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完璧彼女
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完璧彼女
私を芸能人で例えると誰だろう。あまり似た人はいない。せめて言えばリカちゃん人形だろう。パッチリお目目に長い髪。高い鼻でハーフっぽい。身長は168cmで体重は46kg。胸はEカップのウエストは58cm。あだ名は完璧彼女だ。小6ぐらいから人との違いを感じてた。周りから、「可愛いね。美人だね。」とよく言われる。小5の時初めてラブレターと言うのを貰った。その時の感想は、嬉しかったけど何が書いてあるかよくわからないと言う物だった。貰った相手は2つ上の中2の先輩で普通メンだったけど断った。この頃から私は人と同じ人生ではダメな様な気がした。私は特別だから付き合う人も特別でないといけない。ただの金持ちじゃダメ。大金持ちで俳優か社長クラスでないとダメなような気がした。これは私が言ってるのではなく、周りの期待がそう言わせてるのだと、おさな心に解った。小6の頃あまりの可愛さに、護身術でも習わせた方がいいのではないかと、父と母は真剣に話し合っていたのを覚えてる。でも私は女優になりたかったから、芸能プロダクションに入った。入ったと言うよりは誘われた。スカウトされたのだ。スカウトした人はこの子は金の卵だから絶対にうちのプロダクションに入った方がいいと力説して父と母を口説いた。私も興味があったので事はすんなり運んだ。芸能プロダクションに歌の練習や演技の勉強、喋りの練習をやりに土日は通った。勉強はする時間が無かった為か、成績は悪かった。でも父と母は何も言わなかった。私はこの頃から知恵がついて来てたから、普通の仕事はやる気が無かったから、勉強はどうでもいいと思っていた。。私は完璧を目指した。頭が悪くても、「女の子は頭が悪いぐらいの方が可愛げがある。」と言う言葉を信じていた。いやそう言う空気を感じていた。中1の時、ひざをすりむいて泣いてる男の子がいた。周りは皆知らんぷりをしてたけど、私はハンカチを差し出した。「返さなくていいよ。」 ホントに返さなくていいと思いながら差し出した。男の子は恥ずかしそうにしながら、「ありがとう。」とだけ言った。これで信者をゲットしたと思った。私は私の信者を作らないと行けない。その為には優しくないといけない。中三にもなると私の親衛隊みたいなものが出来た。学校の帰りの時、私が無事に帰れるようにと、10メートルぐらい離れた所にいて10人前後私についてくる。中3にもなると私は私を伝説化したくなった。私ならできるんじゃないかと思った。ある日、親衛隊の何人かに聞こえる様に言った。「今、私がラブレターと、私に向けての愛の歌をネットでも使って歌われたら、私その人の為に何でもするかもしれない。」と言うのを何度か聞こえるように言った。次の日、私の下駄箱にラブレターが3つ入っていた。その手紙の3つ共に愛の言葉と、「貴方の為に歌を作りました。ネットの何々(YOU TUBU)を見て下さい。」と書いてあった。手紙はその日だけに留まらず、その後10日ぐらい続いた。それらの私に向けての恋の歌は少なからずネットで人々の目に留まった。そこからググると私の名前が出て来る。そうして私の名前が広まり私の信者が増えて行く。「完璧だ。」と思った。その頃、私は毎日一つの目標を持って行動していた。それは毎日違う人に3分話しかけようだった。男性だけではなく、女性信者も作りたかったから男女混合して毎日違う人に話しかけた。時には新しく話す人がいなくて、路上のミュージシャンや、わざとハンカチを落として知らない人と話すこともあった。女性には気さくに、男性には優しさを誇張して話す事に気を付けながら。その時にはテレビにも少し出ていて、(あのテレビに出てる人が向こうから話しかけてくれた。)と言う感じだった。「その時代何が嫌だった?」と聞かれると間違いなくダイエットだろう。芸能事務所からは2キロ太っただけで「気を付けないと。ちょっと太ってない?」などと言われたが私も完璧な女を目指している。食べたい物も我慢してお腹が空いた夜もあった。だけど我慢した。芸能の仕事をしてる時、有名人に何度か誘われたが全て断った。男性と事に及ぶのが怖いのではなかった。もし週刊誌にでも見つかったら、私の人生終わりだと思ったからだ。そんなこんなで今に至る。
