29 / 210
第3章
4 因縁-チドリ視点-
しおりを挟む
----------------------------------------
ルオーゴ神殿は、森を抜けた場所にある。小川が流れ、花が咲き、動植物が生き生きとした美しい森だった。おままごとや、鬼ごっこ、秘密基地等、子ども達のかっこうの遊び場だった。反面、後方には切り立った崖がある。とてもじゃないけれど子どもが近付ける場所ではなかった為、当然ながら出入りは禁止されていた。外敵の侵入も骨が折れる。崖の前には要塞のように何重にも白壁が立ち塞がる。侵入者泣かせのその先には、円錐の白亜の塔がある。天にそびえ立つ祈りの場だ。最上階にある祭壇で結婚式は執り行われる予定だ。地上から遥か彼方の小さな部屋に雪とマリーはいた。当人達は知るよしもない。
「またなの?またいないの?」
ヒステリックに妙齢の女の叫び声が響いてきた。カツカツと靴の踵を鳴らしてキーキー喚き散らしてうるさくて仕方がない。睡魔も逃げ出す。前はこうではなかったのにね。どうしたもんだか。書記官や女官達が怒鳴られている。可哀想に。何の落ち度もないのにね。
チドリは寝台に寝転んだまま、外の様子に耳を峙ていた。肉体から影だけを抜いて白亜の塔まで行っていたのだ。影が肉体に戻り、体に馴染むまで時間を要する。それまでは我慢しておくれと女官達を案じた。
ヒステリックに喚いているのは、サリエだ。女官の1人で長でもある。幼少の頃から側にいてくれた。姉であり、母でもあり、マリーの巫女見習いの先生でもある。あの頃はとても朗らかで、優しく明るい人だった。シャドウとマリーの脱走事件から、変わり果てたと誰もが目をむくほど程、別人になった。顔つきも目つきも荒々しく、性格も恐ろしい。後輩の女官がミスをすれば手を上げ、子どもが泣けば雷雨のごとく怒鳴り散らす。特にマリーには酷い。いわれもないことに腹を立てては、怒鳴りつけ、泣かす。頬を腫らすことも少なくない。再々注意はしてるが後を絶たない。何故かと問いても、「あなたのため」としか返って来ない。
「ぼくの為とは到底思えない。ただ憂さを晴らしているだけじゃないのか?」
「憂さですって?そんなものあるわけないでしょう?」
ぼくの問いに疑問符で返してくる。埒があかない。マリーの身を案じ、部屋を移動させた。
マリーは幼いながらも巫女としての素質があった。不思議なことに聖典を呟くと蕾や草の芽が伸びてくる。信仰心の表れか。ルオーゴ神殿は光と水と花の美しさを誇っている場所だ。自然に身を委ねていたのだろう。歳を重ねるにつれて外見の美しさも増していた。才能も美しさも兼ね備えていたからこそ、ゆくゆくはぼくのお嫁さんにしようとしていたのだろう。サリエは心血を注ぎ、マリーを育て、教育してきた。それなのに、脱走騒ぎを起こしてからは、マリーの力は枯渇していった。何度繰り返し歌い続けても花は咲かない。神への冒涜と自分への裏切り。サリエは許せるはずがなかった。
「気持ちがわからない訳じゃない」
裏切られたのは同じな筈なのに、怒気を一切顔に出さないチドリにも腹を立てていた。
「許した訳じゃない」
サリエにも言わずに行なった時間を戻した秘術。神職者にあるまじき行為だ。禁忌を犯した罪は神職者だとはいえ例外はない。バレれば追放だ。
体の輪郭がぴたりと嵌め込まれたのを確認してから、チドリはゆっくりと起き上がった。肉体から影を抜くのは容易ではないが、用もなく祭壇に行くのも人の目につく。影だけを飛ばした方が早いのだ。日に何度も飛ぶのは体に負担はかかるが、地上でサリエの金切り声を聞くより、雪とマリーの顔を見ていた方が何倍も楽だし、何より気持ちが和らぐ。
マリーに会うと、成長を止めてしまったことに少しは悪く思う時もあるが、でもそんな簡単に許しを乞うなと雪が睨む。
「子どもにだってプライドがある。大事な成長過程を踏みにじったことを忘れるな」
