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新しい可能性!

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俺、ビジュ、そしてフレイは卵の周りに集まった。
たまたま、卵とその容器が外に出ていたのだ。
「何が生まれるのかな?」
『楽しみだな、主人!』
「私も、新しい仲間が増えるのは嬉しいことです」
そして、卵がゆらゆらと動き始めた。
こんな動きをするのは初めてである。
俺たち三人はずっとそれを見ていた。
そしてその時は来たのである。



卵が強く光り出したのだ。
「おおお!眩しい!」
そして、光が止むとそこには小さい男の子がいた。
「やあやあ!こんにちは!」
幼い声を出しているので完全に子供だ。
俺は、鑑定をしてみる。



名前:なし
種族:ユニークモンスター(ソイル) 土
レベル:1
体力:900
筋力:800
魔力:850
素早さ:350
器用:2000
スキル:栽培Lv1
ユニークスキル:物作りLvMAX



「おおおおお!?これが、ユニークモンスター!?」
やっと、ユニークモンスターが生まれたのである。
これは強いし幸運さんが仕事をしている。
そして、ユニークスキルの物作りレベルマックスはやばい。
なんでも、作れるのだろか?
しかし、鍛治スキルはないからそれ以外のものができるのかもしれない。
それに、栽培は俺も持っていないからこれはありがたいな。
しかし、これは子供的なかわいさがある。
こんな事を考えている間にもその子は畑の周りをうろうろしている。
よほど気になるのだろう。
しかし、攻撃系のスキルは持っていないみたいだ。
まぁ、そこまで欲張るのもいけないだろう。


さて、一旦この思考は置いておいてこの子の名前を決めなくてはいけない。
うーん…悩みどころだなぁ。
可愛くて少年っぽい名前がいいよな?
どう見ても男の子っぽいしな。
「よし、君はエルデだ!よろしくな、エルデ」
「ん?僕、エルデ?うん!僕、エルデ!よろしくね、ケンジ!」
おお?俺の名前分かるのか?
教えてないと思ったんだけど、これもユニークだからって感じかな?
それにしてのユニークスキルの物作りのレベルが高いから器用さのステータスが高いな。
「エルデは、何が作れる?」
「僕は、なんでも作れるよ?糸とか布とか木とか有れば。でも、鉄とかあっても出来ないなぁ」
やはり、鉄とかは出来ないか。
「じゃあ、飾り物とか皿とかならできるか?」
「飾るものならできるし、木の皿とかならできるー!あとは、服とか?もできるよ!」
これはすごい事で、また売り物が増えることになる。
これで、お店を建てる準備が整いつつあるな。
武器とかもうれるしな!
よし、どんどんスローライフが進んでいるぜ!
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