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第37話『一億人の鬼と鬼ごっこ』
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「…ねぇ…アレって…」
「ああ…トシジだ…」
なんだか周りが騒がしい。俺は周りの人からの冷たい視線の中マンションに戻った。そして、部屋に戻るとテオスがテレビを見ていた。
《次のニュースです。トシジが東京で目撃されたとの情報が入りました。死体を見つけた、またはトシジを殺した方は平野ビルに!》
「…は?…なんだよこれ」
「……やられたな……どうやら今度の刺客はこの世界そのものらしい」
世界そのものが刺客…?…一体どういう…
「…タロットカード使いとお前の戦いは見ていたが、お前は確実に強くなっている………だが、今回の刺客は強いと言うよりも厄介だぞ…」
「見てたのかよ…」
「ああ、お前がどれだけヴァンシャルロット流を使いこなせるかどうかを…な…それで分かった」
「何がだよ」
テオスは立ち上がって答えた。
「…お前に教えることはもう無い…」
「え!?」
俺は動揺した、教えることが無い…?
「…あとは実戦を積むだけだ」
「俺そんな強くなってんの!?」
「…何を言ってる、お前は戦い方を知っただけだ。いくら戦い方を知ろうが実戦をしないと強くはなれん」
「…折り返し地点って訳か…」
「…折り返し地点よりも前だがな」
そして、テオスは部屋から出る前に思い出したかのように言った。
「…思い出したが……お前はタロットカード使いの能力で全世界から狙われている、せいぜい生き延びて、勝てよ」
「勿論だ」
俺は軽く準備した。そんな時、インターホンが鳴った。
「…トシジはこの部屋だ!」
「こじ開けろ!」
「こいつぁ…一体どんな能力だ…?」
俺以外全員敵だ。だが、どうやって操ってるんだ…?
バンッ!!
「……いない…」
「クソ!…まだ遠くへは行っていない筈だ!」
「……さて…どうしようか……」
俺はマンションから少し離れた街を歩いていた。バレないように帽子を深く被って。
「……仲間の元へは行けないよなぁ…」
「…こっち方を探すぞ!」
俺の前から男達がこちらに向かって走っていた。幸いバレていないようだ…
ゴォォッ!!
そんな時、向かい風が俺の帽子を取った。
「…あ!…アレはトシジだ!!」
「やべぇ!」
俺は回れ右して全速力で逃げた。クソ!…街はやはり危険だな…
「こっちにいるぞ!」
「挟み撃ちにしろ!」
俺は前からも後ろからも俺に向かってくる人々に向かって【トラップダイナマイト 煙幕】を投げつけた。
ボンッ!!
「うわ!?」
「煙幕だ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…ハァ…ハァ…ここまで来れば安全だろ…」
俺は煙幕の中、混乱している人々の間を抜けて街から脱出し、近くの山へ来ていた。
「…流石に山の中までは来ないな…」
俺は近くの切り株の上へ座って休憩した。
「…しかし…人々を操っているタロットカード使いをどうやって見つけようか…」
作戦を考えていた。そんな時、俺はふと思い出した。
《死体を見つけた、またはトシジを殺した方は平野ビルに!》
平野ビル…!……もしかするとそこにタロットカード使いがいるかもしれない。しかし、平野ビル…か。平野ビルは確かカジノなどの娯楽施設が沢山ある高層ビルだ。
しかし、近くはない。ここは東京だが、平野ビルは大阪にある。しかもこのナリだと電車やバス、公共の乗り物は使えない。バレたらお終いだからな。そんなリスクは負えない。無論、ヒッチハイクも危険だ。
「…歩き…しか無いか…」
俺は正直、行きたく無いが、行かないと狙われるままだ。俺は覚悟を決めて切り株から腰を上げた。
「……行くか!」
俺は荷物を持って歩きだそうとした、その時、頭に良いか悪いかは分からんがある作戦が浮かんだ。
「…昔見た映画でテロリストに仕立て上げられた主人公がウサギの着ぐるみを着て警察からやり過ごしていたというシーンがあった…」
そして、作戦を思いついた時に山からでも見える高層ビルにある大きなモニターにある広告が映った。
《ライダーマン10周年記念!…西映本社でライダーマン・ビーストのヒーローショーや歴史を知ることができる!》
「…おお!…ライダーマンの10周年記念か!」
ライダーマンは初代から見てる、大ファンだ。行きたかったなぁ…
「…ライダーマン・ビースト」
初代のライダーマン2号から始まり、ライダーマン・ビーストは5期目の主人公だ。俺がお世話になった俳優の賀川さんが演じていたのがライダーマン2号だった。
ライダーマン・ビーストは、昆虫を模した見た目で、全身が鎧の様だった初代に比べ、露出が増え、軽装になっていた。確か天才子役の長谷部君が演じていたな。今は変わって他の子役が演じているが。
「……西映ビルか」
西映ビルはここからさほど遠くはない。俺は軽く準備運動をした後【トラップダイナマイト 煙幕】を補充して、俺は街へ向かって走った。
「……憧れの西映ビルに、まさかこんな時に向かうことになるとはな!」
【トラップダイナマイト 煙幕】をバックに詰め、3つほど腰につけた。これでいける!