私は完璧彼女。完璧な人生を作る為今日も頑張る。
私を芸能人で例えると誰だろう。あまり似た人はいない。せめて言えばリカちゃん人形だろう。パッチリお目目に長い髪。高い鼻でハーフっぽい。身長は168cmで体重は46kg。胸はEカップのウエストは58cm。あだ名は完璧彼女だ。小6ぐらいから人との違いを感じてた。周りから、「可愛いね。美人だね。」とよく言われる。小5の時初めてラブレターと言うのを貰った。その時の感想は、嬉しかったけど何が書いてあるかよくわからないと言う物だった。貰った相手は2つ上の中2の先輩で普通メンだったけど断った。この頃から私は人と同じ人生ではダメな様な気がした。私は特別だから付き合う人も特別でないといけない。ただの金持ちじゃダメ。大金持ちで俳優か社長クラスでないとダメなような気がした。これは私が言ってるのではなく、周りの期待がそう言わせてるのだと、おさな心に解った。小6の頃あまりの可愛さに、護身術でも習わせた方がいいのではないかと、父と母は真剣に話し合っていたのを覚えてる。でも私は女優になりたかったから、芸能プロダクションに入った。入ったと言うよりは誘われた。スカウトされたのだ。スカウトした人はこの子は金の卵だから絶対にうちのプロダクションに入った方がいいと力説して父と母を口説いた。私も興味があったので事はすんなり運んだ。芸能プロダクションに歌の練習や演技の勉強、喋りの練習をやりに土日は通った。勉強はする時間が無かった為か、成績は悪かった。でも父と母は何も言わなかった。私はこの頃から知恵がついて来てたから、普通の仕事はやる気が無かったから、勉強はどうでもいいと思っていた。。私は完璧を目指した。頭が悪くても、「女の子は頭が悪いぐらいの方が可愛げがある。」と言う言葉を信じていた。いやそう言う空気を感じていた。中1の時、ひざをすりむいて泣いてる男の子がいた。周りは皆知らんぷりをしてたけど、私はハンカチを差し出した。「返さなくていいよ。」 ホントに返さなくていいと思いながら差し出した。男の子は恥ずかしそうにしながら、「ありがとう。」とだけ言った。これで信者をゲットしたと思った。私は私の信者を作らないと行けない。その為には優しくないといけない。中三にもなると私の親衛隊みたいなものが出来た。学校の帰りの時、私が無事に帰れるようにと、10メートルぐらい離れた所にいて10人前後私についてくる。中3にもなると私は私を伝説化したくなった。私ならできるんじゃないかと思った。ある日、親衛隊の何人かに聞こえる様に言った。「今、私がラブレターと、私に向けての愛の歌をネットでも使って歌われたら、私その人の為に何でもするかもしれない。」と言うのを何度か聞こえるように言った。次の日、私の下駄箱にラブレターが3つ入っていた。その手紙の3つ共に愛の言葉と、「貴方の為に歌を作りました。ネットの何々(YOU TUBU)を見て下さい。」と書いてあった。手紙はその日だけに留まらず、その後10日ぐらい続いた。それらの私に向けての恋の歌は少なからずネットで人々の目に留まった。そこからググると私の名前が出て来る。そうして私の名前が広まり私の信者が増えて行く。「完璧だ。」と思った。その頃、私は毎日一つの目標を持って行動していた。それは毎日違う人に3分話しかけようだった。男性だけではなく、女性信者も作りたかったから男女混合して毎日違う人に話しかけた。時には新しく話す人がいなくて、路上のミュージシャンや、わざとハンカチを落として知らない人と話すこともあった。女性には気さくに、男性には優しさを誇張して話す事に気を付けながら。その時にはテレビにも少し出ていて、(あのテレビに出てる人が向こうから話しかけてくれた。)と言う感じだった。「その時代何が嫌だった?」と聞かれると間違いなくダイエットだろう。芸能事務所からは2キロ太っただけで「気を付けないと。ちょっと太ってない?」などと言われたが私も完璧な女を目指している。食べたい物も我慢してお腹が空いた夜もあった。だけど我慢した。芸能の仕事をしてる時、有名人に何度か誘われたが全て断った。男性と事に及ぶのが怖いのではなかった。もし週刊誌にでも見つかったら、私の人生終わりだと思ったからだ。そんなこんなで今に至る。
私は完璧彼女。完璧な人生を作る為今日も頑張る。
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