異世界に転生したらBlenderを使えるようになっていた

登美川ステファニイ

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第一章 異世界転生

第八話 ヒッケンへ

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 ヒッケンはクルドの村から一番近い街だ。人口は約三十万人。この地域では一番栄えているらしい。ギバンナ国の人口が四百万人なので、十分の一弱が住んでいることになる。
 日本で言えばどのくらいだろうか。地理に明るくないのでよく分からないが、横浜市がそのくらいだった気がする。一国に匹敵する横浜がすごいのか、市と同程度のギバンナが小さいのか。まあどっちでもいいか。
 とにかくヒッケンはこの辺りで一番大きい街なので、必要なものは何でも揃うらしい。俺が買いに行くのは服と靴。今の所欲しい物も思いつかない。歩き回って何か見つかったら買うとしよう。
 そして俺が今準備しているのは鞄だ。買い物用のエコバッグではないが、買った服とかを入れるものだ。この世界では店に行っても袋などに入れてくれるわけではないので、鞄が必要になるとカドルホスさんに言われた。それで鞄を作ることにしたのだ。
 鞄……。日本で使ってたのは安いリュックとか適当なトートバッグだった。デザインに拘りがないから、作ろうと思ってもどういうのがいいのか分からない。小さいポケットが有ると小物を入れるのに便利かもしれないが、あまりポケットだらけというのも変だろう。
 そんな事を考えて小一時間経ってしまったが、これ以上考えてもいい考えは出なさそうだ。俺は諦めて、単純な鞄を作ることにした。袋に持ち手がついているだけの単純な構造だ。
 俺は3Dカーソルを呼び寄せて立方体を追加した。基本的な形はこれを変形させるとして、問題は材質だ。
 カドルホスさんが持っているのは帆布のような厚手の生地で出来た鞄だ。グビラさんの持っているものは竹のような素材で作った編みかご。これは底が広く作ってあり自立してくれる。
 作るのは布のほうが楽そうだ。シェーディングで調整は必要だろうが、逆に言うとそれだけだ。しかし自立する鞄の方が便利そうなので、網かごにしよう。
 まず大体の形状を作るが、仕上がりを考えてループカットで辺を追加する。横棒が上から下まで並んでて、縦棒が五セントル間隔で入っている。
 まず横の線。ループカットで横に辺を入れて、左下の詳細設定で本数を増やす。高さ三十セントル、5ミルメットル間隔で入るとして、六十本だ。決定する。
 次に縦の線。立方体の各辺に5セントル間隔で五本ずつ辺を入れる。
 次は形状だ。立方体を上から見て楕円に近づける。まずX軸方向に縮めて、各辺の縦棒の位置を調整して楕円に近づける。プロポーショナル編集で形状を球にして調整する。
 そして一番上の面に一回り小さい面を差し込む。これが内側の底部になる。差し込んだ面をEで内側に押し込んで、底面から五ミルメットルの位置まで下げる。これで基本の形が出来た。
 そして網目の構造だが、これはモディファイアーで作る。ワイヤーフレームを適用。そうするとメッシュの辺がワイヤーになり面は消える。これで編みかごのような構造になる。本当は一本一本互い違いにすべきだが、ひとまずこの構造でいい。
 あとは持ち手。新しく立方体を追加して、長いコの字に変形させる。その構造を鞄に上端にかぶせるように配置して、端部をリベットのような構造で固定する。これで持ち手だ。
 あとは着色。かごの部分は木材。ノイズテクスチャとバンプ。今回は木目まで入らないので、このままでいい。
 次に持ち手。色は何がいいか……茶色でいいか。シェーディングで質感を調整する。プリンシパルBSDFで粗さを0に、シーンを3にまであげる。ノイズテクスチャをバンプに、バンプをノーマルにつないで、こんなもんでいいだろう。あとはリベットは灰色にしてメタリックを1.0。これで鉄のリベットに見える。
 なんだか随分簡単だけど、一応籠っぽい鞄になった。レンダリングだ。
 お、出来たぞ。籠っぽい鞄だ。網目部分がなんか怪しいが強度はあるし自立する。持ち手も引っ張っても取れないので、これで十分使えるだろう。
 よし、これで準備ができたぞ。