「…ねぇ…アレって…」
「ああ…トシジだ…」
なんだか周りが騒がしい。俺は周りの人からの冷たい視線の中マンションに戻った。そして、部屋に戻るとテオスがテレビを見ていた。
《次のニュースです。トシジが東京で目撃されたとの情報が入りました。死体を見つけた、またはトシジを殺した方は平野ビルに!》
「…は?…なんだよこれ」
「……やられたな……どうやら今度の刺客はこの世界そのものらしい」
世界そのものが刺客…?…一体どういう…
「…タロットカード使いとお前の戦いは見ていたが、お前は確実に強くなっている………だが、今回の刺客は強いと言うよりも厄介だぞ…」
「見てたのかよ…」
「ああ、お前がどれだけヴァンシャルロット流を使いこなせるかどうかを…な…それで分かった」
「何がだよ」
テオスは立ち上がって答えた。
「…お前に教えることはもう無い…」
「え!?」
俺は動揺した、教えることが無い…?
「…あとは実戦を積むだけだ」
「俺そんな強くなってんの!?」
「…何を言ってる、お前は戦い方を知っただけだ。いくら戦い方を知ろうが実戦をしないと強くはなれん」
「…折り返し地点って訳か…」
「…折り返し地点よりも前だがな」
そして、テオスは部屋から出る前に思い出したかのように言った。
「…思い出したが……お前はタロットカード使いの能力で全世界から狙われている、せいぜい生き延びて、勝てよ」
「勿論だ」
俺は軽く準備した。そんな時、インターホンが鳴った。
「…トシジはこの部屋だ!」
「こじ開けろ!」
「こいつぁ…一体どんな能力だ…?」
俺以外全員敵だ。だが、どうやって操ってるんだ…?
バンッ!!
「……いない…」
「クソ!…まだ遠くへは行っていない筈だ!」
「……さて…どうしようか……」
俺はマンションから少し離れた街を歩いていた。バレないように帽子を深く被って。
「……仲間の元へは行けないよなぁ…」
「…こっち方を探すぞ!」
俺の前から男達がこちらに向かって走っていた。幸いバレていないようだ…
ゴォォッ!!
そんな時、向かい風が俺の帽子を取った。
「…あ!…アレはトシジだ!!」
「やべぇ!」
俺は回れ右して全速力で逃げた。クソ!…街はやはり危険だな…
「こっちにいるぞ!」
「挟み撃ちにしろ!」
俺は前からも後ろからも俺に向かってくる人々に向かって【トラップダイナマイト 煙幕】を投げつけた。
ボンッ!!
「うわ!?」
「煙幕だ!!」
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「…ハァ…ハァ…ここまで来れば安全だろ…」
俺は煙幕の中、混乱している人々の間を抜けて街から脱出し、近くの山へ来ていた。
「…流石に山の中までは来ないな…」
俺は近くの切り株の上へ座って休憩した。
「…しかし…人々を操っているタロットカード使いをどうやって見つけようか…」
作戦を考えていた。そんな時、俺はふと思い出した。
《死体を見つけた、またはトシジを殺した方は平野ビルに!》
平野ビル…!……もしかするとそこにタロットカード使いがいるかもしれない。しかし、平野ビル…か。平野ビルは確かカジノなどの娯楽施設が沢山ある高層ビルだ。
しかし、近くはない。ここは東京だが、平野ビルは大阪にある。しかもこのナリだと電車やバス、公共の乗り物は使えない。バレたらお終いだからな。そんなリスクは負えない。無論、ヒッチハイクも危険だ。
「…歩き…しか無いか…」
俺は正直、行きたく無いが、行かないと狙われるままだ。俺は覚悟を決めて切り株から腰を上げた。
「……行くか!」
俺は荷物を持って歩きだそうとした、その時、頭に良いか悪いかは分からんがある作戦が浮かんだ。
「…昔見た映画でテロリストに仕立て上げられた主人公がウサギの着ぐるみを着て警察からやり過ごしていたというシーンがあった…」
そして、作戦を思いついた時に山からでも見える高層ビルにある大きなモニターにある広告が映った。
《ライダーマン10周年記念!…西映本社でライダーマン・ビーストのヒーローショーや歴史を知ることができる!》
「…おお!…ライダーマンの10周年記念か!」
ライダーマンは初代から見てる、大ファンだ。行きたかったなぁ…
「…ライダーマン・ビースト」
初代のライダーマン2号から始まり、ライダーマン・ビーストは5期目の主人公だ。俺がお世話になった俳優の賀川さんが演じていたのがライダーマン2号だった。
ライダーマン・ビーストは、昆虫を模した見た目で、全身が鎧の様だった初代に比べ、露出が増え、軽装になっていた。確か天才子役の長谷部君が演じていたな。今は変わって他の子役が演じているが。
「……西映ビルか」
西映ビルはここからさほど遠くはない。俺は軽く準備運動をした後【トラップダイナマイト 煙幕】を補充して、俺は街へ向かって走った。
「……憧れの西映ビルに、まさかこんな時に向かうことになるとはな!」
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