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第2章
1 砂漠
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「レアシスを恨まないでやってくれ」
うとうとしてきた寝入り端にシャドウさんの声がした。声だけでシャドウさんの沈痛な面持ちが分かる。眉間の皺を伸ばしてあげたい。
「そろそろ起きろ。行くぞ」
容赦無く毛布を剥ぎ取るのもシャドウさん。お願い。少しは気を遣って。私だって一応、女性なのだから。ディルさんはまだ丸くなっている。日中は人の姿、夜は獣の姿で私達の暖になってくれる。口に出したら怒られるな。出さなくても心を読まれたら終わりだけど。体力の消耗が激しいせいか、ディルさんは出発ギリギリまで休んでいた。
雪は立ち上がり、体に付いた砂を払った。緩めていた腰紐をしっかりと結びなおして長ズボンを履き、靴も履きなおした。中から出てくるのは大量の砂。ターバンのように頭に巻いていた布も一度外し、髪型を整えてからもう一度巻き直した。
砂漠では日中は木陰を見つけたらあまり動かずに過ごす。夜になり、太陽が沈み、熱気が収まって来た頃を見計らいながら進み出す。いま、ここ。二日目だか三日目だか。
「日差しがないぶん夜は寒くなるぞ」
そう言って私に外套を着せてくれた。これもシャドウさん。優しいところもある。ただ、砂に足を取られ転がる私を荷物のように乱雑に持ち上げるのも…以下略。私だって…以下略。
シャドウさんにとって、私は荷物のひとつに過ぎないのだ。旅行に行くと人となりが出ると言うけど、まさにそれ。
砂漠横断ウルトラクイズか?ご褒美は王様のおつかい。
聞こえはいいが、ていのいい命令。レアシスさんを人質に取られた。
それで、あんなセリフが出て来たのか。レアシスを恨まないでやってくれって。恨むも何も、元はと言えば私が王様に逆らったのが原因じゃないの?
「影付き」を受け入れず運命に逆らった。
「私」のままを選んだから王様の逆鱗に触れた。
「ヴァリウスの代になってから初めての影付きの出現だったんです」
出発前夜、部屋に戻らされた私にレアシスさんは会いに来てくれた。恐怖に怯えて寝付けなくなっていた私に、温かい飲みものを持って来てくれた。甘いミルクのようなものだった。
手の中のマグカップは熱を帯びていて、指先を暖めてくれた。ミルクは体じゅうを包んでくれた。
「影付きを受け入れることにより、王の懐の深さを感じる…というか、救済することで王様の株が上がる、その時代は繁栄すると言われてます」
「前王テレサの時代には、影付きは五人現れました」
その都度、天変地異が起きたものの、テレサの株はうなぎ登り。経済も政治も治安も、立派な功績を残している。
「そのときに現れた影付きは、どうしてるんですか?全員、こちらの世界の人になったんですか?」
「…なった者もいれば、雪様のようにならなかった者もいます」
「じゃあ、ならなかった人はどうしてるの?帰れたの?」
「先ほども申し上げた通り、帰る方法はわからないのです。…話を元に戻しますよ」
レアシスは立ち上がり、窓辺に向かった。
「ヴァリウスの代になってから、日照りが続きました。西のルオーゴ神殿の辺りから砂漠化が進み、緑地がどんどん失われつつあります。あの辺りは花卉農業が盛んでしたが、雨が降らなくなってからはそれも思うようには行かず衰退の一路です」
「雨が降らなくては、花だけでなく野菜や穀物も育ちません。人も家畜も飢えていくばかりです」
「…水源を引き当てるとかは?」
「そう簡単に言いますが、川の水さえ干からびる寸前なのですよ」
雪は口を挟んだことを後悔した。あの森の外で見た川は美しかったけれど、国全土に行き渡せるには限度がありそうだ。水嵩もそう高くなかったように思い出される。にしたって、
「影付きを迎え入れたって雨が降るとは限らないでしょう」
天候まで左右出来るの?エスパーか?
