10コ上のイケボと付き合ってます

マカリ

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恋人編 11

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「智ちゃん、オクラ豆腐と卵焼き、美味しい?」
「美味いよ、ビールに合うから、尚更」
「よかった……」
 僕は少し深呼吸をして、智ちゃんとこれからどうして行きたいか、そもそも僕はどう生きて行きたいのかを話し出した。
 
「僕さ、智ちゃんと暮らして、家の事したいから、仕事辞めて智ちゃんの為に生きたい!」
「待て待て待て」
 智ちゃんが制止する。
 テンパると話しが、あっちこっちに行ってしまう癖のある僕である。
「一緒に暮らしたいのか?」
「うん。だから、半年後に出来上がる高層マンションの最上階を買ったんだ」
「待て待て待て」
 また智ちゃんが制止する。
「買ったの?」
「買ったの」
「相談も無しかよ」
「智ちゃんが一緒に住んでくれなくても。僕も、そろそろ腰を据える場所を持とうと思ってたし」
 黙って聞いている智ちゃん。
「実は二年くらい前から計画してたんだ。ちょうど知り合いの不動産関係の人に、いい話を聞いてさ。間取りから全部僕の注文で。でも、智ちゃんと住むって考えてから、少し手直ししたんだよ。ちゃんと智ちゃんの仕事部屋も作ってある。部屋全体が防音室になってる」
「そこまで考えてたのか。俺が住まないかもしれないのに」
「そこは気にしてないよ。住まなくても、通ってくれるでしょ?通うの面倒になって住むかもしれないじゃん」
「そこはポジティブシンキングなのかよ」
 そう言って苦笑いする智ちゃんだったけど、
「でもな、仕事辞めるって、何だよ」と渋い表情になった。
 
「今年もまだ一月なのに、来年の予定まで詰まってる。今までの僕は、それが当たり前だった。言われた通りの事を淡々とやって来た。やり甲斐とか楽しいとか辛いとか、もうそう言うの感じなくて……こんな気持ちで続けるのに、だんだん疲れてきちゃって」
 そう言いながら僕は智ちゃんの右手をギュッと両手で掴んで、また小さく深呼吸して続けた。
「智ちゃんに出会って、初めて生きてて楽しいって思えた。幸せになりたいって思うようになった。それに智ちゃんと一緒に生きたいって思った。だからお願い、僕、ずっと智ちゃんの側に居させてくれないかな?」
 暫く沈黙が続いたけど、智ちゃんが、
「サラッと俺にプロポーズした?」って言ったんだ。
 そう言われて僕は、あれ?今僕は凄い事、言ったって気付いた。
「プロポーズみたいになっちゃったね」
「お前さ、仕事辞めるって簡単に言うけど、この業界忘れられるのは想像以上に早いんだぞ。後悔するぞ」
「しない」
「言いきれないだろ?」
「絶対しない!」
「万が一俺と別れたら……」
「別れない!」
 智ちゃんに抱きついて泣き出す僕。

 泣き虫発動――
 僕の背中を擦りながら智ちゃんが、
「それも言いきれないだろ。先の事は何にも分からない。明日だって何が起こるか分からない。でもまぁ、前向きに考える事はいい事だと思うよ」
 そう言って智ちゃんは、僕の涙を拭いてくれながら続けた。
「仕事を辞める事が、将暉の人生にとって前向きな事なら辞めてもいいと思う。でも、単に俺と居たいからっていう理由なら反対だ。あと、一緒に暮らす事だけど、俺もお前と一緒に暮らしたいと思ってたよ」

 大泣き虫発動。

 ◇◆◇◆

「あん、あっあっ、そこばっか、やだ……」
 すっかり敏感になってしまった僕の乳首。特に左の乳首の感度が良いから、智ちゃんはそっちばっかりツンツンしたり舐めたりする。
 気持ち良すぎて自然と自分のアナルを弄ろうとしてしまう僕。でもすぐ智ちゃんに腕を掴まれる。
「そこ弄っていいの、俺だから」
 そう言って再び僕の左の乳首を責める。
「あっ、んっ……智ちゃんも気持ち良くしてあげる」
 僕はフェラしてあげたくて、智ちゃんの体を起こそうとしたいんだけれど、智ちゃんがわざと僕を押さえ付けてるからビクともしない。
 そうしていると、アナルに指を入れて来た智ちゃん。
「はっ…………ああああ……んー……ンッ……」
 僕のいい所を知っちゃってから、智ちゃんはそこを的確に突いて来るようになった。
「ここがいいのか?きもちぃ?もっと啼いてご覧よ」
 意地悪なイケボが僕の耳元で囁く。
「やっ、ダメ、そこ、ハァハァ……あっ……」
「今日も綺麗だよ将暉」
 そう囁かれて、早速中イキしそうになる僕。
「俺の入る前にイクなよ」と、指をアナルから抜かれてしまう。
「あっ……」と、名残惜しそうな吐息が零れてしまう僕。
「欲しいだろ?」
「智ちゃんの……早く欲しい……」
「ホントに素直でいい子だ」
 そう言うと智ちゃんはゆっくり僕の中に入って来た。
「ああああ……ンッ……」
「痛くないか?」
「大丈夫……全部入った?」
「もう少しだよ」
 グチュッと音を立てて智ちゃんが僕の最奥まで入ってくる。
「入ったよ」
「見せて」
 結合部を見る僕。
「繋がってるね」と言って智ちゃんにキスする。
「動いていいか?」
「もうちょっとだけ、このままでいて」
「いいよ」と智ちゃんは言って、優しく抱きしめてくれる。

 キュゥゥっと、僕が智ちゃんを受け入れる。この瞬間が、身も心も堪らなく気持ちがいい。

「智ちゃん、動いて……」
 そう僕が言うと、智ちゃんはゆっくり腰を動かし出した。
 ローションのグチュッグチュッと言う音と僕の喘ぎ声と智ちゃんの吐息が絡み合って、部屋全体が昂っていく。
「あぁっ……将暉、俺イきそう」
「僕もイきそう」
 お互い腰を振りながら、きつく抱きしめ合って絶頂を迎える。

「クっ……ハァハァ……」
「ああああ……イッちゃう……」

 ◇◆◇◆

「僕ね、もう一個内緒にしてる事があるんだ」
 僕はうつ伏せのまま、体を拭いている智ちゃんに話しかける。
「内緒?何だよ、俺に言えない事でもあんのか?」と、智ちゃんは言いながら僕の上に覆い被さってきた。
「あのね。昨日から解禁になったハリウッドの大作映画あるじゃん」
「あぁ、あれなぁ。俺、吹き替えやるかもなぁ」
「うん。アレにさ、僕出てるんだ。この間の撮影って、これだったんだよね」
「あぁ、それで暫く日本に居なかったのか」
「そう」
「……ん?はぁ?将暉、お前、え?」
「しかも助演」
「マジか……俺が吹き替えやりたいぞ」
「智ちゃん約束したでしょ!僕の吹き替えは絶対しないって。それに、主演の役者さんの吹き替え、多分アナタやるでしょ」
「でも、そうなると、将暉を相手に吹き替えすんのか……いや、将暉を相手に演技してる役者さんの吹き替えをするのか……俺、大丈夫かな……なんか不安になってきた……」
「僕も、とても不安に感じてるよ、今」

 僕はその後、智ちゃんにもう一回抱かれました。
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