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第2話『走り屋』
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俺はガラクタを早速漁っていた。今の俺はまだ作れる物が限られている。だが、そんなことよりも、俺はちょっとした物を作りながら一つ目のお題の事を考えていた。
・神田神社に参拝する
神田神社はこの街の近くの山にある神社だ。だが、行くのは至難の技だ。あの神社の周りは樹海に等しい。歩いて行くなど自殺行為だ。補導されている道はあるが。
『神田神社に行くのに正規の道は通るなよ』
こうなると旧道を通らないといけない。しかし、旧道は道が無いも同じだ。それに、旧道は山の崖に面している。なのにガードレールは無い。そして落石が頻繁に落ちてくる。歩いてはもちろん。走っても駄目だ。どう攻略しようか……
「一旦散歩でもしようか」
俺は外に出て、歩いていた。そんな時だった。俺はあるとうふ屋に目がいった。
「…ん?…この店…」
そこは[藤野豆腐店]と書かれていた。
「…あ!」
俺は藤野豆腐店に入った。そこには見覚えのある奴がいた。
「…拓馬!」
「……もしかして…トシジ…!?」
藤田という名で思い出した。俺の幼馴染の一人に小学校卒業を機に都会へ引っ越した奴がいた。藤田拓馬。確か親がとうふ店を営んでいた。
「…久しぶりだな!拓馬!」
「……トシジも東京に来てたんだね」
俺は久しぶりに会った幼馴染と他愛も無い会話をしていた。だが、その時だった。いかつい雰囲気の男が俺たちに話しかけてきた。
「…オメーがあの《春花のハチゴー》と呼ばれる拓馬か。噂は聞いてるぜ。俺は中田ってもんだ」
「…それで…なにか用ですか?」
「俺と勝負しろ…春花山で」
春花山…比較的普通の山よりもカーブが多い山だ。走り屋がよくバトルするって聞くが……
「…ってお前!もしかして走り屋なのか!?」
「……走り屋っていうか…まぁ…前になんかどっちが早いか勝負しろって言われたから勝負したけど…」
「そう、この拓馬は走り屋の中では有名な走り屋の高田圭太に勝利したのさ。今はいろんな走り屋が拓馬の首を狙ってんだ。ということで、3日後の夜に春花山の頂上に来いよ!」
そう言って、中田は帰っていった。
「…参ったな……今はハチゴーが壊れてるのに…」
「…………俺が車を作ってやるよ!!」
「ええ!?…そんな簡単に作れるわけ…っていうか、修理した方が早いよね…!」
「まぁ任せとけって!」
俺は3日後に住んでるマンションに来いと言ってとうふ店を後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……クソ…エンジンがまた壊れやがった…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…トシジ…来たよ」
「ああ!待ってたぜ!」
俺は汚れた手で拓馬を手招きして、駐車場に連れていった。そして、そこには白い車が置いてあった。車体には[藤野とうふ店]と書かれている。
「………これは…!」
「…俺のオリジナル車、AE68型だ。ロクハチって呼んでくれ!」
「…なんでロクハチなの?…」
「なんか、ロクハチって響きがかっこいいからだ!まぁ、お前の車がAE85っていう車だったから俺も数字をつけただけだけどな!」
「けど、なんで俺の店の名前つけてるの…?」
「…お前ん家ってとうふ屋だろ?とうふ屋ってのは昔はとうふをホテルとかに運んでたんだぜ!だからこの車を使ってとうふをホテルに届けたらいいかなぁ~と思って」
「………ありがとう」
拓馬は笑顔で答えた。
「…乗ってみろ」
「………うん。いいね」
「だろ!…それじゃあ、このまま春花山に行くぞ!」
俺はとなりに乗った。拓馬がエンジンをかけてロクハチを走らせた。
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トシジを麓のゴール地点に置いてきて俺は頂上にやってきた。そこには中田がいた。