「へー。結構立派な街なんですねー」
「それはそうですよ。ヒッケンですからね」
 ここはヒッケンのメインストリートだった。街の端には馬車を止める場所があり、そこから街の中心部に向かってまっすぐ大きな道が続いている。中心には広場があり、議事堂が立っている。馬車を止める場所は街道に合わせて作られており、全部で五箇所あるそうだ。中央広場に続く道も五本あるが、その中でも南側のこの道路が一番大きい。
「ただ最近は特に人口が増えて、煙がしょうしょう鼻に堪えるがの」
 そう言ってグビラさんはくしゃみをした。
 通りは20メットルの広さがあった。左右には二階建て、三階建ての建物がびっしりと並んでいる。どれも外壁の色がレンガのような赤い色で、統一感があった。殆どの建物の屋根からは煙突が生えていて、白い煙をもうもうと吹き上げている。風向きによっては通りの方に流れてくるらしく、グビラさんの言うようにちょっと煙たい感じだった。
 道路は建物の前が歩行者用で、3メットル程の間隔を挟んで露天商などが並んでいた。青果物、タバコ、軽食、それに新聞も売っていた。
 そして露天商の並んでいる場所から更に内側は主に馬車の通り道のようだった。人も歩いていないわけではないが、危ないのでみんな端を歩いている。馬車の往来は五分に一台くらい。お金がある人は町中で買い物するのにも馬車を使うそうで、そういう人が利用しているとのことだった。
 しばらく街の中を案内してもらって、服と靴も買えた。デザインは選べるほど種類がなかったが、却って迷わなくて済んだ。オーダーメイドのスーツもあるらしいが、俺たちの持ってる金じゃとても手が出ないらしい。
「他に何か必要なものはありますか、リンタール?」
「いえ、今の所は特に無いです」
 スマホとパソコンが欲しかったが、この世界では望むべくもない。漫画もそうだ。本は売ってて小説などもあるそうだが、結構な値段がするらしい。それに俺はまだこの世界の文字が読めない。カドルホスさんに習い始めたが、とりあえずアルファベットを覚えるところから始めている所だ。
「そうだ。水車小屋完成のお祝いにジョンソンのパンでも買っていきますか。この間ようやく店を開いたそうですぞ」
「そうですね。顔を見るついでに買っていきますか」
「ジョンソン? 知り合いの人ですか」
「そうです。クルドの村の生まれなのですが、ヒッケンでパン屋の修行をしていましてね。一人前になり銀行の融資を受けることが出来たので自分のパン屋を開いたんですよ。確か、先月だったかな?」
「へーパン屋か。銀行の融資って、つまり借金?」
「そうですね。個人の技量、案内状の有無、事業計画などを説明して銀行からお金を貸してもらうことです。今奥さんが二人目を妊娠中らしいですから、さぞ忙しいことでしょうね」
「そうですなあ。考えるだけで目が回る」
 パン屋は北側の通りにあった。そこはさっきの南通りよりも人気が少なく、馬車もあまり走っていない。
「ここは人が少ないんですね」
「人は住んでいるのですが、ここの通りは店があまりないので人が来ないんですよ。あっちに床屋と、洗濯屋。あと端っこに生花店があったかな? そのくらいです」
 通りの長さは100メットル程で、建物が並んでいる様子は南通と大差ないように見える。しかし煙突が少なく煙も少ない。それはいいことなのかも知れないが、なんというか雑踏がなく、活気が少ない感じだった。
「ここです。看板が出ている」
「お、やっとりますな」
 その建物の見た目は他の建物、普通の住居とあまり変わらない。しかしドアの上に看板があって、それでパン屋と分かるようだ。
 カドルホスさんに続いて店の中に入る。するとあまり広くない店内には所狭しとパンが並べてあった。バゲット、食パン、丸いパン。マドレーヌのようなものも置いてある。種類は全部で十種類程だろうか。壁には何故か絵が書いてある。子供の落書きのような……クレヨンで描いたような絵だ。前衛芸術だろうか。
 店のカウンターの向こうに男の人が座っていたが、カドルホスさんを見て立ち上がった。その人がジョンソンさんのようだ。
「ジョンソン。お久しぶりです。お店の方はいかがですか?」
「おお、カドルホスさん。それにグビラさんも。そしてそちらは……?」
「ジョンソン、こちらはリンタール。グビラの遠い親戚で、修業を終えて家に帰る途中でこクルド村に滞在しているのです。リンタール、彼がジョンソンです」
「はじめまして」
「どうもはじめまして。グビラさんの親戚? 南の方かな?」
「えっ……ええ、そう、です」
