22 / 57
第22話 これって、デートっぽいですよね!?①
しおりを挟む
朝食には、マリアンヌと幼い姉弟、そして私だけで、さっき帰って来たはずのレイの姿はなかった。
今日はお城へはどうしたらいいのだろう。一緒に行くのかな……。
気まずい……
でも、昨夜言いすぎたこと、謝りたいな……
朝食の後、部屋へ戻るとメアリが「お着替えを」と言うので、着ていた仕事用のドレスから、出してくれた服に着替えてみる。
それは白いブラウスに、薄いピンクの足首まである丈の長いスカートだった。胸元はフリルがついていて、腰には幅広のピンクのリボン。ドレスに比べて華やかではないけど、ちゃんと可愛い。
メアリが髪も結ってくれた。
ハーフアップにして、念入りに髪をといてくれる。お蔭でさらさらになった。
仕上げにスカートと同じピンクのリボンを結んでくれる。
この数年、髪にピンクのリボンなんて付けたことなかったから、なんかちょっと照れるのだけど。
メアリが鏡越しに私の姿を見て「バッチリです!」と、なぜか手を叩いて満足そうに言った。
なんだか柄にもなく、可愛らしく甘めの格好をさせられて、お化粧も念入りにどうして?と不思議に思いながら、玄関のフロアへ続く階段へと向かった。
すると、その階段を下りたところに、レイが一人で立っていた。
「っ!?」
彼は、ベージュのシャツに黒のゆるっとしたパンツをはいていて、ポケットに手をつっこんだ格好で立っている。
ストリート系っぽい感じ。騎士の彼とは全然違って、そんな格好してたら、普通に街を歩いてる10代の男の子って見える。
いつもとは違う彼の姿に、なんだか胸がドキドキする。
階段を下りていく私に気づいて、彼もこちらを見上げる。
ちょっとびっくりした顔をしてたけど、何も言わないでいる。
あ……、やっぱりピンクのリボンとか甘い格好、似合わなかったかな……
着替えに戻りたい……と思いながら、階段を降りてレイの横に立つ。
「今日は街へ行こうと思う」
あ、お仕事でこっそり街の様子でも見に行くのですね?と私は考えて
「あ、そうなんですね」と普通に流して答えた。
この格好も、きっとお仕事がしやすいようカモフラージュなんですね。
私たちは馬車までお互い無言のまま乗り込んだ。
彼は馬車の窓の縁に肘をのせて頬杖ついたまま、外の景色を見ている。
やっぱり、昨日のことは、早めに謝らなきゃだよね。
私は覚悟を決めて、勇気を出して言った。
「あの…」「昨日は…」
『あ…』
二人で被ってしまった。
彼も頬杖をやめて、こっちを見る。
せっかく勇気出したのに……一気に萎んでいく。
「あー、何?」
「あ、いえ。お先にどうぞ」
私が彼に促すと、少しこちらをじっと見ていた彼は、スッと視線を窓の外にうつし、
「……昨日は、悪かった」
と、少し恥ずかしそうに言った。
「ミツキの気持ち、考えたらすぐに分かることなのに、もっと早く聞くべきだった。一番、辛いのは、あんただったよな」
彼の声が、深く低く、染み込んでくる。
レイがとても丁寧に、心から言ってくれてるのが伝わってくる。
もう一度、私の目を見て「本当にごめん」と彼が言った。
今の彼は、貴族や騎士団長の彼ではなく、19歳の等身大のレイって感じがする。
私も姿勢をただして、彼と向き合う。
「ううん、私の方こそ。レイに言ったって仕方のないことなのに。八つ当たりしちゃった」
彼の言葉のお蔭で、すんなりと心に溜まってた言葉が出てきた。
「昨日は、ひどい言い方しちゃって、ごめんなさい」
そう言って、両手を膝に頭を深々と下げた。
「あ、いや、べつに。ミツキが怒るのも当然だから」
「ううん、そんなことは……」
「いや……、ほんと」
と言って、なんかお互い「どうぞどうぞ」と譲り合ってるみたいで、可笑しくてフフフッと笑ってしまった。
「ふふっ、じゃあ、お互い様ってことで」
「……やっと笑った」
「え?」
そして、彼もニコッと笑ったのだ。
え?…ニコッ?
いま、ニコって笑いました!?
今まで仏頂面しか見てなかった顔面偏差値高スペックイケメンのニコッて、破壊力ハンパないんですけど!
なんか、いつもの貴族の彼とは違う表情。
そのあと、すぐに馬車は止まった。
街の賑やかなところの近くまで行き、そこで下ろしてもらった。
少し歩くと、私たちは市場のメインストリートに出た。
TVで見る外国のマーケットのような風景。石畳みの両側にテントを張った露店が並んでいる。
色とりどりの果物、パン屋、魚屋、肉屋、焼き菓子……
お店の人もお客さんも元気でに賑やかだ。
わあ!
ワクワクする!