影付きの彼女はいずれ、この国の礎になる運命だ。タイムリミットまで時間はあるものの、囚われている身だ。さしずめぼくは悪の親玉だ。ぼくの機嫌を損ねたりしたら一発アウトなのに、物怖じしない。泣き叫んで助けを乞うかと思えば、むしろ食ってかかってくる。影付きの末路を話した後ではさすがに生きた心地はしてなかったけれど、今はこうだ。泣き叫んでも結果が変わらなければ何もならないと腹を括ったようだ。若い娘の割には度胸がある。助けを待つより自らで出て行けるぐらいの度胸がありそうだ。どうやってこの白亜の塔から脱出するのか。長い髪の毛で脱出するお姫様の話があったが、雪の髪は短い。祈りの声は届くのか。それはそれで見ものだ。サリエとは違う怒りをぼくにぶつけてくる。それがなんだか心地いい。
「マゾですか?」
他愛ない話もなんだか楽しい。神殿にはちょっといないタイプだ。大抵はぼくを頼もしいリーダーをとしか見ていないのに、雪にはぼくの底意地の悪さを見抜かれた。ぼくは周囲の期待を受けて、逃げられずプレッシャーの重みに潰されるタイプだと言う。放っといて貰おうか。口生意気な下級生といったところか。
ぼくに対し、恭しく頭を下げる者達とは通り一遍の会話しかないのだけれど、雪は憎まれ口も含めても語彙が多い。警戒は解かれてないが、雪との会話はとても楽しかった。マリーが懐いているのもとても嬉しかった。いくら歌っても花は咲くことはないけれど、あの頃と同じ笑顔を見せてくれることが何よりも救いだった。あとはシャドウが来てくれればパーフェクトだ。あの幸せだった時間を取り戻せるのだ。
チドリは外していたボタンをかけなおして金切り声が発する方に出向いた。女官達がサリエにペコペコ頭を下げていた。
「申し訳ございませんでした!」
涙声が響いた。うちはいつからこんなスパルタになったのか。両親は温和な性格だった為か神殿の中も、そこで働く者達も常に朗らかだった。空気さえも暖かい。
だが、退陣してからは一変した。サリエが魔女と化したのだ。巫女の教育係りとして、神殿の長として君臨したのだ。ぼくが大神官として来たるべき日を迎えるまで自分が長だと言い放った。
「大神官様の妃も用意しますわ」と息巻いていた。
正直、結婚など全く考えてなかったので、迷惑でしかなかった。しかも相手がマリーとは寝耳に水だ。可愛いさは認めるが赤ん坊の頃から一緒に暮らしているから家族も同然で、妹としてか見られなかった。
宣伝効果があったマリーが使えなくなったのは、神殿的に痛手となっていた。幼くてもあの美貌さえあれば、信者は集まるだろうと踏んでいたのだ。結婚など興味がないとうそぶいていたら、
「なら、私が。あなたの妻に」と名乗りを上げたのはまさかの魔女だった。いや、サリエだった。
「私なら神殿のこともあなたのことも熟知しているわ。そりゃマリーよりとうは立っているけど、あなたを支えるのに歳は関係ないわ」
さあ抱いてと言わんばかりに、魔女の襟ぐりは大きく開いた。
絶句した。何を言われたのか理解に苦しんだ。妹がダメなら姉ならいいだろうと言っているようなものだ。
「バカな。興味がないと言っただろう?誰であってもだ!」
チドリは訂正を訴えたが、サリエは妖艶な笑みを浮かべては一歩ずつ間合いを詰めてくる。
「私を受け入れなければこの神殿は潰してやるわ。あなたのご両親が退官した今、私がここの長なのよ。あなたに拒否する権限はない」
「ぼくがこの神殿の大神官だぞ!」
「結婚をして引き継ぎをしてから、でしょう?今のあなたはただの神官の1人にすぎない。誰があなたの言葉を聞くものですか!」
自分には大勢の取り巻きがいる。こんな青二才などすぐにでも捻り潰せるとサリエは笑った。
「でもあなたがいないと、ルオーゴの血筋が絶えてしまう。長年引き継いで来た血を失くすのはいけないわ」
ねぇ、わかるでしょう?
サリエの長い爪の先が喉仏に突き刺さった。
「あなたは私を裏切らないわよね?」
信じていた家族に裏切られたことはサリエにとっても最大な痛手だったのだ。サリエにはもう昔の優しさは微塵もなかった。
魔女と化したただの悪魔だ。非道だ。ぼくと同じだ。
花など二度と咲かなければいい。
ルオーゴ神殿は、森を抜けた場所にある。小川が流れ、花が咲き、動植物が生き生きとした美しい森だった。おままごとや、鬼ごっこ、秘密基地等、子ども達のかっこうの遊び場だった。反面、後方には切り立った崖がある。とてもじゃないけれど子どもが近付ける場所ではなかった為、当然ながら出入りは禁止されていた。外敵の侵入も骨が折れる。崖の前には要塞のように何重にも白壁が立ち塞がる。侵入者泣かせのその先には、円錐の白亜の塔がある。天にそびえ立つ祈りの場だ。最上階にある祭壇で結婚式は執り行われる予定だ。地上から遥か彼方の小さな部屋に雪とマリーはいた。当人達は知るよしもない。
「またなの?またいないの?」
ヒステリックに妙齢の女の叫び声が響いてきた。カツカツと靴の踵を鳴らしてキーキー喚き散らしてうるさくて仕方がない。睡魔も逃げ出す。前はこうではなかったのにね。どうしたもんだか。書記官や女官達が怒鳴られている。可哀想に。何の落ち度もないのにね。
チドリは寝台に寝転んだまま、外の様子に耳を峙ていた。肉体から影だけを抜いて白亜の塔まで行っていたのだ。影が肉体に戻り、体に馴染むまで時間を要する。それまでは我慢しておくれと女官達を案じた。
ヒステリックに喚いているのは、サリエだ。女官の1人で長でもある。幼少の頃から側にいてくれた。姉であり、母でもあり、マリーの巫女見習いの先生でもある。あの頃はとても朗らかで、優しく明るい人だった。シャドウとマリーの脱走事件から、変わり果てたと誰もが目をむくほど程、別人になった。顔つきも目つきも荒々しく、性格も恐ろしい。後輩の女官がミスをすれば手を上げ、子どもが泣けば雷雨のごとく怒鳴り散らす。特にマリーには酷い。いわれもないことに腹を立てては、怒鳴りつけ、泣かす。頬を腫らすことも少なくない。再々注意はしてるが後を絶たない。何故かと問いても、「あなたのため」としか返って来ない。
「ぼくの為とは到底思えない。ただ憂さを晴らしているだけじゃないのか?」
「憂さですって?そんなものあるわけないでしょう?」
ぼくの問いに疑問符で返してくる。埒があかない。マリーの身を案じ、部屋を移動させた。
マリーは幼いながらも巫女としての素質があった。不思議なことに聖典を呟くと蕾や草の芽が伸びてくる。信仰心の表れか。ルオーゴ神殿は光と水と花の美しさを誇っている場所だ。自然に身を委ねていたのだろう。歳を重ねるにつれて外見の美しさも増していた。才能も美しさも兼ね備えていたからこそ、ゆくゆくはぼくのお嫁さんにしようとしていたのだろう。サリエは心血を注ぎ、マリーを育て、教育してきた。それなのに、脱走騒ぎを起こしてからは、マリーの力は枯渇していった。何度繰り返し歌い続けても花は咲かない。神への冒涜と自分への裏切り。サリエは許せるはずがなかった。
「気持ちがわからない訳じゃない」
裏切られたのは同じな筈なのに、怒気を一切顔に出さないチドリにも腹を立てていた。
「許した訳じゃない」
サリエにも言わずに行なった時間を戻した秘術。神職者にあるまじき行為だ。禁忌を犯した罪は神職者だとはいえ例外はない。バレれば追放だ。
体の輪郭がぴたりと嵌め込まれたのを確認してから、チドリはゆっくりと起き上がった。肉体から影を抜くのは容易ではないが、用もなく祭壇に行くのも人の目につく。影だけを飛ばした方が早いのだ。日に何度も飛ぶのは体に負担はかかるが、地上でサリエの金切り声を聞くより、雪とマリーの顔を見ていた方が何倍も楽だし、何より気持ちが和らぐ。
マリーに会うと、成長を止めてしまったことに少しは悪く思う時もあるが、でもそんな簡単に許しを乞うなと雪が睨む。
「子どもにだってプライドがある。大事な成長過程を踏みにじったことを忘れるな」
影付きの彼女はいずれ、この国の礎になる運命だ。タイムリミットまで時間はあるものの、囚われている身だ。さしずめぼくは悪の親玉だ。ぼくの機嫌を損ねたりしたら一発アウトなのに、物怖じしない。泣き叫んで助けを乞うかと思えば、むしろ食ってかかってくる。影付きの末路を話した後ではさすがに生きた心地はしてなかったけれど、今はこうだ。泣き叫んでも結果が変わらなければ何もならないと腹を括ったようだ。若い娘の割には度胸がある。助けを待つより自らで出て行けるぐらいの度胸がありそうだ。どうやってこの白亜の塔から脱出するのか。長い髪の毛で脱出するお姫様の話があったが、雪の髪は短い。祈りの声は届くのか。それはそれで見ものだ。サリエとは違う怒りをぼくにぶつけてくる。それがなんだか心地いい。
「マゾですか?」
他愛ない話もなんだか楽しい。神殿にはちょっといないタイプだ。大抵はぼくを頼もしいリーダーをとしか見ていないのに、雪にはぼくの底意地の悪さを見抜かれた。ぼくは周囲の期待を受けて、逃げられずプレッシャーの重みに潰されるタイプだと言う。放っといて貰おうか。口生意気な下級生といったところか。
