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同棲編 2
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「で、どうしたんだよ」と、智ちゃんが僕の肩を抱く。
「仕事大丈夫?時間あるの?」
「今日は午後から仕事だから、後二時間あるよ」
僕は昨夜急な目眩で病院に行った事と、検査の結果を智ちゃんに説明した。
やはり表情が曇る智ちゃん。
「僕、びっくりしちゃってさ。ぐるぐる目が回るからさ、マジでビビっちゃった。でね、最近休みなかったから疲れてるだけだと思ったんだけどさ……」
僕は心配かけまいと、なるべく明るく振舞ったんだけど、智ちゃんは僕を引き寄せて、強く抱きしめた。
「なんで起こしてくれなかったんだよ。なんで体調悪いの隠してたんだよ。なんで俺を頼らないんだよ」と、智ちゃんは声を震わせて言った。
「智ちゃん……泣いてるの?」
触れ合っている頬に涙が伝っているのを感じた。智ちゃんは肩を震わせて泣いていた。
「智ちゃん……心配させてごめんね。体調悪いのは、本当にずっと前からだったから、単に疲れてるだけだと思ったんだよ。それに智ちゃんを頼ってない訳じゃないよ。分かってるでしょ?まさかさ、病気だなんて思わなかったからさ」
智ちゃんの背中を擦りながら僕は話してたんだけれど、智ちゃんは全然泣き止まなくて……
「お前を失いたくないよ……」
「ちゃんと話聞いてた?この病気で亡くなる人、殆どいないんだから」
「ゼロじゃないだろ……」
「そうだけど……驚かせてちゃってごめんね、智ちゃん。ちゃんと治療するから心配しないでよ」
「通院する時は俺も一緒に行く」
「ホント?」
「お前一人で抱え込ませたくない」
「ありがとう、智ちゃん」
僕はそう言うと、智ちゃんにそっとキスをした。
しばらく僕たちは寄り添ってキスしていた。
智ちゃんが泣いたのを見たのは二回目かな。僕の為に泣いてくれた智ちゃん。それほど僕は智ちゃんに愛されているんだって、改めて知ることが出来て嬉しかったし、独りじゃないんだって実感が湧いた。
やっぱり僕はスッパリ仕事を辞めて、智ちゃんの為に生きて行きたい。自分の病気にも向きわないといけないけれど、智ちゃんと一生を共にしたいと改めて思った。
「智ちゃん、仕事遅れるよ」
「もう少しだけ、キスしてたい」
「じゃぁ、もうちょっとだけ……」
◇◆◇◆
そんなこんなでやっと事務所側も納得して、僕は正式に仕事を辞める事になった。表向きは病気の治療の為って事で、智ちゃんとの関係は勿論公表するつもりはない。
ドラマは降板して映画とCMだけにしてくれたから、かなり時間に余裕が持てるようになってほっとしていた。
時間に余裕が出来たものの、何をしていいものか……
僕が今したい事……それは……
積みゲー消化!
