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第57話 愛しくて*
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「ああっ、ろらん……っ!」
頂点で弾け、頭の中が真っ白になる。
大きく体をのけ反らせ、アメリはその場でへたり込んだ。
「うっ」
「ロラン!」
苦痛の声を漏らし、寝返りを打ったロランが仰向けた。
青ざめたアメリは整わない息のまま、ロランの顔に縋りつく。
「大丈夫だ、おかげで随分と楽になった」
「ロラン……よかった」
だが安心するのはまだまだ早いようだ。
辛うじて出血は止まっているが、ロランはいまだ痛みに顔を歪ませている。
「浄化の虹を……」
弱々しく言うと、流れ出た血の跡が綺麗さっぱりなくなった。
漂っていた鉄臭さも同時に部屋の中から消えていく。
「今はそんな無理をしなくても……」
「君は繊細なんだ……血生臭いままになどしておけない」
ふっと笑うも、ロランは再び顔を歪ませた。
「アメリ、悪いがまだ動けそうにないんだ。俺に跨れるか?」
頷いて、ベビードールの裾を持ち上げながら仰向けのロランに跨った。
傷に触らないよう、慎重に膝立ちになる。
「もっと前に来てくれないか?」
「前に?」
「ああ、もっと。もっとだ」
戸惑いつつも請われるままに前進すると、膝頭がとうとうロランの耳の辺りにまで来てしまった。
「その位置で腰を落としてくれ」
「えっ、だけど、だって」
この位置で腰を落とせば、ロランの顔を押し潰すことになる。そんなことができるはずもなく、アメリは困惑でただ固まった。
焦れたようにロランがわずかに顔を上げた。伸ばされた舌に下着越し割れ目をなぞられる。
「ひゃぁあんっ」
「やはり届きづらいな。いいからもっと腰を落としてくれ」
与えられた不意打ちの刺激に、その気がなくとも足から力が抜けかかった。
そこを本格的に舐められて、更なる快感がアメリを襲う。
「すごいな、布越しでもびしょびしょだ」
ショーツのクロッチをずらした舌先が、さらに深くに侵入してきた。ぴちゃぴちゃと蜜を舐めとられ、吸い付く唇がじゅるじゅると音を立てた。
見つけ出された突起をすぼめた舌先で執拗に弾かれる。硬い蕾のように膨らみきったそこを、ロランくるくると弄んできた。
「あぁん、やっぱりらめっ、こんな格好っ」
恥ずかしいのに逃げられない。快楽で震える膝が何度も崩れ落ちそうになった。
このままではロランを窒息させてしまいそうで、アメリは必死にベッドのヘッドボードにしがみついた。
「ろらんのこと、押し潰しちゃうからぁ」
「分かった。だったら逆向きになってくれ」
「ぎゃ、ぎゃく……?」
冷静な判断もできないまま、急かされたアメリは逆向きでロランに跨った。
今度は下に手をつくように言われるが、これでは元の黙阿弥ではないのだろうか?
