【R18】恋を知らない聖剣の乙女は勇者の口づけに甘くほどける。

古堂 素央

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第58話 至福の時*

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 硬くなった先端を蜜壺の入り口に押しつける。
 滑っては逃げるを何度か繰り返し、ようやく正しい道に頭だけ挿入れることができた。
 ロランの形を覚えたそこは、軽く腰を落としただけで簡単に昂ぶりを飲み込んでいく。

「ぁ……ん、ふ」

 完全に体重をかけると、最奥の壁に突き当たった。いいところを探して無意識に腰が揺れてしまう。
 のけぞったアメリが倒れそうになる。そこをロランが腰を掴んで支えてくれた。

「アメリの好きに動いていいぞ。奥が気持ちいいんだろう?」
「んぁっ、やっあんっ、あんっ」

 ロランの首に腕を絡め、アメリは腰を8の字にくねらせた。
 気持ちよくて気持ちよくて腰の動きを止められない。

「や、勝手に、うごいちゃう、の」
「ああ、もっと好きに動くといい」
「でもっ、ふぁ、ぁんっ、こんないやらしいわたし……ろらん、嫌いになったりしない……?」
「こんなに可愛いアメリを嫌いになったりするものか」
「ほんとうに?」
「ああ。ただし、アメリのこんな姿を見ていいのは、俺だけだからなっ」
「あんっ」

 ロランが下から強く突き上げてきた。不意打ちがまた気持ちよすぎて、体の中心から甘い痺れが脳天にまで広がった。
 波打つベッドの弾力が激しい動きを軽やかにする。髪を振り乱して、一心不乱にロランの上で踊り続けた。

「ああっ、ろらっ、きもちぃい、きもち、ぃ……あっ、ぁあんっ、ろらんっ」

 チカチカと目の前がはじけ飛ぶ。
 ぎゅっと足の指先が丸まって、大きくのけぞったアメリをロランはそのまま押し倒した。

「頑張らせて悪かった。ここからは俺に任せてくれ」
「あんっ」

 膝裏を押さえられ、激しい抽挿が始まった。
 最奥を突かれ、なかを縦横無尽にかき回される。

「やっ、ろらっ、いまイったばかりっ」
「まだまだこれからだ。大丈夫、アメリならもっとイけるだろう?」
「そんなっ、ぁ、イくぅっ、またイっちゃうぅ……!」

 押し寄せる快楽の波に抗えず、アメリは何も考えられなくなった。
 ただひたすら気持ちいい。予測できないロランの動きに翻弄されて、脳みそがもうとろけてしまそうだ。
 耳元でロランが余裕なくアメリの名を連呼する。激しく揺さぶられながら、汗ばんだ首筋にアメリは必死にしがみついた。
 何度も何度も意識が飛んで、気づけばロランに見下ろされていた。ぼんやりと見上げると、アメリの額にやさしく口づけが落とされる。

「アメリは本当にイくのが上手になったな」

 普段なら羞恥を誘う言葉にも、アメリはふわりと笑顔になった。
 至福の時を漂うアメリは、脱力したまま素直な反応しか返せない。

「君はまたそんな可愛い顔をして……」
「ふぁっ」

 途端にまだアメリのなかにいたロランが硬さを増した。すぐさま抜き差しが再開される。

「あ、あん、ろらん……」

 今度はもどかしいほどゆっくりとした動きだ。焦らすようにすーっと引き抜いては、浅い場所で動きを止める。
 それが繰り返されて、時々いい場所すれすれをかすめていった。しかもあとちょっとというところばかりをロランは狙ってくる。
 堪らずアメリから腰を回すと、意地悪く笑ったロランが最奥の一点を突っついてきた。

「ここか?」

 先端をぐりぐり押しつけられる。
 待ち望んだ甘い疼きに、思わずロランの腰に両足を絡みつけた。

「ぁん、そこぉ」
「ふっ、なんて可愛くていやらしいんだ」

 そう言って笑ったあと、急に真顔になったロランが抜けるギリギリのところで動きを止めた。
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