23 / 57
第23話 これって、デートっぽいですよね!?②
しおりを挟む
私たちは手を繋いで花屋、果物屋、魚屋、肉屋まで、いろんな店を覗いて回った。
わかったことは、レイって顔見知りが多くて、気さくに喋る10代の男の子ってこと。
私が数日見ていた仏頂面のレイは、何だったのだろう……
「おや!?レイじゃないか!」
威勢のいいオバサンの声がして、見るとパン屋の恰幅のよい女性がこちらに向かって、手をブンブン振っていた。
「ああ、マーガレット」
ん?あの大きな声で恰幅のよい、白いエプロン姿のオバサマは、マーガレットというお名前なのですか?
私の持つ、白い花に似た可憐な名前のマーガレット像と、豪快そうなパン屋のオバサマとのギャップを感じてしまったけど、私も自分の名前の“花園美月”のキラキラしたイメージに、いつもギャップを感じていた。
花の園に美しい月……学生時代、どちらかと言えば陰キャ組だった私には、本当に眩しくて、名前負けしちゃってて自分の名前を言うのが恥ずかしかった。
ということを思い出し、心の中でマーガレットさんに謝罪し反省した。
私たちは、パン屋の店先に立ち寄る。
「レイー!久しぶりじゃないか、どうしてたんだい?」
「あ…」
「元気だったかい?ま、あんたは元気だね!」
「う」
「あんたの取り柄っちゃあ、顔と丈夫なことくらいだもんね」
「おぉ…」
「で、今日は恋人連れてかい。ようやく可愛い恋人さんが出来て良かったじゃないか!」
「いや…」
「レイはやんちゃで口下手だけど、根は優しくて、いい奴だから!あたしが保証するよっ!」
マーガレットさんは、私に向かって、バチンって音が聞こえそうなウインクをしてくれた。
「ちょっとは喋らせろよ!…ったく。相変わらずなんだからっ」
レイが呆れて苦笑する。
「大体、彼女は恋人じゃない。客人だ」
「なんだい、恋人じゃないのかい。そりゃお嬢さん、悪かったねえ」
「あ、いえ」
笑って、大丈夫と手を振る。
「そして、やんちゃは余計だ」
レイがふてくされた顔をして言う。
「なに言ってんだい。やんちゃだよ。なんなら子供の頃のあんたはさ、」
「あああ、わかったって」
慌ててレイは彼女の話を遮った。
彼がやんちゃって、想像つかないんだけど……
それから私たちは少しマーガレットさんと話を楽しんで離れた。
別れ際、マーガレットさんが「また二人で来なよ」と言ってくれたのだけど、この世界には長く居れないし、何て答えたらいいのか分からずいると、レイが「ああ、そうしたいな」って答えてくれた。
彼が否定しないでくれたのが、なぜか嬉しかった。
少し歩いていくと、甘い美味しそうな匂いが漂ってきた。
某テーマパークを思わせる、美味しいお菓子の匂い。
目をさ迷わせて、屋台に並ぶチュロスかドーナツのような揚げたお菓子を見つける。
「ああ、あれ」
私の視線の先に気がついたレイが教えてくれた。
見た目はチュロスのように長いのに、ドーナツって
言うらしい。一応、丸いのも売っている。
「食べてみる?」
「え?いいの?」
「コロケのお礼」
コロケ……
覚えててくれたんだ!
正しくはコロッケなんですけど……
訂正する前に、彼はチュロスっぽいドーナツを買いに行ってしまった。
レイは手に2本持って戻ってきた。
「俺も好きなんだ。子供の頃、時々買ってもらって食べてた」
そう言ってパクっとかぶり付いた彼は、ちょっと嬉しそう。
紺青色の瞳がキラキラして、可愛いなんて反則です。
ちょっとドキドキしてしまった自分を誤魔化すように、彼からお菓子に視線をそらす。
私もカプッと食べてみる。
うん!砂糖たっぷりめのチュロスだ!
レイと私は木陰のベンチに座りながら、チュロスにかじりついていた。
アクセサリーや玩具、いろんなお店を見て回ったのだけど、今まで仕事っぽい感じがなくて、すっかり忘れていた。私は全然楽しませて貰ってるのだけど、良かったのかな?
「あの、今日のお仕事って、街の様子を見て回るって、ここんな感じでいいの?私は思いっきり楽しませて貰ってるのだけど……」
「は?」
「え?あ、この後に仕事でしょうかっ」
「……あんたって、めちゃくちゃ仕事したい人?」
「いえ、めちゃくちゃ仕事好きじゃないです、どちらかと言えば、家でゴロゴロと小説読んでるか、ゲームしたりアニメ見てるほうが好きです」
「………………」
二人見合ったまま、沈黙が流れた。
あ、つい!本性出してしまった!?
