2 / 11
2話 6歳になった私と父アズガンの帰還
しおりを挟む
なぜ私は言葉がしゃべれぬのか、ろくに動けず正直美味しくない流動食を吸わされているのか。
さもありなん、あの時は私は生まれたばっかりの赤子だったのでしょうがない。
私は転生していたのだ、この異世界に、赤んぼ返りして。
今はもうバリバリにしゃべれる、スタスタと歩ける。体に異常は全然無かった。ありがたい。歯もちゃんと生え揃っているよ。前歯が少しすきっ歯気味だが。
私はもう6歳になった。
私が転生していた異世界は、いわゆる中世風のファンタジーな世界だった。まだ城内からあまり外に出た事がないので、それ以上詳しくは説明が出来ない。
私は最初、どこかの町の裏路地に捨てられていたのを教会の人に拾われて孤児院にいたらしい。
たまたま孤児院の関係者に、魔導師だかの修行を高く積んだ人がいて、生まれたばっかの私に、すでにウイチカ(賢魔導士)の能力が発現している事に驚き、その話がドレイブル侯爵の方にまで伝わったとの事。
要は私を見に来た侯爵夫人が、その場で私をいろいろと見染めてしまったらしいのだが、このへんの経緯も婆やのソフィアからの聞き及びで、どこまで本当かは知らない。
私の今の名前はエルザ・メディウルス・ドレイブルで、この世界の最も広大な大陸の西部に位置する、アクシュガルと言う国のまた西の地方にある、かなり大きな領地を持つ貴族の家の一人娘になっている。
今言ったように実の娘ではないけれどね。前世の記憶は物心つき始めてから名前なども急速に消えて忘れていった。こちらの世界の事を覚えるたびに、引き替えるように無くなっている感じ。
母親はベルネット。父親はアクシュガルの貴族でも古く名門の血を引くドレイブル侯爵のアズガン。
この二人には結婚してから子供が出来ないでいたらしい。
私が孤児院に連れられて来た時の前から、アズガンとベルネットは養子にできる子供を探していたようだけど、このへんの話も城に出入りする人の噂が耳に入った程度だから、よく分からん。
私がはっきりと分かるのは、単に捨て子の赤んぼうだった私が不憫で、ベルネットお母様や父上が私をドレイブルの娘にしたわけでは無いだろうと言う事だ。
私には、まだ六歳の自分でも自覚出来るくらいの、軽く大人をしのぐ図抜けた魔法力が生まれ持ってあった。それはどれほどの力かと言うと、婆やのソフィアによれば将来ウイチカ(女性賢魔導士)になれるクラスの、いろんな魔法力を持って生まれた少ない人間の中でも、それは何万分の1の確率の大逸材なんだそうである。
説明が遅れたがこの世界は、もう何百年と大陸の東と西で大小のいくつもの国が覇を争って戦い、武力と知勇のある勇者が求められて尊ばれる、戦乱の時代が続いている。
男なら剣。私の今の父アズガン・ドレイブル侯爵は、大陸の西のアクシュガル諸侯連合王国の武闘貴族の筆頭であり、抜きん出た戦功で国の英雄だった。だからドレイブル家は国でも大きな領地を国王より拝領されて、高貴な身分と厚い信頼を勝ち得ている。
女は魔法。なぜか魔法力に秀でる、特に優れた賢魔導士と言われるクラスには男性よりも女性が多く、それらの女性はウイチカと呼ばれて、戦線において獅子奮迅の活躍をする…… らしい。母のベルネットはウイチカではないが、代々有力な魔導師を生んで来た女系魔法貴族の家の者である。
つまり私は軍系貴族の子供のいない家に、資質を買われてスカウトされちゃったわけだ。
そんで大事に大事に才能を伸ばそうと、おそらく父のアズガンが身を粉にして、戦争の前線にて体を張って奮戦しながら稼いだお金を、私の魔法英才教育に湯水のごとく注いでいると思われるのだった。
長くなっちゃったがこれが、私の今のざっくりな現状だ。
「うう…… 。そう言えばまた御守りが増えちゃったのよ。セム」
「そうですかい。お嬢様」
私が上着のワンピースドレスの裾にぶら下がった、ソフィアの新しくつけた魔よけの人形に顔をしかめると、夢中にもう小一時間あれやこれや話していて、ちょっと黙っててもらえないだろうか、と仕事中の庭師のセム爺に逆に顔をしかめられた。
「結構仕事が進んだわね。セム」
「みんなお嬢様のしでかした悪戯の後始末ですわい」
セムは城内の屋敷の正面の、背の低いモミの木の木立の枝ぶりを切り落として、不揃いになった樹形を懸命に揃え直そうとしていた。
結局モミの木はバッサバッサと枝を切り落とされて痛々しいが、たぶんこの後に魔力の養分エキスを毎日吹きかけて、徐々に木を元通りに成長させるんだろうね。ごめんね。私が動物や怪物の形に好き勝手に一日で成長させちゃったから。でもそっちの方が絶対に格好いいと思ったんだよ。
庭にドラゴンが勢ぞろいしてるのって良くない?
ソフィアにそう言ったら大目玉食っちゃったわ。ちぇっ。
「頑張ってね。もうしないから」
「頼みますよ」
「ああ、お嬢様しかし……アズガン様に一本残してお見せしても良かったかもなあ」
「どうして? 私がお父様に怒られれば良かった?」
「いやいや。本音を言えば一本や二本くらいなら、なかなか見栄えのある見事な物でしたじゃ。アズガン様もお嬢様の魔法力の成長ぶりが直に見れれば、さぞかし喜ばれたでしょう」
「……ふうん」
行きかけた私に本当に残念そうにセムが言ったので、今度は別の木にやってみる事にした。やり過ぎがいけなかったのか。
「お嬢様はアズガン様のお顔を覚えておいでですか?」
「当たり前じゃない。三年前になるけど覚えているわ。今より私小さかったけどね」
「アズガン様が三年ぶりにお城に帰って来られる。どうぞご無事に」
「全然ピンピンしてるらしいわよ。戦場じゃ矢も鉄砲の玉も向こうが勝手によけていくって」
私の言葉にセムが登っていた梯子から落ちかけた。
「だってお母様がお父様の新しいお手紙を一昨日読んでくだすったもの」
母のベルネットが一月前に顔をほころばせて読んでくれた手紙には、お父様が出征していた東の戦線から一時休養のために、二年ぶりでこのドレイブルの城に帰って来れると書いてあった。私はすぐにお父様にお返事を書いて差し上げた。一日も早く元気なお父様に会えるのを神様にお祈りしていますって。
そうしたら一昨日、私あてに自分は元気であると、お父様よりお手紙が新たに届いたのだ。
最後に見た時は私は四歳で、お父様の顔はねえ。すっごい熊みたいなクシャクシャのヒゲ面だとしか覚えてない。
出征して城を出る前に私を抱き上げて、ボロボロと泣かれていて…… 。
綺麗なお母様とは正に美女と野獣のお父様。
熊って言うか、アクシュガルの狂ったライオン。そう私の父は呼ばれて東の国々には恐れられているらしい。
確かに強面だけど本当かしら。私に怒った顔を一度も見せた事がないんだもん。やっぱり優しい熊さんよ。
さもありなん、あの時は私は生まれたばっかりの赤子だったのでしょうがない。
私は転生していたのだ、この異世界に、赤んぼ返りして。
今はもうバリバリにしゃべれる、スタスタと歩ける。体に異常は全然無かった。ありがたい。歯もちゃんと生え揃っているよ。前歯が少しすきっ歯気味だが。
私はもう6歳になった。
私が転生していた異世界は、いわゆる中世風のファンタジーな世界だった。まだ城内からあまり外に出た事がないので、それ以上詳しくは説明が出来ない。
私は最初、どこかの町の裏路地に捨てられていたのを教会の人に拾われて孤児院にいたらしい。
たまたま孤児院の関係者に、魔導師だかの修行を高く積んだ人がいて、生まれたばっかの私に、すでにウイチカ(賢魔導士)の能力が発現している事に驚き、その話がドレイブル侯爵の方にまで伝わったとの事。
要は私を見に来た侯爵夫人が、その場で私をいろいろと見染めてしまったらしいのだが、このへんの経緯も婆やのソフィアからの聞き及びで、どこまで本当かは知らない。
私の今の名前はエルザ・メディウルス・ドレイブルで、この世界の最も広大な大陸の西部に位置する、アクシュガルと言う国のまた西の地方にある、かなり大きな領地を持つ貴族の家の一人娘になっている。
今言ったように実の娘ではないけれどね。前世の記憶は物心つき始めてから名前なども急速に消えて忘れていった。こちらの世界の事を覚えるたびに、引き替えるように無くなっている感じ。
母親はベルネット。父親はアクシュガルの貴族でも古く名門の血を引くドレイブル侯爵のアズガン。
この二人には結婚してから子供が出来ないでいたらしい。
私が孤児院に連れられて来た時の前から、アズガンとベルネットは養子にできる子供を探していたようだけど、このへんの話も城に出入りする人の噂が耳に入った程度だから、よく分からん。
私がはっきりと分かるのは、単に捨て子の赤んぼうだった私が不憫で、ベルネットお母様や父上が私をドレイブルの娘にしたわけでは無いだろうと言う事だ。
私には、まだ六歳の自分でも自覚出来るくらいの、軽く大人をしのぐ図抜けた魔法力が生まれ持ってあった。それはどれほどの力かと言うと、婆やのソフィアによれば将来ウイチカ(女性賢魔導士)になれるクラスの、いろんな魔法力を持って生まれた少ない人間の中でも、それは何万分の1の確率の大逸材なんだそうである。
説明が遅れたがこの世界は、もう何百年と大陸の東と西で大小のいくつもの国が覇を争って戦い、武力と知勇のある勇者が求められて尊ばれる、戦乱の時代が続いている。
男なら剣。私の今の父アズガン・ドレイブル侯爵は、大陸の西のアクシュガル諸侯連合王国の武闘貴族の筆頭であり、抜きん出た戦功で国の英雄だった。だからドレイブル家は国でも大きな領地を国王より拝領されて、高貴な身分と厚い信頼を勝ち得ている。
女は魔法。なぜか魔法力に秀でる、特に優れた賢魔導士と言われるクラスには男性よりも女性が多く、それらの女性はウイチカと呼ばれて、戦線において獅子奮迅の活躍をする…… らしい。母のベルネットはウイチカではないが、代々有力な魔導師を生んで来た女系魔法貴族の家の者である。
つまり私は軍系貴族の子供のいない家に、資質を買われてスカウトされちゃったわけだ。
そんで大事に大事に才能を伸ばそうと、おそらく父のアズガンが身を粉にして、戦争の前線にて体を張って奮戦しながら稼いだお金を、私の魔法英才教育に湯水のごとく注いでいると思われるのだった。
長くなっちゃったがこれが、私の今のざっくりな現状だ。
「うう…… 。そう言えばまた御守りが増えちゃったのよ。セム」
「そうですかい。お嬢様」
私が上着のワンピースドレスの裾にぶら下がった、ソフィアの新しくつけた魔よけの人形に顔をしかめると、夢中にもう小一時間あれやこれや話していて、ちょっと黙っててもらえないだろうか、と仕事中の庭師のセム爺に逆に顔をしかめられた。
「結構仕事が進んだわね。セム」
「みんなお嬢様のしでかした悪戯の後始末ですわい」
セムは城内の屋敷の正面の、背の低いモミの木の木立の枝ぶりを切り落として、不揃いになった樹形を懸命に揃え直そうとしていた。
結局モミの木はバッサバッサと枝を切り落とされて痛々しいが、たぶんこの後に魔力の養分エキスを毎日吹きかけて、徐々に木を元通りに成長させるんだろうね。ごめんね。私が動物や怪物の形に好き勝手に一日で成長させちゃったから。でもそっちの方が絶対に格好いいと思ったんだよ。
庭にドラゴンが勢ぞろいしてるのって良くない?
ソフィアにそう言ったら大目玉食っちゃったわ。ちぇっ。
「頑張ってね。もうしないから」
「頼みますよ」
「ああ、お嬢様しかし……アズガン様に一本残してお見せしても良かったかもなあ」
「どうして? 私がお父様に怒られれば良かった?」
「いやいや。本音を言えば一本や二本くらいなら、なかなか見栄えのある見事な物でしたじゃ。アズガン様もお嬢様の魔法力の成長ぶりが直に見れれば、さぞかし喜ばれたでしょう」
「……ふうん」
行きかけた私に本当に残念そうにセムが言ったので、今度は別の木にやってみる事にした。やり過ぎがいけなかったのか。
「お嬢様はアズガン様のお顔を覚えておいでですか?」
「当たり前じゃない。三年前になるけど覚えているわ。今より私小さかったけどね」
「アズガン様が三年ぶりにお城に帰って来られる。どうぞご無事に」
「全然ピンピンしてるらしいわよ。戦場じゃ矢も鉄砲の玉も向こうが勝手によけていくって」
私の言葉にセムが登っていた梯子から落ちかけた。
「だってお母様がお父様の新しいお手紙を一昨日読んでくだすったもの」
母のベルネットが一月前に顔をほころばせて読んでくれた手紙には、お父様が出征していた東の戦線から一時休養のために、二年ぶりでこのドレイブルの城に帰って来れると書いてあった。私はすぐにお父様にお返事を書いて差し上げた。一日も早く元気なお父様に会えるのを神様にお祈りしていますって。
そうしたら一昨日、私あてに自分は元気であると、お父様よりお手紙が新たに届いたのだ。
最後に見た時は私は四歳で、お父様の顔はねえ。すっごい熊みたいなクシャクシャのヒゲ面だとしか覚えてない。
出征して城を出る前に私を抱き上げて、ボロボロと泣かれていて…… 。
綺麗なお母様とは正に美女と野獣のお父様。
熊って言うか、アクシュガルの狂ったライオン。そう私の父は呼ばれて東の国々には恐れられているらしい。
確かに強面だけど本当かしら。私に怒った顔を一度も見せた事がないんだもん。やっぱり優しい熊さんよ。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
神に逆らった人間が生きていける訳ないだろう?大地も空気も神の意のままだぞ?<聖女は神の愛し子>
ラララキヲ
ファンタジー
フライアルド聖国は『聖女に護られた国』だ。『神が自分の愛し子の為に作った』のがこの国がある大地(島)である為に、聖女は王族よりも大切に扱われてきた。
それに不満を持ったのが当然『王侯貴族』だった。
彼らは遂に神に盾突き「人の尊厳を守る為に!」と神の信者たちを追い出そうとした。去らねば罪人として捕まえると言って。
そしてフライアルド聖国の歴史は動く。
『神の作り出した世界』で馬鹿な人間は現実を知る……
神「プンスコ(`3´)」
!!注!! この話に出てくる“神”は実態の無い超常的な存在です。万能神、創造神の部類です。刃物で刺したら死ぬ様な“自称神”ではありません。人間が神を名乗ってる様な謎の宗教の話ではありませんし、そんな口先だけの神(笑)を容認するものでもありませんので誤解無きよう宜しくお願いします。!!注!!
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇ちょっと【恋愛】もあるよ!
◇なろうにも上げてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる