46 / 51
第45話『天空の下』
しおりを挟む
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「…来てくれると思っていたよ…!……無限」
「……もう片方も折ってやろうか?」
高層ビルの上で悪魔と人間が対峙する。無限という名の男は背中の剣を抜いた。
「……アンタに敗れたあの日から俺は迷宮で魂を集め続けたんだ、毎日毎日。悪魔の力は魂の量と質で何倍にもなる。見てよ…!」
デモニオの体から邪悪なオーラが滲み出ている。そして、召喚された黒い剣を二つ手に持った。
「…アンタとお揃いだ…」
「フハハハ…!…確かにそうだな」
そして、デモニオは無限の元へ走って、斬りつけた。
ザンッ!
無限はそれを剣で受け止め、弾いたあとにカウンターをしようとした、その時
ガィン!!
「…!」
無限はすぐに背後へ避けた。その後、デモニオと無限の間に無限の持つ剣が刺さった。
「……前よりも身体能力や戦闘能力が低下してるね……それで?…この後アンタはどうするの?」
デモニオが無限の剣を蹴ってビルの下へ落とした。そして、剣を構えた。すると無限は答えた。
「…一つ言っておこう。俺はお前が封印されている間は戦いをしていない。だが身体は常に戦いを求めている。するとどうだろう?…力は喪われる……もしかすると俺は本当に勝てないかもな」
「…そんなことあっていいと思う?」
デモニオは静かに怒りを抑え、二つの剣を変形させ、鎌のような形状にした。
「……アンタの上質な魂を欲したから…俺は魂を集めたんだ…」
「……………」
そしてデモニオは鎌を握り、無限に向かって振りかぶった。
「…弱体化してても、アンタはあの無限だ。上質な魂に違いはない筈だ…!」
バキィィンッ!!
鎌は砕けた、下から飛んできた剣の斬撃で。
「…ッ!?」
そして、剣は軌道を変えデモニオの身体を貫いた。デモニオは血を吐き、その場に座り込んだ。
「…力が…喪わ…れ…ている…?……冗談が…すぎる…なぁ…」
「…どうした……苦しそうだな…?」
デモニオは立ち上がってフラつき、苦しそうに、だが笑いながら言った。
「安心…したよ…!…強い…ままで!…………ぁ…」
デモニオは足を滑らせビルから落ちた。だが、無限が手を持っていた。
「…また俺に挑むがいい……俺は逃げも隠れもしない……待っているぞ」
そう言うと、手を離した。そのままデモニオは下へ落ちていった。
「うわぁ!!」
「人が落ちてきたぞ!?」
「…フン」
「……無限…」
子供が無限の後ろに立っていた。
「…行くぞ…アルマゲドン」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…どうだ?」
「……こっちだ」
俺は匂いを辿るザインを追いかけていた。ザインは街へ走っていく、俺も後を追っていた。そして
「…コイツから匂いがするぜ」
「……ありがとよ」
俺たちは東京スカイタワーの展望台に来た。そこにはあのフード男が立っていた。
「…《運命の輪》…良い能力だが…」
フードの男がフードを脱ぐと、そいつは大学生くらいの男だった。
「…俺の能力は思ったことが実現する能力だ。しかし、死ぬや斬られる、刺さるなどの直接人体に影響を受ける事は実現不可なのが難点だ」
「…あっさり能力を言うとは」
「……それほど能力に自信があんだよ」
そう言うと男は突然展望台のガラスを割った。
「…破片がトシジとその仲間に飛んでいく」
すると、ガラスの破片が俺たちの方へ飛んできた。
「うおお!」
キィンッ!
キィンッ!!