 自分の設定をよく覚えていなかったが、一応南の出身ということになってる。南方にあるカスーラはドワーフやエルフなどいろいろな種族がいる。俺のような日本人っぽい種族もいるらしい。なので南方の出身という設定だ。
「そうですか。遠いところにまで修行に来られるとはすごいものですね」
「ジョンソン、せっかく来たのでパンを買いたいのですが、おすすめはどれですか? 冬に壊れた水車がようやく直ったので、ささやかながらお祝いをするのですよ」
「そうなんですか。それはよかった。おすすめというと……全部ですね! まあ適当に見繕います」
 ジョンソンさんはカウンターから出てパンを取り始めた。
「お店の方はどうですか? 繁盛していますか?」
「店……ですか? それがまあ、ご覧の通りで」
 午後の二時だが、お店にはパンがいっぱい並んでいる。ひょっとすると、一番売れそうなお昼にもあまり売れていないということだろうか。
「なかなか難しいようですね」
「パンには自信があるんですがね。店に来てもらわないことにはどうも……」
「何かきっかけがあればいいのですが……」
 ジョンソンさんとカドルホスさんが小首をかしげる。グビラさんは目の前のぶどうパンを物欲しそうに眺めていた。
「チラシを配ったりすればいいんじゃないですか?」
 俺が言うと、カドルホスさんが怪訝そうな顔をする。
「チラシ……とは」
「チラシ……広告です。紙にお店のことを書いて、何が美味しいとか安いとか、そういうのを知ってもらうんです」
「なるほど、紙……そこまですれば確かにお客は来るかも知れませんが……」
「紙は高いですからね。今のうちにそこまでの余裕はないですよ」
 そうか。この世界ではまだ紙は高級品なのか。もっと簡単に知って貰う方法、目を引く方法は……。
「あの猫って、なんなんですか?」
「猫? ああ、あの絵ですか? あれは……子供が落書きしちまって。消すのも手間がかかるからってそのままになってるんです。子供の客が来ると喜んでくれたりするんですが」
 ジョンソンさんは力なく笑った。
「店の前に人形を置いてみたらどうですか? あの猫の人形を」
「人形?」
「パンを持った人形が置いてあったらもっとパンの店だってわかりやすいし、人の目にも付きやすい。看板はあるけど、それだけだと分かりにくいんじゃないですか?」
「そうは言ってもどこもそんなもんだからなあ……人形ねえ」
 ジョンソンさんはいまいち乗り気ではないようだ。とはいえ俺も思いつきで言ってるだけだし、どこまで有効なのかは分からない。
「ジョンソン。試しにリンタールの言うとおりにやってみませんか?」
 カドルホスさんが言う。
「私はこの店を知っていたので来ることが出来ましたが、リンタールの言うように少し分かりにくいのかも知れません。開店祝いではないですが、人形を作ってみますので試しにおいてみてください」
「はあ、そこまでおっしゃるのなら……」
「リンタール、いいですか? 人形を作ってもらえますか」
 なるほど。Blenderで作れということか。
「分かりました。作って今度持ってきます」
「お願いします。ではジョンソン。今日は帰りますが、次来るときは人形をお持ちします」
「はい、わかりました」
 ジョンソンさんは不思議そうな顔をしていたが、それ以上は何も言わなかった。
 そしてパンを買い、俺たちは帰路についた。
「リンタール、一応聞きますが、人形は作れますか? こんな事を聞くのは今更ですが」
「作れます。というか……理屈では作れます。Blenderはほぼなんでも作れるので。問題は俺の技術です。人形は……人の形は作ったことがないけどなんとかなると思います」
「そうですか、良かった。ではどのくらいかかりますか?」
「一週間もあれば出来ると思います。何度か試して……来週には」
「しかし面白いことを思いつくのう。店の前に人形とは。お前の国ではそれが普通なのか? チラシって奴も」
「看板だけじゃなくて何を売ってるかわかりやすいように絵とか人形とか、結構普通ですね。チラシも新聞と一緒に入ってます。あとは町中で配ったりとか」
「紙が普及しているのですね、あなたの世界では。うらやましいことです」
 パン屋の人形か。猫をモチーフにして作る。なかなか難しそうだな。しかし自分で言いだした以上やらねばならない。
 まあなんとかなるだろう。Blenderの可能性は無限だ。俺の技術は有限だが。
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