「ああんっ」
そんな疑問が浮かぶ前に、四つん這いのまま再びあわいをべろべろに舐められた。向きが変わった分だけ、与えられる刺激もまた違うものへと変化する。
いつの間に手を動かせるようになったのか、腰を掴み取られて逃げることも叶わない。
いやいやと喘ぐアメリの顔の下で、ロランの股間が大きく膨らんでいた。
「ろら、ん……」
ごくりとつばを飲み込んで、気づけばロランのズボンに手をかけていた。釦をはずし、そのまま下へとずり下げる。
こぼれ出た肉棒がアメリの鼻先でそそり立った。揺れる竿を握ると、迷わずアメリは先端を口に含んだ。
「あ、めりっ」
びくりと体を震わせたロランから、切なげな声が漏れて出る。
口の中、舌先で割れ目をちろちろとなぞると、再びロランの体が小さく跳ねた。反応を確かめながら、少しずつ動きを足していく。
その吐息も、脈打つ男根も、舐め取る苦みも何もかもが愛おしくて、アメリは夢中でロランにしゃぶりついた。
「くっ、アメリっ」
負けじとロランも舌でアメリに快楽を与え始める。
復活した指も加わって、抜き差ししながら蜜壺をかき回してくる巧みな動きにアメリの口元がおろそかになってしまう。
「あぁあん……っ!」
軽く達し、熱い滾りを握りしめたまま今度こそロランの上にへたり込む。
そこでようやくアメリは、ロランが大怪我を負っていることを思い出した。
「ご、ごめんなさいっ」
「ははは、問題ない。俺のモノで興奮してしまったんだろう?」
ぼっと頬に熱が集まった。ロランに尻を突き出したままだったアメリは、慌てて上から逃げ出した。
ロランの傷は随分と癒えてきている。否定することもできずに、両手で顔を隠すしかないアメリだった。
「アメリ」
笑顔で手招きをされる。ロランは体を起こしているが、まだ本格的には動けないようだ。
膝立ちでおずおずと近づくと、いきなりショーツをずり降ろされた。
「きゃあっ」
糸を引いた蜜が、少し遅れてとろりとこぼれ落ちる。
感嘆の息を漏らしたロランは、楽しげにそれを指で掬い上げた。
「すごいな。布地が無かったら、俺は本当に溺れていたんじゃないか?」
「なっ、ロランのイジワルっ」
真っ赤になって頬を膨らませた。なのにロランは満面の笑みで両手を広げてくる。
さっきまで瀕死だったくせにとんだ変わりようだ。
「来てくれ、アメリ」
仕方なく対面で、投げ出された足の間に跨った。
ロランのイチモツは相変わらずビンビンに勃起している。アメリの腰のくびれを掴むと、ロランは前触れなくアメリの乳首に吸い付いた。
「あんっ」
「自分で挿入れられるか?」
乳輪を舌でなぞりながら、そんなことを聞いてくる。覗く肩口には、まだ痛々しい傷が走っていた。
頷き返し、そそり立つロランに手を掛けたアメリは、自らそこへと腰を鎮めた。
頂点で弾け、頭の中が真っ白になる。
大きく体をのけ反らせ、アメリはその場でへたり込んだ。
「うっ」
「ロラン!」
苦痛の声を漏らし、寝返りを打ったロランが仰向けた。
青ざめたアメリは整わない息のまま、ロランの顔に縋りつく。
「大丈夫だ、おかげで随分と楽になった」
「ロラン……よかった」
だが安心するのはまだまだ早いようだ。
辛うじて出血は止まっているが、ロランはいまだ痛みに顔を歪ませている。
「浄化の虹を……」
弱々しく言うと、流れ出た血の跡が綺麗さっぱりなくなった。
漂っていた鉄臭さも同時に部屋の中から消えていく。
「今はそんな無理をしなくても……」
「君は繊細なんだ……血生臭いままになどしておけない」
ふっと笑うも、ロランは再び顔を歪ませた。
「アメリ、悪いがまだ動けそうにないんだ。俺に跨れるか?」
頷いて、ベビードールの裾を持ち上げながら仰向けのロランに跨った。
傷に触らないよう、慎重に膝立ちになる。
「もっと前に来てくれないか?」
「前に?」
「ああ、もっと。もっとだ」
戸惑いつつも請われるままに前進すると、膝頭がとうとうロランの耳の辺りにまで来てしまった。
「その位置で腰を落としてくれ」
「えっ、だけど、だって」
この位置で腰を落とせば、ロランの顔を押し潰すことになる。そんなことができるはずもなく、アメリは困惑でただ固まった。
焦れたようにロランがわずかに顔を上げた。伸ばされた舌に下着越し割れ目をなぞられる。
「ひゃぁあんっ」
「やはり届きづらいな。いいからもっと腰を落としてくれ」
与えられた不意打ちの刺激に、その気がなくとも足から力が抜けかかった。
そこを本格的に舐められて、更なる快感がアメリを襲う。
「すごいな、布越しでもびしょびしょだ」
ショーツのクロッチをずらした舌先が、さらに深くに侵入してきた。ぴちゃぴちゃと蜜を舐めとられ、吸い付く唇がじゅるじゅると音を立てた。
見つけ出された突起をすぼめた舌先で執拗に弾かれる。硬い蕾のように膨らみきったそこを、ロランくるくると弄んできた。
「あぁん、やっぱりらめっ、こんな格好っ」
恥ずかしいのに逃げられない。快楽で震える膝が何度も崩れ落ちそうになった。
このままではロランを窒息させてしまいそうで、アメリは必死にベッドのヘッドボードにしがみついた。
「ろらんのこと、押し潰しちゃうからぁ」
「分かった。だったら逆向きになってくれ」
「ぎゃ、ぎゃく……?」
冷静な判断もできないまま、急かされたアメリは逆向きでロランに跨った。
今度は下に手をつくように言われるが、これでは元の黙阿弥ではないのだろうか?