「…来たようだな」
「……それじゃあ…やります?」
俺はガラクタを早速漁っていた。今の俺はまだ作れる物が限られている。だが、そんなことよりも、俺はちょっとした物を作りながら一つ目のお題の事を考えていた。
・神田神社に参拝する
神田神社はこの街の近くの山にある神社だ。だが、行くのは至難の技だ。あの神社の周りは樹海に等しい。歩いて行くなど自殺行為だ。補導されている道はあるが。
『神田神社に行くのに正規の道は通るなよ』
こうなると旧道を通らないといけない。しかし、旧道は道が無いも同じだ。それに、旧道は山の崖に面している。なのにガードレールは無い。そして落石が頻繁に落ちてくる。歩いてはもちろん。走っても駄目だ。どう攻略しようか……
「一旦散歩でもしようか」
俺は外に出て、歩いていた。そんな時だった。俺はあるとうふ屋に目がいった。
「…ん?…この店…」
そこは[藤野豆腐店]と書かれていた。
「…あ!」
俺は藤野豆腐店に入った。そこには見覚えのある奴がいた。
「…拓馬!」
「……もしかして…トシジ…!?」
藤田という名で思い出した。俺の幼馴染の一人に小学校卒業を機に都会へ引っ越した奴がいた。藤田拓馬。確か親がとうふ店を営んでいた。
「…久しぶりだな!拓馬!」
「……トシジも東京に来てたんだね」
俺は久しぶりに会った幼馴染と他愛も無い会話をしていた。だが、その時だった。いかつい雰囲気の男が俺たちに話しかけてきた。
「…オメーがあの《春花のハチゴー》と呼ばれる拓馬か。噂は聞いてるぜ。俺は中田ってもんだ」
「…それで…なにか用ですか?」
「俺と勝負しろ…春花山で」
春花山…比較的普通の山よりもカーブが多い山だ。走り屋がよくバトルするって聞くが……
「…ってお前!もしかして走り屋なのか!?」
「……走り屋っていうか…まぁ…前になんかどっちが早いか勝負しろって言われたから勝負したけど…」
「そう、この拓馬は走り屋の中では有名な走り屋の高田圭太に勝利したのさ。今はいろんな走り屋が拓馬の首を狙ってんだ。ということで、3日後の夜に春花山の頂上に来いよ!」
そう言って、中田は帰っていった。
「…参ったな……今はハチゴーが壊れてるのに…」
「…………俺が車を作ってやるよ!!」
「ええ!?…そんな簡単に作れるわけ…っていうか、修理した方が早いよね…!」
「まぁ任せとけって!」
俺は3日後に住んでるマンションに来いと言ってとうふ店を後にした。
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「……クソ…エンジンがまた壊れやがった…」
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「…トシジ…来たよ」
「ああ!待ってたぜ!」
俺は汚れた手で拓馬を手招きして、駐車場に連れていった。そして、そこには白い車が置いてあった。車体には[藤野とうふ店]と書かれている。
「………これは…!」
「…俺のオリジナル車、AE68型だ。ロクハチって呼んでくれ!」
「…なんでロクハチなの?…」
「なんか、ロクハチって響きがかっこいいからだ!まぁ、お前の車がAE85っていう車だったから俺も数字をつけただけだけどな!」
「けど、なんで俺の店の名前つけてるの…?」
「…お前ん家ってとうふ屋だろ?とうふ屋ってのは昔はとうふをホテルとかに運んでたんだぜ!だからこの車を使ってとうふをホテルに届けたらいいかなぁ~と思って」
「………ありがとう」
拓馬は笑顔で答えた。
「…乗ってみろ」
「………うん。いいね」
「だろ!…それじゃあ、このまま春花山に行くぞ!」
俺はとなりに乗った。拓馬がエンジンをかけてロクハチを走らせた。
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トシジを麓のゴール地点に置いてきて俺は頂上にやってきた。そこには中田がいた。
「…来たようだな」
「……それじゃあ…やります?」
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