スーパーや日本の商店街って、パックやショーケースに入って売られてるし、肉も魚も切って売られてることが多い。
まあ、魚は1匹丸ごとの姿で売られてることもあるけど、ここの魚屋は見たことのないカラフルな色の魚も並んでて、肉屋も魚屋も売り方が豪快だ。
「気になるものがあったら言えよ」
「え、うん」
長身レイは買い物客で溢れる通りを器用にスイスイ抜けていく。
けれど、背の低い私は、人とぶつからないように、人混みに流されないようにしながら、ちょこちょこと前に進むのに必死だ。
そんな私に気がついて、レイが「ほら」って手を私に伸ばした。
「え?」
これは手を繋いでもいいのでしょうか?
私はレイが差し出してくれた大きな手を見つめて、固まってしまった。
悲しいかな、こんなシチュエーションは小説やアニメの2次元でしか知らないので、私はすぐに対応出来ない。
「はぐれたら困るから」
とレイは言って、すぐに「あ、嫌ならいい」と手を引っ込めようとした。
「い、嫌じゃないですっ!」
慌てて彼の手に飛びつくように、差し出された手を取ってしまった。
ああ、可愛く対応したい……
今日はお城へはどうしたらいいのだろう。一緒に行くのかな……。
気まずい……
でも、昨夜言いすぎたこと、謝りたいな……
朝食の後、部屋へ戻るとメアリが「お着替えを」と言うので、着ていた仕事用のドレスから、出してくれた服に着替えてみる。
それは白いブラウスに、薄いピンクの足首まである丈の長いスカートだった。胸元はフリルがついていて、腰には幅広のピンクのリボン。ドレスに比べて華やかではないけど、ちゃんと可愛い。
メアリが髪も結ってくれた。
ハーフアップにして、念入りに髪をといてくれる。お蔭でさらさらになった。
仕上げにスカートと同じピンクのリボンを結んでくれる。
この数年、髪にピンクのリボンなんて付けたことなかったから、なんかちょっと照れるのだけど。
メアリが鏡越しに私の姿を見て「バッチリです!」と、なぜか手を叩いて満足そうに言った。
なんだか柄にもなく、可愛らしく甘めの格好をさせられて、お化粧も念入りにどうして?と不思議に思いながら、玄関のフロアへ続く階段へと向かった。
すると、その階段を下りたところに、レイが一人で立っていた。
「っ!?」
彼は、ベージュのシャツに黒のゆるっとしたパンツをはいていて、ポケットに手をつっこんだ格好で立っている。
ストリート系っぽい感じ。騎士の彼とは全然違って、そんな格好してたら、普通に街を歩いてる10代の男の子って見える。
いつもとは違う彼の姿に、なんだか胸がドキドキする。
階段を下りていく私に気づいて、彼もこちらを見上げる。
ちょっとびっくりした顔をしてたけど、何も言わないでいる。
あ……、やっぱりピンクのリボンとか甘い格好、似合わなかったかな……
着替えに戻りたい……と思いながら、階段を降りてレイの横に立つ。
「今日は街へ行こうと思う」
あ、お仕事でこっそり街の様子でも見に行くのですね?と私は考えて
「あ、そうなんですね」と普通に流して答えた。
この格好も、きっとお仕事がしやすいようカモフラージュなんですね。
私たちは馬車までお互い無言のまま乗り込んだ。
彼は馬車の窓の縁に肘をのせて頬杖ついたまま、外の景色を見ている。
やっぱり、昨日のことは、早めに謝らなきゃだよね。
私は覚悟を決めて、勇気を出して言った。
「あの…」「昨日は…」
『あ…』
二人で被ってしまった。
彼も頬杖をやめて、こっちを見る。
せっかく勇気出したのに……一気に萎んでいく。
「あー、何?」
「あ、いえ。お先にどうぞ」
私が彼に促すと、少しこちらをじっと見ていた彼は、スッと視線を窓の外にうつし、
「……昨日は、悪かった」
と、少し恥ずかしそうに言った。
「ミツキの気持ち、考えたらすぐに分かることなのに、もっと早く聞くべきだった。一番、辛いのは、あんただったよな」
彼の声が、深く低く、染み込んでくる。
レイがとても丁寧に、心から言ってくれてるのが伝わってくる。
もう一度、私の目を見て「本当にごめん」と彼が言った。
今の彼は、貴族や騎士団長の彼ではなく、19歳の等身大のレイって感じがする。
私も姿勢をただして、彼と向き合う。
「ううん、私の方こそ。レイに言ったって仕方のないことなのに。八つ当たりしちゃった」
彼の言葉のお蔭で、すんなりと心に溜まってた言葉が出てきた。
「昨日は、ひどい言い方しちゃって、ごめんなさい」
そう言って、両手を膝に頭を深々と下げた。
「あ、いや、べつに。ミツキが怒るのも当然だから」
「ううん、そんなことは……」
「いや……、ほんと」
と言って、なんかお互い「どうぞどうぞ」と譲り合ってるみたいで、可笑しくてフフフッと笑ってしまった。
「ふふっ、じゃあ、お互い様ってことで」
「……やっと笑った」
「え?」
そして、彼もニコッと笑ったのだ。
え?…ニコッ?
