見たら6時前になっていた。意外と時間が経っている。
さっさと会計して、家に帰るか!

そういえば、昴が喋らなくなったなぁーって思って隣を見たら目が合った。

「昴ごめん、退屈だったよな?」

普段こんな所に来るわけもない人を引っ張り回してるから疲れちゃったか?

「いや、初めてこんな所に来たから新鮮だぞ」

気を使わせちゃったかな?

「そうか、まだ見ていたいと思うけど時間があまりないから次はレジに会計に行くぞー」

そそくさとレジに並んでお会計をする。

「合計1768円になります。お支払い方法は現金でよろしいですか?」と店員さん

財布から2000円を取り出し、小銭を探す俺

その隣でブラックカードを渡す昴

「申し訳ないのですが、お客様のキャッシュカードは当店ではお使いになれません」と店員さん

…ブラックカードを持ち歩く16歳ってヤバいな
流石、お金持ちのお坊ちゃんw

「昴、お金は俺が払うから気にしなくていいよ」

「いや、ご馳走になるなら支払うべきだ!」

「ここでは、そのカードは使えないんだからさっさとしまって昴。」

そんな、悲しい顔しなくても良くない?

「今度は、俺が食材を調達する」

次回もあるの?
気を使いながら買出しはもうやだよ、俺。

「んー、考えておくよ」

濁してしまおうw

小銭がいい感じになかったので2000円を店員さんに渡してお釣りを受け取り、お店を出て真っ直ぐ帰宅した。

「昴には、小さい家だと思うけど上がって」

珍しい物を見る目で家の中を見てる。
そんなに、見ないで欲しいな。

「お邪魔する」

お客さん用のスリッパを出そうとしてしゃがんだ。

あれ?こんな靴家にあったっけ?
そして、俺は思い出す。
家から出た理由を、、、

あ、家に誰かいるの忘れてたな。
とりあえず、用心棒(昴)がいるからいっか。
リビングに入ったら、


「まーくん、遅い」

え?

「あんた誰?」


「えー酷いよ、まーくん僕の事忘れたの?」

多分声的にさっきのピンポン野郎だよな?








~~~~~~~~~~~~~~
あとで、少し訂正するかもです。


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