ぼくに対し、恭しく頭を下げる者達とは通り一遍の会話しかないのだけれど、雪は憎まれ口も含めても語彙が多い。警戒は解かれてないが、雪との会話はとても楽しかった。マリーが懐いているのもとても嬉しかった。いくら歌っても花は咲くことはないけれど、あの頃と同じ笑顔を見せてくれることが何よりも救いだった。あとはシャドウが来てくれればパーフェクトだ。あの幸せだった時間を取り戻せるのだ。
チドリは外していたボタンをかけなおして金切り声が発する方に出向いた。女官達がサリエにペコペコ頭を下げていた。
「申し訳ございませんでした!」
涙声が響いた。うちはいつからこんなスパルタになったのか。両親は温和な性格だった為か神殿の中も、そこで働く者達も常に朗らかだった。空気さえも暖かい。
だが、退陣してからは一変した。サリエが魔女と化したのだ。巫女の教育係りとして、神殿の長として君臨したのだ。ぼくが大神官として来たるべき日を迎えるまで自分が長だと言い放った。
「大神官様の妃も用意しますわ」と息巻いていた。
正直、結婚など全く考えてなかったので、迷惑でしかなかった。しかも相手がマリーとは寝耳に水だ。可愛いさは認めるが赤ん坊の頃から一緒に暮らしているから家族も同然で、妹としてか見られなかった。
宣伝効果があったマリーが使えなくなったのは、神殿的に痛手となっていた。幼くてもあの美貌さえあれば、信者は集まるだろうと踏んでいたのだ。結婚など興味がないとうそぶいていたら、
「なら、私が。あなたの妻に」と名乗りを上げたのはまさかの魔女だった。いや、サリエだった。
「私なら神殿のこともあなたのことも熟知しているわ。そりゃマリーよりとうは立っているけど、あなたを支えるのに歳は関係ないわ」
さあ抱いてと言わんばかりに、魔女の襟ぐりは大きく開いた。
絶句した。何を言われたのか理解に苦しんだ。妹がダメなら姉ならいいだろうと言っているようなものだ。
「バカな。興味がないと言っただろう?誰であってもだ!」
チドリは訂正を訴えたが、サリエは妖艶な笑みを浮かべては一歩ずつ間合いを詰めてくる。
「私を受け入れなければこの神殿は潰してやるわ。あなたのご両親が退官した今、私がここの長なのよ。あなたに拒否する権限はない」
「ぼくがこの神殿の大神官だぞ!」
「結婚をして引き継ぎをしてから、でしょう?今のあなたはただの神官の1人にすぎない。誰があなたの言葉を聞くものですか!」
自分には大勢の取り巻きがいる。こんな青二才などすぐにでも捻り潰せるとサリエは笑った。
「でもあなたがいないと、ルオーゴの血筋が絶えてしまう。長年引き継いで来た血を失くすのはいけないわ」
ねぇ、わかるでしょう?
サリエの長い爪の先が喉仏に突き刺さった。
「あなたは私を裏切らないわよね?」
信じていた家族に裏切られたことはサリエにとっても最大な痛手だったのだ。サリエにはもう昔の優しさは微塵もなかった。
魔女と化したただの悪魔だ。非道だ。ぼくと同じだ。
花など二度と咲かなければいい。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
透明色の魔物使い~色がないので冒険者になれませんでした!?~
壬黎ハルキ
ファンタジー
少年マキトは、目が覚めたら異世界に飛ばされていた。
野生の魔物とすぐさま仲良くなり、魔物使いとしての才能を見せる。
しかし職業鑑定の結果は――【色無し】であった。
適性が【色】で判断されるこの世界で、【色無し】は才能なしと見なされる。
冒険者になれないと言われ、周囲から嘲笑されるマキト。
しかし本人を含めて誰も知らなかった。
マキトの中に秘める、類稀なる【色】の正体を――!
※以下、この作品における注意事項。
この作品は、2017年に連載していた「たった一人の魔物使い」のリメイク版です。
キャラや世界観などの各種設定やストーリー構成は、一部を除いて大幅に異なっています。
(旧作に出ていたいくつかの設定、及びキャラの何人かはカットします)
再構成というよりは、全く別物の新しい作品として見ていただければと思います。
全252話、2021年3月9日に完結しました。
またこの作品は、小説家になろうとカクヨムにも同時投稿しています。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
スキル素潜り ~はずれスキルで成りあがる
葉月ゆな
ファンタジー
伯爵家の次男坊ダニエル・エインズワース。この世界では女神様より他人より優れたスキルが1人につき1つ与えられるが、ダニエルが与えられたスキルは「素潜り」。貴族としては、はずれスキルである。家族もバラバラ、仲の悪い長男は伯爵家の恥だと騒ぎたてることに嫌気をさし、伯爵家が保有する無人島へ行くことにした。はずれスキルで活躍していくダニエルの話を聞きつけた、はずれもしくは意味不明なスキルを持つ面々が集まり無人島の開拓生活がはじまる。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる