【R18】恋を知らない聖剣の乙女は勇者の口づけに甘くほどける。

古堂 素央

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第23話 慣れ*

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 首筋にロランの唇が吸いついて来る。
 机に座っていれば、確かにロランの傷には触れずに済む。それは分かるのだがロランの顔が近すぎだ。
 筋肉質な肩に手を置いて、アメリは恥ずかしさで身をすくませた。

「あの、もう少し明かりを落としてほしいんですけど」
「駄目だ。見られている方が君は感じるだろう?」

 言いながらロランはアメリの服をはだけさせた。
 たゆんと揺れる胸を捕まえて、揉みしだきながら乳首にしゃぶりつく。

「ひゃあっ」

 じゅっと吸われ、舌が乳輪を一周なぞって来る。
 口内で乳首を転がされ、思わずアメリはぎゅっとまぶたを閉じた。

「聖剣の乙女、ちゃんと見ろ」
「え?」
「君が俺に何をされているのか、ちゃんとその目で確かめるんだ」

 恐々目を開けると、上目遣いのロランと目が合った。
 見つめ合ったままの状態で、延ばされた舌がアメリの硬くなった乳首を何度も弾く。
 何とも言えないいやらしい舌の動きに、かっと頬に熱が集まった。
 だが視線を逸らすことができない。催眠術にかかったように、アメリはロランの動きを目で追った。

「ああ、やはり見られていると君は感度が良くなるな」
「そんな……あぁんっ」

 ふいに下着越しにあわいの中心をなぞられる。
 ぐっと指を押しつけたロランは、乳首を口に含みながらふっと笑いをもらした。

「布越しでも濡れているのが分かる。さっきはずいぶんと乾き始めていたのに」

 下着のクロッチがずらされ、長い指が秘所へともぐりこんできた。
 溢れる蜜を掬い上げ、硬くなった花芽を刺激する。

「あ……ふ……あぁんっ」

 あわいの突起をこねられるのと同時に、乳首を吸われ、もう片方の胸は余った手で揉みしだかれる。
 同時に与えられる快楽に、アメリの息が弾んでいった。

「んっふ……ぁ、や……ぁん」

 くちゅくちゅとみだらな音が響き、アメリはロランの頭を抱え込んだ。

「イキそうか?」
「あ……いまやめちゃだめぇ……」

 恥ずかしさも忘れ、喘ぎ交じりに本音を漏らす。
 ロランの指の動きも早くなり、アメリの喉がのけぞった。

「あっぁんっあ、そこ、あんっ」

 息を弾ませて、そのまま高みに昇ろうとした。
 しかしその時はなかなかやってこない。気持ちいいのにあと一歩進むことができずに、時間ばかりが過ぎていく。

「聖剣の乙女」
「ぁ……ど、して……」

 秘所から指を抜き去ったロランが、じっと顔を覗き込んでいる。
 うまくできなかったことに、アメリはまた自責の念に駆られそうになった。

「君はだいぶイキづらくなっているようだ」
「イキづらく……?」
「ああ。慣れと言った方がいいのかもしれないが」

 少し考え込んで、ロランはアメリの膝がしらに手を置いた。

「下も舐めてみたい。いいか?」
「した?」

 聞き返したとたん、ガバっと足を開かされる。
 止める暇もなく、ロランはアメリの股間に顔をうずめてきた。

「ひゃあっ、ちょっとゆうしゃっ」
「暴れるな。落ちたらどうする気だ」
「どうするって……ぁあんっ」

 長い指に下着をずらされ、迷いなくロランは濡れそぼったあわいに口づけた。
 そのまま熱い舌が秘裂を下から上に舐め上げる。

「ぁっ、やだっ、そんなとこ舐めちゃっ」
「すごいな。蜜が滴ってくる」
「だからっそこ舐めちゃ汚いからぁ……ひゃああんっ」

 突起を舌でねぶられて、アメリは一瞬で達してしまった。

「今度は上手くイけたようだな」
「……うう、勇者のイジワル」

 壁に背を預け涙目で脱力していると、ロランはちょっとだけすまなそうな顔をした。

「悪いがまだ終わりじゃない。だいぶ傷はマシになったが、もう少し癒しが必要だ」
「ふえっ」

 言うなりまた顔をうずめられる。
 足を閉じようとすると、かえって大きく開かされてしまった。

「あっあんっ、この格好はずかしいですっ」
「協力してくれ。その方が早く済む」

 手を掴まれ、自分の膝裏に導かれる。

「そのまま足を押さえていてくれないか?」
「じ、じぶんで!?」
「その方が舐めやすい」

 蛙のように開いた足を支え、そこにロランが顔をうずめている。
 ロランの舌が動くたびに、ぴちゃぴちゃと水音が部屋に響いた。
 自分でもよく見たこともない場所を、こんな明るい部屋で見られてしまっている。恥ずかしいのに聞こえる水音はますます大きくなるばかりだ。