私がマズイと思って、何か言って取り繕わなくちゃと焦ってると、彼がプッと吹き出した。
「ごめん、聞いてなかった?今日、俺非番になって、あんたを街案内することにしたんだ」
「え?じゃあ……」
「仕事じゃない」
「あ、そうだったんだあ。よかったぁ~」
私は一気に休日モードになって笑った。
「私、ふつーに楽しんじゃってたから!」
そう言って、レイを見た。
ん?私たち……
いま、見つめ合ってる?
レイはふっと目を反らして、にこっと笑った。
「そっか、楽しめてるようで良かった」
なな、なんか、これ、デートっぽくないですか!?
わかったことは、レイって顔見知りが多くて、気さくに喋る10代の男の子ってこと。
私が数日見ていた仏頂面のレイは、何だったのだろう……
「おや!?レイじゃないか!」
威勢のいいオバサンの声がして、見るとパン屋の恰幅のよい女性がこちらに向かって、手をブンブン振っていた。
「ああ、マーガレット」
ん?あの大きな声で恰幅のよい、白いエプロン姿のオバサマは、マーガレットというお名前なのですか?
私の持つ、白い花に似た可憐な名前のマーガレット像と、豪快そうなパン屋のオバサマとのギャップを感じてしまったけど、私も自分の名前の“花園美月”のキラキラしたイメージに、いつもギャップを感じていた。
花の園に美しい月……学生時代、どちらかと言えば陰キャ組だった私には、本当に眩しくて、名前負けしちゃってて自分の名前を言うのが恥ずかしかった。
ということを思い出し、心の中でマーガレットさんに謝罪し反省した。
私たちは、パン屋の店先に立ち寄る。
「レイー!久しぶりじゃないか、どうしてたんだい?」
「あ…」
「元気だったかい?ま、あんたは元気だね!」
「う」
「あんたの取り柄っちゃあ、顔と丈夫なことくらいだもんね」
「おぉ…」
「で、今日は恋人連れてかい。ようやく可愛い恋人さんが出来て良かったじゃないか!」
「いや…」
「レイはやんちゃで口下手だけど、根は優しくて、いい奴だから!あたしが保証するよっ!」
マーガレットさんは、私に向かって、バチンって音が聞こえそうなウインクをしてくれた。
「ちょっとは喋らせろよ!…ったく。相変わらずなんだからっ」
レイが呆れて苦笑する。
「大体、彼女は恋人じゃない。客人だ」
「なんだい、恋人じゃないのかい。そりゃお嬢さん、悪かったねえ」
「あ、いえ」
笑って、大丈夫と手を振る。
「そして、やんちゃは余計だ」
レイがふてくされた顔をして言う。
「なに言ってんだい。やんちゃだよ。なんなら子供の頃のあんたはさ、」
「あああ、わかったって」
慌ててレイは彼女の話を遮った。
彼がやんちゃって、想像つかないんだけど……
それから私たちは少しマーガレットさんと話を楽しんで離れた。
別れ際、マーガレットさんが「また二人で来なよ」と言ってくれたのだけど、この世界には長く居れないし、何て答えたらいいのか分からずいると、レイが「ああ、そうしたいな」って答えてくれた。
彼が否定しないでくれたのが、なぜか嬉しかった。
少し歩いていくと、甘い美味しそうな匂いが漂ってきた。
某テーマパークを思わせる、美味しいお菓子の匂い。
目をさ迷わせて、屋台に並ぶチュロスかドーナツのような揚げたお菓子を見つける。
「ああ、あれ」
私の視線の先に気がついたレイが教えてくれた。
見た目はチュロスのように長いのに、ドーナツって
言うらしい。一応、丸いのも売っている。
「食べてみる?」
「え?いいの?」
「コロケのお礼」
コロケ……
覚えててくれたんだ!
正しくはコロッケなんですけど……
訂正する前に、彼はチュロスっぽいドーナツを買いに行ってしまった。
レイは手に2本持って戻ってきた。
「俺も好きなんだ。子供の頃、時々買ってもらって食べてた」
そう言ってパクっとかぶり付いた彼は、ちょっと嬉しそう。
紺青色の瞳がキラキラして、可愛いなんて反則です。
ちょっとドキドキしてしまった自分を誤魔化すように、彼からお菓子に視線をそらす。
私もカプッと食べてみる。
うん!砂糖たっぷりめのチュロスだ!
レイと私は木陰のベンチに座りながら、チュロスにかじりついていた。
アクセサリーや玩具、いろんなお店を見て回ったのだけど、今まで仕事っぽい感じがなくて、すっかり忘れていた。私は全然楽しませて貰ってるのだけど、良かったのかな?
「あの、今日のお仕事って、街の様子を見て回るって、ここんな感じでいいの?私は思いっきり楽しませて貰ってるのだけど……」
「は?」
「え?あ、この後に仕事でしょうかっ」
「……あんたって、めちゃくちゃ仕事したい人?」
「いえ、めちゃくちゃ仕事好きじゃないです、どちらかと言えば、家でゴロゴロと小説読んでるか、ゲームしたりアニメ見てるほうが好きです」
「………………」
二人見合ったまま、沈黙が流れた。
あ、つい!本性出してしまった!?
私がマズイと思って、何か言って取り繕わなくちゃと焦ってると、彼がプッと吹き出した。
「ごめん、聞いてなかった?今日、俺非番になって、あんたを街案内することにしたんだ」
「え?じゃあ……」
「仕事じゃない」
「あ、そうだったんだあ。よかったぁ~」
私は一気に休日モードになって笑った。
「私、ふつーに楽しんじゃってたから!」
そう言って、レイを見た。
ん?私たち……
いま、見つめ合ってる?
レイはふっと目を反らして、にこっと笑った。
「そっか、楽しめてるようで良かった」
なな、なんか、これ、デートっぽくないですか!?
55
あなたにおすすめの小説
姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚
mio
恋愛
ウェルカ・ティー・バーセリクは侯爵家の二女であるが、母亡き後に侯爵家に嫁いできた義母、転がり込んできた義妹に姉と共に邪魔者扱いされていた。
王家へと嫁ぐ姉について王都に移住したウェルカは侯爵家から離れて、実母の実家へと身を寄せることになった。姉が嫁ぐ中、学園に通いながらウェルカは自分の才能を伸ばしていく。
数年後、多少の問題を抱えつつ姉は懐妊。しかし、出産と同時にその命は尽きてしまう。そして残された息子をウェルカは姉に代わって育てる決意をした。そのためにはなんとしても王宮での地位を確立しなければ!
自分でも考えていたよりだいぶ話数が伸びてしまったため、こちらを姉が子を産むまでの前日譚として本編は別に作っていきたいと思います。申し訳ございません。
ブラック企業に勤めていた私、深夜帰宅途中にトラックにはねられ異世界転生、転生先がホワイト貴族すぎて困惑しております
さくら
恋愛
ブラック企業で心身をすり減らしていた私。
深夜残業の帰り道、トラックにはねられて目覚めた先は――まさかの異世界。
しかも転生先は「ホワイト貴族の領地」!?
毎日が定時退社、三食昼寝つき、村人たちは優しく、領主様はとんでもなくイケメンで……。
「働きすぎて倒れる世界」しか知らなかった私には、甘すぎる環境にただただ困惑するばかり。
けれど、領主レオンハルトはまっすぐに告げる。
「あなたを守りたい。隣に立ってほしい」
血筋も財産もない庶民の私が、彼に選ばれるなんてあり得ない――そう思っていたのに。
やがて王都の舞踏会、王や王妃との対面、数々の試練を経て、私たちは互いの覚悟を誓う。
社畜人生から一転、異世界で見つけたのは「愛されて生きる喜び」。
――これは、ブラックからホワイトへ、過労死寸前OLが掴む異世界恋愛譚。
大好きだった旦那様に離縁され家を追い出されましたが、騎士団長様に拾われ溺愛されました
Karamimi
恋愛
2年前に両親を亡くしたスカーレットは、1年前幼馴染で3つ年上のデビッドと結婚した。両親が亡くなった時もずっと寄り添ってくれていたデビッドの為に、毎日家事や仕事をこなすスカーレット。
そんな中迎えた結婚1年記念の日。この日はデビッドの為に、沢山のご馳走を作って待っていた。そしていつもの様に帰ってくるデビッド。でもデビッドの隣には、美しい女性の姿が。
「俺は彼女の事を心から愛している。悪いがスカーレット、どうか俺と離縁して欲しい。そして今すぐ、この家から出て行ってくれるか?」
そうスカーレットに言い放ったのだ。何とか考え直して欲しいと訴えたが、全く聞く耳を持たないデビッド。それどころか、スカーレットに数々の暴言を吐き、ついにはスカーレットの荷物と共に、彼女を追い出してしまった。
荷物を持ち、泣きながら街を歩くスカーレットに声をかけて来たのは、この街の騎士団長だ。一旦騎士団長の家に保護してもらったスカーレットは、さっき起こった出来事を騎士団長に話した。
「なんてひどい男だ!とにかく落ち着くまで、ここにいるといい」
行く当てもないスカーレットは結局騎士団長の家にお世話になる事に
※他サイトにも投稿しています
よろしくお願いします
追放聖女35歳、拾われ王妃になりました
真曽木トウル
恋愛
王女ルイーズは、両親と王太子だった兄を亡くした20歳から15年間、祖国を“聖女”として統治した。
自分は結婚も即位もすることなく、愛する兄の娘が女王として即位するまで国を守るために……。
ところが兄の娘メアリーと宰相たちの裏切りに遭い、自分が追放されることになってしまう。
とりあえず亡き母の母国に身を寄せようと考えたルイーズだったが、なぜか大学の学友だった他国の王ウィルフレッドが「うちに来い」と迎えに来る。
彼はルイーズが15年前に求婚を断った相手。
聖職者が必要なのかと思いきや、なぜかもう一回求婚されて??