「ああんっ」
そんな疑問が浮かぶ前に、四つん這いのまま再びあわいをべろべろに舐められた。向きが変わった分だけ、与えられる刺激もまた違うものへと変化する。
いつの間に手を動かせるようになったのか、腰を掴み取られて逃げることも叶わない。
いやいやと喘ぐアメリの顔の下で、ロランの股間が大きく膨らんでいた。
「ろら、ん……」
ごくりとつばを飲み込んで、気づけばロランのズボンに手をかけていた。釦をはずし、そのまま下へとずり下げる。
こぼれ出た肉棒がアメリの鼻先でそそり立った。揺れる竿を握ると、迷わずアメリは先端を口に含んだ。
「あ、めりっ」
びくりと体を震わせたロランから、切なげな声が漏れて出る。
口の中、舌先で割れ目をちろちろとなぞると、再びロランの体が小さく跳ねた。反応を確かめながら、少しずつ動きを足していく。
その吐息も、脈打つ男根も、舐め取る苦みも何もかもが愛おしくて、アメリは夢中でロランにしゃぶりついた。
「くっ、アメリっ」
負けじとロランも舌でアメリに快楽を与え始める。
復活した指も加わって、抜き差ししながら蜜壺をかき回してくる巧みな動きにアメリの口元がおろそかになってしまう。
「あぁあん……っ!」
軽く達し、熱い滾りを握りしめたまま今度こそロランの上にへたり込む。
そこでようやくアメリは、ロランが大怪我を負っていることを思い出した。
「ご、ごめんなさいっ」
「ははは、問題ない。俺のモノで興奮してしまったんだろう?」
ぼっと頬に熱が集まった。ロランに尻を突き出したままだったアメリは、慌てて上から逃げ出した。
ロランの傷は随分と癒えてきている。否定することもできずに、両手で顔を隠すしかないアメリだった。
「アメリ」
笑顔で手招きをされる。ロランは体を起こしているが、まだ本格的には動けないようだ。
膝立ちでおずおずと近づくと、いきなりショーツをずり降ろされた。
「きゃあっ」
糸を引いた蜜が、少し遅れてとろりとこぼれ落ちる。
感嘆の息を漏らしたロランは、楽しげにそれを指で掬い上げた。
「すごいな。布地が無かったら、俺は本当に溺れていたんじゃないか?」
「なっ、ロランのイジワルっ」
真っ赤になって頬を膨らませた。なのにロランは満面の笑みで両手を広げてくる。
さっきまで瀕死だったくせにとんだ変わりようだ。
「来てくれ、アメリ」
仕方なく対面で、投げ出された足の間に跨った。
ロランのイチモツは相変わらずビンビンに勃起している。アメリの腰のくびれを掴むと、ロランは前触れなくアメリの乳首に吸い付いた。
「あんっ」
「自分で挿入れられるか?」
乳輪を舌でなぞりながら、そんなことを聞いてくる。覗く肩口には、まだ痛々しい傷が走っていた。
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