「ぁん、や、らめ、そこぉ……」

 すぼめた舌先で膨らみ切った突起をくるくるといじられる。
 快楽の波が再びせり上がって、持ち上げたまま揺れるアメリの爪先がぎゅっと強く丸められた。

「指を入れてもいいか?」
「ふぇ?」
「女性は中でも気持ちよくなれるんだ。痛いようならすぐやめる。指以外は入れたりしないと誓う」

 早くこの熱をどうにかしてほしくて、指をどこに入れるかも分からないままアメリはとりあえず頷いた。

「あ! ひあっ」
「痛いか?」
「んん……いえ、なんかへんなかんじ……」

 差し込まれた指に腹の奥がぎゅっと締まった。

「もう少し入れるぞ」

 言うなりずぶずぶとゆっくり異物が侵入してくる。
 しばらくして動きは止まったが、そこにあるロランの指先が中をとんとんと叩いてきた。

「痛いか?」

 もう一度聞かれ、アメリは首を横に振った。
 異物感はあるが痛くはない。とにかくよく分からない感覚だ。

「少しずつ動かす。痛かったら遠慮なく教えてくれ」

 指が抜き差しされて、アメリの口から何とも言えない吐息がもれた。
 痛みとも快楽ともつかないもどかしさだ。たまらなくなってアメリはロランの頭を抱え込んだ。
 それを合図にして、ロランの舌が再び秘裂に這わされた。
 一度イって過敏になった花芽を刺激され、蜜壺では長い指が出入りを繰り返している。

「う……ふっ、ぁあん」
「ああ、締め付けがすごいな。指一本なのにきゅうきゅうだ」

 言葉にされると、余計に奥がぎゅっと締まった。
 ロランの指先が奥のどこかをこすった瞬間、アメリの口からことさら大きな声が漏れて出た。

「ここか?」
「はぁあんっ」

 指がその場所をとんとんと刺激してくる。

「やっ、ゆうしゃ、そこ、だめっ」
「分かるか? 君のここにザラついた場所がある。そうか、ここがいいんだな?」

 花芽をじゅっと吸いながら、ロランはそこばかりを攻め立ててくる。
 ぐじゅぐじゅ鳴る音を聞きながら、アメリの視界が真っ白にはじけ飛んだ。


「……ゆうしゃ?」
「すまない、少しやりすぎた」

 気づけばロランの腕の中に、ぐったりと身を預けていた。
 寝間着もとうに整えられていて、空は少しずつ白みかけている。

「ご、ごめんなさいっ」

 慌てて身を起こした。
 今から横になっても、大した時間は眠れないはずだ。

「いや、大丈夫だ。今日も出発を遅らせよう」

 頷いてふらつきながら立ちあがると、アメリが座らせられていた机が目に入った。
 一瞬、ロランにされた恥ずかしい場面がよぎったが、それよりも衝撃的な事実にアメリは叫び声を上げた。

「きゃあっ、机にシミがっ!」

 明らかに最初にはなかった黒いシミが、まるで水をこぼしたかのように広がっている。
 したたり落ちたような跡もあって、その下の床も同じようなシミを作っていた。

「いやぁあああっ」

 どう考えてもそれはアメリが零した体液だ。
 そこら辺にあった布を鷲掴むと、アメリは必死の形相でその部分をこすりつけた。

「ぜんぜん落ちない……!」
「せ、聖剣の乙女……」

 呆気にとられたロランに後ろから肩を掴まれる。

「それは俺の服なんだが……」

 手に取った布を見やると、それは確かにロランのシャツだった。

「そんなこと知りませんっ!」

 ぷんすこ怒るアメリに、ロランは困ったように頭をかいた。

「分かった。次のときはちゃんと下に布を敷こう」

 恥ずかしさで潤んだ瞳のまま、そういう問題ではないとアメリはロランを睨みあげた。
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