大人なようで素直じゃない2人の両片想い婚。
●他作品とは特に世界観のつながりはありません。
●『小説家になろう』に先行して掲載しております。
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
婚約破棄歴八年、すっかり飲んだくれになった私をシスコン義弟が宰相に成り上がって迎えにきた
鳥羽ミワ
恋愛
ロゼ=ローラン、二十四歳。十六歳の頃に最初の婚約が破棄されて以来、数えるのも馬鹿馬鹿しいくらいの婚約破棄を経験している。
幸い両親であるローラン伯爵夫妻はありあまる愛情でロゼを受け入れてくれているし、お酒はおいしいけれど、このままではかわいい義弟のエドガーの婚姻に支障が出てしまうかもしれない。彼はもう二十を過ぎているのに、いまだ縁談のひとつも来ていないのだ。
焦ったロゼはどこでもいいから嫁ごうとするものの、行く先々にエドガーが現れる。
このままでは義弟が姉離れできないと強い危機感を覚えるロゼに、男として迫るエドガー。気づかないロゼ。構わず迫るエドガー。
エドガーはありとあらゆるギリギリ世間の許容範囲(の外)の方法で外堀を埋めていく。
「パーティーのパートナーは俺だけだよ。俺以外の男の手を取るなんて許さない」
「お茶会に行くんだったら、ロゼはこのドレスを着てね。古いのは全部処分しておいたから」
「アクセサリー選びは任せて。俺の瞳の色だけで綺麗に飾ってあげるし、もちろん俺のネクタイもロゼの瞳の色だよ」
ちょっと抜けてる真面目酒カス令嬢が、シスコン義弟に溺愛される話。
※この話はカクヨム様、アルファポリス様、エブリスタ様にも掲載されています。
※レーティングをつけるほどではないと判断しましたが、作中性的ないやがらせ、暴行の描写、ないしはそれらを想起させる描写があります。
【完結】精霊姫は魔王陛下のかごの中~実家から独立して生きてこうと思ったら就職先の王子様にとろとろに甘やかされています~
吉武 止少
恋愛
ソフィアは小さい頃から孤独な生活を送ってきた。どれほど努力をしても妹ばかりが溺愛され、ないがしろにされる毎日。
ある日「修道院に入れ」と言われたソフィアはついに我慢の限界を迎え、実家を逃げ出す決意を固める。
幼い頃から精霊に愛されてきたソフィアは、祖母のような“精霊の御子”として監視下に置かれないよう身許を隠して王都へ向かう。
仕事を探す中で彼女が出会ったのは、卓越した剣技と鋭利な美貌によって『魔王』と恐れられる第二王子エルネストだった。
精霊に悪戯される体質のエルネストはそれが原因の不調に苦しんでいた。見かねたソフィアは自分がやったとバレないようこっそり精霊を追い払ってあげる。
ソフィアの正体に違和感を覚えたエルネストは監視の意味もかねて彼女に仕事を持ち掛ける。
侍女として雇われると思っていたのに、エルネストが意中の女性を射止めるための『練習相手』にされてしまう。
当て馬扱いかと思っていたが、恋人ごっこをしていくうちにお互いの距離がどんどん縮まっていってーー!?
本編は全42話。執筆を終えており、投稿予約も済ませています。完結保証。
+番外編があります。
11/17 HOTランキング女性向け第2位達成。
11/18~20 HOTランキング女性向け第1位達成。応援ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる