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馴れ初め編 4
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ドアを開けると、先程までの強ばっていた表情が嘘のように、智ちゃんはにこやかに部屋に入って来た。
「遅くなって、ごめんごめん」
「……茂田井さん……」
「なかなか収録が終わらなくてさ」
「……ねぇ……茂田井さん……」
「棗くんも、大河ドラマの撮影中だろ?」
「茂田井さん!」
僕は智ちゃんを壁に押し付けて、
「逃げるなら今だよ、茂田井さん!」と言って、鼻先まで顔近づけた。
「逃げるなら、今なんだよ、茂田井さん!」
『僕は間違いなく、この男が好きだ』
そして僕は智ちゃんに、キスをした。
掴んだ智ちゃんの肩が震えているのが分かったけれど、僕は気持ちが抑えられなくてキスし続けた。
だんだん息が荒くなって、智ちゃんを強く抱き締めて、無理やり舌を絡ませて、下半身を押し付けている自分に気づかない程だった。
智ちゃんは、無我夢中の僕を押し退けて、
「君は……ゲイなのか?」と、今まで聞いた事のない、消え入りそうな、震えた声で呟いたんだ。
ハッと我に返って、智ちゃんから離れる僕。今更とんでもない事をしてしまった、と軽くパニックになってしまった。
でも……
僕は智ちゃんにキスしても、気持ち悪いなんて思わなかった。むしろ興奮して、勃起してしまったくらいだ。
やっぱり、智ちゃんが性的に好きだ……
僕は初めて男性を好きになってしまったんだ、と確信した瞬間でもあった。
無言で帰ろうとする智ちゃん。
思わず僕は、
「待って茂田井さん!」と彼の腕を掴んで引き止めて、
「もう会えなくてもいい。連絡取れなくなってもいい。僕を嫌いになってくれてもいい。だからもう一度だけ……」
僕はそう自分勝手な事を言って再び智ちゃんを抱き締めようとしたんだけれど、智ちゃんに思い切り突き飛ばされて……
智ちゃんは、そのまま逃げるように部屋から出て行ってしまった。
僕は突き飛ばされた勢いで床に転んでしまった。天井を見つめながら、僕はなんて愚か者なんだろうと涙が溢れて止まらなかった。
怯えた声の智ちゃん……
智ちゃんの気持ちも考えないで……
突然男にキスなんかされて……
勃起した股間を押し付けられたら……
怖かっただろうし……
気持ち悪かったよね……
あの時はごめんね、智ちゃん……
「遅くなって、ごめんごめん」
「……茂田井さん……」
「なかなか収録が終わらなくてさ」
「……ねぇ……茂田井さん……」
「棗くんも、大河ドラマの撮影中だろ?」
「茂田井さん!」
僕は智ちゃんを壁に押し付けて、
「逃げるなら今だよ、茂田井さん!」と言って、鼻先まで顔近づけた。
「逃げるなら、今なんだよ、茂田井さん!」
『僕は間違いなく、この男が好きだ』
そして僕は智ちゃんに、キスをした。
掴んだ智ちゃんの肩が震えているのが分かったけれど、僕は気持ちが抑えられなくてキスし続けた。
だんだん息が荒くなって、智ちゃんを強く抱き締めて、無理やり舌を絡ませて、下半身を押し付けている自分に気づかない程だった。
智ちゃんは、無我夢中の僕を押し退けて、
「君は……ゲイなのか?」と、今まで聞いた事のない、消え入りそうな、震えた声で呟いたんだ。
ハッと我に返って、智ちゃんから離れる僕。今更とんでもない事をしてしまった、と軽くパニックになってしまった。
でも……
僕は智ちゃんにキスしても、気持ち悪いなんて思わなかった。むしろ興奮して、勃起してしまったくらいだ。
やっぱり、智ちゃんが性的に好きだ……
僕は初めて男性を好きになってしまったんだ、と確信した瞬間でもあった。
無言で帰ろうとする智ちゃん。
思わず僕は、
「待って茂田井さん!」と彼の腕を掴んで引き止めて、
「もう会えなくてもいい。連絡取れなくなってもいい。僕を嫌いになってくれてもいい。だからもう一度だけ……」
僕はそう自分勝手な事を言って再び智ちゃんを抱き締めようとしたんだけれど、智ちゃんに思い切り突き飛ばされて……
智ちゃんは、そのまま逃げるように部屋から出て行ってしまった。
僕は突き飛ばされた勢いで床に転んでしまった。天井を見つめながら、僕はなんて愚か者なんだろうと涙が溢れて止まらなかった。
怯えた声の智ちゃん……
智ちゃんの気持ちも考えないで……
突然男にキスなんかされて……
勃起した股間を押し付けられたら……
怖かっただろうし……
気持ち悪かったよね……
あの時はごめんね、智ちゃん……
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