俺は急いで上着を脱いで破片を受け止めた。そして、破片は上着に刺さった。
「…俺は斎藤…お前を殺す者だ!」
そう言う斎藤は展望台の割れた部分から飛び降りた。
「おい!」
俺たちは急いで割れた部分へ走った。その瞬間、窓の下から斎藤の顔が覗いた。
「…馬鹿共が…!」
「…!?」
突然地面が滑りやすくなった。俺とザインはこのままではスカイタワーの下へ落ちる。ザインはともかく俺は即死だ。
「…うおおお!!!」
俺は地面に剣を突き立てた。少し滑るが止まった。ザインもそれを見て人狼の腕を地面に突き刺さして止まった。
「…止まりやがったぞ……この地面の摩擦を0にしたが…」
斎藤はぶら下がっている状態から勢いよくジャンプして着地した。すると地面も元に戻っている。
「…スカイタワーの頂上で決着をつけるとしよう」
斎藤はそう言うと天井に穴を開け、頂上へ上がっていった。
「…クソ…俺が行く…頂上は狭い…二人ではどちらかが落ちる可能性がある」
「分かった……絶対帰ってこいよ」
「分かってる」
俺も天井の外へ出た。スカイタワーの頂上は直径2mの円のように平らな場所だ。しかし狭い。あんな狭い場所で戦えるのか?…足を滑らせば俺の物語はお終いだ。
「…だが来たぜ…!」
「……高所恐怖症ではないのか?」
「怖くなんてない…!」
俺はハシゴを登ってヘリポートのようでもある直径2mのステージへ立った。
「…それじゃあ…始めるとしよう」
俺は剣を構えた。斎藤は不敵な笑みを浮かべている。
「…始めるのはいいが、勝負は登ってしまったお前の負けだ」
「なんだと…?」
俺は斎藤の背後から飛んでくる何かを目撃した。
「まさか……」
「…来てくれると思っていたよ…!……無限」
「……もう片方も折ってやろうか?」
高層ビルの上で悪魔と人間が対峙する。無限という名の男は背中の剣を抜いた。
「……アンタに敗れたあの日から俺は迷宮で魂を集め続けたんだ、毎日毎日。悪魔の力は魂の量と質で何倍にもなる。見てよ…!」
デモニオの体から邪悪なオーラが滲み出ている。そして、召喚された黒い剣を二つ手に持った。
「…アンタとお揃いだ…」
「フハハハ…!…確かにそうだな」
そして、デモニオは無限の元へ走って、斬りつけた。
ザンッ!
無限はそれを剣で受け止め、弾いたあとにカウンターをしようとした、その時
ガィン!!
「…!」
無限はすぐに背後へ避けた。その後、デモニオと無限の間に無限の持つ剣が刺さった。
「……前よりも身体能力や戦闘能力が低下してるね……それで?…この後アンタはどうするの?」
デモニオが無限の剣を蹴ってビルの下へ落とした。そして、剣を構えた。すると無限は答えた。
「…一つ言っておこう。俺はお前が封印されている間は戦いをしていない。だが身体は常に戦いを求めている。するとどうだろう?…力は喪われる……もしかすると俺は本当に勝てないかもな」
「…そんなことあっていいと思う?」
デモニオは静かに怒りを抑え、二つの剣を変形させ、鎌のような形状にした。
「……アンタの上質な魂を欲したから…俺は魂を集めたんだ…」
「……………」
そしてデモニオは鎌を握り、無限に向かって振りかぶった。
「…弱体化してても、アンタはあの無限だ。上質な魂に違いはない筈だ…!」
バキィィンッ!!