と思ってゲーム機を起動したけれど、30分もしないうちにゲーム酔いして、横になる羽目になった。
智ちゃんに、物凄い怒られた。
病気になってから、智ちゃんは僕の体調の変化に過敏になってしまっていた。
月に二度の通院は、智ちゃんが付き添ってくれた。勿論毎回とは行かないけれど。でも智ちゃんは診察室までは入っていけないから、もどかしそうだった。周りの目も気にしないといけなかったから、付き添いとは言っても智ちゃんはいつも病院のロビーまで着いてきて、診察が終わるまで車で待っていた。
診察が終わって会計を済ませて、早足に駐車場に向かう。
「お待たせ」
僕は智ちゃんの車に乗り込む。
「どうだった?」
「何も変わらずだよ」
「そっかぁ……早く治るといいなぁ」
「そうだね。でも重症化しちゃってる様だから、治るまでは時間掛かるみたいだよ」
「…………」
智ちゃんの顔が曇る。
「なーんかさ、智ちゃんが泣き虫になってきてるよね」と、僕が茶化す。
「お前に言われたくねぇわ」
「僕、最近泣いてないよ!」
「俺が泣かせないようにしてるからだろ」
そう言うと智ちゃんは車を発進させた。
「仕事大丈夫?時間あるの?」
「今日は午後から仕事だから、後二時間あるよ」
僕は昨夜急な目眩で病院に行った事と、検査の結果を智ちゃんに説明した。
やはり表情が曇る智ちゃん。
「僕、びっくりしちゃってさ。ぐるぐる目が回るからさ、マジでビビっちゃった。でね、最近休みなかったから疲れてるだけだと思ったんだけどさ……」
僕は心配かけまいと、なるべく明るく振舞ったんだけど、智ちゃんは僕を引き寄せて、強く抱きしめた。
「なんで起こしてくれなかったんだよ。なんで体調悪いの隠してたんだよ。なんで俺を頼らないんだよ」と、智ちゃんは声を震わせて言った。
「智ちゃん……泣いてるの?」
触れ合っている頬に涙が伝っているのを感じた。智ちゃんは肩を震わせて泣いていた。
「智ちゃん……心配させてごめんね。体調悪いのは、本当にずっと前からだったから、単に疲れてるだけだと思ったんだよ。それに智ちゃんを頼ってない訳じゃないよ。分かってるでしょ?まさかさ、病気だなんて思わなかったからさ」
智ちゃんの背中を擦りながら僕は話してたんだけれど、智ちゃんは全然泣き止まなくて……
「お前を失いたくないよ……」
「ちゃんと話聞いてた?この病気で亡くなる人、殆どいないんだから」
「ゼロじゃないだろ……」
「そうだけど……驚かせてちゃってごめんね、智ちゃん。ちゃんと治療するから心配しないでよ」
「通院する時は俺も一緒に行く」
「ホント?」
「お前一人で抱え込ませたくない」
「ありがとう、智ちゃん」
僕はそう言うと、智ちゃんにそっとキスをした。
しばらく僕たちは寄り添ってキスしていた。
智ちゃんが泣いたのを見たのは二回目かな。僕の為に泣いてくれた智ちゃん。それほど僕は智ちゃんに愛されているんだって、改めて知ることが出来て嬉しかったし、独りじゃないんだって実感が湧いた。
やっぱり僕はスッパリ仕事を辞めて、智ちゃんの為に生きて行きたい。自分の病気にも向きわないといけないけれど、智ちゃんと一生を共にしたいと改めて思った。
「智ちゃん、仕事遅れるよ」
「もう少しだけ、キスしてたい」
「じゃぁ、もうちょっとだけ……」
◇◆◇◆
そんなこんなでやっと事務所側も納得して、僕は正式に仕事を辞める事になった。表向きは病気の治療の為って事で、智ちゃんとの関係は勿論公表するつもりはない。
ドラマは降板して映画とCMだけにしてくれたから、かなり時間に余裕が持てるようになってほっとしていた。
時間に余裕が出来たものの、何をしていいものか……
僕が今したい事……それは……
積みゲー消化!
と思ってゲーム機を起動したけれど、30分もしないうちにゲーム酔いして、横になる羽目になった。
智ちゃんに、物凄い怒られた。
病気になってから、智ちゃんは僕の体調の変化に過敏になってしまっていた。
月に二度の通院は、智ちゃんが付き添ってくれた。勿論毎回とは行かないけれど。でも智ちゃんは診察室までは入っていけないから、もどかしそうだった。周りの目も気にしないといけなかったから、付き添いとは言っても智ちゃんはいつも病院のロビーまで着いてきて、診察が終わるまで車で待っていた。
診察が終わって会計を済ませて、早足に駐車場に向かう。
「お待たせ」
僕は智ちゃんの車に乗り込む。
「どうだった?」
「何も変わらずだよ」
「そっかぁ……早く治るといいなぁ」
「そうだね。でも重症化しちゃってる様だから、治るまでは時間掛かるみたいだよ」
「…………」
智ちゃんの顔が曇る。
「なーんかさ、智ちゃんが泣き虫になってきてるよね」と、僕が茶化す。
「お前に言われたくねぇわ」
「僕、最近泣いてないよ!」
「俺が泣かせないようにしてるからだろ」
そう言うと智ちゃんは車を発進させた。
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