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1章
ここはどこでしょうか?
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おかしい。
彼の家を逃げるように出たのは覚えている。
彼の家は住宅街のど真ん中にあるマンション。もちろん近所には私の実家もあるが、こんな自然豊かではなかった。
今私の目の前には、極限までに透明度の高い湖があり、その先には雪が積もっているのか頭が白く高い山々がある。
そして今いる場所のちょうど反対側にヨーロッパのお城のような建物が見える。
空は見事なまでに快晴。
失恋を拗らせすぎて、無意識のまま海外へ来てしまったのだろうか。
しかし近くにキャリーケースも大きな鞄も見当たらないし、なんといっても透明度の高い湖に足を突っ込んでいる時点で旅行に来たとは思えない。
今私は湖のほとりに足を突っ込みながら、湖のほとりに座って状況確認をしている。
というより、記憶を辿っている最中なのだが、どうしてもあの玄関を出たあとからの記憶がない。
けれど、自分の服装は彼の家を出た時のまま。
右の腕には、彼に掴まれたときに出来たと思われる赤い手跡もうっすらある。
どうやら時間的にはそんなに経ってないはずだし、旅行説は違うようだ。
なら一体どうやってここに来たのか、、、?
駄目だ。
彼とのさっきの会話がずっと頭の中でリプレイされすぎていて頭が働かない。
こんなこと今まで一度もなかったのに。
ふと、前に会社の同僚がしばらくとんでもないミスをし続け、先輩に怒られていたことを思い出した。
同僚はきちっとした性格で、人のミスを見つけて指摘できる。でも真面目すぎる訳でもなく、適度にお洒落を楽しみ流行をいち早く教えてくれるような子だった。
確か、彼氏と何年も付き合っていて順調だったはずなのに、ある日目を真っ赤にして喪服のような全身黒コーデで出社してきた時は誰もが驚いたものだ。
詳しいことは話してくれなかったので分からないが、恐らく近いうちに私もそうなる気がする、、、。
失恋ってこんなにも胸が痛くなるものなのか、、、。
ふぅ、とひとつため息をつく。
頭を冷やす、ではなく足を冷やしている状態だが少し気持ちが落ち着くまで何も考えず、ただぼーっとすることにした。
そういえば先月から仕事が忙しくなり、出張や取引先との飲み会ばかりだった。
また何もない日は会社帰りいつも彼の家で家事をし、ごはんを食べて実家へ帰るか、一人暮らしの自分の家へ帰る。
そして土日は朝から彼の家で溜まった家事を消化していく。
確か先月の頭に彼が参加したオフ会があったから、忙しくて彼の話を聞いてあげれていなかったのがいけなかったのか、、、?
まぁ、今となってはもう遅いし、しばらくはこの景色を眺めて感傷に浸ることにした。
それから何時間かたった頃、湖に夕焼けが写し出された。
その光景に思わず息飲んでいると、後ろから目が眩むようなイケメンが現れた。
彼の家を逃げるように出たのは覚えている。
彼の家は住宅街のど真ん中にあるマンション。もちろん近所には私の実家もあるが、こんな自然豊かではなかった。
今私の目の前には、極限までに透明度の高い湖があり、その先には雪が積もっているのか頭が白く高い山々がある。
そして今いる場所のちょうど反対側にヨーロッパのお城のような建物が見える。
空は見事なまでに快晴。
失恋を拗らせすぎて、無意識のまま海外へ来てしまったのだろうか。
しかし近くにキャリーケースも大きな鞄も見当たらないし、なんといっても透明度の高い湖に足を突っ込んでいる時点で旅行に来たとは思えない。
今私は湖のほとりに足を突っ込みながら、湖のほとりに座って状況確認をしている。
というより、記憶を辿っている最中なのだが、どうしてもあの玄関を出たあとからの記憶がない。
けれど、自分の服装は彼の家を出た時のまま。
右の腕には、彼に掴まれたときに出来たと思われる赤い手跡もうっすらある。
どうやら時間的にはそんなに経ってないはずだし、旅行説は違うようだ。
なら一体どうやってここに来たのか、、、?
駄目だ。
彼とのさっきの会話がずっと頭の中でリプレイされすぎていて頭が働かない。
こんなこと今まで一度もなかったのに。
ふと、前に会社の同僚がしばらくとんでもないミスをし続け、先輩に怒られていたことを思い出した。
同僚はきちっとした性格で、人のミスを見つけて指摘できる。でも真面目すぎる訳でもなく、適度にお洒落を楽しみ流行をいち早く教えてくれるような子だった。
確か、彼氏と何年も付き合っていて順調だったはずなのに、ある日目を真っ赤にして喪服のような全身黒コーデで出社してきた時は誰もが驚いたものだ。
詳しいことは話してくれなかったので分からないが、恐らく近いうちに私もそうなる気がする、、、。
失恋ってこんなにも胸が痛くなるものなのか、、、。
ふぅ、とひとつため息をつく。
頭を冷やす、ではなく足を冷やしている状態だが少し気持ちが落ち着くまで何も考えず、ただぼーっとすることにした。
そういえば先月から仕事が忙しくなり、出張や取引先との飲み会ばかりだった。
また何もない日は会社帰りいつも彼の家で家事をし、ごはんを食べて実家へ帰るか、一人暮らしの自分の家へ帰る。
そして土日は朝から彼の家で溜まった家事を消化していく。
確か先月の頭に彼が参加したオフ会があったから、忙しくて彼の話を聞いてあげれていなかったのがいけなかったのか、、、?
まぁ、今となってはもう遅いし、しばらくはこの景色を眺めて感傷に浸ることにした。
それから何時間かたった頃、湖に夕焼けが写し出された。
その光景に思わず息飲んでいると、後ろから目が眩むようなイケメンが現れた。
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