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呪われた丘へ
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翌日、俺たちは村長から一応の謝罪を受けた。しかしその姿はあまりに胡散臭い。昨日も謝罪をしたあとで俺たちを眠らせ、しかも襲おうとしたのだ。
そんな連中の謝罪を信じろという方が無理な話である。
まあそれはいい。俺はルナに呪いを解く約束をしたのだから、その約束を果たさなければならない。呪いを解いて、堂々と村を出れば良いだけなのだ。
俺たちが案内されたのは村外れの小高い丘だった。山間の村や牧場を一望することが出来、中々に見晴らしが良い。ここで月に一度、呪いの元凶となった霊が呼び出される。「生贄」を供えるためだという。
「生贄」という耳慣れない単語に俺は最初耳を疑った。ルナからは呪いによって一族が不幸体質になってしまうというのは聞いていたが、まさか直接的に犠牲が出ているなんて思わなかったからだ。
「先月は十代の娘が三人、その身を捧げました」
村長は淡々と言った。その言葉には何の感情も感じられないようで、必死に心を押し殺してているように吃った。彼の眉間には深く割れていた。
そういえばこの丘にも若い娘が二人付いて来ている。彼女達は生贄になるためここに来たのだろう。
「クラウス様。今日は私も生贄になる予定なのです」
ルナが唐突に言った。悲しげな笑みを浮かべている。先ほどまで綺麗に見えていた景色がみるみる冷気を帯びて、ぼやけていくような感覚に襲われる。
そんな、まさか。
昨日までそんなこと一度も言わなかったじゃないか。俺に気を遣っていたのか? それにあんなに強引に迫ってきたのは、もうこれで人生が終わることを分かっていたからなのか? 最後に自分の思いに素直になろうとしたのではないか?
だとしたら俺は彼女の思いを冷たく跳ね除けてしまったことになる。何てことをしてしまったんだ。
俺の頭には様々な考えや後悔でごちゃごちゃになり、どんどん混乱していった。
「何もよお、こんな若ぇ女を生贄にしなくてよくね? 死にかけの年寄りにすりゃあ良いじゃねえか」
ニックが生贄の少女にも聞こえるほど大きな声で言った。彼に悪気は無いのだろうが、生贄の少女達は泣き出してしまった。
これほどまでに「倫理観」という言葉が頭にこびりついたことは人生で未だない。
「呪いの元凶……『モグリッジ』は生娘しか受け入れません。以前、村の最高齢の老女が自ら生贄に立った時は怒り狂い、呪いが強まってしまったのです」
村長は淡々と言った。その言葉からは諦めが滲んでいる。そんな簡単に人の命を差し出すなんて! と彼を非難することは出来ない。きっと何度も生贄のことで苦渋の決断を下してきたのだろう。不意に村長は俺を見つめた。
「我々も何度か討伐を試みました。名だたる死霊術師ネクロマンサーに頼ったこともありました。……しかし全て返り討ちにされてしまったのです。だから闇魔道士殿……どうか、どうか我々をこの苦しみから救ってください。お願い致します」
村長は深々と頭を下げた。俺はこの時やっと村人達が何故あそこまで必死になっていたのか理解出来た気がした。このまま生贄を捧げ続ければ、きっと若い娘はいなくなる。そしてこの村は滅びるだろう。数えきれない嘆き、悲しみ、もがいても、もがいてもどうにもならない負の連鎖。
それでも村人達はグレイプドールの血を絶対に絶やすまいと決意している。血の断絶。村人達にとって、それは絶対に防がなければならないことだったのだ。
この丘に来るまでは少し嫌々だった気持ちが、今までにないくらい引き締まっていく。集中力が上がっていく。俺の中の糸がピンと張り詰めている。
俺の闇魔法が直接的に少女達の……ルナの生死を分ける。ここでしくじるわけにはいかない。
「ククク……任せろ。呪いなど、我が闇魔法の足元にも及ばぬ」
俺は左手で右目を隠すいつものポーズを取り、言った。村人達から「おおっ」と歓声が上がる。少女達の顔も明るくなっている。
「使命感」なんて言葉はあまり好きでは無いが、今の俺は間違いなく使命感に駆られているだろう。
「で、昨日ニックとエロ本見てたの?」
背後からジャンヌが声をかけてきた。やめろ。今その話をするな。全然関係ないけどニックとエロ本って、ジャックとマメの木みたいな響きだね。
そんな連中の謝罪を信じろという方が無理な話である。
まあそれはいい。俺はルナに呪いを解く約束をしたのだから、その約束を果たさなければならない。呪いを解いて、堂々と村を出れば良いだけなのだ。
俺たちが案内されたのは村外れの小高い丘だった。山間の村や牧場を一望することが出来、中々に見晴らしが良い。ここで月に一度、呪いの元凶となった霊が呼び出される。「生贄」を供えるためだという。
「生贄」という耳慣れない単語に俺は最初耳を疑った。ルナからは呪いによって一族が不幸体質になってしまうというのは聞いていたが、まさか直接的に犠牲が出ているなんて思わなかったからだ。
「先月は十代の娘が三人、その身を捧げました」
村長は淡々と言った。その言葉には何の感情も感じられないようで、必死に心を押し殺してているように吃った。彼の眉間には深く割れていた。
そういえばこの丘にも若い娘が二人付いて来ている。彼女達は生贄になるためここに来たのだろう。
「クラウス様。今日は私も生贄になる予定なのです」
ルナが唐突に言った。悲しげな笑みを浮かべている。先ほどまで綺麗に見えていた景色がみるみる冷気を帯びて、ぼやけていくような感覚に襲われる。
そんな、まさか。
昨日までそんなこと一度も言わなかったじゃないか。俺に気を遣っていたのか? それにあんなに強引に迫ってきたのは、もうこれで人生が終わることを分かっていたからなのか? 最後に自分の思いに素直になろうとしたのではないか?
だとしたら俺は彼女の思いを冷たく跳ね除けてしまったことになる。何てことをしてしまったんだ。
俺の頭には様々な考えや後悔でごちゃごちゃになり、どんどん混乱していった。
「何もよお、こんな若ぇ女を生贄にしなくてよくね? 死にかけの年寄りにすりゃあ良いじゃねえか」
ニックが生贄の少女にも聞こえるほど大きな声で言った。彼に悪気は無いのだろうが、生贄の少女達は泣き出してしまった。
これほどまでに「倫理観」という言葉が頭にこびりついたことは人生で未だない。
「呪いの元凶……『モグリッジ』は生娘しか受け入れません。以前、村の最高齢の老女が自ら生贄に立った時は怒り狂い、呪いが強まってしまったのです」
村長は淡々と言った。その言葉からは諦めが滲んでいる。そんな簡単に人の命を差し出すなんて! と彼を非難することは出来ない。きっと何度も生贄のことで苦渋の決断を下してきたのだろう。不意に村長は俺を見つめた。
「我々も何度か討伐を試みました。名だたる死霊術師ネクロマンサーに頼ったこともありました。……しかし全て返り討ちにされてしまったのです。だから闇魔道士殿……どうか、どうか我々をこの苦しみから救ってください。お願い致します」
村長は深々と頭を下げた。俺はこの時やっと村人達が何故あそこまで必死になっていたのか理解出来た気がした。このまま生贄を捧げ続ければ、きっと若い娘はいなくなる。そしてこの村は滅びるだろう。数えきれない嘆き、悲しみ、もがいても、もがいてもどうにもならない負の連鎖。
それでも村人達はグレイプドールの血を絶対に絶やすまいと決意している。血の断絶。村人達にとって、それは絶対に防がなければならないことだったのだ。
この丘に来るまでは少し嫌々だった気持ちが、今までにないくらい引き締まっていく。集中力が上がっていく。俺の中の糸がピンと張り詰めている。
俺の闇魔法が直接的に少女達の……ルナの生死を分ける。ここでしくじるわけにはいかない。
「ククク……任せろ。呪いなど、我が闇魔法の足元にも及ばぬ」
俺は左手で右目を隠すいつものポーズを取り、言った。村人達から「おおっ」と歓声が上がる。少女達の顔も明るくなっている。
「使命感」なんて言葉はあまり好きでは無いが、今の俺は間違いなく使命感に駆られているだろう。
「で、昨日ニックとエロ本見てたの?」
背後からジャンヌが声をかけてきた。やめろ。今その話をするな。全然関係ないけどニックとエロ本って、ジャックとマメの木みたいな響きだね。
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