「名は体を表すと言うでしょう?雪様のお名前に沿って、あなたがこちらに現れた時には雪が降りましたよ」
取るに足らん風花だったとしても雨雲を呼び、少なからずだが国土を濡らした。
「恵みの雨でした」
レアシスは胸に手を置き、恭しく頭を下げた。
「大げさですよ」
「そんなことはありません。あなたの出現により、大変貴重な植物の花も蕾が付いたのですから」
「貴重な花?」
「はい。リュリュトゥルテという花です」
「リュリュ…」
口噛みそう。
「国花としても有名ですが、主に婚礼の儀式には不可欠なんですよ」
「婚礼…?あ、結婚式ね」
「ええ。ルオーゴ神殿で婚礼の儀式があり、王にも招待状が来てるのです」
「もしかして、それを私に国賓として行けと?」
無茶振りもいいところ。私はただの一般人だよ?
「あなたは影付きなんですよ?ただの一般人とは違います」
「…あ、もしかして、そこに着くまでに影付きを受け入れる気になるかどうかって思ってるんじゃない?砂漠越えなんてやってられねーとか思わせて。影付きを受け入れれば砂漠なんて行かなくていいとかなんとか」
「疑ぐり深いですねぇ。まぁ、あながち嘘でもないですけど」
「…おいコラ」
「まぁ、なんにせよ。この国のことを知らずに過ごすのは勿体無いでしょ。時間は充分にあるのだから。旅行だと思って気楽に行ってくださいよ。ガイドが二人も付くなんて豪華じゃないですか」
「…シャドウさんとディルさんですよね。二人とも巻き込んじゃったなぁ。怒ってないかなぁ」
そもそも巻き込まれたのはあなたでしょうに。他者を気遣うとは優しい人ですねぇ。
レアシスは雪を見て、安堵した。
「…ディルはともかく。シャドウにとっても馴染みのある場所だから巻き込まれたとは思ってないですよ」
「神殿にですか?」
「ええ。詳しくは本人に」
聞いてください。答えるかはわからないけれど。
レアシスは言葉を切り、雪の首にネックレスをかけた。
チョーカーの上に紐がかかる。
「いくつも付けてると肩が凝るかもしれませんが、ここにあるのが一番と思って」
革紐を通したピンク色の石だった。白茶けてくすんでいて、形も加工等はしてなく歪だ。
「なんですか?これ」
「魔除けです。砂漠には人を襲う害虫や獣がいます。暗い所では光る性質を持っているのでランプ代わりにもなりますよ。塩の塊ですから、非常時には舐めてください」
「…ありがとうございます。でもこんなに気を使ってもらって、なんだかすみません。王様に睨まれたりしませんか?」
「あなたに死なれたら元も子もないですからね」
「…はぁ。なるほど。気遣い無用ってことですね」
利用価値のある私は無駄死にさせないってことね。その為にレアシスさんは、私に優しくしてくれている。本心なの?王様の命令なの?シャドウさんも気にかけているから、きっと悪いひとではないんだと思う。猫の目とやらも使って監視するみたいだ。どちらにしても、やっぱりごめんなさいだな。私が影付きを受け入れてれば、こんな負担はかけずに済んだんだ。
会議でも喧嘩でも、話し合いで決まらない場合は、どちらかが折れなければならない。先に進むためには最良の方法だが、折れた方の気持ちはどう昇華されるのだろうか。
私が折れれば未練が消える。家族も仕事も。今まで関わってきた人達のことも。全てを消して生き直す。それを受け入れて今までの私を全部消したら、私はどうなるのかな?折れた想いはどこに行くのだろう。
(誰もお前を待ってはいやしないよ)
「え?」
「は?どうかしました?」
「今、声が…。気のせいかな?」
くぐもったような声がすぐ耳元で聞こえてきた気がした。耳朶に息がかかる寸前まで人のような気配を感じたけれど、視界に映るものはなかった。
確かに、会社には席がない。再就職もすぐにできるとは思えない。実家にももう二年も帰ってない。仮に戻っても家事と愚痴と雑務のオンパレードに飲み込まれるかと思うと少々げんなりする。家族は大事だけれど、結果が得られない作業は苦痛かもしれない。
「私がこの世界の人間になったら、誰かの為になりますか?」