鎌は砕けた、下から飛んできた剣の斬撃で。
「…ッ!?」
そして、剣は軌道を変えデモニオの身体を貫いた。デモニオは血を吐き、その場に座り込んだ。
「…力が…喪わ…れ…ている…?……冗談が…すぎる…なぁ…」
「…どうした……苦しそうだな…?」
デモニオは立ち上がってフラつき、苦しそうに、だが笑いながら言った。
「安心…したよ…!…強い…ままで!…………ぁ…」
デモニオは足を滑らせビルから落ちた。だが、無限が手を持っていた。
「…また俺に挑むがいい……俺は逃げも隠れもしない……待っているぞ」
そう言うと、手を離した。そのままデモニオは下へ落ちていった。
「うわぁ!!」
「人が落ちてきたぞ!?」
「…フン」
「……無限…」
子供が無限の後ろに立っていた。
「…行くぞ…アルマゲドン」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…どうだ?」
「……こっちだ」
俺は匂いを辿るザインを追いかけていた。ザインは街へ走っていく、俺も後を追っていた。そして
「…コイツから匂いがするぜ」
「……ありがとよ」
俺たちは東京スカイタワーの展望台に来た。そこにはあのフード男が立っていた。
「…《運命の輪》…良い能力だが…」
フードの男がフードを脱ぐと、そいつは大学生くらいの男だった。
「…俺の能力は思ったことが実現する能力だ。しかし、死ぬや斬られる、刺さるなどの直接人体に影響を受ける事は実現不可なのが難点だ」
「…あっさり能力を言うとは」
「……それほど能力に自信があんだよ」
そう言うと男は突然展望台のガラスを割った。
「…破片がトシジとその仲間に飛んでいく」
すると、ガラスの破片が俺たちの方へ飛んできた。
「うおお!」
キィンッ!
キィンッ!!
俺は急いで上着を脱いで破片を受け止めた。そして、破片は上着に刺さった。
「…俺は斎藤…お前を殺す者だ!」
そう言う斎藤は展望台の割れた部分から飛び降りた。
「おい!」
俺たちは急いで割れた部分へ走った。その瞬間、窓の下から斎藤の顔が覗いた。
「…馬鹿共が…!」
「…!?」
突然地面が滑りやすくなった。俺とザインはこのままではスカイタワーの下へ落ちる。ザインはともかく俺は即死だ。
「…うおおお!!!」
俺は地面に剣を突き立てた。少し滑るが止まった。ザインもそれを見て人狼の腕を地面に突き刺さして止まった。
「…止まりやがったぞ……この地面の摩擦を0にしたが…」
斎藤はぶら下がっている状態から勢いよくジャンプして着地した。すると地面も元に戻っている。
「…スカイタワーの頂上で決着をつけるとしよう」
斎藤はそう言うと天井に穴を開け、頂上へ上がっていった。
「…クソ…俺が行く…頂上は狭い…二人ではどちらかが落ちる可能性がある」
「分かった……絶対帰ってこいよ」
「分かってる」
俺も天井の外へ出た。スカイタワーの頂上は直径2mの円のように平らな場所だ。しかし狭い。あんな狭い場所で戦えるのか?…足を滑らせば俺の物語はお終いだ。
「…だが来たぜ…!」
「……高所恐怖症ではないのか?」
「怖くなんてない…!」
俺はハシゴを登ってヘリポートのようでもある直径2mのステージへ立った。
「…それじゃあ…始めるとしよう」
俺は剣を構えた。斎藤は不敵な笑みを浮かべている。
「…始めるのはいいが、勝負は登ってしまったお前の負けだ」
「なんだと…?」
俺は斎藤の背後から飛んでくる何かを目撃した。
「まさか……」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
背徳のミラールージュ(母と子 それぞれが年の差恋愛にのめり込んでいく鏡写し)
MisakiNonagase
恋愛
24歳の市役所職員・中村洋平には、自慢の恋人がいた。2歳年上の小学校教師、夏海。誰もが羨む「正解」の幸せの中にいたはずだった。
しかし、50歳になる母・美鈴が21歳の青年・翔吾と恋に落ちたとき、歯車は狂い出す。
母の恋路を「不潔だ」と蔑んでいた洋平だったが、気づけば自分もまた、抗えない引力に引き寄せられていた。
その相手は、母の恋人の母親であり、二回りも年上の柳田悦子。
純愛か、背徳か。4年付き合った恋人を捨ててまで、なぜ僕は「彼女」を求めてしまうのか。
交差する二組の親子。歪な四角関係の果てに、彼らが見つける愛の形とは――。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる