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第二章 ダンジョンへ
第十四話 長雨のサイコロ
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雨が天幕を叩く。薄暗い日差しの中でテントはなお暗く、時間の感覚が失せてしまいそうなほどだった。実際、時計など持っていないから今が何時か分からない。辛うじて時間の感覚を保てるのは、時間になると腹が減り、ご飯の時間がやってくるからだった。
長雨。雨季にはまだ早いが、一足先の雨の洗礼とでもいうのか。
タリオテガイに向かう一団と共に出発してから十二日。行程の半分ほどを進み順調だったが、ここに来て雨だ。もう三日になる。そこまで急ぎの人は誰もいないそうだが、この三日間はテントを張って完全に止まっている。本当にこれでいいのかと少し焦ってしまったが、俺以外には誰も気を揉んでいる人はいなさそうだった。
俺がこの異世界に来たのは去年の秋ごろで、そのまま冬の季節は経験した。今は春から夏に変わろうという時期で、段々と暑くなり、そして雨が多くなってくる。日本ほどではないが、梅雨のような時期がこの地域にもあるらしかった。
シャツが汗を吸い、蒸発もせずにじっとりと肌に張り付く。風呂には入れず水浴びも二日前にしたきりで、体には汚れが蓄積している。気怠さと垢が、雨音と共に体に染み入ってくるかのようだった。
「……あ~暇」
空気さえどんよりと澱むテントの中で、マジェスタが言った。全身能天気のようなこの男さえ、この何もできない時間は苦痛のようだった。それとも太陽の光でも浴びていないと力が出ないのだろうか。だが、マジェスタを笑えない。俺も暇で暇で……Blenderの練習をする気にさえならない。奇妙な話だが、暇すぎてやることがない、という状況だった。
「書き物でもしてれば? なんか聞いた話をまとめるとか言ってたじゃないか」
俺は毛布から体を起こしながら言った。体を伸ばすとあちこちから軋むようにぽきぽきと音がする。
「暗いからな……そとはまだ少しは明るいが、そうなると濡れるしな……雨は紙を扱う職業の天敵だな」
「それはそうかもね」
マジェスタの方を見ると、上半身はうつぶせで、下半身は横を向いて膝を突き出し、ヨガか何かのポーズのような格好だった。それについて聞く元気もなかった。
「やっぱこんな時はよ……」
マジェスタがいつものような台詞を言う。しかしその口調はとても弱々しく、普段を知る者ならみんな不審に思うことだろう。
「また、女だ! とか言うんだろ? 諦めろよ。いい加減みっともない」
「なんだよ、女性に声を掛けないなんて失礼に当たるだろ? しかも一人だけとかも駄目だ。全員平等に手を出さないと」
タリオテガイに向かうのは商人、学者、タラオン教の司祭、そして俺達だった。商人は三家族で二十人ほどいて、十代の女性がその中に六人いた。マジェスタはその六人に事あるごとに声をかけ、手を繋ごうとしたりしてやんわりと拒否されているようだった。同行しているタラオン教の司祭も、目の笑っていない笑顔でマジェスタを見ていた。
懲りない男。それがマジェスタだった。
「いy、そうじゃないんだよ。雨でやることないからさ、ずっと考えていたんだよ。何なら皆で出来るかなって。そうなるとよ、あれしかないだろ?」
「あれ? どうせろくでもないんだろ」
「おい! 決めつけるなよ! 俺が言ってるあれってのは、チンチロリンだよ!」
「チン、チロ、リン……?」
何だろう。下ネタなんだろうか。しかし聞いたことがあるような……?
「何だ、リンタール。知らないのか?」
マジェスタが体を起こし、端に置いてあったコップを手に取る。
「こういうカップか何かにサイコロを入れてだな、それを振って……」
マジェスタはサイコロを入れる振りをして、カップを揺らす。そして毛布の上に逆さにカップを置いた。
「カップを伏せて、中のサイコロが何の数字かを当てるんだよ。器にサイコロを開けることもある。まあとにかく出目を当てるんだ」
「ギャンブルか……それは……タラオン教的にいいの?」
「えっ? 別に禁止されてないだろ? まあ大っぴらにやると罰則があるが、個人で少額を賭ける程度なら……みんなやってるよ」
「ふうん……それで、それを皆でやるって?」
「そうとも! これなら複数人で出来るし、皆と盛り上がれるぞ!」
マジェスタは両腕を挙げて一人で盛り上がっている。しかしいつもほどうるさくはない。いつもこの程度ならいいのだが。
「まあいいんじゃない。向こうの人たちも暇を持て余してそうだし」
「だが! だがだ! 一つだけ大きな問題がある!」
マジェスタは俺の両手を掴み、俺の顔をまっすぐにのぞき込んでくる。暑苦しい。
「サイコロがないんだよ!」
「じゃあ駄目じゃないか。手を放せよ、もう」
「いや、最後まで聞け! お前なら何とか出来るだろ、サイコロ! 木工職人だろ?」
「俺に作れって……?」
マジェスタの手を振りほどくが、マジェスタはまだ俺を食い入るように見つめている。
「サイコロって四角いだけだろ? 適当に目を描いたらそれで完成じゃないか? な? お前なら作れるだろ? 作れると言ってくれ!」
マジェスタが希望に満ちた目で俺を見ている。これはどうも、断るのは無理そうだった。
マジェスタはテントを出ていき、商人の人たちをチンチロリンに誘いに行った。賭け事には抵抗があるが、この世界、この時代の文化ではそう悪い事でも無いようだ。ゲームと割り切ればそんな物だろうか。
俺はしばらくテントに一人にしてもらって、サイコロづくりに集中することにした。幸い材料は持ってきていたので、サイコロくらいなら何とかなるだろう。
というのは素人の浅はかな考えだった。まっすぐに切れない。まっすぐに削れない。目の穴も同じ大きさに彫れない。木工職人というのは表向きで俺は図工の成績は悪い方だった。どうせ嘘をつくのなら、もっと別の職業にしておけばよかったかもしれない。
となると使うのはBlenderの力だ。俺は木材を脇に置いて、3Dカーソルを呼び出した。
サイコロは立方体なので立方体を呼び出す。一メートルとでかいので作業しやすいように半分ほどの大きさにする。
最終的に必要なのは各面に目を彫ることだ。Eで内側に押し出しベベルで角を取ればいいだろう。となるとどうやって正確に目の位置を決めて彫るかだ。
CADであれば寸法を測って図形を差し込むことも出来るが、Blenderはあまりそう言う作業に向かない。だが各面を三かける三の格子で九個に区切れば均等になる。各数字もその九個のグリッドで表現できるだろう。
という事でまずは編集モードに入り、全体を選択。右クリックから細分化で分割数を三にする。これで面の全てが三かける三になる。
そして各面の数字を彫る面を選択し、Iキーで面を差し込む。これで目の元となる正方形が追加される。
このままでは丸い目にならないので、差し込んだ面を選択したまま細分化で分割数を三にする。
そしてプリファレンスからアドオン、LoopToolsを有効にする。差し込んで細分化した面を選択したまま右クリックのLoopToolsから円を選択すると、差し込んだ正方形が円形に再配置される。これで目の形になる。
各面の目を選択し、Eで内側に押し出してへこませる。そして穴の縁にベベルをかけて角を取る。これを目の数だけ繰り返すと完成だ。
夜になり、夕食の時間が来た。雨は大分弱くなり、明日の朝には出発できる見込みだった。
マジェスタはまだ向こうでチンチロリンをしている。大人気らしい。カモとしてだが。
またマジェスタの悲鳴が聞こえる。タリオテガイについてもこいつには一円も、いや、一ダーツだろうと貸すことはすまい。俺はそう思いテントを閉めた。マジェスタの夜はまだ長そうだった。
長雨。雨季にはまだ早いが、一足先の雨の洗礼とでもいうのか。
タリオテガイに向かう一団と共に出発してから十二日。行程の半分ほどを進み順調だったが、ここに来て雨だ。もう三日になる。そこまで急ぎの人は誰もいないそうだが、この三日間はテントを張って完全に止まっている。本当にこれでいいのかと少し焦ってしまったが、俺以外には誰も気を揉んでいる人はいなさそうだった。
俺がこの異世界に来たのは去年の秋ごろで、そのまま冬の季節は経験した。今は春から夏に変わろうという時期で、段々と暑くなり、そして雨が多くなってくる。日本ほどではないが、梅雨のような時期がこの地域にもあるらしかった。
シャツが汗を吸い、蒸発もせずにじっとりと肌に張り付く。風呂には入れず水浴びも二日前にしたきりで、体には汚れが蓄積している。気怠さと垢が、雨音と共に体に染み入ってくるかのようだった。
「……あ~暇」
空気さえどんよりと澱むテントの中で、マジェスタが言った。全身能天気のようなこの男さえ、この何もできない時間は苦痛のようだった。それとも太陽の光でも浴びていないと力が出ないのだろうか。だが、マジェスタを笑えない。俺も暇で暇で……Blenderの練習をする気にさえならない。奇妙な話だが、暇すぎてやることがない、という状況だった。
「書き物でもしてれば? なんか聞いた話をまとめるとか言ってたじゃないか」
俺は毛布から体を起こしながら言った。体を伸ばすとあちこちから軋むようにぽきぽきと音がする。
「暗いからな……そとはまだ少しは明るいが、そうなると濡れるしな……雨は紙を扱う職業の天敵だな」
「それはそうかもね」
マジェスタの方を見ると、上半身はうつぶせで、下半身は横を向いて膝を突き出し、ヨガか何かのポーズのような格好だった。それについて聞く元気もなかった。
「やっぱこんな時はよ……」
マジェスタがいつものような台詞を言う。しかしその口調はとても弱々しく、普段を知る者ならみんな不審に思うことだろう。
「また、女だ! とか言うんだろ? 諦めろよ。いい加減みっともない」
「なんだよ、女性に声を掛けないなんて失礼に当たるだろ? しかも一人だけとかも駄目だ。全員平等に手を出さないと」
タリオテガイに向かうのは商人、学者、タラオン教の司祭、そして俺達だった。商人は三家族で二十人ほどいて、十代の女性がその中に六人いた。マジェスタはその六人に事あるごとに声をかけ、手を繋ごうとしたりしてやんわりと拒否されているようだった。同行しているタラオン教の司祭も、目の笑っていない笑顔でマジェスタを見ていた。
懲りない男。それがマジェスタだった。
「いy、そうじゃないんだよ。雨でやることないからさ、ずっと考えていたんだよ。何なら皆で出来るかなって。そうなるとよ、あれしかないだろ?」
「あれ? どうせろくでもないんだろ」
「おい! 決めつけるなよ! 俺が言ってるあれってのは、チンチロリンだよ!」
「チン、チロ、リン……?」
何だろう。下ネタなんだろうか。しかし聞いたことがあるような……?
「何だ、リンタール。知らないのか?」
マジェスタが体を起こし、端に置いてあったコップを手に取る。
「こういうカップか何かにサイコロを入れてだな、それを振って……」
マジェスタはサイコロを入れる振りをして、カップを揺らす。そして毛布の上に逆さにカップを置いた。
「カップを伏せて、中のサイコロが何の数字かを当てるんだよ。器にサイコロを開けることもある。まあとにかく出目を当てるんだ」
「ギャンブルか……それは……タラオン教的にいいの?」
「えっ? 別に禁止されてないだろ? まあ大っぴらにやると罰則があるが、個人で少額を賭ける程度なら……みんなやってるよ」
「ふうん……それで、それを皆でやるって?」
「そうとも! これなら複数人で出来るし、皆と盛り上がれるぞ!」
マジェスタは両腕を挙げて一人で盛り上がっている。しかしいつもほどうるさくはない。いつもこの程度ならいいのだが。
「まあいいんじゃない。向こうの人たちも暇を持て余してそうだし」
「だが! だがだ! 一つだけ大きな問題がある!」
マジェスタは俺の両手を掴み、俺の顔をまっすぐにのぞき込んでくる。暑苦しい。
「サイコロがないんだよ!」
「じゃあ駄目じゃないか。手を放せよ、もう」
「いや、最後まで聞け! お前なら何とか出来るだろ、サイコロ! 木工職人だろ?」
「俺に作れって……?」
マジェスタの手を振りほどくが、マジェスタはまだ俺を食い入るように見つめている。
「サイコロって四角いだけだろ? 適当に目を描いたらそれで完成じゃないか? な? お前なら作れるだろ? 作れると言ってくれ!」
マジェスタが希望に満ちた目で俺を見ている。これはどうも、断るのは無理そうだった。
マジェスタはテントを出ていき、商人の人たちをチンチロリンに誘いに行った。賭け事には抵抗があるが、この世界、この時代の文化ではそう悪い事でも無いようだ。ゲームと割り切ればそんな物だろうか。
俺はしばらくテントに一人にしてもらって、サイコロづくりに集中することにした。幸い材料は持ってきていたので、サイコロくらいなら何とかなるだろう。
というのは素人の浅はかな考えだった。まっすぐに切れない。まっすぐに削れない。目の穴も同じ大きさに彫れない。木工職人というのは表向きで俺は図工の成績は悪い方だった。どうせ嘘をつくのなら、もっと別の職業にしておけばよかったかもしれない。
となると使うのはBlenderの力だ。俺は木材を脇に置いて、3Dカーソルを呼び出した。
サイコロは立方体なので立方体を呼び出す。一メートルとでかいので作業しやすいように半分ほどの大きさにする。
最終的に必要なのは各面に目を彫ることだ。Eで内側に押し出しベベルで角を取ればいいだろう。となるとどうやって正確に目の位置を決めて彫るかだ。
CADであれば寸法を測って図形を差し込むことも出来るが、Blenderはあまりそう言う作業に向かない。だが各面を三かける三の格子で九個に区切れば均等になる。各数字もその九個のグリッドで表現できるだろう。
という事でまずは編集モードに入り、全体を選択。右クリックから細分化で分割数を三にする。これで面の全てが三かける三になる。
そして各面の数字を彫る面を選択し、Iキーで面を差し込む。これで目の元となる正方形が追加される。
このままでは丸い目にならないので、差し込んだ面を選択したまま細分化で分割数を三にする。
そしてプリファレンスからアドオン、LoopToolsを有効にする。差し込んで細分化した面を選択したまま右クリックのLoopToolsから円を選択すると、差し込んだ正方形が円形に再配置される。これで目の形になる。
各面の目を選択し、Eで内側に押し出してへこませる。そして穴の縁にベベルをかけて角を取る。これを目の数だけ繰り返すと完成だ。
夜になり、夕食の時間が来た。雨は大分弱くなり、明日の朝には出発できる見込みだった。
マジェスタはまだ向こうでチンチロリンをしている。大人気らしい。カモとしてだが。
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