いま、ニコって笑いました!?
今まで仏頂面しか見てなかった顔面偏差値高スペックイケメンのニコッて、破壊力ハンパないんですけど!
なんか、いつもの貴族の彼とは違う表情。
そのあと、すぐに馬車は止まった。
街の賑やかなところの近くまで行き、そこで下ろしてもらった。
少し歩くと、私たちは市場のメインストリートに出た。
TVで見る外国のマーケットのような風景。石畳みの両側にテントを張った露店が並んでいる。
色とりどりの果物、パン屋、魚屋、肉屋、焼き菓子……
お店の人もお客さんも元気でに賑やかだ。
わあ!
ワクワクする!
スーパーや日本の商店街って、パックやショーケースに入って売られてるし、肉も魚も切って売られてることが多い。
まあ、魚は1匹丸ごとの姿で売られてることもあるけど、ここの魚屋は見たことのないカラフルな色の魚も並んでて、肉屋も魚屋も売り方が豪快だ。
「気になるものがあったら言えよ」
「え、うん」
長身レイは買い物客で溢れる通りを器用にスイスイ抜けていく。
けれど、背の低い私は、人とぶつからないように、人混みに流されないようにしながら、ちょこちょこと前に進むのに必死だ。
そんな私に気がついて、レイが「ほら」って手を私に伸ばした。
「え?」
これは手を繋いでもいいのでしょうか?
私はレイが差し出してくれた大きな手を見つめて、固まってしまった。
悲しいかな、こんなシチュエーションは小説やアニメの2次元でしか知らないので、私はすぐに対応出来ない。
「はぐれたら困るから」
とレイは言って、すぐに「あ、嫌ならいい」と手を引っ込めようとした。
「い、嫌じゃないですっ!」
慌てて彼の手に飛びつくように、差し出された手を取ってしまった。
ああ、可愛く対応したい……
55
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
[完結]7回も人生やってたら無双になるって
紅月
恋愛
「またですか」
アリッサは望まないのに7回目の人生の巻き戻りにため息を吐いた。
驚く事に今までの人生で身に付けた技術、知識はそのままだから有能だけど、いつ巻き戻るか分からないから結婚とかはすっかり諦めていた。
だけど今回は違う。
強力な仲間が居る。
アリッサは今度こそ自分の人生をまっとうしようと前を向く事にした。
令嬢から成り下がったメイドの分際で、侯爵様と目が合ってしまって
真好
恋愛
彼はメイドの私に手を差し出した。「私と、踊っていただけませんか?」
かつては公爵令嬢として、誰もが羨む生活を送っていたエルナ。
しかし、国家反逆罪で家は没落し、今は嫌な貴族の下で働く「身分落ち」のメイド。
二度と表舞台に立つことなどないはずだった。
あの日の豪華絢爛な舞踏会で、彼と目が合うまでは。
アルフォンス・ベルンハルト侯爵。
冷徹な「戦場の英雄」として国中の注目を集める、今もっともホットで、もっとも手が届かない男。
退屈そうに会場を見渡していた彼の視線が、影に徹していた私を捉えて。
彼は真っ直ぐに歩み寄り、埃まみれの私に手を差し出した。
「私と、踊っていただけませんか?」
メイドの分際で、英雄のパートナー!?
前代未聞のスキャンダルから始まる逆転劇。
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
大好きだった旦那様に離縁され家を追い出されましたが、騎士団長様に拾われ溺愛されました
Karamimi
恋愛
2年前に両親を亡くしたスカーレットは、1年前幼馴染で3つ年上のデビッドと結婚した。両親が亡くなった時もずっと寄り添ってくれていたデビッドの為に、毎日家事や仕事をこなすスカーレット。
そんな中迎えた結婚1年記念の日。この日はデビッドの為に、沢山のご馳走を作って待っていた。そしていつもの様に帰ってくるデビッド。でもデビッドの隣には、美しい女性の姿が。
「俺は彼女の事を心から愛している。悪いがスカーレット、どうか俺と離縁して欲しい。そして今すぐ、この家から出て行ってくれるか?」
そうスカーレットに言い放ったのだ。何とか考え直して欲しいと訴えたが、全く聞く耳を持たないデビッド。それどころか、スカーレットに数々の暴言を吐き、ついにはスカーレットの荷物と共に、彼女を追い出してしまった。
荷物を持ち、泣きながら街を歩くスカーレットに声をかけて来たのは、この街の騎士団長だ。一旦騎士団長の家に保護してもらったスカーレットは、さっき起こった出来事を騎士団長に話した。
「なんてひどい男だ!とにかく落ち着くまで、ここにいるといい」
行く当てもないスカーレットは結局騎士団長の家にお世話になる事に
※他サイトにも投稿しています
よろしくお願いします
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる