37 / 92
リーザ先生の思い
しおりを挟む
「先生、もう一つ聞こうと思っていた事があります」
「私の胸のサイズかい?」
「違いますよ!」
いや気になってはいたけども。
「どうして先生はここまでしてくれるんですか? 俺に時間を使ってくれるんですか?」
リーザ先生は俺に付きっきりで稽古をつけてくれている。流石にルナの呪いを解く前の特訓の時程ではないが、朝練、授業、放課後、晩ご飯を食べた後と、依然として一日中リーザ先生の指導を受けている。
確かに一年生の中で闇魔法の専攻をしているのは俺だけだが、三学年を合わせれば五人ほどの生徒がいる。それにリーザ先生は「魔法美容学」なる講義を受け持っているらしく、その講義は毎期抽選で女生徒が殴り合いの喧嘩を始めるほど人気らしい。
俺以外の闇魔法専攻の学生や、講義に時間を割きながら俺の尻を叩くのはかなり重労働なはずだ。俺としては少し負い目もある。
「んー」
唸って先生は少し真面目な顔になった。
「以前も言ったけれど、君のお尻には神が宿っている」
「聞いてない」
「冗談だよ」と一度頬を緩めて、また表情を引き締め、訥々と語ってくれた。
「以前言ったかもしれないけど、君は闇魔法の才能に溢れているよ。それこそ五百年に一人の才能さ」
「俺と同じくらいの才能を持った人がもう一人いたんでしたっけ?」
「そうだよ。それがこの棺流闇魔法の創始者で、私の命の恩人だった人さ」
俺は反射的に自分の着ているローブを見下ろした。それが創始者の着ていた衣装だと先生から聞いていたからだ。
「本当に強かったよ。第一次大陸間戦争で、ギラ人が滅亡しなかったのは彼のおかげだと言って良いね」
先生の話すところによると、ザビオス軍の激しい攻撃によって全滅は免れないと思われていたギラの国に、突如現れたのが棺流の創始者だったそうだ。
彼の光魔法を吸収して力にする闇魔法は、威力も連射力もそれまでの闇魔法とは桁違いだった。本当に誰も見た事のない強さだったそうだ。
先生も創始者に救われた子供の一人だった。村を焼かれ、両親を殺され、彼女自身も命を絶たれる直前に助けられたのだそうだ。
「そりゃあ、私には神様みたいに見えたよ」
先生は遠い目をして語った。
実際、彼女以外にもギラの中には彼を英雄として讃える人々が沢山いたし、彼を慕って集まってくる魔道士も多かった。しかし、戦争が終わると彼は追放されてしまった。
彼に人材を取られると恐れた他流派の闇魔道士が結託し、無実の罪を着せて彼を追い出したのだ。
無念のうちに創始者は病に倒れ、その死際「どうか、棺流の血を絶やさないでくれ。いずれまた、棺流の力が必要な時が必ず来るだろう」と弟子達に頼んだ。創始者に付いて国を出たリーザ先生はその弟子の中の一人だった。命の恩人の頼みだけに、リーザ先生は何をしてでも後継者を探し出す事を誓ったのだった。
それからリーザ先生は各地を歩き回り、闇魔法の素質を持った子供を探した。しかし魔力の高いギラ族だから扱える闇魔法の、その中でも更に素質を重視される棺流を扱える才能を持った者は皆無だった。だからと言ってギラに入れば見つかり次第即処刑である。
そのうち弟子達も一人、二人と居なくなり、このままでは後継者が見つかるより先に寿命が来てしまうと恐れたリーザ先生は禁忌の呪いに手を出した。自分の寿命と容姿をいじり、半永久的な不老不死を手に入れたのだった。
彼女に言わせると、その呪いというのはやり方さえわかれば、棺流の闇魔道士にとって造作もない物だったらしい。
それからも世界各地を探し回っていった彼女が、このオルガンに立ち寄った際、ギラ出身の学生を目にする。その時
「魔法学園で教師をしていれば、ギラからの素質のある生徒に巡り会えるのでは?」
と思い付き、以降、こうしてビナー魔法学園の講師として働きながら後継者を探しているのだそうだ。
「何百年も待ったんだ。もう逃さないよ!」
リーザ先生は四つん這いのまま話を聞いていた俺に馬乗りになった。と言うより抱きついた。柔らかな感触が背中に押しつけられる。ご存知の通りリーザ先生は今、水着しか身につけていない。え、何これ誘ってるの?
「せ、先生!?」
「私はセルグ……創始者のおじさんとの約束を果たす義務がある。だから絶対に君を一人前の闇魔道士に育てないといけないの。それから……」
先生は俺の胸に手を回し、耳元で、どこか熱っぽい声で囁く。
「私は個人的に君が気に入ってるんだ」
先生は吐息のような声で言った。もう一段階尻が硬くなりそうだ。
「え、そ、それは」
「なーに興奮してるのよ!」
言いながら先生は起き上がり、俺の尻を引っ叩いた。ヒヒン。
「私が君のことを気に入ってるのは、闇魔法を善なる力として使えるからよ。闇魔法は強力だけど、それにかまけて悪行を働く者が後を絶たないわ。だけど君は手に入れた力を乱用しない。誇示しようともしない。他人のために使おうとしている。まさかお尻から呪いを吸収するとは思わなかったけどね」
それは俺も思わなかった。にしても性格を褒められるのなんて生まれて初めてな気がする。少し買いかぶりすぎじゃないだろうか。
「クラウス君。君は才能だけじゃなくて優しいところも創始者のおじさんにそっくりだよ。君みたいな人が人の上に立てる男になって欲しい。世界一の闇魔道士になるべきなんだよ。短い間だけど一緒に過ごしてみて、心の底からそう思うのさ」
リーザ先生はそう言ってゆっくりと俺の背中を指でなぞった。おい、魔法の特訓はどうした。何だこのプレイは。続行してくれ。
「はい、休憩終わり。引き続き鍛錬して行こうか。今までは呪いを体外に溢れ出さないための訓練だった。でもこれからはルナから吸収した呪いを戦闘でどう使うのか、実践していくよ」
リーザ先生は俺から降り、肩を回している。いよいよか。呪いが尻から入ってきただけに、今までの修行が「呪いの暴発を防ぐための訓練」だとするのなら死ぬほど尻を叩かれた事にも納得がいく。いよいよこれから、俺は闇魔道士として重要な一歩をを踏み出そうとしている。
「じゃあお尻出してー」
「はい!」
俺は尻魔道士になるかもしれない。
「私の胸のサイズかい?」
「違いますよ!」
いや気になってはいたけども。
「どうして先生はここまでしてくれるんですか? 俺に時間を使ってくれるんですか?」
リーザ先生は俺に付きっきりで稽古をつけてくれている。流石にルナの呪いを解く前の特訓の時程ではないが、朝練、授業、放課後、晩ご飯を食べた後と、依然として一日中リーザ先生の指導を受けている。
確かに一年生の中で闇魔法の専攻をしているのは俺だけだが、三学年を合わせれば五人ほどの生徒がいる。それにリーザ先生は「魔法美容学」なる講義を受け持っているらしく、その講義は毎期抽選で女生徒が殴り合いの喧嘩を始めるほど人気らしい。
俺以外の闇魔法専攻の学生や、講義に時間を割きながら俺の尻を叩くのはかなり重労働なはずだ。俺としては少し負い目もある。
「んー」
唸って先生は少し真面目な顔になった。
「以前も言ったけれど、君のお尻には神が宿っている」
「聞いてない」
「冗談だよ」と一度頬を緩めて、また表情を引き締め、訥々と語ってくれた。
「以前言ったかもしれないけど、君は闇魔法の才能に溢れているよ。それこそ五百年に一人の才能さ」
「俺と同じくらいの才能を持った人がもう一人いたんでしたっけ?」
「そうだよ。それがこの棺流闇魔法の創始者で、私の命の恩人だった人さ」
俺は反射的に自分の着ているローブを見下ろした。それが創始者の着ていた衣装だと先生から聞いていたからだ。
「本当に強かったよ。第一次大陸間戦争で、ギラ人が滅亡しなかったのは彼のおかげだと言って良いね」
先生の話すところによると、ザビオス軍の激しい攻撃によって全滅は免れないと思われていたギラの国に、突如現れたのが棺流の創始者だったそうだ。
彼の光魔法を吸収して力にする闇魔法は、威力も連射力もそれまでの闇魔法とは桁違いだった。本当に誰も見た事のない強さだったそうだ。
先生も創始者に救われた子供の一人だった。村を焼かれ、両親を殺され、彼女自身も命を絶たれる直前に助けられたのだそうだ。
「そりゃあ、私には神様みたいに見えたよ」
先生は遠い目をして語った。
実際、彼女以外にもギラの中には彼を英雄として讃える人々が沢山いたし、彼を慕って集まってくる魔道士も多かった。しかし、戦争が終わると彼は追放されてしまった。
彼に人材を取られると恐れた他流派の闇魔道士が結託し、無実の罪を着せて彼を追い出したのだ。
無念のうちに創始者は病に倒れ、その死際「どうか、棺流の血を絶やさないでくれ。いずれまた、棺流の力が必要な時が必ず来るだろう」と弟子達に頼んだ。創始者に付いて国を出たリーザ先生はその弟子の中の一人だった。命の恩人の頼みだけに、リーザ先生は何をしてでも後継者を探し出す事を誓ったのだった。
それからリーザ先生は各地を歩き回り、闇魔法の素質を持った子供を探した。しかし魔力の高いギラ族だから扱える闇魔法の、その中でも更に素質を重視される棺流を扱える才能を持った者は皆無だった。だからと言ってギラに入れば見つかり次第即処刑である。
そのうち弟子達も一人、二人と居なくなり、このままでは後継者が見つかるより先に寿命が来てしまうと恐れたリーザ先生は禁忌の呪いに手を出した。自分の寿命と容姿をいじり、半永久的な不老不死を手に入れたのだった。
彼女に言わせると、その呪いというのはやり方さえわかれば、棺流の闇魔道士にとって造作もない物だったらしい。
それからも世界各地を探し回っていった彼女が、このオルガンに立ち寄った際、ギラ出身の学生を目にする。その時
「魔法学園で教師をしていれば、ギラからの素質のある生徒に巡り会えるのでは?」
と思い付き、以降、こうしてビナー魔法学園の講師として働きながら後継者を探しているのだそうだ。
「何百年も待ったんだ。もう逃さないよ!」
リーザ先生は四つん這いのまま話を聞いていた俺に馬乗りになった。と言うより抱きついた。柔らかな感触が背中に押しつけられる。ご存知の通りリーザ先生は今、水着しか身につけていない。え、何これ誘ってるの?
「せ、先生!?」
「私はセルグ……創始者のおじさんとの約束を果たす義務がある。だから絶対に君を一人前の闇魔道士に育てないといけないの。それから……」
先生は俺の胸に手を回し、耳元で、どこか熱っぽい声で囁く。
「私は個人的に君が気に入ってるんだ」
先生は吐息のような声で言った。もう一段階尻が硬くなりそうだ。
「え、そ、それは」
「なーに興奮してるのよ!」
言いながら先生は起き上がり、俺の尻を引っ叩いた。ヒヒン。
「私が君のことを気に入ってるのは、闇魔法を善なる力として使えるからよ。闇魔法は強力だけど、それにかまけて悪行を働く者が後を絶たないわ。だけど君は手に入れた力を乱用しない。誇示しようともしない。他人のために使おうとしている。まさかお尻から呪いを吸収するとは思わなかったけどね」
それは俺も思わなかった。にしても性格を褒められるのなんて生まれて初めてな気がする。少し買いかぶりすぎじゃないだろうか。
「クラウス君。君は才能だけじゃなくて優しいところも創始者のおじさんにそっくりだよ。君みたいな人が人の上に立てる男になって欲しい。世界一の闇魔道士になるべきなんだよ。短い間だけど一緒に過ごしてみて、心の底からそう思うのさ」
リーザ先生はそう言ってゆっくりと俺の背中を指でなぞった。おい、魔法の特訓はどうした。何だこのプレイは。続行してくれ。
「はい、休憩終わり。引き続き鍛錬して行こうか。今までは呪いを体外に溢れ出さないための訓練だった。でもこれからはルナから吸収した呪いを戦闘でどう使うのか、実践していくよ」
リーザ先生は俺から降り、肩を回している。いよいよか。呪いが尻から入ってきただけに、今までの修行が「呪いの暴発を防ぐための訓練」だとするのなら死ぬほど尻を叩かれた事にも納得がいく。いよいよこれから、俺は闇魔道士として重要な一歩をを踏み出そうとしている。
「じゃあお尻出してー」
「はい!」
俺は尻魔道士になるかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~
ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」
魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。
本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。
ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。
スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる