ディミオルゴ=プリェダーニエ

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第7話『喰う者』

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「…私たち……気が合いますよね…」
「あ…は…はい!」

ひゃい!……てか?

「……実は…私気付いてたんです……最初、私の事を見ていてくれたこと……実は……私も……」

『あなたを見ていたの』



ーーー



…え?

「…う…うわぁぁぁ!」


《……じゃあ、変死体事件は…》
《あれは吾輩ではないぞ?…恐らく狼男や、喰・種・、ゴーストの仕業だろうな》

喰種、本当に存在したというのか…?……鈴木は噛み付かれて出血している。


「…私…読書よりも好きなことがあるんです……それはね…逃げ惑う人を捕まえて内臓を引きずり出しちゃうことなの…!」

これはマジでやべぇぞ!…っていうか、あの喰種の女触手みたいなの生えてるしッ!

「うわぁぁ!」

鈴木は逃げようとしている。だが…


ドシュッ!!


触手に腹を刺された。そして、捕まる…

「捕まえた…!」

俺は弾の装填を確認した。あそこに……

「…鈴木さん…優しくお腹かき混ぜてあげますよ…!」




「……あら?」


ドゴゴゴゴォンッ!!!



俺はぶら下がっていた鉄柱の紐を撃った。その時に鉄柱がリザの上へ降り注ぎ、リザは生き埋めとなった。俺は急いで鈴木の元へ向かった。


「…鈴木!…鈴木!」
「こっちで大きな音がしたぞ!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「…入らせろ!」
「今手術中ですから…」
「俺がやる!」
「まぁまぁ……気が動転するのもわかる…」

鈴木は集中治療室で緊急手術を受けている。そんな時だった。

「早く!彼女の臓器を移植しろ!」

そんな声が聞こえた。

「ちょっと待てぇぇ!!!」

俺はその声を聞いて看護婦と医者を退け、扉を蹴った。

「な…なんだ君は!?」
「そいつは化け物だ!そいつの臓器を移植するな!!!
「何を言ってるんだ!!…一刻を争うのだぞ!」
「退け!!!」

銃の製作だってできたんだ…!……臓器を移植せずに助けてみせる!!!

「…!」

俺の知り合いの手術の天才の手術を見ていたためか、人の内臓は見ても平気だ。

「どうすればいい!?」
「……肺が潰れている…まずは肺を移植しない…」
「そんなもん、俺が創る!」

俺は近くにあった電子機器と輸血パックを組み合わせた。

「…これで肺の完成だ!早く移植しろ!手術はできないんだ!」

【トシジ式人工肺】と名付けよう。

「…こ…これは…見事に肺の機能を持っている!…これなら…!」

ドクターは移植し始めた。

「…これで、大丈夫なはずだ」

ドクターは鈴木の体を縫って道具を置いた。

「それは電力で動いている。電力は10日で切れる、一週間以内に他の人の肺を移植しろよ」
「…なんという青年だ……ものの数秒で人工臓器を作るとは…」

俺は手術室を出ていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「…見事だったぞ」
「あぁ…あんがと」

俺はマンションに戻っていた。ていうか見てたんかい。

「……そして、まさか銃までも作るとはな…どうだった?」
「ああ、銃は大変だったな」

俺は銃を見ながら答えた。

「しかし…喰種か……あんな奴がいるんだな」
「…信じてなかったのか?」
「当たり前だろ!そんな非現実なこと。まぁ、アンタも非現実だけどな」

その後、この事件がきっかけでモンスターは本格的に警察に認知され、対策本部や捜査官ができたそうだ。


「…そういえば…次のお題はなんだっけな」
「あの変死事件の犯人を捕まえるのだ」
「あぁ…」

最初はテオスかと思ったが、犯人は別にいる。

「…まぁ、まずは情報収集だな」

俺が早速、外に出ようとした時。

「……一つ言っておこう」
「…ん?」
「犯人は人間ではないぞ。分かってると思うがな」
「…やっぱりか」

あんな酷い殺し方を人間ができるはずがない。俺はリュックに【トシジの鉄の剣・鉛の剣】をしまって外へ出ていった。

「さて…最初は勿論警察署だな」

俺は警察署に向かって歩いたいった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…変死事件かぁ…あれは酷いもんだね」
「なんか…犯人の特徴とか…あります?」
「特徴かぁ……あ!…なんか事件は必ず満月の夜に起きてるね」
「そうですか!」

犯人は恐らく人狼だな……だが、これだけでは情報が少ない。俺は再び歩き始めた。










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