王様の株を上げたいわけじゃない。天候を操れるわけじゃない。だけれど、誰かしらの役に立つなら、そうしてもいいかもしれない。私は元の世界に戻っても席がないのだから。
先ほどの声が気になりだした。
誰も待っていないのなら、私はここにいるべきなのかもしれない。
「…答えはまだ出さなくてもいいですよ。それよりも明日からの旅の方が大変です。…くれぐれも気をつけてくださいね」
「レアシスを恨まないでやってくれ」
うとうとしてきた寝入り端にシャドウさんの声がした。声だけでシャドウさんの沈痛な面持ちが分かる。眉間の皺を伸ばしてあげたい。
「そろそろ起きろ。行くぞ」
容赦無く毛布を剥ぎ取るのもシャドウさん。お願い。少しは気を遣って。私だって一応、女性なのだから。ディルさんはまだ丸くなっている。日中は人の姿、夜は獣の姿で私達の暖になってくれる。口に出したら怒られるな。出さなくても心を読まれたら終わりだけど。体力の消耗が激しいせいか、ディルさんは出発ギリギリまで休んでいた。
雪は立ち上がり、体に付いた砂を払った。緩めていた腰紐をしっかりと結びなおして長ズボンを履き、靴も履きなおした。中から出てくるのは大量の砂。ターバンのように頭に巻いていた布も一度外し、髪型を整えてからもう一度巻き直した。
砂漠では日中は木陰を見つけたらあまり動かずに過ごす。夜になり、太陽が沈み、熱気が収まって来た頃を見計らいながら進み出す。いま、ここ。二日目だか三日目だか。
「日差しがないぶん夜は寒くなるぞ」
そう言って私に外套を着せてくれた。これもシャドウさん。優しいところもある。ただ、砂に足を取られ転がる私を荷物のように乱雑に持ち上げるのも…以下略。私だって…以下略。
シャドウさんにとって、私は荷物のひとつに過ぎないのだ。旅行に行くと人となりが出ると言うけど、まさにそれ。
砂漠横断ウルトラクイズか?ご褒美は王様のおつかい。
聞こえはいいが、ていのいい命令。レアシスさんを人質に取られた。
それで、あんなセリフが出て来たのか。レアシスを恨まないでやってくれって。恨むも何も、元はと言えば私が王様に逆らったのが原因じゃないの?
「影付き」を受け入れず運命に逆らった。
「私」のままを選んだから王様の逆鱗に触れた。
「ヴァリウスの代になってから初めての影付きの出現だったんです」
出発前夜、部屋に戻らされた私にレアシスさんは会いに来てくれた。恐怖に怯えて寝付けなくなっていた私に、温かい飲みものを持って来てくれた。甘いミルクのようなものだった。
手の中のマグカップは熱を帯びていて、指先を暖めてくれた。ミルクは体じゅうを包んでくれた。
「影付きを受け入れることにより、王の懐の深さを感じる…というか、救済することで王様の株が上がる、その時代は繁栄すると言われてます」
「前王テレサの時代には、影付きは五人現れました」
その都度、天変地異が起きたものの、テレサの株はうなぎ登り。経済も政治も治安も、立派な功績を残している。
「そのときに現れた影付きは、どうしてるんですか?全員、こちらの世界の人になったんですか?」
「…なった者もいれば、雪様のようにならなかった者もいます」
「じゃあ、ならなかった人はどうしてるの?帰れたの?」
「先ほども申し上げた通り、帰る方法はわからないのです。…話を元に戻しますよ」
レアシスは立ち上がり、窓辺に向かった。
「ヴァリウスの代になってから、日照りが続きました。西のルオーゴ神殿の辺りから砂漠化が進み、緑地がどんどん失われつつあります。あの辺りは花卉農業が盛んでしたが、雨が降らなくなってからはそれも思うようには行かず衰退の一路です」
「雨が降らなくては、花だけでなく野菜や穀物も育ちません。人も家畜も飢えていくばかりです」
「…水源を引き当てるとかは?」
「そう簡単に言いますが、川の水さえ干からびる寸前なのですよ」
雪は口を挟んだことを後悔した。あの森の外で見た川は美しかったけれど、国全土に行き渡せるには限度がありそうだ。水嵩もそう高くなかったように思い出される。にしたって、
「影付きを迎え入れたって雨が降るとは限らないでしょう」
天候まで左右出来るの?エスパーか?
「名は体を表すと言うでしょう?雪様のお名前に沿って、あなたがこちらに現れた時には雪が降りましたよ」
取るに足らん風花だったとしても雨雲を呼び、少なからずだが国土を濡らした。
「恵みの雨でした」
レアシスは胸に手を置き、恭しく頭を下げた。
「大げさですよ」
「そんなことはありません。あなたの出現により、大変貴重な植物の花も蕾が付いたのですから」
「貴重な花?」
「はい。リュリュトゥルテという花です」
「リュリュ…」
口噛みそう。
「国花としても有名ですが、主に婚礼の儀式には不可欠なんですよ」
「婚礼…?あ、結婚式ね」
「ええ。ルオーゴ神殿で婚礼の儀式があり、王にも招待状が来てるのです」
「もしかして、それを私に国賓として行けと?」
無茶振りもいいところ。私はただの一般人だよ?
「あなたは影付きなんですよ?ただの一般人とは違います」
「…あ、もしかして、そこに着くまでに影付きを受け入れる気になるかどうかって思ってるんじゃない?砂漠越えなんてやってられねーとか思わせて。影付きを受け入れれば砂漠なんて行かなくていいとかなんとか」
「疑ぐり深いですねぇ。まぁ、あながち嘘でもないですけど」
「…おいコラ」
「まぁ、なんにせよ。この国のことを知らずに過ごすのは勿体無いでしょ。時間は充分にあるのだから。旅行だと思って気楽に行ってくださいよ。ガイドが二人も付くなんて豪華じゃないですか」
「…シャドウさんとディルさんですよね。二人とも巻き込んじゃったなぁ。怒ってないかなぁ」
そもそも巻き込まれたのはあなたでしょうに。他者を気遣うとは優しい人ですねぇ。
レアシスは雪を見て、安堵した。
「…ディルはともかく。シャドウにとっても馴染みのある場所だから巻き込まれたとは思ってないですよ」
「神殿にですか?」
「ええ。詳しくは本人に」
聞いてください。答えるかはわからないけれど。
レアシスは言葉を切り、雪の首にネックレスをかけた。
チョーカーの上に紐がかかる。
「いくつも付けてると肩が凝るかもしれませんが、ここにあるのが一番と思って」
革紐を通したピンク色の石だった。白茶けてくすんでいて、形も加工等はしてなく歪だ。
「なんですか?これ」
「魔除けです。砂漠には人を襲う害虫や獣がいます。暗い所では光る性質を持っているのでランプ代わりにもなりますよ。塩の塊ですから、非常時には舐めてください」
「…ありがとうございます。でもこんなに気を使ってもらって、なんだかすみません。王様に睨まれたりしませんか?」
「あなたに死なれたら元も子もないですからね」
「…はぁ。なるほど。気遣い無用ってことですね」
利用価値のある私は無駄死にさせないってことね。その為にレアシスさんは、私に優しくしてくれている。本心なの?王様の命令なの?シャドウさんも気にかけているから、きっと悪いひとではないんだと思う。猫の目とやらも使って監視するみたいだ。どちらにしても、やっぱりごめんなさいだな。私が影付きを受け入れてれば、こんな負担はかけずに済んだんだ。
会議でも喧嘩でも、話し合いで決まらない場合は、どちらかが折れなければならない。先に進むためには最良の方法だが、折れた方の気持ちはどう昇華されるのだろうか。
私が折れれば未練が消える。家族も仕事も。今まで関わってきた人達のことも。全てを消して生き直す。それを受け入れて今までの私を全部消したら、私はどうなるのかな?折れた想いはどこに行くのだろう。
(誰もお前を待ってはいやしないよ)
「え?」
「は?どうかしました?」
「今、声が…。気のせいかな?」
くぐもったような声がすぐ耳元で聞こえてきた気がした。耳朶に息がかかる寸前まで人のような気配を感じたけれど、視界に映るものはなかった。
確かに、会社には席がない。再就職もすぐにできるとは思えない。実家にももう二年も帰ってない。仮に戻っても家事と愚痴と雑務のオンパレードに飲み込まれるかと思うと少々げんなりする。家族は大事だけれど、結果が得られない作業は苦痛かもしれない。
「私がこの世界の人間になったら、誰かの為になりますか?」
王様の株を上げたいわけじゃない。天候を操れるわけじゃない。だけれど、誰かしらの役に立つなら、そうしてもいいかもしれない。私は元の世界に戻っても席がないのだから。
先ほどの声が気になりだした。
誰も待っていないのなら、私はここにいるべきなのかもしれない。
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