ディミオルゴ=プリェダーニエ

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第26話『動き出した死闘』

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「…来るぞ」
「え?」


ドシィィンッ!!


俺たちの目の前に大きく、羽の生えた悪魔のような奴が降りてきた。

「…なんだこいつ!?」
「半悪魔…悪魔のなりそこないだ…」
「グロロロロッ!!!」
「うお!」


ドゴォォンッ!!


いきなり殴りかかってきた。俺は避けたが、地面に亀裂が入っている。

「…クソ……!」
「グガァァァ!!!」

図体でかいクセして攻撃の出が早いぜ!

「だが……ヴァンシャルロット流の剣をお見せしよう!」

シュッ!

俺は半悪魔の攻撃を軽く受け流し、懐に入って斬りつけた。

「グゴォォ…」
「まだまだ!」

俺はそのまま懐にしてきた攻撃を避け、回り込んだ。

「オラァ!!」

俺は全神経を集中させて斬りつけた。


ザンッ!!


「…グガァァァ!!」

俺は半悪魔の背中の羽を切った。そして、そのまま俺は後ろに拳を回してきて半悪魔の攻撃をしゃがんで避け、カウンターを食らわせた。

しかし、とても硬い。集中して攻撃しないとあまり効果は無さそうだ。しかし、いちいち集中している暇は無い。

そうこう考えている内にも半悪魔の攻撃は止まらない。俺は避けたり、受け流しながら考えた。

「これだ!」

俺は半悪魔の攻撃を避けた後、腕を伝って半悪魔の上半身まで登った。そして、ジャンプした後、俺は渾身の力を込めて首に向かって落下しながら斬った。

半悪魔の首が地面に音を立てて落ちた。俺は着地して、剣をしまった。半悪魔の体はズシンと地響きを立てて倒れた。

「……倒した…」
「やるじゃないか」

しかし、何故半悪魔なんて奴がこんな所に来たんだ?…知能は無さそうだし…

「…半悪魔は作られた存在。呪術で呪われた者…人体実験の産物…錬金術の失敗…様々な要因で発生する」
「つまり…コイツを作った奴がいるってことか?」
「ああ、そうなるな」

…半悪魔…こんな奴を作る奴なんて一人しかいない。

「デモニオ………コイツが最初の刺客って訳か」

俺はデモニオを探す事にした。しかし、何の手掛かりも無いまま探すのは難しいな。刺客を通して情報を聞き出すしか無い。

「必ず見つけ出してやるからな…デモニオ」

俺は街へ歩いていった。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








「…俺の送った半悪魔はちゃんと暴れてるかな…」

俺は街を歩いていた。そんな時、肩がぶつかった。

「ッてぇな!!」
「あ~、ごめんごめん」
「おいクソガキ…テメェ舐めてんのか!?」
「………はぁ…」


ブワッ!!!


「…ッ!?」
「……構っている暇は無いんだ……分かる?」
「は…は…す…すいません…」

俺は再び歩き出した。この街にはタロットカードに選ばれた者が沢山いる。その人達に会いに行こうと思っていたのだ。

「…ふふ……この東京という場所は本当に面白い場所だなぁ…」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



[今日はここで遊ぶ?]
《そうだね》

「なんだお前ら…ここは関係者以外立ち入り禁止だ」

二人の子供は無視して向かってきていた。

「コラ…聞いてんのか?…クソガ…」

サクッ

ブシャァァァァ……ドサッ

男は首から大量の血を吹き出し、崩れ落ちた。

[それじゃあ行こうか]
《すぐ壊れないといいなぁ…》

そして、二人の子供はビルに入っていった。そこは裏社会に住む人々の事務所だった。


「な…なんだ!?」

監視カメラで子供たちを見ていた男がいた。組長だ。

「…他の組のもんか!?」


ウィィン…


《!]

「…お前ら組の差し金か!?」
「ガキが…ぶっ殺してやる」

大量の銃口が子供に向いていた。しかし、二人の子供は眉をピクリとも動かさない。


バンッ…バンッ…

「ぐわぁぁ!」
「グガァッ!?」


「………ったく…何だったんだあいつらは……あ?」

監視モニターには恐るべき映像が映し出されていた。

サクッ

サクッ

一人の子供が組員の間を通っていっている。そして、持っているナイフは組員の体を的確に切り裂いていた。

[…もう壊れちゃった……]
《もう…張り切りすぎだよ!》

「うちの…組員を…一瞬で…」

そんな時、ドスを持った組員が部屋から出てきた。

「近くに攻めろ!」
「フクロにするんだ!」

《…じゃあ…ここは僕が》

チャキッ


ドドドッ!

もう一人の子供の持つ銃は的確に組員の眉間に弾丸を打ち込んでいた。

《…この玩具、なかなか使えるね》
「おい!!こっちだ!!」
[後ろから来てるけど…どうする?]
《じゃあ、僕は後ろの人たちと遊んでくるよ》
[オッケー!]

「このままでは…組は潰されちまう……仕方がない」

組長は携帯を取り出し、電話をかけた。それは組直属の殺し屋の番号だった。

「はい」
「俺だ…実は……」

「…分かりました」








子供が組長の部屋に向かって歩いている時、男は現れた。

「…何か用?…お兄さん」
「ああ………お前らが殺った組員の命を償ってもらう用があるんだ」
[そうなんだ]

男は武器を取り出したが、子供の威圧感に圧倒されていた。

『…なんて威圧感だ…本当に子供…なのか?………化け物め…!』






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



コンコン…

扉をノックする音が聞こえた。

「入れ」

すると、扉を開け、組の殺し屋が入ってきた。

「子供は始末しました」
「良くやった!」

一時はどうなるかと思ったが……良かった………組員は少し失ってしまったが……だが…

「終わったんだな…」
[うん!…丁度遊び終わったよ!]






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




[…なんか最近物足りないよね…]
《すぐに玩具が壊れちゃうから…》

そして、子供たちは夜の街へ消えていった。














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